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『アオのハコ』雛が振られるのは何話・何巻?アニメ24話と原作9巻の失恋シーンを解説

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『アオのハコ』雛が振られるのは何話・何巻?アニメ24話と原作9巻の失恋シーンを解説。白い余白を生かした淡くやわらかな日本の少女漫画雑誌風の水彩イラスト。秋の夕暮れに包まれた学校の体育館を背景とし、淡いオレンジ色の空、窓から差し込む光、静かな木々、落ち葉を簡略化した形と透明感のある

『アオのハコ』で蝶野雛が振られるのは、アニメ第24話、原作漫画では第9巻の第76話です。第24話の終盤では雛が涙を流し、第25話では菖蒲の支えと、返事の翌朝が描かれます。

同じ第24話に、昔話をして笑う雛と、返事を聞いて涙を流す雛がいるんです。さっきまであんなに近くで話せた相手なのに。体育館の会話を思い出すと、その落差が胸に残ります。

そして失恋のあと、菖蒲が雛のそばに残る。返事の瞬間だけで雛を見終わりたくないので、僕は漫画の第77話から第80話へも手を伸ばしたくなります。

※アニメSeason1終盤と原作第9巻の失恋場面に加え、後半では原作第112~113話・第218~219話・第227~228話にも触れます。先の展開を知りたくない方はご注意ください。

雛が振られるのは何話・何巻?第24話と9巻76話が「返事」の場面

交際を断るのはアニメ第24話「ジェットコースター」、漫画第9巻第76話「言うつもり」。返事の余韻とその後まで見届けるなら、アニメ第25話・漫画第77話以降へも続けてください。

アニメ第24話と漫画第75話は、どちらも題名が「ジェットコースター」。ところが大喜が返事をするのは漫画第76話なんです。題名だけで漫画を開くと、一番つらいところがまだ来ません。

確かめたい場面アニメSeason1原作漫画
最初の告白第14話5巻第43話
合宿の揺れる気持ち第23~24話9巻第74~75話
大喜が交際を断る第24話の終盤9巻第76話
雛の抵抗と涙第24話の終盤(第25話へ余韻が続く)9巻第77話
菖蒲が支え、二人で遊ぶ第25話9巻第80話
翌朝の大喜と針生第25話アニメと原作の切り方に差がある

涙まで見たい人も、まず第24話の終盤です。第25話から再生すると、すでに大喜が答えを告げたあとの雛に会うことになります。

9巻は第71~80話を収録|75話とアニメ24話の同名に注意

第9巻は2023年2月3日発売で、第71~80話を収録。第75話で揺れた雛の気持ちは、第76話「言うつもり」の返事、第77話「それでも」のやり取りを経て、第80話「それが私なので」へ進みます。

アニメで雛の涙まで見たあと漫画第75話だけを開くと、話が途中で止まってしまう。アニメの一話と漫画の一話は、同じところで幕を下ろさないんです。

アニメは24話で交際を断り、25話で翌朝へ進む

キャンプファイヤーの準備中、大喜の視線は千夏へ向かう。雛はそれを見て落ち込むのに、彼が自分に優しくすると、また期待してしまう。好きな人の小さな動き一つで、気持ちが上がったり沈んだりするんですよ。

そんな雛が涙を流すところまでが第24話。第25話「それでも」は菖蒲に寄り添われる雛と、翌朝ラケットを握る大喜へ進みます。振られる場面を探すなら、まず第24話を最後まで。

第24話で雛が泣いたら、そこで画面を閉じるのは僕には難しいです。第25話で菖蒲がどうやって雛の隣にいるのか、そこまで見たい。

どこから見返す?返事だけ・涙まで・翌日の3通り

返事を聞く瞬間が見たいのか、涙のあとも見届けたいのか。雛のどの時間に会いたいかで、見返す場所は変わります。

  • 交際を断る決定的な場面:アニメ第24話の終盤/漫画第9巻第76話。
  • 雛が拒みきれず泣くまで:第24話を最後まで/漫画第77話まで続ける。
  • 振られたあと誰が寄り添うか:アニメ第25話/漫画第80話へ。

