ホラー

『ダンダダン』40話ネタバレ感想・考察|一生分遊ぶと約束したジジと、「言ったな」で体を奪った邪視

2026年10月31日

本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

『ダンダダン』40話のジジと邪視の契約を扱う記事タイトルと、淡い水彩の古い木の扉を配したアイキャッチ。

『ダンダダン』40話「契約」で、ジジは邪視の願いを受け入れ、体を明け渡してしまいます。いくらでも付き合うと答えた直後、返ってきたのは「言ったな」でした。

目を覚ましたのはブリーフ一枚、額に三つ目の目を開いた邪視ジジ。モモとターボババアをのみ込もうとした巨大ミミズを殴り飛ばし、人間は皆殺しにすると言い放ちます。

38話では、念波が一人だけ効かなかったジジ。怪物に心を操られなかった男が、40話では自分の返事ひとつで中へ入られる。そこがいちばん怖いところです。

泣ける過去を見せられて、優しく約束して、乗っ取られる。39話で泣いた読者ごと、まとめて引っかけにきてます。

※原作漫画第40話までのネタバレを含みます。第41話以降の展開には触れません。40話には、人柱にされた子どもの亡骸が出てきます。

人物39話までの状況40話での関わり
ジジ邪視の目を見て、人柱にされた少年と縄をほどけなかった過去を知った邪視を助けたくなり、地下の底へ走る。意識の中で遊ぶ約束をする
綾瀬桃(モモ)邪視の呪いで念波が相殺され、正気に戻ったジジから邪視を引きはがそうとし、地下までジジを追う
ターボババア邪視の名と、目の呪いの力をモモたちに教えた邪視に同情するなとジジを止める
邪視28話からジジの家に出ていたブリーフ姿の霊ジジの約束を受けて、その体を手に入れる
モンゴリアンデスワームオカルンに首を落とされても、すぐ新しい頭が生えた地下の底まで追ってきて、電撃と粘液でモモたちを動けなくする
40話の主な人物と、直前までの状況

『ダンダダン』40話のあらすじ|邪視を引きはがすモモから、ブリーフ姿のジジまで

40話は、39話でジジが邪視の過去を見た直後から始まり、ジジの体を得た邪視が人間皆殺しを宣言して終わります。

  • ジジに取りつく邪視を、モモが引きはがそうとする。ジジは、こいつは悪いやつじゃない、ずっと一人で苦しんできたと止める
  • ジジは、地下に積み重なった家々を下へ下へと駆け下りる。下の家ほど古い
  • いちばん底の、かんぬきで閉ざされた扉の奥に、縛られたままの少年の亡骸がある
  • 追いついたターボババアが、邪視に同情するなとジジを止め、二人が言い合いになる
  • ミミズの電撃で全員がしびれ、床は粘液に覆われる。ジジは意識を失う
  • 意識の中で幼い邪視と向き合ったジジは、謝って、いくらでも遊びに付き合うと約束する
  • 邪視の「言ったな」。ジジの体を得た邪視が、モモとババアをのみ込もうとしたミミズを殴り飛ばし、人間は皆殺しにすると宣言する

直前の39話は、ブリーフの霊の名が邪視と分かり、その過去をジジがのぞいた回でした。牢の窓から遊びを見ていた少年の話は39話のネタバレ感想・考察で追えます。

担当編集の林士平さんは配信当日、「大増26ページ」と告知しています。年明け二回目の更新で、いきなりページ増し。

アニメでは第2期の第14話「邪視」に入っています。38話の念波から40話の乗っ取りまでが、一つの放送回に詰まっています。

同情するなと止めたターボババア|元は怪異の側から出た忠告

40話でいちばん正しかったのは、ターボババアです。邪視の亡骸を前にしたジジへ、同情してはいけない、相手は人を操る妖怪だと食い下がります。

ジジは聞きません。地下の底まで走ってきたのは、助けたいからです。ババアとの言い合いの最中に、ミミズの電撃が全員をしびれさせます。

この忠告が効いてくるのは、言っている本人がもとは人を襲う怪異だったから。同情されたことがある側が、同情するなと言っているんです。

話数ターボババアの言動
8話星子が、トンネルの少女たちを慰めていたのかもしれないとババアを見直す
11話招き猫の中から、タマを返す代わりにモモと星子を殺せと迫る
38話ガラスの破片とモモの間に入り、オカルンを縛れとジジに指示する
40話邪視に同情するなと、ジジを止める
見直された怪異が、今度は見直すなと止める側に回る

11話のババアは、タマを返してほしければモモと星子を殺せ、とオカルンに迫りました。11話のネタバレ感想・考察で追った、あの交渉の張本人です。

「怪異の言うことを信じるな」を、怪異が言う。説得力が経験者すぎる。

応援コメント欄にも、自分の成り立ちと比べて止めてくれたのかと泣く声が並びました。40話を境に、読者の中でババアの信用だけが上がっている。

「契約」の中身|ジジの「いくらでも付き合う」と、邪視の「言ったな」

サブタイトルの「契約」は、書類もハンコもない約束でした。結んだのは、意識を失ったジジの心の中です。

そこにいたのは、まだ子どもの姿の邪視。39話で、一度でいいからみんなと遊びたかったとこぼした子です。ジジはまず謝り、それから、いくらでも付き合うと答えます。

その直後に返ってきたのが、邪視の「言ったな」。うれしそうな約束が、そのまま体の受け渡しの合図になる。そこから邪視はくねくねと揺れ、ジジは叫び声を上げます。

アニメ第14話のこの流れを、MBS animation公式チャンネルのショートは「ジジの“優しさ”でヤバいことに」と切り出しています。題がもう、全部言ってる。

比べる点38話40話
怪異の入り方ミミズの念波が、そばの人間を自ら死へ向かわせるジジの約束を受けて、邪視が体に入る
ジジ一人だけ念波が効かず、二人を抱えて逃げる自分から遊ぶと答え、体を明け渡す
ババアの役念波の仕組みを話し、モモをかばう同情するなと止めるが、間に合わない
操られなかった男が、自分の返事で入られる

