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【推しの子】25話感想|3期1話「入れ込み」は闇堕ちルビーの暗躍とアクアの重すぎる本音が交差する幕開け【ネタバレ】

2026年1月15日

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【推しの子】25話感想|3期1話「入れ込み」は闇堕ちルビーの暗躍とアクアの重すぎる本音が交差する幕開け【ネタバレ】

『【推しの子】』3期1話、通算25話「入れ込み」は、B小町のライブで派手に始まり、釣り堀で失踪中の元社長・斉藤壱護が見つかって終わる回です。

その30分の間に、アクアに避けられて泣き崩れる有馬かなと、兄の番組へ自分の企画書で乗り込んでくるルビーまで入っています。

そして話の芯は、タイトルそのまま「入れ込み」。入れ込んでいたのは片思いのかなではなく、避けていたアクアのほうだった――ここが25話いちばんのひっくり返しです。

ライブ、号泣、ほぼ告白の本音、兄妹共演、失踪者の発見まで30分。情報量、どうなってるんですか。

25話は2026年1月14日(水)23時から、TOKYO MX・ABEMAほかで放送。原作では9巻の序盤、第83話「入れ込み」と第84話「売り込み」あたりの内容です。

こちらは放送前に公式が出した25話のWEB予告。本編を見届けてから戻ると、何も知らずにワクワクしていた頃の自分に「覚悟して」と言いたくなります。

※この記事はアニメ25話の内容と、原作9巻前後のネタバレを含みます。

開幕は2ndワンマンライブ!挿入歌「Bのリベンジ」が3期の第一声になった

25話はOPより先に、B小町の2ndワンマンライブから始まります。そこで初披露されたのが新曲「Bのリベンジ」です。

『POP IN 2』の発売から半年。ブレイク寸前まで来たB小町を、説明より先にステージのど真ん中で見せてくる。この入り方がずるい。

「え、これが新OP?」と一瞬思いませんでした?

でもこれは挿入歌です。1話の冒頭のためだけに新曲とライブ映像を丸ごと用意してくるあたり、3期の本気度が最初の数分で分かります。

公式は放送直後にこの本編映像をそのまま公開し、翌1月15日0時には楽曲の先行配信も始めました。あのステージ、すぐ何度でも見返せます。

作詞・作曲は大石昌良。「サインはB」の書き手が新生B小町へ渡した"リベンジ"

作詞・作曲は大石昌良さん、編曲は大石さんとRINZOさん。歌はルビー(伊駒ゆりえ)、有馬かな(潘めぐみ)、MEMちょ(大久保瑠美)の3人です。

アイのB小町が果たせなかった夢といえば、アイの死で幻になった東京ドーム公演です。その続きを、アイの娘がいる今のB小町が歌う。

1期の「サインはB」はアイの声で聴けます。先に聴き比べると、同じ書き手が「アイのB小町」と「今のB小町」をどう書き分けたかがよく分かります。

ステージの外にカミキヒカル。キラキラの裏で「リベンジ」が二重に聞こえる

このライブ、ただ華やかなだけでは終わりません。曲の途中に、ライブ映像を見つめるカミキヒカルの姿が一瞬ずつ差し込まれます。

アクアとルビーが追ってきた、アイの死の奥にいる男です。その男が、アイの娘の歌う「リベンジ」を眺めている。

表向きは「B小町の夢のリベンジ」。でもルビーの両目の黒い星を知っていると、もう一つの復讐の意味が透けてきます。

一番キラキラした場面に、一番見たくない顔を混ぜてくる。3期、最初から容赦ないです。

ここではまだ見ているだけのカミキが本格的に動き出すのは、カミキヒカルがついに登場する28話です。25話のこの数カットが、そこへの助走になっています。

有馬かなが泣いた理由とアクアの本音|避けたのは「嫌い」ではなく怖かったから

かなが明るさを失った原因は、アクアがあかねと正式に付き合い始めてから、彼に避けられるようになったことです。そしてアクアの理由は、かなを守りたい恐怖でした。

ライブが終わり、一人だけ暗い顔で帰ろうとするかな。声をかけたMEMちょの前で、半年ぶんの苦しさが一気に決壊します。

さっきまでステージで笑って歌っていた子が、子どもみたいに泣き叫ぶ。冒頭ライブの華やかさが、ここで丸ごと反転します。

グループの数字は右肩上がりなのに、かなの心だけが半年間置き去り。あのライブの直後に見せられるから、この落差がきついんです。

重曹ちゃんの子役時代から続く不憫な愛され歴を知っていると、この涙はただの失恋に見えません。やっとつかんだアイドルの場所で、また一人で泣いているんです。

「アイのような事件が起きたら」――アクアの"入れ込み"が重すぎる

かなの涙を受けて、MEMちょはアクア本人と話しに行きます。アクアは、自分の態度がかなを傷つけていると分かったうえで、距離を取る理由を口にします。

かなに親しい男がいると悪質なファンに知られ、アイのような事件が起きてしまったら――。それが、アクアが一番恐れていたことでした。

アクアは幼い頃、ファンに刺されたアイの最期をすぐそばで見ています。だから「アイドルと恋愛」の先に、スキャンダルではなく血の結末まで想像してしまう。

見え方かな側アクア側
半年間の距離理由も言われず避けられた意図して距離を取っていた
理由嫌われたと思うしかない悪質なファンに狙われるのが怖い
重ねていたものアクアへの気持ちかなとアイの姿
25話で明かされた、二人のすれ違いの中身

