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『アオのハコ』雛が泣くシーンはどこ?失恋後に涙を流す場面と隠していた本音を解説

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白い余白を生かした淡くやわらかな日本の少女漫画雑誌風の水彩イラスト。夕暮れの秋空を背景に、窓から淡いオレンジ色の光が差し込む無人の体育館と、遠くにぼんやり見えるキャンプファイヤーの光を配置する。建築や小物は無地・無印の汎用的な形で簡略化し、淡い色面、やわらかな輪郭、少ない陰影と質

『アオのハコ』で蝶野雛が大喜に振られて泣くのは、アニメ第24話「ジェットコースター」の終盤。菖蒲がその涙を受け止めるのは、続く第25話「それでも」です。

原作は第9巻。告白の返事と失恋は第76〜77話、菖蒲の慰めは第80話です。雛の涙を「振られた瞬間」だけで閉じてしまうには、隣に座ってくれた友達の存在が大きすぎるんですよ。

雛がいちばん苦しそうなのは、返事を聞いたあと、自分の恋心まで嫌いになってしまうところ。大喜へ向けた思いがどうして自分を責める言葉へ変わったのか、あの夜から翌日の菖蒲との時間へつなげて見ていきます。

※アニメ第24〜25話と原作第9巻の失恋場面まで、結末を含めて触れます。

人物この失恋での立場
蝶野雛大喜に思いを伝え、秋合宿で告白の返事を受ける新体操部員
猪股大喜雛の親友。千夏を好きな気持ちと雛への誠実さの間で答えを出す
鹿野千夏大喜が片思いしている一学年上の女子バスケ部員
守屋菖蒲雛と大喜の恋を後押しし、失恋後は雛を支える友人
涙を見届けるうえで、雛・大喜・千夏・菖蒲の関係がわかる早見表。

『アオのハコ』雛が泣くシーンはアニメ何話?原作では9巻の何話?

泣き始める瞬間を探しているなら第24話の終盤です。菖蒲がティッシュを並べ、雛の涙を受け止めるところまで見たいなら、第25話の冒頭にも進んでください。

探している場面アニメ原作漫画
大喜が雛へ告白の返事をする第24話「ジェットコースター」第9巻・第76話「言うつもり」から第77話「それでも」
雛が菖蒲へ失恋を打ち明け、泣き出す第24話の終盤第9巻・第77話「それでも」
菖蒲がティッシュを差し出して一緒に泣く第25話「それでも」の冒頭第9巻・第80話「それが私なので」
ゲームセンターで雛が再び涙ぐむ/ウサギのかぶり物をつける第25話の後半第9巻・第80話「それが私なので」
第80話は菖蒲の視点で失恋直後を振り返ってから、合宿後のゲームセンターへ進みます。アニメ第25話はその内容を一話へ組み込んでいます。

第24話は2025年3月20日、第25話は3月27日に放送されました。振られる夜と、泣いていいと言われる時間は、続けてこそ胸に残ります。

僕は漫画なら第75話から読みます。二人きりになれた喜びを知っていると、第76〜77話で返事が近づくたびに、次のページをめくる手を止めたくなるんです。

大喜は答えを告げたあともラケットを握り、雛にも翌日が来ます。昨日の続きを生きなければならない二人を見ると、菖蒲が差し出す小さなティッシュにまで、胸がぎゅっとなるんですよ。

第24話で止めると、雛をあの夜に置き去りにしたみたいで。第25話の菖蒲がいてくれて、やっと少し息ができます。

第24話の秋合宿で何が起きた?体育館から菖蒲の前で泣くまで

キャンプファイヤーの夜、菖蒲のおかげで雛と大喜は二人きりに。こんな機会を待っていたはずなのに、雛はその夜、恋の決着まで欲しかったわけではない。そこがもう苦しいんです。

千夏を見る大喜に傷つき、その大喜の優しさにまた期待してしまう

第23話の夜、大喜は山へ走りに出た千夏を追いかけます。そして翌日、雛の目に入るのは、一緒に戻った二人と、準備中も千夏を追う大喜の視線。見たくない二人の距離を、雛は目の前で見てしまうんです。

雛がいくら大喜を見つめても、大喜の視線は千夏へ向く。

ところが大喜は、雛の髪についた葉っぱには手を伸ばしてくれる。こんな小さなことが、好きな側にはうれしい。だから簡単に期待を捨てられない。

千夏を追う目も、雛へ伸ばす手も、同じ大喜のもの。雛の立場で見ていると、優しさをもらうほど諦めるのが難しくなるんです。

喜んだすぐあとに、千夏を見る大喜の横顔で気持ちが落ちる。第24話が「ジェットコースター」と題されるのも分かります。雛の恋は、大喜の優しさまで痛みに変えてしまう。

二人きりの体育館で届いたのは、待ちたくなかった「付き合えない」

菖蒲に背中を押され、雛は体育館で大喜と二人きりに。外のキャンプファイヤーを眺め、以前の王様ゲームを思い出して笑える。まだ、いつもの二人でいられるんです。

その会話の先で雛は、改めて「大好き」と伝えます。僕は笑い合う時間がもう少し続いてほしかった。でも大喜は、その言葉を聞き流して次の雑談へは戻らず、返事を始めるんです。

