『無職転生』でナナホシの召喚術の師匠を一人挙げるなら、“甲龍王”ペルギウス・ドーラです。 原作Web版ではザノバが「ナナホシ殿の師匠」と呼び、その人物がペルギウスだと明かされます。
ただし、ナナホシが最初からペルギウスに教わって研究していたわけではありません。彼女は文献から魔法陣を独学し、ルーデウスたちとの実験を積み重ねた末に、高度な召喚術の知識を求めてペルギウスへつながります。
さらに空中城塞で基礎講義を担当するのは、ペルギウス本人ではなく空虚のシルヴァリルです。ここを分けて考えると、ナナホシの「師匠は誰?」という疑問がかなり整理しやすくなります。
※この記事はTVアニメ第3期第8話「空中城塞」までの内容に加え、原作小説・原作Web版の先の設定にも触れます。
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ナナホシの召喚術の師匠はペルギウスでいい?
結論は「はい」です。召喚術の師匠という意味なら、ペルギウスと答えて問題ありません。
原作Web版第143話「第四段階」では、召喚術に詳しい人物をザノバが「ナナホシ殿の師匠」と呼び、その人物が“甲龍王”ペルギウスだと判明します。
原作Web版第143話「第四段階」で、ナナホシは第四段階の課題について詳しい人物へ聞きに行くと話します。ルーデウスがオルステッドを挙げると、ナナホシは別人だと否定しました。
会話の途中でザノバがその人物を「ナナホシ殿の師匠」と表現し、最後にナナホシが名前を明かします。そこで出てくるのが甲龍王ペルギウスです。
さらに原作Web版第145話「ペルギウスとの謁見」では、ナナホシが以前の約束に基づいてこの世界の召喚術を教えてほしいと頼み、ペルギウスも了承しています。
二人の関係を、まず事実だけで整理すると次のとおりです。
| 作中の描写 | 分かること |
|---|---|
| ザノバが「ナナホシ殿の師匠」と呼ぶ | 師匠格として認識されている |
| その人物がペルギウスだと判明 | 師匠格の人物とペルギウスが一致する |
| ナナホシが召喚術の教授を求める | 実際に教わる約束がある |
| ペルギウスが了承する | 召喚術を学ぶ関係が成立する |
ですから、「ナナホシの召喚術の師匠は誰?」への答えはペルギウスで大丈夫です。ただし、これだけで研究の全体像を説明すると、ナナホシ自身の積み重ねが抜け落ちます。
ナナホシはペルギウスに会う前から召喚研究を進めていた
ナナホシの研究の出発点は、ペルギウスへの弟子入りではありません。むしろ独学で進められるところまで進めたことが、彼女の研究者としての大きな特徴です。
原作Web版第79話「白い仮面 後編」では、ナナホシが召喚魔術の土台となる魔法陣を、本や過去の文献から学んだ経緯が描かれています。
しかも既存の魔法陣を書き写すだけではありません。法則性を調べ、大量の実験を重ね、独自の術式を作るところまで進んでいます。
ナナホシは「師匠から基礎を全部教わって研究を始めた人物」ではなく、自分で研究を積み上げた後に専門家の知識を求めた人物です。
ここはかなり大事だと思います。ペルギウスがすごいから研究が始まったのではなく、ナナホシが自力で前へ進んだからこそ、次の壁としてペルギウスが必要になったんですよね。
ナナホシがラノアでルーデウスと出会い、研究へ協力を求めるまでの人物関係を順番に追い直したい場合は、漫画版で序盤から読み返すと整理しやすいです。
ナナホシの研究を支えたのはペルギウスだけではない
ナナホシの召喚研究は、途中から一人の師匠に教わる形ではなくなります。本人に魔力がないため、理論だけでなく実験を成立させる協力者が欠かせません。
第79話でナナホシは、自分の魔力総量がゼロだと説明しています。魔法陣を研究できても、自分一人で魔力を流して実験を完結させるのは難しいわけです。
そこで大きな役割を担うのがルーデウスです。さらに研究が進むとクリフとザノバも加わり、第143話ではルーデウスが二人の協力にも触れています。
人物ごとの立ち位置を分けると、研究の構造が見えやすくなります。
| 人物 | 主な役割 | ナナホシとの関係 |
|---|---|---|
| ナナホシ | 魔法陣の研究・実験設計 | 研究の中心人物 |
| ルーデウス | 実験時の魔力供給など | 主要な研究協力者 |
| クリフ | 研究・実験への参加 | 研究協力者 |
| ザノバ | 研究・実験への参加 | 研究協力者 |
| シルヴァリル | 召喚術の基礎講義 | 直接の講師役 |
| ペルギウス | 高度な召喚術の知識 | 師匠格 |
誰か一人が万能だから解決するのではなく、必要な能力を持つ人が少しずつ集まる。僕はこの作りが、ナナホシの研究を妙に現実的で面白くしていると思います。
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なぜナナホシはペルギウスから召喚術を学ぶことになった?