かなから見れば、ただの無視。アクアから見れば、命がけの予防線。同じ半年がここまで違って見えていたのかと、表にすると余計に苦しい。

入れ込んでいたのは、かなよりアクアのほうでした。

原作第83話の題もまさに「入れ込み」。アクア本人は理屈で固めているつもりでも、その理屈の中身がかなを失いたくない一点に尽きているんですよね。

アクア、それを本人に一言でも言ってあげて……!と画面に向かって叫んだ人、手を挙げてください。

このすれ違いがどう着地するのかは、アクアが有馬かなを無視した本当の理由と仲直りまでで追いかけています。二人の距離がこの先どう変わるのか、気になって眠れない人はぜひ。

本音を知ってから漫画の83話「入れ込み」を読み返すと、かなを遠ざけるアクアの態度が、冷たさではなく怯えに見えてきます。同じ話なのに、読み心地がまるで別物です。

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25話の救世主はMEMちょ|かなを抱きとめ、アクアの頭をなでた"年長者"の仕事

壊れかけていたかなとアクアを、両側からつなぎ止めたのはMEMちょです。25話は実質、MEMちょの回と言っていい。

表では、MVが2000万再生を超えてB小町が波に乗っています。けれど撮影が終われば3人はすぐ解散で、帰りの車内も沈黙。仲良く見えるのは画面の中だけです。

そのグループの裏側で、MEMちょは夜明けまで動画の編集を続け、YouTubeの運営まで背負っています。人気の数字を支えているのも彼女です。

放送後の感想でも「MEMちょだけが癒し」という声が目立ちました。未成年メンバーを気づかう年長者の献身と、その働きすぎを心配する声が同時に上がっています。

出待ちしてまでアクアと話す。「合理的じゃない」から動けた人

かなの涙を見たMEMちょは、アクアと直接会って話すと決め、仕事終わりの彼を待ち構えます。放っておくほうが楽なのに、あえて面倒な場所へ踏み込む。

理屈で距離を正当化するアクアに、MEMちょは自分は合理的じゃないから、悲しんでいる友達を見たら何かしたくなる、と返します。

そして本音を吐き出したアクアに、MEMちょはそっと頭をなでて寄り添います。責めも説教もしない、それだけの動きです。

クールで大人びたアクアが、ここでは怯えた子どもの顔になる。その顔を見抜いて、叱るより先に怖さのほうへ寄り添えるのが、MEMちょの強さです。

泣くかなを抱きとめて、怯えるアクアの頭をなでて、帰ったら朝まで編集。MEMちょ、ちゃんと寝てください。

闇堕ちルビーが兄の番組に登場|自分で企画書を持ち込んだ「光宙」リポート

後半の主役はルビーです。アクアがレギュラー出演する番組に、彼女は誰かの仕込みではなく、自分で企画書を持ち込んで出演枠を取っていました。

その番組が、ネットTVのバラエティ「深掘れ☆ワンチャン!」。社会的にギリギリの題材を深掘りする番組で、アクアはクールで刺さるツッコミ役として重宝されています。

ある日の収録。ロケのリポーターとして、いきなりルビーが画面に出てきます。いつもは表情を崩さないアクアが、ここで大きく動揺します。

「キラキラネーム光宙君は実在するのか?」双子が持ち込むには皮肉すぎる企画

ルビーが持ち込んだのは、キラキラネームの代表格として語られてきた「光宙(ぴかちゅう)」君は本当にいるのか、を確かめに行く企画です。

いや、攻めすぎでしょう。しかもこれを満面の笑みでリポートするのが、本名・星野瑠美衣のルビーです。

アクアマリンとルビーの双子が、キラキラネームを深掘りする。

番組のノリには完璧に合っていて、しかも兄と同じ画面に立てる。笑える企画の顔をして、数字と出演機会を両方取りに行くあたりが、以前のルビーとは別人です。

この出演は鏑木Pの仕込みではなく、ルビー自身が企画書を作って持ち込んだものでした。

それを聞いたアクアは驚きを隠せず、鏑木も「いいブレーンでもついたのかな?」とこぼします。業界を知り尽くしたPが、16歳の手際に別の誰かの影を見たわけです。

天真爛漫だったルビーが、笑顔のまま企画書で営業をかけてくる。頼もしいのに、見ていて胸がざわつきます。

両目の黒い星。ルビーは何を知って変わったのか

ルビーをここまで変えたのは、2期ラストの高千穂です。MV撮影で訪れた地で、彼女はアイに加えてゴローまで殺されていたと知り、復讐を決意しました。

だから25話のルビーは、両目に黒い星を宿したまま、笑顔で芸能界を上りに行きます。上に行けば行くほど、その「もう一人」に近づけるからです。

光を吸い込むようなあの目の意味をもっと深く知りたいなら、ルビーが闇堕ちした理由と両目の黒い星の変化を読むと、25話の笑顔がさらに怖く見えてきます。

ラストの釣り堀に斉藤壱護|ルビーが見つけたのは苺プロの元社長だった

