アニメ映画『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』の声優は、猫猫(マオマオ)が悠木碧さん、壬氏(ジンシ)が大塚剛央さんです。おなじみの二人が、南の水上都市へ旅立ちます。
新たな配役では、銀山(インシャン)役に見上愛さん、若晴(ルオチン)役に沢城みゆきさんが参加。沐清(ムーチン)役は伊瀬茉莉也さん、水蛇(スイジャ)役は小野賢章さんです。
監督は長沼範裕さん、制作はTOHO animation STUDIO。TV第3期とは監督も制作会社の表記も異なります。TVと映画を続けて見るなら、ここも気になる。
母を探す少年に、父の宝を探す頭領。声優の名前を調べに来たのに、家族の事情がどんどん気になってくる。猫猫の聞き込みに、そっと付いていきたい顔ぶれです。
※2026年10月22日夕方までの公式発表に基づく、12月11日公開予定のアニメ映画の案内です。実写作品の出演者とは区別し、公開済みの人物設定・PVの内容に触れます。
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アニメ映画『亡妃の秘宝』のキャスト一覧
主演二人とTVシリーズで出会った人々に、映画の新キャストが加わります。配役は劇場版公式のStaff&Castで発表されています。
| キャラクター | 担当声優 | 役どころ |
|---|---|---|
| 猫猫 | 悠木碧 | 主人公の薬師 |
| 壬氏 | 大塚剛央 | 猫猫と南の地へ向かう |
| 銀山 | 見上愛 | 映画で登場する侍女 |
| 若晴 | 沢城みゆき | 旅の発端となる亡き妃 |
| 沐清 | 伊瀬茉莉也 | 旅先で出会う少年 |
| 水蛇 | 小野賢章 | 猫猫たちを狙う水賊の頭領 |
| 未滝(ビロウ) | 飛田展男 | 未の一族の当主 |
| 秋雨(シュウウ) | 渡辺久美子 | 未滝の妻 |
| 未泉(ビセン) | 野島裕史 | 未の一族の長兄 |
| 化蛇(カジャ) | 斉藤次郎 | 水賊の前頭領 |
| 永昌(エイショウ) | 竹内良太 | 水蛇の部下 |
見上愛さんの出演は、猫猫役の変更ではなく、新登場人物・銀山の配役です。猫猫の声は引き続き悠木さん。見上さんの名前から映画を知った人も、役名まで合わせると迷いません。
おなじみの武官や軍師も登場する
主演だけが顔なじみ、という旅ではありません。TVシリーズから続く登場人物にも、それぞれの声が付いています。
| キャラクター | 担当声優 |
|---|---|
| 高順(ガオシュン) | 小西克幸 |
| 馬閃(バセン) | 橘龍丸 |
| 羅漢(ラカン) | 桐本拓哉 |
| 羅半(ラハン) | 豊永利行 |
| 陸孫(リクソン) | 内山昂輝 |
| 李白(リハク) | 赤羽根健治 |
ナレーションは島本須美さんです。キャラクターの配役とは別に、物語を語る声としてクレジットされています。
猫猫・壬氏一行PVには、刺客と戦う馬閃、駆け付ける李白、猫猫を探す羅漢も登場。名前を見つけると、今度はその出番を追いたくなります。
武官たちの戦いに、羅漢の娘探しまで。事件の規模が大きくなっても、この父が探しているのは娘。羅漢の出番は、そこだけでも気になってしまう。
映画の壬氏役も大塚剛央|皇弟として猫猫と旅へ
映画の壬氏役は大塚剛央さん。TV版からの続投に加え、映画では皇弟として責任を担う壬氏が前に出ています。
かつて後宮の管理者だった壬氏は、今は皇弟としての責務に向き合っています。南への旅も、皇帝から託された仕事です。
- 皇帝から、亡くなった妃の最期の願いをかなえるよう命じられる
- 遺体が5年後も美しい姿を保つことが、謎として浮かび上がる
- 猫猫とともに、未(ビ)の一族が治める未南州(ビナンシュウ)へ向かう
- 水上都市で、妃と財宝を巡る大事件へ巻き込まれていく