漫画は第77話のあと第78・79話を挟み、第80話でまた雛へ戻ります。その数話を経ても失恋がなかったことにはならない。でも僕は、雛の話が涙の場面で止まらないのがうれしい。

合宿最後の夜、体育館で雛と大喜は何を話した?失恋までの時系列

合同秋合宿の夜、ほかの部員はキャンプファイヤーを囲んでいます。菖蒲が雛を向かわせた体育館では、大喜が上着を取りに戻っていた。大勢の輪から外れた二人だけの時間が始まります。

話し始めると、二人は中学時代の修学旅行やキャンプを懐かしめる。いきなり告白の返事じゃないんですよ。いつもの会話がちゃんとできてしまうから、そのあとが余計につらい。

  • キャンプファイヤーの準備:雛は千夏を見つめる大喜を見て傷つく一方、彼の優しい態度には期待してしまう。
  • 菖蒲が二人の時間を作る:上着を取りに体育館へ戻った大喜のもとへ、菖蒲に機材の予備を頼まれた雛が向かう。
  • 体育館から火を眺める:二人は中学時代の修学旅行やキャンプの思い出を話し、雛は大喜の手へ伸ばしかけた手を引く。
  • 雛が改めて好意を伝える:千夏を好きだと知っていても、なお大喜への想いが強いことを言葉にする。
  • 大喜が返事をする:雛が立ち去ろうとしたところで引き止め、恋人として付き合えないと伝える。

修学旅行を一緒に思い出して笑える、その距離がある。だから返事を聞いたあと、同じ体育館に立っている二人の間が急に遠く感じられるんです。

菖蒲の「応援」が、思いがけず返事の場を作ってしまう

菖蒲は大喜が体育館へ戻ったところへ雛を送りました。友達の恋を応援して二人きりの時間を作ったら、その時間に大喜が返事をしてしまう。こんな結末を見たくて送り出したわけじゃないでしょう。

菖蒲が用意したのは会うきっかけまで。「千夏が好きだから雛とは付き合えない」と決めたのは大喜本人です。菖蒲の善意と、彼の気持ちが違う方向を向いてしまった夜でした。

あとで菖蒲が雛のそばに残るのを見ると、体育館へ送ったときの彼女を責める気にはなれません。うまくいくと信じて動いた友達が、結果を知っても逃げずにいるんですから。

修学旅行の思い出と、伸ばしかけた手に残る距離

修学旅行ではホテルを抜け出して一緒に走ったし、キャンプで遊んだ記憶もある。大喜と雛は、恋の話を避けても話題が尽きないくらい、前からお互いを知っています。

そこで雛が大喜の手へ伸ばしかけ、引っ込める。さっきまで当たり前に思えた二人の近さが、手をつなぐところでは急に止まる。返事を聞く前に、もう胸が苦しいです。

王様ゲームの話になり、雛は大喜が千夏を好きだと前から分かっていたことを口にします。知らずに恋をしたわけじゃない。それでも、ここまで一緒に過ごした彼へ、もう一度「好き」を渡すんです。

雛は今すぐ答えが欲しいんじゃなかったんですよ。まだ好きでいられる時間を残してほしかった。それを大喜の返事が終わらせてしまう。ああ、ここはきついです。

第9巻の第76話で彼の答えを聞き、第77話で雛がその答えと向き合う。二人で懐かしんだ思い出が消えないまま、関係だけが変わる。僕はこの続きこそ飛ばせません。

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雛はなぜ振られた?告白の保留と「千夏が好き」という大喜の答え

