『薬屋のひとりごと』の趙迂(チョウウ)の声優は、藤原夏海(ふじわら なつみ)さんです。響迂(キョウウ)として登場した頃から、同じ藤原さんが演じています。
猫猫(マオマオ)に遠慮なく絡む少年の声に、聞き覚えがありませんか。『SPY×FAMILY』のダミアンや『メジャーセカンド』の大吾も、藤原さんの担当です。
ただ、趙迂の面白さは元気な少年声だけではありません。響迂から名前と暮らしが変わり、猫猫との距離も変わる。その変化を、同じ声優が続けて演じているところに注目です。
※アニメ第2期・第48話までのネタバレを含みます。第3期については、2026年10月1日時点の公式情報とキャストの発言を扱います。
名前が二つあると、声優も別々なのかなと迷いますよね。そこがつながると、狐の里の少年と花街の少年を、ひと続きの人生として見たくなります。
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趙迂と響迂の声優はどちらも藤原夏海|名前が変わっても続投
趙迂と響迂は別の少年ではなく、同じ人物の二つの名前です。声優も共通で、響迂役として加わった藤原夏海さんが、第3期では趙迂役として出演します。
響迂役のキャスト発表は2025年5月1日。初登場の第41話「狐の里」に合わせて、藤原さんの出演が告知されました。
| 呼び名 | 登場する頃の暮らし | 声優 |
|---|---|---|
| 響迂 | 第2期で猫猫が狐の里で出会う少年 | 藤原夏海 |
| 趙迂 | 第48話で新しい名を使い、花街で猫猫と暮らす少年 | 藤原夏海 |
子の一族の反乱後、響迂は記憶を失い、趙迂と名前を変えます。名前を変えた少年のその先まで、声の担当が続いている。ここを知ると、続編での再会も少し違って見えます。
響迂/趙迂の人物紹介と出演回では、第41・43〜45・48話が挙げられています。第48話の新しい暮らしから気になった人も、狐の里での出会いへ戻れます。
第3期の趙迂役も藤原夏海さんです。改名に合わせて声優が交代した、ということではありません。
2026年9月27日の第3期先行上映会でも、藤原さんは趙迂役で登壇。狐の里で始まった少年の役を、花街の新しい日常へつないでいます。
名前を変えるまでの事情や家族が気になったら、趙迂と響迂の関係・年齢・母親までたどると、この少年が背負ったものも見えてきます。
響迂の頃を知ってから趙迂を読むと、新しい名前だけで過去を切り離せないところが気になります。原作小説でも、猫猫のそばにいる少年を、その前の暮らしと重ねて追いたくなります。
藤原夏海のプロフィールと代表作|ダミアン・茂野大吾・夏羽も担当
藤原夏海さんはアーツビジョン所属の声優です。少年役の出演が多く、趙迂で初めて名前を知った人でも、ほかの作品で声を聞いていたかもしれません。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前・読み | 藤原夏海(ふじわら なつみ) |
| 所属 | アーツビジョン |
| 誕生日・出身地 | 6月2日・静岡県 |
| 養成所 | 日本ナレーション演技研究所 |
| 趣味・特技 | 歌唱、キャッチボール、鉄棒、けん玉 |
所属事務所のプロフィールには、出演履歴とボイスサンプルもあります。役名から聞き覚えをたどるのも、作品から離れた声を聞くのも楽しいところです。
代表作を並べると、「少年役」とひと括りにはしにくい顔ぶれです。生意気な同級生、野球に向き合う主人公、感情をあまり表に出さない少年。年少の役でも、相手への態度が違います。
| 作品 | 担当キャラクター | 人物の特徴 |
|---|---|---|
| SPY×FAMILY | ダミアン・デズモンド | アーニャの同級生。高いプライドと、父に認められたい思いを持つ |
| メジャーセカンド | 茂野大吾 | 小学生から中学生へ成長し、野球部を率いる少年 |