行き先が南の都市になっても、壬氏には公の責任が付いてきます。旅へ誘う二人を見て浮かれたくなるけれど、出発の理由からして気軽な休暇にはほど遠い。
一方、猫猫が勢いよく壬氏へ迫る理由には、秘蔵の薬がある。皇弟の務めと、薬師の好奇心が、同じ旅の中で別々に走り出すのが楽しみです。
壬氏に詰め寄る猫猫。そこだけ聞くと二人の進展に身構えるのに、お目当てが薬なら急に納得してしまう。薬には勝てないな、壬氏。
同じ大塚さんの声でも、猫猫と話す時と、皇弟として人前に立つ時では何が違って聞こえるのか。映画では、相手が切り替わるところへ耳を向けたくなります。
TV版の演じ分けやドラマCDとの配役の違いは、壬氏の声優・大塚剛央さんの記事で掘り下げています。猫猫の前で崩れる余裕まで、声で追える人物です。
猫猫の薬への食いつき方を見ていると、二人の出会いも思い出したくなる。漫画版では表情の変化をコマで止められるので、壬氏の思惑と猫猫の返事を見比べる時間に向いています。
沐清役は伊瀬茉莉也|未の一族の関係を押さえたい
沐清は、未南州を治める未の一族の末息子です。伊瀬茉莉也さんが演じるのは、自分の本当の母親を探している少年。父親の家にいながら母を探す、という事情が気になります。
沐清は一族の庶子です。当主の子でありながら、一族の中にすんなり居場所があるわけではありません。
| 人物 | 家族の中での立場 | 担当声優 |
|---|---|---|
| 未滝 | 未の一族の当主。若晴の父 | 飛田展男 |
| 秋雨 | 当主・未滝の妻 | 渡辺久美子 |
| 未泉 | 一族の長兄 | 野島裕史 |
| 沐清 | 未滝の末息子で、庶子 | 伊瀬茉莉也 |
若晴は当主の娘で、沐清は末息子。亡き妃の里帰りを追う話が、その家にいる少年の母探しとも並んでいく。同じ家族のはずなのに、本人は母が誰なのかを探しているんですよね。
当主の妻、という肩書きだけで秋雨を沐清の実母と結び付けると、彼が探しているものを見失います。父親が誰か分かることと、母親が誰か分かることは別です。
伊瀬さんが大切にしたのは、少年の背景と一つずつの感情
伊瀬さんは出演コメントで、沐清の背景を大切にしながら、感情を一つずつ受け止めて演じたと話しています。謎の鍵である前に、一人の少年。その順序が好きです。
一族のPVは、飛田展男さん、渡辺久美子さん、野島裕史さん、伊瀬さんの声を、家族の立場と一緒に確かめられる入口です。名前が似ていても、誰の声かを聞くと覚えやすい。
未滝と未泉はどちらも「未」が付くけれど、当主と長兄。一族の大人たちの声を覚えたら、沐清が誰にどんな返事をするのかも追いやすくなります。
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若晴役は沢城みゆき、銀山役は見上愛|妃と侍女の過去
亡き妃の若晴を沢城みゆきさん、かつて仕えていた銀山を見上愛さんが演じます。銀山は今、沐清の侍女。過去の妃と、現在の少年のそばにいる人が、ここでつながります。
| 関係 | 過去・現在のつながり |
|---|---|
| 若晴と未の一族 | 当主・未滝の娘として生まれ、後宮へ入った妃 |
| 若晴と銀山 | 銀山は、かつて若晴に仕えた侍女頭 |
| 沐清と銀山 | 銀山は現在、沐清の侍女として一族に仕える |
若晴の最期の願いは、死後5年を経て故郷へ帰ることです。たまたま5年後に運ばれたのではなく、本人がその時間を望んでいた。ここ、妙に引っ掛かります。
帰りたい故郷があるのに、すぐには帰らない。妃の声を聞く前から、その「5年」に何を託したのかが気になってしまう。
沢城さんと見上さんは、一緒に収録している
沢城さんは若晴役のコメントで、見上さんと同じ収録に参加できたと語っています。家で台本を読んだ時には絞れなかった解釈に、現場で新しい選択肢が生まれたそうです。
