『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』でエリスを演じている声優は、マウスプロモーション所属の加隈亜衣(かくま あい)さんです。
第1期でエリス・ボレアス・グレイラット役を担当し、2026年7月に始まった『無職転生Ⅲ ~異世界行ったら本気だす~』でも続投しています。第3期の公式表記では「エリス・グレイラット」ですが、演じている声優は変わっていません。
第3期で声や話し方が以前と違って聞こえるのは、声優交代ではなく、成長後のエリスに合わせた役作りによる変化です。
久しぶりに聞いて「声優が変わった?」と感じた人ほど、演者ではなく演じ方の変化に注目してみてください。成長したのに、ちゃんとエリスのままなんですよ。
この記事では、担当声優のプロフィールと代表作を確認したうえで、第1期から第3期へ演技がどう変わったのかを、作品公式情報と2026年7月6日公開の加隈亜衣さんのインタビューをもとに整理します。
第3期第1話「燃えよ狂犬」と第2話「吠えよ狂犬」の内容へ一部触れています。
無職転生のエリス役は加隈亜衣
エリス役の声優は、加隈亜衣さんです。アニメ公式サイトのスタッフ・キャスト情報では、第3期「エリス修行編」のエリス・グレイラット役として掲載されています。
所属先のマウスプロモーション公式プロフィールから、基本情報を整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 加隈亜衣 |
| 読み方 | かくま あい |
| 誕生日 | 9月9日 |
| 出身地 | 福岡県 |
| 所属事務所 | マウスプロモーション |
| 方言 | 博多弁 |
| 経歴 | 2011年に附属俳優養成所へ入所、2013年に所属 |
事務所プロフィールの主な出演作品にも、『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のエリス役が明記されています。名前の読み方や経歴まで、公式情報で確認できます。
エリスの魅力は、荒々しさと真っすぐな純粋さ、そして簡単には折れない芯が同居していることです。
激しさだけを押し出せば、いつも怒っている人物に見えてしまいます。反対に、ルーデウスへの思いだけを強調すれば、自分の意志で剣の道を選ぶエリスらしさが薄くなるでしょう。
加隈亜衣さんの演技は、そのどちらか一方へ寄り切りません。感情が表へ出やすい危なっかしさと、決めたことを貫く強さが共存するからこそ、エリスは「乱暴なお嬢様」だけでは終わらないんです。
エリスとルーデウスが出会った頃からの関係を振り返るなら、漫画版は物語の原点を自分のペースでたどれる一冊です。
エリスの声優は第1期から続投し第3期でも変更なし
エリス役は第1期から加隈亜衣さんが担当し、第3期でも変更されていません。第2期ではエリスが本編に登場しなかったため、シリーズを追っていても声を聞く間隔が大きく空いています。
シリーズごとの出演状況は、次のように整理すると誤解しません。
| シリーズ | エリスと加隈亜衣さんの状況 |
|---|---|
| 第1期 | 加隈亜衣さんがエリス役を担当 |
| 第2期 | エリスは本編に登場せず |
| 第3期 | 加隈亜衣さんが続投し、成長後のエリスを担当 |
第1期の担当声優が、第3期の再登場でもそのまま続投したというのが正確な答えです。第1期から毎期出演し続けていた、という意味ではありません。
第3期の第1・2話は「エリス修行編」です。第1話「燃えよ狂犬」では、剣の聖地へ到着したエリスが打倒・龍神オルステッドを宣言し、剣神ガル・ファリオンのもとで修業を始めます。
第2話「吠えよ狂犬」では、剣の聖地へ来てから2年が経過。エリス、ニナ、イゾルテの3人による合同稽古が描かれました。
物語の中でも長い修業期間が進んでいます。第1期とまったく同じ話し方ではないことを、声優交代だけで説明すると大事な変化を見落としてしまいますよ。

第3期でエリスの演技はどう変わった?
第3期の演技で注目したいのは、言葉を発する前の思考、会話に残る不器用さ、戦闘時の声が向かう先という3点です。
2026年7月6日公開のJ:magazine!の加隈亜衣さんインタビューでは、成長後のエリスをどう捉えて演じたのかが語られています。ここからは、本人が明かした役作りと、そこから僕が読み取った魅力を分けて見ていきます。
言葉を発する前に一度考えるようになった
加隈亜衣さんによると、第1期のエリスは感じたことを勢いのままぶつける人物でした。第3期では言葉より行動で示し、必要最低限しか話さない姿を「武士みたい」と表現しています。
例として挙げられたのが、「分からないわ」という短いセリフです。以前のように反射で返すのではなく、一度考えたうえで答える感覚を意識したと説明しています。
役作りの中心は、単に声を低くすることではありません。同じ一言へ至るまでの思考回路を変えることで、エリスの成長を表しています。
声の高さだけを変えるより、ずっと細かい表現ですよね。僕には、声質そのものよりも、言葉が出るまでの過程に成長が表れているように感じられます。
強くなっても会話の不器用さは消していない
第3期のエリスは寡黙になりましたが、何でも冷静にこなす大人へ変わったわけではありません。
インタビューで加隈亜衣さんは、第1話の収録では初めて共演する出演者が多く、成長後のエリスをどう作るか迷いがあったと振り返っています。第2話で、エリスはもともと会話が得意ではなく、少しくらい噛み合わないほうが自然だと気づいたそうです。
第1期では勢いや大声として見えた不器用さが、第3期では言葉の少なさや会話のずれとして残っています。
成長を表すために過去の性質を消すのではなく、表れ方を変えてつなぐ。だから第3期のエリスは、「急に無口になった別人」ではなく、経験と修業を重ねた同じ人物として受け取れるのでしょう。
変わった部分だけでなく、あえて残した不器用さを見ると、加隈亜衣さんの役作りの細かさが一気に分かりやすくなります。
戦闘時は苦しさより倒す意志を前へ向ける
戦闘場面では、日常会話とは異なる方向の変化があります。
加隈亜衣さんは、自分より強い相手へ立ち向かう場面の雄叫びについて、当初は負けそうな響きになっており、相手を倒す意志を前へ出すよう演出を受けたと明かしています。
苦しいから声が出るのか、相手へ踏み込むために声を出すのか。どちらも激しい発声ですが、前者は自分の苦しさが中心で、後者は相手へ向かう意志が中心です。
第1期からある荒々しい熱を消さず、その熱を向ける先だけを変える。ここが戦闘時の演技を読み解く鍵です。
日常では言葉を絞り、戦闘では相手へ向かう意志を一気に解放する。この落差によって、成長後のエリスの強さが声から伝わってきます。