理由は、日本へ帰るための召喚研究が自分たちだけでは突破しにくい段階まで進んだからです。研究が進んだからこそ、次に専門家が必要になりました。
ナナホシはルーデウスと同じ世界から来ていますが、赤子として生まれ直した転生者ではなく、元の身体のまま異世界へ来た転移者です。目的も一貫して元の世界への帰還にあります。
TVアニメ第2期第15話「遥か」でも、ナナホシは元の世界へ戻るために召喚魔術を研究し、糸口が見つからず焦りを募らせていました。
その後、研究は第四段階へ進みます。原作Web版第143話で示される次の課題は、召喚する対象の詳細を指定することでした。
ナナホシは、その問題に詳しい人物を知っていると話します。ここで求めていたのは「もっと偉い魔術師」ではなく、すでにある研究を一段先へ進めるための専門知識でした。
第3期第7話・第8話でペルギウスとの関係が見えてくる
アニメで二人の関係を追うなら、第3期第7話「第四段階」と第8話「空中城塞」が重要です。研究の進展と、ペルギウスへ接続する流れが続けて描かれます。
第7話「第四段階」で研究が次へ進む
第7話「第四段階」は2026年8月9日に放送されました。ナナホシは別世界からの物体召喚に成功し、帰還研究を次の段階へ進めます。
重要なのは、成功したことで研究が終わるのではなく、むしろ「何を呼び出すかをどう指定するか」という新しい課題が見えたことです。
そこでナナホシが頼ろうとするのが、召喚術に詳しいペルギウス。ルーデウスたちからすれば、研究仲間の人脈から歴史上の大物が突然つながるので、かなり驚く場面ですよね。
第8話「空中城塞」で実際にペルギウスと会う
続く第8話「空中城塞」は2026年8月16日に放送。ナナホシの紹介で、ルーデウスたちは空中城塞ケイオスブレイカーを訪れ、甲龍王ペルギウスに謁見します。
ルーデウス側には母ゼニスの回復方法を知りたいという目的がありますが、ナナホシ側では以前から続いていたペルギウスとの約束が再び動き出す場面でもあります。
原作小説では、空中城塞を訪れてペルギウスとのやり取りが本格化するのは第14巻です。KADOKAWAでは第14巻を2017年4月25日発売として案内しています。
原作小説第14巻は、ナナホシに連れられて天空の城を訪れる展開から始まります。アニメ第3期第8話の先を原作で確認したい場合の目印にもなります。
なお、2026年8月21日時点の漫画版は第24巻まで発売済みで、第25巻は9月18日発売予定です。
アニメ第3期の空中城塞より進行は後ろなので、先取りではなく、ここまでの人物関係を読み返す用途に向いています。
ペルギウスとナナホシは「師弟」だけでなく知識を交換する関係
二人を「偉い先生と教わる生徒」だけで見ると、少し物足りません。ナナホシはペルギウスから知識を得る一方、自分の異世界召喚研究そのものがペルギウスにとって価値を持っています。
第145話では、ペルギウスがナナホシへ異世界召喚の成果を尋ね、ナナホシは以前の約束どおり、この世界の召喚術を教えてほしいと求めています。