家で決め切れなかった解釈に、現場で新しい選択肢が生まれる。役作りを一人で終わらせない話が好きです。銀山の声を受けた若晴がどう返すか、そのやり取りを聞きたい。
見上さんも銀山役への思いで、悠木さんや沢城さんとの掛け合いが、銀山の感情を深めたと語っています。同じ収録が、二人それぞれの言葉に残っている。
銀山は芯の強さを持つ一方で、寂しさも抱えた人物だと見上さんは紹介しています。冷静に立っている時だけでなく、相手の言葉にどう返すかも聞き逃したくない。
TVシリーズのファンだった見上さんが、今度は猫猫たちと会話する側へ。出演のうれしさと一緒に緊張も語る言葉に、思わず肩に力が入ります。
「お姉さま」の一言と、遺体を前にした戸惑い
若晴・銀山PVで、銀山は沐清を守り、若晴との花の思い出を語ります。故郷へ帰った若晴を見た時には、戸惑う言葉もこぼれる。
思い出の相手を「お姉さま」と呼ぶ近さと、遺体を前にした戸惑い。役名の横に並んだ二人の名前が、過ごした時間のある声として聞こえてくるのが、この組み合わせの楽しみです。
銀山と若晴の血縁関係は、10月22日夕方までの公式人物設定・発表では明かされていません。「お姉さま」の近さは気になるけれど、実の姉妹かどうかは別の問いとして残ります。
水蛇役は小野賢章|化蛇団の声優と「考える間」
猫猫たちの前に立ちはだかるのは、水賊の化蛇団です。頭領・水蛇を小野賢章さん、部下の永昌を竹内良太さん、前頭領・化蛇を斉藤次郎さんが演じます。
| 人物 | 化蛇団での立場 | 担当声優 |
|---|---|---|
| 水蛇 | 現在の頭領。前頭領の息子 | 小野賢章 |
| 永昌 | 水蛇に忠実な部下 | 竹内良太 |
| 化蛇 | 1年前に亡くなった前頭領。水蛇の父 | 斉藤次郎 |
水蛇が猫猫たちを狙うのは、父が隠した財宝を求めてのこと。亡くなった人の残したものが、生きている人たちを動かします。
妃は5年前、前頭領は1年前に亡くなっている。どちらも故人なのに、今の事件では外せない。声が付く人物を追うだけでも、旅先の現在から過去へ引き戻されます。
小野さんの役作りは、強い声だけが目印ではない
小野さんは水蛇役のコメントで、水蛇を頭の切れる人物と紹介し、考えが動く一瞬の間を楽しんで演じたと話しています。言葉と言葉の間にも、役作りの狙いがある。
水賊の頭領なら、威勢のいい声を待ち構えてしまうのに、聞きどころは考える間。水蛇、黙っている時まで油断できないのか。
ただし、なぜ財宝を求めるのか、水蛇の真意はまだ謎です。小野さん自身も、見た目から受ける印象だけでは決め切れない人物として、劇場での答えを促しています。
顔を見て敵と決め、声を聞いてもう一度迷う。水蛇は、猫猫の推理に先回りして分かったつもりになると、足元をすくわれそうな相手です。
映画の事件は日向夏さんによる完全新作。原作小説で映画の答えを探す代わりに、猫猫が人の言葉や薬の知識から何を拾うのか、文章でその考え方に付き合う楽しみがあります。
監督は長沼範裕|制作会社と配給、TV第3期との違い
監督は長沼範裕さん、脚本は柿原優子さん。制作はTOHO animation STUDIO、配給は東宝です。制作と配給は、それぞれ別の役割を担います。
| 担当 | 劇場版のクレジット |
|---|---|
| 原作・ストーリー原案 | 日向夏 |
| キャラクター原案 | しのとうこ |
| 監督 | 長沼範裕 |
| 脚本 | 柿原優子 |
| キャラクターデザイン・総作画監督 | 中谷友紀子 |
| 美術監督 | 三宅昌和 |
| 撮影監督 | 武山篤 |
| 音響監督 | はたしょう二 |
| 音楽 | 神前暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさ |
| アニメーション制作 | TOHO animation STUDIO |