| 怪物事変 | 夏羽(かばね) | 感情をあまり表に出さない、素直で真っすぐな少年 |
| 少年メイド | 小宮千尋 | 藤原さんが初主演を務めたキャラクター |
| GREAT PRETENDER | アビゲイル・ジョーンズ(アビー) | 潜入時には別の顔を見せる、攻撃的な女性 |
ダミアンは偉そうに振る舞う一方、父に認められたい少年です。あの強がりを知っていると、趙迂の遠慮のなさにも「この人の声だったのか」と気づきやすいですね。
もっとも、ダミアンと趙迂は同じ性格ではありません。ダミアンには家柄と父への思いがあり、趙迂には一族の事件と新しい暮らしがある。似た年頃でも、背負うものが違う。
「同じ人の声だ!」と気づいたら、今度は相手への接し方の違いも聞いてみたいですね。誰に強がり、誰に遠慮なく話すのかが、役ごとに変わります。
『少年メイド』の千尋は、藤原さんが名前を知ってもらうきっかけになった初主演役です。そこから大吾や夏羽、ダミアン、そして響迂へ。少年役の歩みをたどれる顔ぶれでもあります。
アビーは、普段の無口で攻撃的な顔と、潜入中の可愛らしい顔が変わる役。藤原さんもこの演じ分けを難しく、刺激的だったと語っています。
少年役から女性役へ、だけでは終わらないのが面白い。同じアビーの中でも、素の姿と人に見せる顔が違うんですね。聞き慣れた役からほかの出演作へ進むと、こんな変化にも出会えます。
ダミアンで「ああ!」となった人も、大吾でつながった人もいそうです。知っている役を入口にすると、趙迂の声を聞く楽しみが一つ増えますね。
藤原夏海が語る少年役の作り方|声色よりも経験と関係に注目
藤原さんの少年役を知るうえで面白いのは、「少年らしい声を作る」という話より、その子が何を経験し、誰と接するかの話が出てくるところです。
2021年の声優アワード受賞時のインタビューで、藤原さんは大吾への共感を語り、声色を作らず自然な感じで演じていると説明しています。
少年役だから特別な声の出し方がある、と思って聞くと少し意外です。本人の言葉では、まず大吾を理解して共感することが先に来る。あの子の声として自然に出てくる、という順番なんですね。
大吾の小学生時代と中学生時代では、乗り越えてきた経験の差も意識したそうです。同じ役でも、ずっと同じ状態を演じるわけではありません。
小学生から中学生へ、声の高さだけで年齢を表すのではなく、挫折を越えてきた大吾として話す。成長した主人公が少し頼もしく見えるとき、そうした経験の違いも聞こえているのかもしれません。
夏羽は静かでも、気持ちまで冷たいわけではない
趙迂から、別の少年役である夏羽へ目を向けると、また違いが見えてきます。声を張って気持ちを伝えることだけが、少年の芝居ではありません。
『怪物事変』のキャストコメントで、藤原さんは夏羽を、感情をあまり表に出さないけれど素直で温かい子と捉えています。周囲への接し方の変化も、演じる楽しみとして挙げています。
感情が表に出にくいと、冷たい子なのかなと思ってしまいそうです。でも夏羽は、素直で温かい。口数や表情の多さと、相手を思う気持ちは別なんですね。
趙迂の人懐っこさも、「明るい声」という一言で終えると少し惜しい。猫猫相手だから出る遠慮のなさなのか、新しい日常で無邪気さが出ているのか。相手と境遇まで一緒に見たくなります。
- 大吾:小学生から中学生へ、経験を積んだ前後の違い
- 夏羽:表情や感情の出し方が控えめな中での、周囲との距離の変化
- 響迂から趙迂:同じ少年が、違う環境で誰にどう接するか
大吾の成長も、夏羽の温かさも、声色だけの話ではありません。では、厳しい環境で育った響迂にはどう向き合ったのでしょう。遠慮のない少年の奥を、演じた本人の話からも知りたくなります。
響迂の役作りをもっと聞きたくなったら、公式ポッドキャスト『薬屋とふたりごと』第11回の切り抜きもあります。猫猫役の悠木碧さんと藤原さんが出演する「響迂の役作りについて」の回です。