声の芝居とは別にエリスの変化を味わいたいなら、漫画版のコマ運びや表情にも目を向けてみてください。同じ物語でも、受け取る手触りが変わります。
「ルーデウスはすごいんだから」に込めた意味
「ルーデウスはすごいんだから」は、第1期から続くエリスの信頼を示す言葉です。第3期では、その信頼に自分も追いつかなければならないという決意が重なっています。
J:magazine!のインタビューで、加隈亜衣さんはエリスにとってルーデウスが「心臓」や「全て」に近い存在だと語りました。これは作品公式の設定文ではなく、長くエリスを演じてきた加隈亜衣さんによる役の捉え方です。
第1期のエリスにとって、ルーデウスは知らないことを教える先生であり、転移事件後の旅を共に進んだ大切な仲間でした。以前の言葉には、信頼する相手を真っすぐ誇る響きがあります。
第3期では、ルーデウスのすごさを周囲へ伝えるだけでなく、自分も彼へ追いつかなければならないという思いが乗るようになったと、加隈亜衣さんは説明しています。
以前はルーデウスへ向いていた称賛が、第3期ではエリス自身を前へ押す言葉にもなりました。同じセリフを別の意味へ置き換えたのではなく、経験によって背負うものが増えたと見ると自然です。
アニメ公式サイトが2026年6月29日に公開したエリス振り返りPVの案内でも、ルーデウスにふさわしい存在となり、彼を守れる力を得るために剣の聖地へ入ると説明されています。
ただし、強くなる目的がすべてルーデウスのためへ置き換わったと断定するのは単純すぎるでしょう。剣そのものへの執着や、自分の力を高めたい性質まで消えたわけではありません。
僕には、ルーデウスを守りたいという動機が、以前からある強さへの執着へ一本の目的を通したように見えます。
好きな相手を褒める言葉なのに、自分を甘やかす方向には働かない。むしろ「弱いままではいられない」と自分を奮い立たせる言葉になるところが、いかにもエリスなんですよ。

二人の信頼がどこから始まり、どんな出来事を重ねたのか。単行本で関係の原点を手元に残しておくと、この一言の重みも読み返しやすくなります。
加隈亜衣の主な代表作
加隈亜衣さんは、エリス以外にも幅広いキャラクターを演じています。『無職転生』で名前を知った人向けに、所属事務所の公式プロフィールへ掲載されている主な役から3作を紹介します。
| 作品 | 担当キャラクター |
|---|---|
| ひろがるスカイ!プリキュア | 虹ヶ丘ましろ/キュアプリズム |
| 転生したら剣でした | フラン |
| 青のオーケストラ | 秋音律子 |
特に『転生したら剣でした』のフランは、剣を扱う人物という点ではエリスと共通します。ただ、同じ「剣士」という枠だけで演技が決まるわけではありません。
感情をどれだけ外へ出すのか、誰のために戦うのか、相手との距離をどう取るのか。似た属性があっても人物の内側は別物であり、そこに演じ分けの面白さがあります。
エリス役では別作品との演じ分けに加え、同じ人物の第1期と第3期をどう一本の線でつなぐかにも、加隈亜衣さんの役作りが表れています。
無職転生エリスの声優に関するFAQ
エリスの声優について、検索時に迷いやすい点を確認しましょう。
エリスの声優は途中で変わった?
変わっていません。第1期でエリスを演じた加隈亜衣さんが、第3期でも続投しています。第2期ではエリスが本編に登場しなかったため、毎期出演していたわけではありません。
加隈亜衣の読み方は?
「かくま あい」です。マウスプロモーションに所属し、公式プロフィールでは誕生日が9月9日、出身地が福岡県と掲載されています。
第3期でエリスの声が低くなった?
以前より落ち着いて聞こえる場面はありますが、役作りの中心は声を低くすることだけではありません。感じたことをすぐ口にせず、一度考えてから答える思考の変化や、戦闘時に相手へ意志を向ける演じ方まで含まれます。
まとめ
『無職転生』のエリスを演じている声優は、加隈亜衣さんです。第1期から第3期へ続投しており、声優変更はありません。
第3期では、発話前に一度考える変化、会話に残る不器用さ、相手へ向かう戦闘時の意志によって、成長後のエリスを表現しています。声を大人っぽくするだけではなく、変える部分と残す部分を分けた役作りが大きな魅力です。
変わったのに、間違いなく同じエリス。その連続性が声の中に残っているからこそ、第3期の再登場が「あのエリスが成長して帰ってきた」と伝わるのでしょう。
※掲載しているイラストは記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは2026年8月8日時点で確認した内容です。変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。