| 製作 | 劇場版「薬屋のひとりごと」製作委員会 |
| 配給 | 東宝 |
キャラクター原案のしのとうこさんは、沐清・若晴・銀山のデザインも手がけています。映画から加わる三人にも、原作イラストからつながる造形の出発点があります。
そのデザインをアニメの人物としてまとめる担当が、中谷友紀子さんのキャラクターデザイン・総作画監督。原案とアニメのデザインは、名前が似ていても別の仕事です。
声を聞く前から、沐清たちには原作イラストレーターの手が入っている。初登場の三人にも、シリーズから続くつながりがあるんですね。
TV第3期のOLMと、映画のTOHO animation STUDIOを区別
放送中のTV第3期は監督・筆坂明規さん、アニメーション制作・OLMです。第3期の公式クレジットと映画を並べると、違いがはっきりします。
| 比較する担当 | TV第3期 | アニメ映画 |
|---|---|---|
| 監督 | 筆坂明規 | 長沼範裕 |
| 長沼範裕さんの担当 | シリーズ構成 | 監督 |
| アニメーション制作 | OLM | TOHO animation STUDIO |
| キャラクターデザイン | 中谷友紀子 | 中谷友紀子(総作画監督も担当) |
第1期・第2期の制作表記は「TOHO animation STUDIO×OLM」。同じシリーズでも、映画や第3期の会社名とは分けて確かめたいところです。
主演の声とキャラクターデザイナーは同じで、監督は別の名前。TVを見たあと映画へ行く時、人物の動かし方や会話の運びまで比べたくなります。
劇場版の配給は東宝。映画館へ届ける会社まで押さえると、制作会社を探す時の「TOHO」と、配給欄の「東宝」を区別できます。
出演者を調べる時に残る疑問|未発表の役と映画の確認先
発表済みの配役が分かっても、名前のない役や別媒体の情報は気になります。映画のキャスト表と人物紹介を分けて見ると、何が分かり、何を待つ段階なのかを追えます。
青々(セイセイ)は登場する?声優は誰?
青々は、水蛇の姉で化蛇の娘です。映画の人物紹介に登場していますが、10月22日夕方の確認では、担当声優の表記はありません。
人物紹介はある一方で、配役は未表記。映画の公式キャスト表にも名前はなく、誰が演じるのかは続報を待つ段階です。
TV版で好きな人物が映画の一覧にいなかったら?
キャスト表に名前がないことだけでは、映画本編に出ないとまでは言い切れません。好きな人物の出番が気になる時は、追加の配役発表も確かめたいですね。
逆に、TV版で誰が演じたかが分かっていても、映画への出演発表を代わりにすることはできません。声の記憶と今回の出演予定を分けておけば、期待は期待のまま楽しめます。
映画の公開日・上映館はどこで確認できる?
公開予定日は2026年12月11日(金)。声を聞きたい人が見つかったら、映画の公開日・上映館の案内から、通える映画館を探せます。
猫猫役の演技が気になった人は、悠木碧さんの猫猫の声と役作りへ。映画の新キャストを知ってから、いつもの二人の声へ戻る道もあります。
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まとめ|いつもの二人に、新たな家族と水賊の声が加わる
アニメ映画『亡妃の秘宝』は、猫猫役・悠木碧さん、壬氏役・大塚剛央さんが続投。新キャストと制作スタッフを知ると、旅先で誰の言葉を聞きたいかも少しずつ決まってきます。
沢城さんと見上さんの掛け合いには、現場で生まれた解釈がある。小野さんの水蛇には、考えが動く間がある。名前を知った次は、返事の仕方と、その間まで聞きたくなる映画です。
猫猫は遺体の謎を、こちらは銀山の「お姉さま」を。映画館へ行く前から、気になる声が一つ増えてしまいました。
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