猫猫と少年をそれぞれ演じる二人の言葉を聞いてから、掛け合いへ戻る。人物紹介だけでは届かなかった、会話の面白さを探す入口になります。
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響迂・趙迂の声を追うなら何話?第41・44・45・48話に注目
初登場は第41話「狐の里」です。その後の第44・45話では猫猫と一緒に動く少年、第48話では趙迂としての暮らしへ。声と関係の変化を追うなら、この流れが気になります。
猫猫と出会った少年が、そのままずっと助けられる側にいるわけではありません。第45話では、猫猫を逃がそうと行動する側にも回る。この変化を含めて、響迂の声を聞きたいところです。
- 第41話「狐の里」:後宮から連れ去られた猫猫が、里で響迂と出会う
- 第44話「砦」:猫猫と響迂が入り込んだ倉庫が、飛発の工房だったとわかる
- 第45話「蟇盆」:響迂が猫猫を逃がそうと策を講じるが、見張りに見つかる
- 第48話「はじまり」:一族の反乱を経て、少年は趙迂と名を変え、花街で暮らす
第44・45話では、猫猫のそばにいる意味が変わる
第44話で二人が侵入した倉庫は、武器の工房でした。冷酷な神美(シェンメイ)に見つかり、少年のいる場所まで大人たちの危険が迫ってきます。
猫猫の近くにいる少年、という距離感で見ていたところに、武器と大人の思惑が入ってくる。にぎやかなやり取りを楽しみたいのに、二人の置かれた場所がそれを許してくれません。
さらに第45話では、響迂が猫猫を逃がそうとします。策は早々に見破られますが、助けられるのを待つだけではなかった、というところが残ります。
助けるつもりで動いたのに、あっさり見つかってしまう。頼もしい救出役にはなれませんでした。それでも、猫猫のために策を考えた響迂を、ただの生意気な子で済ませたくはないですね。
猫猫と一緒に危険へ入り込んだ少年が、今度は猫猫を危険から出そうとする。二人の距離が、行動から見えてきます。
翠苓(スイレイ)の仲裁で収まったかと思ったところへ、神美が現れます。せっかく助けに動いた少年まで、今度は神美の機嫌で危険にさらされる。安心しかけた直後だけに、やりきれません。
ここは「失敗しちゃったね」で流せないんですよね。猫猫を助けたいと動いた子に、別の大人が危害を加えようとする。逃げるだけでも、こんなに難しい。
第48話の新しい名は、第3期の声へつながる
第48話で少年が趙迂として新しい暮らしへ進むと、狐の里で出会った頃との違いがはっきりします。一族の事件は終わっても、その中にいた子どもの人生は続いている。
| 人物 | 響迂の頃の記憶 | これからの暮らし |
|---|---|---|
| 趙迂 | 過去の記憶を失っている | 新しい名で、花街の猫猫のそばに暮らす |
| 猫猫 | 狐の里での出会いや、響迂の行動を知っている | 響迂の頃を知る相手として、趙迂と日常を共にする |
猫猫のそばで暮らせることには、ほっとします。けれど、猫猫を助けようとした出来事を本人は覚えていない。生きていてくれた喜びと、失った記憶への寂しさが、一緒に残るんですよね。
蘇りの薬や生還までの事情を詳しく追いたい場合は、響迂の死亡説・蘇生と趙迂のその後へ。声を聞くうえでも、無事だったという結論だけでは消えない変化です。
声から感じた響迂と猫猫の距離を、今度は漫画の表情からも考える。少年の生意気さや、猫猫を助けようとする行動にどんな顔が添えられているのか、ページでも追いたくなります。
第3期の趙迂は「姉弟感」が増す|猫猫との掛け合いが楽しみ
第3期でも藤原夏海さんが趙迂を演じます。先行上映会で語られた見どころは、猫猫との「姉弟感」と、以前より増した人懐っこさです。
第3期は2026年10月2日から放送予定。10月1日時点では放送開始前ですが、9月27日に第1・2話の先行上映会が開かれ、キャストが役について語っています。