大喜が雛と付き合えないのは、千夏への気持ちがあるから。雛は大切な親友です。でもその大切さが、恋人として彼女を選ぶ気持ちへは変わらなかったんです。

雛は好きになるまで待ちたい。大喜は、好きになれないまま待たせて傷つけたくない。「まだ言わないで」と「だから今、言う」が同じ体育館でぶつかる。二人とも相手を無視していないのが、つらいところです。

同じ夜に向き合ったもの大喜
今の願い千夏を好きなことは知っている。それでも、もっと好きになってほしい千夏を好きなまま、雛に期待だけを残したくない
答えを出す時期今は聞かず、これから気持ちを伝え続けたい相手が待とうとする今こそ、交際できないと告げる
失いたくないもの大喜へ恋する時間と、親友としての近さ雛を曖昧なまま傷つけないことと、自分の千夏への想い

雛は二人で過ごしてきた時間を守りたいし、大喜は曖昧な返事を続けたくない。片方が勇気を出せば解決、なんて夜じゃない。雛にはまだ、終わりを受け入れる用意がなかったんですよ。

菖蒲が二人を会わせても、大喜の胸にいるのは千夏でした。会わせたのは菖蒲、交際を断ったのは大喜。友達を応援した人が、その恋の結末まで決められるわけじゃありません。

先に告白したのは原作5巻43話・アニメ14話

最初の告白は漫画第5巻43話、アニメ第14話。インターハイ後の公園で、たい焼きやブランコの靴飛ばしを挟みながら、雛は大喜へ気持ちを伝えます。あんなに二人らしい時間に、恋の話が入ってくるんです。

雛は大喜が千夏を好きだと知ったうえで、自分も候補として見てほしいと伝えます。彼の優しさを喜べる日が増えるほど、返事を聞くのは怖くなる。友達のままなら考えずに済んだことまで、毎日考えてしまいます。

原作第43話・アニメ第14話の告白から、合宿の返事まで雛は大喜の近くで過ごします。「いつか振り向いてほしい」を抱えたまま一緒に笑う日々があった。その時間を、返事一つで片づけたくないです。

親友に告白したからといって、好きだった頃の思い出まで消せるわけじゃないですよね。雛は恋だけじゃなく、大喜と笑ってきた時間まで失いそうで怖かった――僕にはそう見えます。

文化祭の白雪姫で近づいても、恋の答えは同じではない

文化祭の白雪姫で大喜は王子役の代役を引き受け、舞台で雛との距離が近づきます。第20~21話で周囲にもその様子が知られて噂になれば、雛の「もしかして」を消すのは難しい。

それでも大喜は千夏に誤解されたくないとも思っていました。雛との距離が近くなった事実はある。でもその間も、大喜がずっと目で追っていた相手は千夏です。雛の希望と大喜の恋は、同じ速さでは進んでいません。

白雪姫の舞台で近づいた二人を見て、雛が期待したのは自然だと思う。でも大喜は、千夏に誤解されたくないとも思っていました。同じ舞台に立った二人の見ていた先が違う。その距離が、あとからじわじわ痛くなります。

第22話で雛の想いに気づいた菖蒲は、二人が近づく機会を作ろうとします。その一方、第23話の合宿では、大喜が千夏を追って走る。雛を応援する人が増えても、大喜の気持ちは千夏へ向いているんです。

白雪姫で広がった噂、菖蒲の後押し、そして千夏を追う大喜。雛の希望と彼の恋は、同じ合宿へ別々の気持ちを連れてきます。だから返事は突然なのに、ずっとそこにあった答えにも思えるんです。

雛は大喜が千夏を好きだと知っていました。それでも彼の隣で笑えた日が重なれば、「まだ可能性はある」と願いたくなる。知らなかったから傷ついたんじゃない。知っていても、好きだった。

千夏とまだ交際していないのに断ったのはなぜ?