25話の最後に待っていたのは、釣り堀での再会です。ルビーが声をかけたサングラスの男は、アイの事件のあと失踪していた苺プロ元社長・斉藤壱護でした。

ライブ、涙、兄妹共演とにぎやかに進んだ回が、最後だけ静かな釣り堀で止まる。この温度の落とし方、ずるくないですか。

黒い星の目をした16歳が、何年も姿を消していた大人に自分から声をかける。絵面だけでちょっとしたホラーです。

項目斉藤壱護
立場苺プロダクションの創業者で元社長
アイとの関係身寄りのなかったアイをスカウトし、芸能界へ導いた
家族現社長・斉藤ミヤコの夫
失踪アイが殺され、夢だった東京ドーム公演が消えたあと姿を消した
25話ラストに現れた斉藤壱護の基本情報

アイを見つけ、アイを育て、アイを失って消えた人です。その人を、アイの娘が自力で探し当ててしまった。

鏑木の「いいブレーンでもついたのかな?」の直後に、アイを知り尽くした元社長とルビーが並ぶ。この並べ方は、どう見ても偶然ではありません。

原作でも、ルビーの企画持ち込みと壱護の発見は同じ第84話「売り込み」で描かれます。「売り込み」の相手は番組だけではなかった、と読めてしまうのが怖いところです。

アイを一番近くで知っていた大人と、復讐を決めた娘。この二人が組んだら、芸能界で何を起こすんですか。考えるだけで背筋が冷えます。

放送後には、公式が25話のエピローグムービーも公開しています。本編の余韻が残っているうちに見ておきたい一本です。

ルビーと壱護がこの先どう動くのかは、闇堕ちルビーの「打算」が加速する26話へそのまま続きます。

漫画の84話「売り込み」は、番組への企画持ち込みと釣り堀の場面が同じ回に入っています。続けて読むと、笑顔の営業と壱護への声かけが一人の少女の表と裏に見えて、ぞくっとしますよ。

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【推しの子】25話に関するよくある質問

続きは原作のどこから読めるのか、あの変則的な曲の流れは何だったのか。見終わった直後に気になりやすい3つへ、先に答えておきます。

Q.25話は原作漫画の何巻・何話にあたる?

原作コミックス9巻の序盤です。アクアとMEMちょの場面が第83話「入れ込み」、ルビーの企画持ち込みと壱護の発見が第84話「売り込み」にあたります。

9巻は、高千穂でルビーが復讐を誓ってから半年後、「中堅編」が動き出す巻です。25話の直後を読みたい時も、この巻から入れば迷いません。

Q.25話の曲の流れはどうなっていた?OPとEDは?

冒頭のライブで挿入歌「Bのリベンジ」が流れ、本編の最後にOP主題歌のちゃんみな「TEST ME」が流れる、少し変則的な構成でした。

曲名アーティスト位置づけ
BのリベンジB小町25話の挿入歌。冒頭ライブで初披露
TEST MEちゃんみな3期OP主題歌。25話では本編の最後に流れた
セレナーデなとり3期ED主題歌
3期の主題歌と25話の挿入歌

「TEST ME」は3期第2弾PVでも使われています。ライブで上がった気分を、最後にこの曲で一気に暗い芸能界側へ引き戻す流れでした。

Q.25話を見逃した。どこで見られる?

3期は全11話で放送を終えています。配信先は3期全11話の配信先と4期Final Seasonの最新情報にまとめています。

まとめ|25話は「入れ込み」の意味がひっくり返る3期の幕開けだった

25話は、B小町の新曲ライブで始まり、アクアの重すぎる本音を経て、ルビーと斉藤壱護の再会で終わる回でした。

【推しの子】25話「入れ込み」のポイント

  • 冒頭の2ndワンマンライブで、大石昌良作詞・作曲の挿入歌「Bのリベンジ」を初披露
  • ライブの合間に、映像を見つめるカミキヒカルが差し込まれた
  • アクアがかなを避けたのは、アイのような事件が起きるのを恐れたから
  • ルビーは自分で企画書を持ち込み、兄の番組「深掘れ☆ワンチャン!」に出演
  • ラストの釣り堀で、ルビーが失踪中の元社長・斉藤壱護を見つけた

かなの涙の理由が、アクアの恐怖だった。ルビーの企画書の裏に、アイを育てた男がいるかもしれない。どちらも「表に見えていたもの」の裏側が開く話です。

アクアはかなを守るために離れ、ルビーは復讐のために近づく。同じアイの死から、双子が真逆の方向へ動き出したのが25話でした。

キラキラのライブで始まって、釣り堀の静けさで終わる。この温度差こそ『推しの子』。1話目からこれなら、3期はもう最後まで追うしかありません。

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※本記事の情報は2026年9月26日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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