放送・配信の予定を先に確かめたい人は、第3期の放送日と配信先へ。第48話から続く少年の声を、どこで聞けるかも気になる頃ですね。
響迂の境遇を踏まえ、趙迂の無邪気さをより強く
藤原さんは先行上映会で、響迂と趙迂の演じ方の違いも話しました。響迂の厳しい境遇を踏まえ、記憶を失った趙迂では本来の子どもらしさや無邪気さをより強く出したそうです。
| 比べたいところ | 響迂としての頃 | 趙迂としての第3期 |
|---|---|---|
| 役作りで大切にした点 | 育った環境の厳しさ | 背景を抱えながらも、本来の無邪気さをより強く |
| 猫猫との距離 | 狐の里で出会い、事件の中で関わる | 姉弟のような親しさが増す |
| 会話の楽しみ | 少年の行動と、それを受ける猫猫 | 猫猫のツッコミに加え、趙迂がツッコむやり取りにも注目 |
この変化はうれしい。記憶がないことは、過去の出来事がなかったことにはならない。それでも今いる場所で、子どもらしく過ごせる。趙迂の明るさを、そんなふうにも受け止めたくなります。
藤原さんは「第3期になって姉弟感が増しました」とも話しています。趙迂の悪ガキらしさは、猫猫のツッコミがあってこそ出る、という捉え方もいいですね。
趙迂ひとりがにぎやかでも、あの二人の会話にはならない。猫猫が受けて返すから、少年の生意気さも人懐っこさも生きる。声優ひとりの芝居だけでなく、相手との掛け合いで見たい役です。
「姉弟感」はキャストが語った距離感です。猫猫と趙迂が実の姉弟という意味ではありません。
猫猫もツッコまれる?二人の会話に見える新しい日常
猫猫が趙迂にツッコむだけなら想像しやすいですよね。ところが悠木さんは、趙迂から猫猫にツッコミが入るやり取りも、この先増えていくと話しています。
悠木さんが語った二人の関係には、子翠(シスイ)が残した大切な存在として、猫猫が趙迂にのびのび育ってほしいと願っているのでは、という解釈もあります。
その話を聞くと、生意気な返事ができる日常まで、少し大事に思えてきます。危険な大人に囲まれていた頃と、猫猫に言い返せる今。少年の態度を比べる楽しみの奥に、暮らしの違いがある。
- 趙迂の人懐っこさに、響迂の頃との違いがあるか
- 猫猫のツッコミを受けて、少年の生意気さがどう見えるか
- 趙迂からのツッコミで、猫猫のどんな顔が見えてくるか
猫猫が大人としてただ面倒を見るのではなく、会話の相手にもなる。姉弟のようだという言葉には、この近さまで含まれているように思えます。どちらか一方だけが話す関係ではないところが楽しみです。
猫猫役・悠木碧さんの声と演技も重ねて聞くと、藤原さんの趙迂を受ける側の面白さまで味わえます。少年が相手になると、猫猫はどんな調子で返すのでしょう。
猫猫までツッコまれる側になるの、楽しみです。二人がにぎやかに言い合えること自体、響迂の頃を知っていると、ちょっとほっとしますね。
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まとめ|趙迂・響迂は藤原夏海が続投、猫猫との声のやり取りに注目
趙迂と響迂の声優は、どちらも藤原夏海さんです。名前と境遇が変わった同じ少年を演じ続け、第3期では猫猫との親しさが増した掛け合いにも期待がふくらみます。
藤原さんの出演作を知ると、聞き覚えのある声がいくつもつながります。そこからもう一歩、同じ役の過去と今を聞く楽しみへ進めるのが、響迂から趙迂へ続く物語です。
猫猫に絡む元気な声が聞こえたら、狐の里で出会ったあの少年も思い出したい。にぎやかな掛け合いほど、今ここで暮らしていることがうれしくなりそうです。
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※本記事の情報は2026年10月1日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。