返事を聞いたとき、大喜と千夏はまだ付き合っていません。だから雛には「今は駄目でも、まだ頑張れる」が残っていた。好きな人を諦める期限なんて、決められませんよ。

大喜は、千夏への恋が実るかどうかで雛への答えを変えませんでした。千夏を好きなまま雛のそばにいれば、彼女に期待を持たせ続けてしまう。そう考えて、雛を引き止めたうえで答えを伝えたんです。

大喜の返事からは、雛を大切に思っても恋人には選べないという線が見えます。ただ、きっぱり答えたから傷が浅くなるわけじゃない。雛の「まだ好きでいたい」は、その場では置き場所を失ってしまうんです。

第25話と原作77・80話で雛はどうなる?涙の後に続く日常

雛の涙は第24話で描かれ、第25話では菖蒲がそばに残り、大喜も翌朝の部活へ戻ります。漫画では第77話の夜から第80話の二人の外出へ。振られた瞬間のあとも、雛の毎日は続きます。

雛が泣いた場面だけを覚えていたら、菖蒲と出かける雛にもう一度会ってほしい。あの夜の痛みが消えたわけじゃないのに、友達のためならまた前に出られるんです。

77話|「まだ頑張れる」と願う雛に、返事は変わらない

雛は、千夏とまだ付き合っていない大喜に「今すぐ返事しなくてもいい」と訴えます。彼女が欲しかったのは答えよりも、これから振り向いてもらえるかもしれない時間だったんです。

それでも大喜は返事を変えません。雛の好きという気持ちを受け止めたうえで、自分は応えられないと伝える。言葉を重ねても答えが動かないほど、雛が待ちたかった未来が遠のいていくのがつらい。

ここで雛に「早く気持ちを切り替えて」とは、とても言えないです。好きな相手の前で言葉を重ねるあいだだけでも、まだ会話を終わらせずにいられたのかもしれません。

80話|ティッシュを差し出す菖蒲と、失恋後の二人の友情

第80話「それが私なので」では、泣く雛に菖蒲が寄り添い、合宿後には二人で出かけます。体育館で二人きりにした菖蒲が、今度は雛を一人にしない。その変化がうれしいんです。

菖蒲は泣く雛へティッシュを並べます。なんて声をかけたらいいか分からない、それでも隣から動かない。あの不器用な手つきが、どんな励ましの言葉よりも僕には残ります。

ゲームセンターへ出かける雛には、大喜と話すときとは違う時間が戻ってきます。失恋の夜から時間が進んだことを、友達と過ごす場面で見られると少しほっとします。

遊びに出かけた先で菖蒲の元彼に遭遇|雛が今度は友達を守る

合宿後、菖蒲は雛をゲームセンターへ誘います。体育館で言葉を尽くした雛が、今度は友達と遊んでいる。その場面へ移るだけで少しほっとするんですよ。

ところが菖蒲の元彼と遭遇し、彼は周りに菖蒲の悪口を言い始めます。菖蒲が言い返そうとした、その前に雛が口を開く。さっきまで菖蒲に支えられていた雛が、今度は菖蒲を守るんです。

自分だって失恋したばかりなのに、雛は菖蒲が悪く言われるのを黙って見ていません。第80話を読んで僕が救われるのは、雛が急に元気になるからじゃない。友達をかばえる雛が、ちゃんと残っているからです。

第78・79話を挟み、巻末の第80話で雛へ戻る。こちらはまだ体育館の夜を引きずっているのに、雛は菖蒲の悪口を聞き流しません。守られるだけでは終わらない彼女の姿に、少し息ができました。

第25話|翌朝の大喜は針生とラケットを握る

アニメ第25話の翌朝、大喜は雛を気にかけながらも、針生と久しぶりにラケットを交えます。返事をした本人だって、昨日の雛を忘れて平気な顔で次の恋へ走れるわけじゃない。部活の時間は待ってくれないんですよね。

