アニメ『薬屋のひとりごと』で壬氏(ジンシ)を演じる声優は、大塚剛央(おおつか・たけお)さんです。第1期から第2期まで担当し、放送を控える第3期の公式キャスト表にも名前が載っています。
「声優が交代した」と聞いて驚いたなら、話は少し違います。櫻井孝宏さんが演じたのは先に発売された小説のドラマCD版。テレビアニメの壬氏は、最初から大塚さんの声です。
同じ壬氏に二つの声があるうえ、アニメの中でも彼の声色は場面ごとに変わる。そこがややこしくて、同時に面白いところです。どの作品で誰が演じ、声の違いが壬氏の何を見せているのか、順にたどってみましょう。
余裕たっぷりの声が、猫猫(マオマオ)を前にすると急に素を見せる。壬氏の声は、正体を明かすより先に本人の隙を教えてくれます。
『薬屋のひとりごと』をアニメで見るなら
気になる場面や話数をアニメで確かめたいなら、DMM TVで『薬屋のひとりごと』が見放題です。
初回14日間無料体験から始められます✨
※初回14日間無料体験には適用条件があります。
※3期は10月3日(土) 00:00 より配信開始予定
アニメの壬氏役は大塚剛央|第1期から第3期まで同じ声優
2023年の第1期から第2期まで、壬氏役は大塚剛央さん。第3期のキャスト表にも名前があります。アニメの途中で壬氏役が交代したわけではありません。
| 作品 | 壬氏役 | 確認できること |
|---|---|---|
| TVアニメ第1期 | 大塚剛央 | 2023年の配役発表 |
| TVアニメ第2期 | 大塚剛央 | 第2期キャラクター紹介 |
| TVアニメ第3期 | 大塚剛央 | 放送前の公式キャスト表 |
| 小説付属ドラマCD | 櫻井孝宏 | 9・11巻の限定特装版 |
2023年7月のアニメ化に伴う配役発表では、壬氏役として大塚さんが紹介されました。猫猫役は悠木碧さん。ドラマCDを知っていると、猫猫の声は同じなのに壬氏だけ違うと耳が止まります。
当時の公式X投稿にはティザーPVへのリンクがあります。第1期の声が発表された頃の二人を見てから第2期へ進むと、壬氏の猫猫への話し方がどう変わったか、耳でも追いたくなります。
放送前の第3期公式キャスト表にも「壬氏/大塚剛央」と載っています。新シーズンの配役を心配していた人には、ここがいちばん確かな答えです。
第3期は2026年10月2日に放送開始予定。まだ放送前なので演技の変化を先取りして語ることはできませんが、少なくとも発表済みの配役は第1期から一続きです。
声が変わったように聞こえた場面があるなら、まず壬氏自身の表情と話し相手を見直したくなります。
役作りに深く関わる壬氏の立場や年齢は、壬氏のプロフィールで追えます。誰に対してどの顔を見せるのかを知ると、声の違いも聞き取りやすくなります。
ドラマCD版の壬氏は櫻井孝宏|「声が違う」のは媒体が違うから
アニメより前に壬氏の声が付いたのは、ヒーロー文庫の小説に付属したドラマCDです。2020年発売の9巻限定特装版、2021年発売の11巻限定特装版では、壬氏役を櫻井孝宏さんが担当しました。
ここで大切なのは、同じアニメの途中で櫻井さんから大塚さんに替わったのではないという順序。音声作品としてのドラマCDが先にあり、その後に別の制作作品としてテレビアニメが始まりました。
耳に残った声が二種類あるのは、どちらも実在するからです。
- 2020年2月:小説9巻ドラマCD付き限定特装版が発売。壬氏役は櫻井孝宏さん
- 2021年4月:小説11巻のドラマCDでも壬氏役は櫻井さん
- 2022年7月:小説12巻ドラマCD付き限定特装版の出演者にも櫻井さん
- 2023年7月:テレビアニメの壬氏役に大塚剛央さんが発表
9巻の出版社商品ページには櫻井さんの名前がキャスト欄にあります。ドラマCDの出演者をうろ覚えだったとしても、これで聞き違いではなかったと分かります。
9巻はシリーズ初のドラマCDで、脚本は原作者の日向夏さんの書き下ろし。単なるアニメの先行音声ではなく、独自の物語を聞かせる企画だったことも、配役を分けて考える手がかりです。
11巻のドラマCDには「翡翠宮ガールズトーク」「徳利の謎」が収録されています。音だけで会話を届ける作品と、映像付きのアニメでは、同じ二人でも受ける印象が変わります。
猫猫役の悠木さんは両方に出演しています。この「片方だけ同じ」が、壬氏の声の差をいっそう際立たせるんですよね。アニメからドラマCDへさかのぼると違和感が生まれるのも自然。
ドラマCDを収めたのは小説の限定特装版です。通常版の小説9巻や11巻と同じものだと思って探すと、付属物の違いに気づきにくい。巻数だけでなく「ドラマCD付き限定特装版」の表記まで見ておくと迷いません。
2022年発売の12巻にもドラマCD付き限定特装版があり、出版社の出演者一覧には櫻井さんの名前が残っています。ドラマCDの一回きりの配役ではありません。