38話のジジは、ミミズの念波を浴びても一人だけ平気でした。その様子は38話のネタバレ感想・考察のとおり。40話の邪視は、こじ開けるかわりに、ジジに自分で開けさせた。

11話のモモは、タマと霊力を交換する条件を付けてババアと取引しました。ジジの約束には、条件も期限もない。

「いくらでも」は、怪異相手にいちばん言ってはいけない量でした。

誰とでもすぐ遊べる男が、誰とも遊べなかった子に、上限なしで「遊ぼう」。そりゃ相手は離しません。

ブリーフ姿の邪視ジジ|額の第三の目と、皆殺し宣言の前にミミズ

ミミズは地下の底まで降りてきて、粘液で動けないモモとターボババアへ大口を開けます。そこへ割り込んだのが、邪視の入ったジジでした。

拳でミミズの頭を殴り、続けて蹴り飛ばす。粘液まみれの床でズボンはなくなり、残ったのは白いブリーフ一枚です。額には縦に開いた三つ目の目。

アニメ第14話の乗っ取り直後も、同じ公式チャンネルのショートで見られます。題は「ジジの中に邪視が」。

そして体を得た邪視は、人間は皆殺しにすると言い放ちます。モモたちを食われる寸前で救ったのと、全員殺すと言ったのが、同じ体のほぼ同じ瞬間。

変身した人宿った怪異力が入った経緯
オカルンターボババア倒したババアの意識は招き猫へ移り、霊力だけが体に残った(11話)
白鳥愛羅アクロバティックさらさらアクさらのオーラを受けて生き返り、20話でその力で変身した
ジジ邪視倒す前に、遊ぶ約束と引き換えに体ごと入られた(40話)
三人目の変身だけ、怪異のほうが運転席にいる

オカルンと愛羅が力を受け取ったのは、戦いの決着の後でした。20話のネタバレ感想・考察の愛羅の覚醒と比べると、40話は順番が逆。恨みが満タンの怪異に、体を先に渡しています。

作者が元ネタを語ったわけではありません。ただ、破壊の神の目を思わせる額で、口では人間皆殺し。似ているのは見た目だけであってほしい。

顔と三つ目と筋肉で神々しいのに、下を見るとブリーフ。破壊神の威厳を、下着一枚が全力で止めてます。

応援コメント欄の40話|ブリーフで笑って、「言ったな」で凍る

40話の応援コメント欄で最も多くの「いいジャン」を集めたのは、ブリーフをはいてこんなにかっこいいのは変態仮面くらいしか知らない、という声でした。

コメントいいジャン
ブリーフでこんなにかっこいいのは変態仮面以来6万4,000件超
邪視ジジのキャラデザがすごく好き4万6,000件超
これ乗っ取られてない? 最後は仲間になるよな?3万6,000件超
「言ったな」でゾクっときた。妖怪は人間を恨んでなったもの1万4,000件超
ターボババアの「気づいてねーのか」はどういう意味だったのか6,000件超
2022年1月11日の公開直後から並ぶ、40話への受け止め(要旨・2026年10月31日確認)

上位は見た目への笑いと興奮、その少し下に寒気。39話のコメント欄が謝罪と同情でいっぱいだったぶん、40話は「だまされた」という声が目立ちます。

それでも、ジジの優しさが間違いだったとは思いたくない、という書き込みも残っています。邪視がやっとジジに見つけてもらえてよかった、と先に喜んだ人まで。

人間は皆殺しと言いながら、やっていることはミミズを殴ってモモを助けること。その食い違いに気づいて、まだ望みをつなぐ読者もいました。

40話は単行本5巻の締めくくり。35話の人柱伝説から38話の逃走、39話の過去と読み進めると、同情が積み上がりきったところへ「言ったな」が来ます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|40話は、優しい約束が「契約」に変わる回

『ダンダダン』40話「契約」は、ターボババアの忠告を振り切ったジジが、邪視の遊びたい願いに応え、その約束を合図に体を奪われる回でした。

40話で押さえておきたいこと

  • ジジは積み重なった家々を下り、底の部屋で縛られたままの少年の亡骸を見つける
  • ターボババアは邪視に同情するなと止めるが、ミミズの電撃と粘液で全員が動けなくなる
  • 意識の中でジジが謝り、いくらでも遊ぶと約束すると、邪視の「言ったな」で体を奪われる
  • ブリーフ一枚に第三の目の邪視ジジが、ミミズを殴り飛ばし、人間は皆殺しにすると宣言する
  • 40話は単行本5巻の最後の話。アニメでは第2期第14話「邪視」に入っている

39話の邪視は、遊びたかったとこぼしていました。40話で手に入れたのは、遊び相手ではなく体のほう。ジジ、約束の受け取り方が向こうとまるで違ってます。

41話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月31日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
アニナビプラスの案内キャラ「アキラ」の吹き出しアイコン

アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

-ホラー
-