雛も同じ学校で自分の部活へ戻ります。親友へどう声をかければいいのか、答えは一晩では出ません。それでも朝は来て、体育館ではいつもどおり練習が始まる。そこが苦しい。

第25話の帰り道、大喜は千夏を誘い、雛と菖蒲にもそれぞれの時間が流れます。大喜は千夏への想いと部活を続け、雛は菖蒲に支えられながら歩き出す。同じ夜を越えた二人の進む先が、少しずつ分かれていきます。

アニメの続きを漫画で追う前に、第9巻第80話へ戻りたくなる。菖蒲をかばう雛を見たあとでは、あの夜の二人は、助ける側と助けられる側に分かれたままじゃなかったと思えるんです。

第9巻は第76話で返事、第77話で涙、第80話で友達と出かけるところまで一冊に入っています。雛が菖蒲の前で見せた強さも、一緒に持ち帰れる。僕はこの巻を失恋回だけで閉じたくありません。

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24話の失恋がアニメで刺さる理由は?雛の「もしも」と声優の言葉

原作第9巻で結末を知っていても、アニメ第24話では雛が思い描く「大喜と付き合えたら」の時間へ引き込まれます。その未来を願うほど、彼が答えを告げる体育館の夜が近づいてくる。

「もし本当に付き合ったら」――夢を見る雛と、答えを言う大喜

第24話で雛は、大喜と付き合えたらという未来を思い描きます。「今はまだ」だから「いつかは」と願いたい。その想像のあとに、彼は今の気持ちを返す。雛が見ている未来と、大喜が答える現在がすれ違うんです。

雛が夢見る「もし本当に付き合ったら」。第24話から公開された短い映像もありますが、僕はこの「もしも」を空想だからと笑えません。合宿の夜まで待ち続けた雛には、まだ手放したくない未来なんです。

雛がもう少し先に見たいのは、大喜と恋人になれた自分。大喜が目の前で伝えるのは、今の「付き合えない」。未来を夢見ている人に、現在の答えだけが返ってくる。あのズレを思うと苦しいです。

鬼頭明里さんは収録当日、緊張して現場へ向かった

雛役の鬼頭明里さんは、2025年3月22日のAnimeJapanステージで、第24話の収録当日は緊張しながら現場へ向かったと話しています。いつもの元気な雛とは違う、あの夜を演じる重さが伝わってきます。

大喜役の千葉翔也さんも、二クールをかけて二人を知ったからこそ、正面から向き合う怖さを感じたと振り返っています。彼が返事をする相手は、ただの告白相手じゃない。ずっとそばにいた親友なんです。

菖蒲の無邪気さも、雛が一人にならない第25話へつながる

菖蒲役の市ノ瀬加那さんは、最初は妖艶なギャルを想像したものの、収録ではもっと明るく無邪気に演じる指示があったと、同じステージで話しています。第24話の深刻さのそばに、あの菖蒲の軽やかさがある。

体育館へ雛を送り出すときも、あとで泣く雛に寄り添うときも、菖蒲は友達を放っておけないんでしょう。雛を一人にしない第25話を見ると、明るいだけに見えた彼女の行動がずいぶん頼もしく感じられます。

第25話には、千夏・雛・菖蒲役の三人による音声コメンタリーもあります。あの失恋のあとを三人の声で振り返れるのが、第6巻のもう一つの楽しみです。

失恋後、雛と大喜は友達に戻れる?原作112・113話で選ぶ関係

第9巻で恋が終わっても、雛と大喜は同じ学校で顔を合わせます。前みたいにからかい合える親友へ戻りたい。でも千夏と付き合い始めたことを知ったあと、それは簡単な願いじゃなくなるんです。

ここからは第9巻より先、原作第112~113話と第218~228話にも触れます。アニメ第1期の失恋場面だけを知りたい人は、この節を飛ばして「まとめ」へ進んでください。

112話|大喜と千夏の交際を知り、雛はもう一度立ち止まる

雛は少しずつ大喜を以前のようにからかえるようになります。ところが第112話で、大喜と千夏が付き合っていると知ってしまう。あの体育館で「まだ頑張れる」と願った雛に、この知らせは重すぎます。