9・11・12巻に付いたドラマCDと、翌年始まるテレビアニメ。壬氏の声を比べるなら、この二つの企画を分けて考える必要があります。
12巻の限定特装版は2枚組のドラマCD。9巻・11巻とあわせると、櫻井さんの壬氏がアニメ開始前の複数の作品にいたことが分かります。
小説の本文から壬氏の話し方を思い浮かべ、別々の音声作品でどう輪郭が付くかを比べるのも楽しいです。先に読んだ人ほど、自分の中にあった壬氏像が声にどう変わるか気になるでしょう。
猫猫に振り回される場面では、声が違うと二人の距離感まで違って聞こえます。余裕を見せようとする壬氏がどう崩れるか、聞き比べたくなる場面です。
交代理由は公表された?ドラマCDとアニメの配役を分けて考える
櫻井孝宏さんから大塚剛央さんへ変わった理由について、出版社の商品案内とアニメ公式の配役発表には説明がありません。確認できるのはそれぞれの媒体で誰が壬氏を演じたかまでです。
しかも両方のキャスト表を並べると、変わったのは壬氏だけではありません。猫猫役の悠木碧さんは共通ですが、高順や玉葉妃もドラマCDとアニメで担当が異なります。主要人物にも複数の配役変更があるのです。
| 人物 | 9巻ドラマCD | TVアニメ第1期 |
|---|---|---|
| 猫猫 | 悠木碧 | 悠木碧 |
| 壬氏 | 櫻井孝宏 | 大塚剛央 |
| 高順(ガオシュン) | 津田健次郎 | 小西克幸 |
| 玉葉妃(ギョクヨウヒ) | 日笠陽子 | 種﨑敦美 |
アニメ第1期の公式キャストと9巻ドラマCDの出版社掲載分を見比べた結果です。好きな声が変わった理由は気になりますが、この比較だけで制作側の判断までは分かりません。
「降板したの?」「何か事情があったの?」と考えてしまう気持ちは分かります。好きだった声が変われば、理由を知りたくなる。
発表されていない制作上の判断を、時期だけを手がかりに一つの出来事と結び付けるのは危ういところです。テレビアニメでは第1期の初回から、大塚さんが壬氏を演じています。
確認できるのは「ドラマCD版は櫻井さん」「テレビアニメ版は大塚さん」という配役の違い。変更理由の公式発表は見当たりません。
アニメを見ていて途中から声が変わったという記憶なら、ドラマCDの音声や、壬氏の場面ごとの声色と混ざっている可能性があります。
どの音源を聞いたのかが分かると、疑問の形もはっきりします。
第2期以降も大塚さんが壬氏役としてイベントに登壇し、2026年には第1期・第2期を通した役作りを振り返っています。
「アニメで一度交代した」という話なら、時系列が合いません。初めての配役発表から現在の第3期キャスト表まで、大塚さんの名前がつながっています。
小説・ドラマCD・テレビアニメは、同じ物語を扱っていても別の音声企画です。漫画を読んだときに頭の中で聞こえた壬氏の声まで含めれば、ひとりの人物に複数の「声の記憶」がある。
だからキャスト表を媒体ごとに見ることが、いちばんすっきりした答えになります。
アニメ版『薬屋のひとりごと』を楽しむなら
文字だけでは伝わらない、声や音楽、キャラクターの動きまで楽しむなら、DMM TVで『薬屋のひとりごと』が見放題です。
DMM TVでは、初回14日間無料体験も利用できます✨
※初回14日間無料体験には適用条件があります。
※3期は10月3日(土) 00:00 より配信開始予定
大塚剛央の壬氏は何が魅力?猫猫の前でほどける声と役作り
大塚さんが演じる壬氏は、後宮を管理する人物としての整った声と、猫猫を前にしたときの素の出方に落差があります。涼しい顔で相手を動かすつもりが、思いどおりに反応してもらえない。
そのたび声の余裕まで揺れるのが、何とも壬氏らしい。大塚さんは第1期の公式コメントで、壬氏から猫猫への態度が変わっていくことを面白がっていました。
つまり甘い声を一種類保つ役ではなく、相手との距離が変わるたびに見せ方も変わる役として向き合っているわけです。
2026年の公式の大塚さんと羅漢(ラカン)役・桐本拓哉さんの対談で、大塚さんは第1期から先の壬氏の変化を見据え、監督や音響監督と相談して人物像の見せ方を調整したと話しています。声の芝居も、視聴者が彼を知る順序に歩調を合わせていたんですね。
| 壬氏の相手・場面 | 声に注目したいところ | 見えてくる一面 |
|---|---|---|
| 後宮の仕事 | 落ち着いた物言いと余裕 | 人前で保つ立場 |
| 猫猫との会話 | からかう調子から素に近づく変化 | 思いどおりにならない相手への関心 |
| 高順とのやり取り | 気を許した相手に見せる緩み | 年相応の隙 |
| 第2期の重い局面 | 余裕だけでは済まない決断 | 隠していた責任と覚悟 |
高順といる壬氏の緩みが好きです。大塚さんも2024年のインタビューで、高順との掛け合いではリラックスして演じられたと話しています。猫猫の前で格好つける姿との差が効きます。