その直後、ルーデウスは「ナナホシが研究成果を伝え、その代わりに召喚術を教わる取引なのでは」と考えます。ここはルーデウスの推測を含むため、契約条件の細部まで作中で明文化されたわけではありません。
ただし、物語のずっと先では、ペルギウス本人がナナホシから面白い術式を学んだ趣旨を語ります。つまり最終的には、教える側のペルギウスも、ナナホシの研究から知識を得ていることがはっきりします。
僕はここが二人の関係で一番好きです。上下関係はあるのに、研究の場では片方だけが価値を渡す関係ではない。互いに「自分にない知識を相手が持っている」と認めているんですよね。
実際に基礎を教える先生はシルヴァリル
ここが一番ややこしいところです。ペルギウスが師匠なのに、空中城塞で最初に召喚術の授業を始めるのは空虚のシルヴァリルです。
原作Web版第146話「過去と呪いと召喚と嫉妬」では、もともとナナホシがペルギウスから召喚魔術を習う話だったと説明されています。
ただ、講義は基礎から始まるため、その段階ではペルギウス本人ではなくシルヴァリルが教師を担当します。ペルギウスが出てくるのは、より応用的な内容へ進んでからです。
研究と指導の段階を並べると、こう整理できます。
| 段階 | 中心人物 | 内容 |
|---|---|---|
| 研究初期 | ナナホシ | 文献から魔法陣を独学 |
| 実験の進展 | ナナホシ+研究仲間 | ルーデウス、クリフ、ザノバと研究 |
| 空中城塞での基礎 | シルヴァリル | 召喚術の体系を講義 |
| 応用的な領域 | ペルギウス | より高度な召喚術を担当 |
「直接の基礎講師がシルヴァリルだからペルギウスは師匠ではない」も、「ナナホシの召喚術は全部ペルギウス本人から教わった」も、どちらも正確ではありません。
師匠格はペルギウス、基礎の直接指導役はシルヴァリル。 この二つを分けるのが一番分かりやすいです。
ペルギウスはなぜナナホシの研究に関心を持つのか
ポイントは、ナナホシが既存の召喚術では実現できていなかった領域へ踏み込んでいることです。彼女は単なる初心者ではなく、別方向から未知の技術へ到達しかけた研究者でした。
第146話の講義では、この世界の召喚術として「魔獣召喚」と「精霊召喚」が説明されます。一方、手元の服のような物品を召喚できるかという質問には、不可能だと答えられています。
ところがナナホシは、すでに別世界から物体を召喚する実験を成功させています。既存の体系ではできないことを、彼女の研究が可能にしつつあるわけです。
ペルギウスは召喚術の蓄積を持ち、ナナホシは異世界召喚という新しい知見を持つ。二人の研究が接続すること自体に価値があります。
先生が完成済みの答えを渡すだけなら、ここまで面白くないんです。お互いが持っていないものを、相手が持っている。 だから普通の師弟関係より研究仲間に近い匂いも出てきます。
オルステッドはナナホシの師匠ではないの?