雛が守ってきた「まだ答えを聞かずにいられる時間」が、ここで終わる。外では火を囲む声が続くのに、体育館の二人だけはもう笑い合う会話へ戻れません。

  • 菖蒲の後押し:雛と大喜が二人で話せる機会ができる。
  • 大喜の返事:雛とは恋人として付き合えないと伝える。
  • 雛の抵抗:まだ答えを出さないでほしいと、二人の時間や自分の気持ちにすがる。
  • その後:返事を変えられないまま体育館を離れ、菖蒲と顔を合わせて失恋を言葉にする。

大喜の「付き合えない」を聞いても、雛は引けません。彼がさらに何かを言いかけると、その口を手で塞ごうとする。もう次の言葉を聞く余裕がないんです。

いつもなら軽口を返して笑い合える相手なのに、今は口を塞ぐほど聞きたくない。あの手を見るだけで、雛がどれだけ追い詰められていたか伝わってきます。

雛は、大喜が千夏を好きなことをずっと知っていました。それでも、好きな人が別の人を見ている毎日と、その人の口から「付き合えない」と告げられる夜は違う。残していた希望の形が、そこで変わってしまう。

雛は今日、答えを聞きたくなかった。一方、大喜は返事を延ばして同じ優しさを重ねるほど、彼女の期待を膨らませてしまうと考えたんです。

「まだ待ちたい」雛と、「もう待たせたくない」大喜。二人とも相手を大切にしているのに、望む明日が食い違います。

外のキャンプファイヤーはまだ続いているのに、二人のいつもの会話だけが終わってしまった。あの体育館、戻りたいのに戻れない場所なんですよ。

菖蒲の前で「振られた」と言えた瞬間、雛の涙がこぼれる

体育館を出た雛は、菖蒲に会って「振られた」と打ち明けます。大喜の前で必死に食い止めようとした返事を、友達には自分の言葉で伝えなければならない。その瞬間、こらえていた涙があふれるんです。

好きな相手の前では「まだ待ちたい」と踏ん張った雛が、菖蒲の前ではもう強がれない。大喜の前で止めていた涙を、菖蒲の前で流せる。僕はその違いに、ようやく少し救われます。

漫画の第75〜77話では、雛がまだ笑っていられるところから、もう返事を受け止められなくなるところまで一続きです。読み進める速さを自分で決められるのに、僕は毎回同じところでページを止めてしまいます。

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雛が隠していた本音は?「返事はいらない」と自分を嫌いになる苦しさ

雛は「付き合えない」と言われたから泣いた。それだけなら、あれほど必死に返事を止めようとはしなかったはずです。好きなまま待っていられる未来まで、あの夜に失ってしまった。

答えを聞かなければ、いつか振り向いてくれるかもしれない

雛は、大喜が今日すぐ自分を選んでくれなくてもよかった。千夏を好きな彼のそばにいられるなら、いつか振り向いてくれるかもしれない。その「いつか」を、返事がない間だけでも手元に置いていたかったんです。

大喜と明日も話せる。練習のあとに笑い合える。雛にとって、親友として過ごす日常が、いつか恋が実るかもしれない場所にもなっていたんですよね。

でも、大喜が千夏を見るたびに傷つく日々でもあります。希望を残したいほど、雛自身がその希望に振り回されてしまう。

大喜は、友達としての優しさが雛に新しい期待を抱かせ続けることを避けたかった。待つことが雛の希望であり、待たせることが大喜には見過ごせない時間になっていた。

思い出の多さを持ち出してしまうほど、親友という距離が大切だった

体育館で雛は、千夏より自分のほうが大喜との思い出は多いと訴えます。いつもなら気軽に言える「親友としての近さ」を、このときは必死に差し出してしまうんです。

思い出の数で好きになる相手が決まるわけじゃない。それでも数えたくなるほど、雛には二人で過ごした時間が大切だった。

中等部からふざけ合い、部活を頑張る大喜をそばで見てきた。雛が恋の言葉を持ち出さなくても続いていた日常です。その長さが今夜の返事を変えないと知って、雛は何を頼りにすればよかったんでしょう。

思い出を数えたくなるほど、大喜といる毎日が雛には大切だった。けれど、大喜が誰を好きになるかは思い出の多さでは決まらない。この二つが同時に本当だから、あの訴えは痛いんです。

新体操では努力を重ねた雛が、恋では「醜い」と感じてしまう

返事に食い下がった雛は、恋をする自分が「醜い」と感じるほど苦しんでいます。人前で明るく振る舞い、大喜の頑張りを応援してきた雛の言葉が、今度は自分自身へ突き刺さるんです。

新体操で大会3位までたどり着いた雛。でも恋は、努力しても大喜の気持ちを変えられません。練習を積めば前へ進めた雛だから、どうにもならないこの恋が余計に悔しいんだろうなと思います。