一方、猫猫への口調にはただの恋愛の甘さでは片付かない不器用さが混じる。相手の才能を頼りにしながら、思い通りには扱えない。猫猫が壬氏へ返す温度まで合わせて聞くと、二人の会話は毎回小さな駆け引きです。
猫猫役の悠木さんが、壬氏の「気を許した人たちに囲まれている姿」に色気を見ると語ったのも興味深い。狙って作る美声より、気が抜けた瞬間の方が壬氏の魅力を強く感じるという見方です。
悠木さんが挙げた第17話の変装場面にも、いつもの壬氏とは違う顔が見えます。大塚さん自身は第1期のインタビューで、さらに小さな言葉の変化にも触れていました。
猫猫との会話で一人称が「俺」になる頃から、壬氏が取り繕わなくなったと大塚さんは振り返っています。
声の高さだけで変化を探すより、誰に向かって、どの言葉を選ぶかを聞く方が、演技の意図に近づけそうです。だから第1話に戻ると、壬氏の丁寧さも違って聞こえる。
最初から全部をさらけ出していたわけではありません。猫猫という予想外の相手に出会い、整えた表情が少しずつ崩れていきます。
その変化を先まで見据えて声を置いていたと知ると、序盤の余裕さえ壬氏の「表の顔」に思えてきます。
完璧な貴人の声だけなら、ここまで気にならない。猫猫と高順の前で崩れるからこそ、凛とした声が戻ったときまで効いてきます。
壬氏と猫猫の関係の変化そのものは、猫猫の気持ちを追った記事でじっくり扱っています。声を聞き直してから読むと、猫猫の素っ気なさと壬氏の反応のずれが、さらに味わい深いはずです。
この揺れを漫画の会話へ戻すと、同じ台詞の行間にどんな声が入るかを想像できます。猫猫が壬氏の期待どおりには動かない場面は、表情と声の両方を比べたくなります。
壬氏の声を聞き比べるなら?公式PVとドラマCD試聴の入口
アニメの大塚さんの声を短く確かめたいなら、TOHO animationの「Web特別PV 壬氏編」が手早いです。壬氏を中心にした公式映像なので、人物の表情と声を一緒に追えます。
アニメをまだ見ていない人にも入口としてちょうどいい。テレビアニメ本編を知っているなら、PVだけで結論を出すのはもったいない。
壬氏の声は、猫猫に余裕を見せる瞬間より、思いがけない返事を受けて崩れた瞬間に表情が出ます。短い映像で声をつかんだ後、本編の会話へ戻ると違いがはっきりします。
ドラマCD版を確かめるなら、出版社の『薬屋のひとりごと』特設サイトに9巻のキャストコメントや11巻の試聴版への案内があります。アニメのPVと混ざらないよう、「ドラマCD」と巻数を付けて探すと見つけやすいです。
先にドラマCDを聞いていた人には櫻井さんの声が、アニメから入った人には大塚さんの声が「いつもの壬氏」でしょう。どちらを起点にするかで印象が違うのも、同じ人物が別の企画で音声化された面白さです。
大塚さんのほかの役が気になったら、所属事務所の公式プロフィールには『【推しの子】』のアクアなどが掲載されています。同じ声優だと知って壬氏を聞き直すと、表現の幅にも気づきます。
『薬屋のひとりごと』を見返すなら
ここまで読んで『薬屋のひとりごと』の物語を映像でも追いたくなったら、DMM TVなら『薬屋のひとりごと』が見放題です。
Web登録なら月額550円(税込)で利用できます。
さらに、初回14日間無料体験から始められます✨
【こんな人におすすめ】
✅ 気になる話数から見返したい✨
✅ 物語を映像でもじっくり追いたい✨
✅ ほかのアニメもたっぷり見たい✨
➡️ アニメ6,700作品以上を含む、コンテンツ22万本以上を配信中📺
※見放題・TVODを含む配信数(2026年7月時点)
\初回14日間無料体験を試す/
※情報は2026年7月時点のものです。月額550円(税込)はWeb登録時(App Store・Google Playからの登録は月額650円)。初回14日間無料には適用条件があります。最新の配信・キャンペーン状況は公式サイトにてご確認ください。
※3期は10月3日(土) 00:00 より配信開始予定
まとめ|アニメの壬氏は大塚剛央、ドラマCD版は櫻井孝宏
壬氏の声優を一人だけ答えるなら、テレビアニメでは大塚剛央さんです。櫻井孝宏さんという情報も誤りではなく、先に制作された小説付属ドラマCD版の配役を指します。
キャストの違いが分かると、次はアニメの中で変わっていく壬氏の声を聞きたくなります。後宮で人を動かす声、猫猫に振り回される声、高順の前で緩む声。
同じ大塚さんが演じているからこそ、その落差が壬氏の内側を少しずつ見せてくれるんです。
答えを知って第1話へ戻ると、あの取り澄ました壬氏が後でどれだけ崩れるか、つい耳まで先回りしてしまいます。
※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年9月30日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。