ナナホシと深く関わる人物なので、オルステッドを師匠だと思うのも自然です。ただし、召喚術を学ぶ相手という意味ではペルギウスです。
第143話では、ナナホシが召喚術に詳しい人物へ相談すると話した際、ルーデウスがオルステッドではないかと尋ねます。ナナホシはその場ではっきり別人だと答えています。
周囲の人物を役割で整理すると、混同しにくくなります。
- ペルギウス:召喚術を専門的に学ぶ師匠格
- シルヴァリル:空中城塞で基礎講義を担当する直接の教師
- オルステッド:ナナホシと以前から深く関わる重要人物だが、第四段階で頼る召喚術の専門家ではない
- ルーデウス:魔力供給などで研究を支える主要な協力者
- クリフ・ザノバ:研究と実験へ加わる協力者
ナナホシには「何でも教えて何でも解決してくれる一人の師匠」がいません。目的に応じて別々の強みを持つ人物とつながる。この分業こそ、彼女の帰還研究の実態です。
第2期第15話「遥か」から見るとペルギウスへたどり着いた重みが分かる
ペルギウスとの関係だけ切り取ると、「専門家に会って研究を進めた」という話に見えます。でも第2期第15話「遥か」から追うと、その重みはかなり変わります。
「遥か」のナナホシは、元の世界へ戻るため研究を続けながら、なかなか糸口をつかめず追い詰められていました。
ナナホシ役の若山詩音さんも、研究を進めたいのに進まない苦しさを感じたと公式コメントで振り返っています。
そこから研究の広がりを時系列で見ると、次のようになります。
- ナナホシが文献を読み、魔法陣を独学する
- ルーデウスの魔力を借りながら実験を進める
- クリフとザノバも加わり、共同研究へ広がる
- 第3期第7話で別世界からの物体召喚に成功する
- 第四段階の先でペルギウスの召喚術体系へ接続する
ナナホシが突然万能になったわけでも、ペルギウスが全部の答えをくれたわけでもありません。足りないものを認め、必要な知識を持つ相手へつながった結果です。
一人で抱えて崩れた研究者が、気づけば大きな共同研究の中心にいる。本人は人付き合いを目的にしていないのに、帰るための研究が人との縁を増やしていくのが、ナナホシ編の面白いところだと僕は思います。
第2期「遥か」までに積み上がったナナホシとルーデウスたちの関係を、前後へ戻りながら自分のペースで追いたいときは漫画版も使いやすいです。
ナナホシの師匠とペルギウスについてよくある質問
「師匠はペルギウスなのに、シルヴァリルが授業するのはなぜ?」と引っかかりやすいところです。最後に、役割の違いを短く整理しておきます。
ナナホシの召喚術の師匠は誰?
ペルギウスです。 原作Web版では、ザノバが召喚術に詳しい人物を「ナナホシ殿の師匠」と呼び、その人物が甲龍王ペルギウスだと明かされます。
シルヴァリルもナナホシの師匠なの?
基礎を直接教える教師役はシルヴァリルです。 ただし、もともとの約束はナナホシがペルギウスから召喚魔術を学ぶというもので、ペルギウスは応用的な段階を担当します。
ナナホシはペルギウスから召喚術を一から学んだの?
いいえ。 ナナホシはペルギウスのもとへ行く前から文献を読み、魔法陣の法則を研究し、独自の術式を作るところまで進めていました。
オルステッドが召喚術の師匠ではないの?
第四段階で頼る召喚術の専門家はペルギウスです。 原作ではルーデウスがオルステッドを候補に挙げますが、ナナホシ本人が別人だと否定しています。
アニメでは何話からペルギウスとの関係が分かる?
第3期第7話「第四段階」と第8話「空中城塞」が重要です。 第7話で研究が進んでペルギウスへつながり、第8話でルーデウスたちが空中城塞を訪れます。
原作小説では何巻?
空中城塞を訪れ、ペルギウスや召喚術の話が本格化するのは原作小説第14巻です。 第14巻は2017年4月25日に発売されています。
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ナナホシの召喚術の師匠とペルギウスとの関係まとめ
『無職転生』でナナホシの召喚術の師匠を一人挙げるなら、答えは“甲龍王”ペルギウス・ドーラです。ただし、研究の始まりから全部を教えた先生という意味ではありません。
「天才の師匠に出会ったから研究が進んだ」のではなく、ナナホシが積み上げてきた研究があったからこそ、ペルギウスという師匠へたどり着いた。僕はこの順番こそ、二人の関係を面白くしていると思います。
ペルギウスとの出会いはナナホシの研究のスタートではなく、長く続けた帰還研究がこの世界屈指の召喚術へ届いた節目です。そう見ると、第7話から第8話の重みも少し変わってきますよね。
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※本記事の情報は2026年8月21日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。