あの夜の雛には、千夏と大喜がまだ恋人じゃないことが最後の希望でした。だから交際の知らせは、第77話で聞いた答えを別の形でもう一度聞かされるようで、僕まで胸が痛くなります。

大喜をからかえるようになった自分もいるのに、彼と千夏の話を聞けば傷つく自分もいる。どちらも雛なんですよ。「もう振られたんだから」と一言で片づけるには、積み重ねた時間が長すぎます。

113話|匡に相談し、「関わらない」以外の道を自分で選ぶ

菖蒲は雛が心配で、笠原匡に話を聞いてほしいと頼みます。第113話「勿体なくて」で雛が悩むのは、距離を取れば楽になるのか、それでも友達でいたいのか。二人の近さが、今度は雛を迷わせるんです。

匡は、自分にも失恋の経験があることを話し、距離を取れば友達まで失うと伝えます。大喜を忘れるかどうかではなく、今後どんな関係を残したいかを雛が自分で決める。その相談の相手が匡なのもいいんです。

第77話では「まだ好きでいたい」と願っていた雛が、第113話では「この親友を失うのは勿体ない」と考える。気持ちを無理やり消したんじゃない。雛自身が、大喜との時間の残し方を選んだんです。

菖蒲と匡の役割も変わる|恋の成否より雛自身の選択を支える

第76話で菖蒲は大喜と雛を二人きりにして、第80話では雛を遊びに連れ出し、第113話では匡に声をかけます。恋をかなえる応援から、雛が自分の答えを出せるように支える応援へ。菖蒲の変化が僕にはうれしい。

匡は雛の代わりに結論を出さず、迷いを言える場所になってくれます。菖蒲も匡も、雛を大喜の恋人にするためだけの友達じゃない。恋が終わったあとも雛の味方でいる。それがいいんです。

第24話で雛が泣いたとき、菖蒲は隣にいた。第113話で迷ったとき、匡は話を聞いた。一人では抱えきれない時間に、友達が違う形で残っている。雛の恋がかなわなくても、彼女の周りは空っぽにならないんです。

さらに227~228話|すれ違ったあと「親友」を選び直す

その後、第218~219話で大喜と雛の気持ちはもう一度揺れます。だから第113話で友達を選んだことだけで、二人の関係がずっと変わらないとは言えません。

第227話「変化」と第228話「これからまた」で、二人は改めて親友として向き合います。第77話で失うのが怖かった近さを、二人で選び直す。あの体育館を思い出すと、胸がいっぱいになります。

僕は、何もなかったように「元通り」となるより、この結末にほっとします。何度もすれ違ったうえで、大喜と雛が友達として言葉を交わす。昔の距離を取り戻すというより、これからの距離を作っているんです。

まとめ|雛が振られて泣くのは24話・原作9巻76~77話

雛が振られるのはアニメ第24話、漫画第9巻第76話。雛の涙はアニメ第24話、漫画第77話に続きます。菖蒲とのその後はアニメ第25話・漫画第80話です。

雛の失恋を振り返る要点

  • 交際を断る場面:アニメ第24話「ジェットコースター」/漫画第9巻第76話「言うつもり」
  • 雛の抵抗と涙:アニメ第24話終盤/漫画第9巻第77話。翌朝はアニメ第25話
  • 場面の出発点:合同秋合宿のキャンプファイヤー、菖蒲の計らいで二人きりになった体育館
  • 大喜の答え:千夏を好きなまま、雛へ曖昧な期待を持たせ続けないと決めた
  • 失恋後の雛と菖蒲:漫画第9巻第80話「それが私なので」で二人の時間も読める

第24話の涙のあと、第25話で菖蒲が隣にいる。漫画でも第77話で泣いた雛が第80話では友達をかばう。失恋した雛の物語が、そこで終わらない。だから僕は、返事の場面だけを切り取れません。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年9月22日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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