口を塞ぎ、思い出の多さを訴えたあとで、雛はそんな自分にまで言葉を向けてしまう。好きな相手に拒まれたうえに、自分の気持ちまで責めるなんて。

好きになったことまで嫌いになってほしくない。雛が自分に向けた「醜い」という言葉は、僕には振られた瞬間と同じくらい痛いんです。

大喜の返事は変わりません。雛だって、言われたその場で好きな気持ちを消せるはずがない。どちらももう一歩も譲れないまま、会話が終わっていきます。

大喜を好きでいた日々は、雛の大事な時間だったはず。その時間まで間違いだったことにしないでほしい。

雛、自分のことまでそんなふうに言わなくていいよ。大喜を好きだった時間まで消えてしまうわけじゃないんだから。

あれほど楽しそうに想像できた未来が、体育館の返事で遠ざかる。夢を見る時間は確かにあったのに、と思うとたまりません。

第25話で菖蒲はどう慰めた?ティッシュ・ゲームセンター・着ぐるみの涙

菖蒲は、雛と大喜が二人になれるよう背中を押した友達です。その雛が泣いて戻ってきた。応援した自分にできることはもうないのかと思う場面で、菖蒲は恋の行方を変えようとせず、雛のそばに残るんです。

ティッシュを並べる菖蒲が、雛を泣かせてあげる

大喜の前では口を塞ぐほど返事を止めたかった雛が、菖蒲の前では自分の涙を止めなくていい。ここで僕も、やっと少し息ができます。

菖蒲はティッシュを並べ、思い切り泣いていいと伝えます。雛に何と声をかければいいのか迷っていた彼女まで、つられて涙を流す。恋の作戦を考えるより、今は一緒に泣く。それで十分なんだと思わされます。

菖蒲は、それまで自分を好きだと言ってくれた相手と付き合ってきました。匡に「好いている側はどうやって幸せになるのか」と問われたとき、相手を待つ雛の苦しさをまだ自分のものとしては分かっていなかったんです。

でも、目の前で雛が泣く。匡の問いが、菖蒲にはもう軽い恋愛談義では済まなくなります。

第9巻・第80話は、菖蒲の視点で第77話の夜へ時間を戻してから、合宿後の外出へ進みます。

雛の涙を知ってから菖蒲の側へ戻ると、ティッシュを並べた手の意味が変わります。どう慰めればいいか分からないまま、それでも離れなかった手だったんですよね。

気の利いた言葉が出なくても、ティッシュを並べて一緒に泣ける。菖蒲、いてくれてありがとう。

ゲームセンターでは、傷心の雛が菖蒲をかばう

合宿のあと、菖蒲は雛をゲームセンターへ連れ出します。プリクラやゲームでようやく笑える時間が戻ったところに、菖蒲の元彼が現れ、別れた相手への不満を口にする。

いや、今それを言うのかよ。ようやく笑えた雛の前で、菖蒲を傷つけることは言わないでほしい。

雛は、友達が目の前で悪く言われるのを聞き流せません。自分の失恋だけでもつらいはずなのに。

雛は、別れた相手を悪く言う元彼に言い返します。菖蒲を守ろうとした言葉が自分の大喜への思いにも触れてしまい、今度は雛自身が涙ぐむんです。

まだ自分の傷もふさがっていないのに、友達への言葉には黙っていられない。そんな雛らしさが残っていて、少しだけ救われました。

漫画第80話「それが私なので」は、菖蒲が雛を誘って出かけた先の話。ティッシュを差し出してくれた友達を、今度は雛がかばう。二人がちゃんとお互いの味方でいてくれるのが、うれしいんです。

菖蒲をかばって言い返した雛も、大喜への気持ちはまだ整理できていません。別れた相手を悪く言う元彼を見て、自分の恋の終わり方にも触れてしまうんです。

大喜を好きだった自分を、そんなふうに否定したくはない。体育館では自分を「醜い」と責めた雛が、今度は友達を守る言葉で、自分の恋にも向き合うんです。

菖蒲を守った言葉が、雛自身の胸にも返ってくるんですよ。

ウサギのかぶり物で顔を隠す雛。笑える格好のはずなのに、涙を見られたくない気持ちを思うと笑えない。菖蒲が隣にいるのが、うれしいです。

ティッシュを並べた夜も、ゲームセンターで笑おうとした日も、菖蒲は雛の隣にいます。慰めたら終わりではなく、次の楽しい時間へも付き合ってくれるんです。

失恋のあとに雛と菖蒲が一緒に笑おうとする時間がある。その続きが見られるだけで、僕は第25話が好きなんです。

合宿翌朝、早くコートへ来た大喜に針生が勝負を持ちかけます。雛が気にならなくなったわけではない。それでも、大喜は自分の答えを引き受けたままラケットを握ります。

夜に泣く雛と、朝に打つ大喜。それぞれが同じ合宿にいても、昨日の二人にはもう戻れないんですよね。

漫画の第80話「それが私なので」まで読むと、雛の涙は菖蒲の手の温かさへ続きます。第76〜77話だけで本を閉じたら、僕はきっと落ち着けません。

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大喜はなぜ返事を出した?第14話の告白から文化祭・第24話の決断まで

大喜は千夏を好きなまま、雛には「付き合えない」と伝えました。親しい友達だから、返事を曖昧にして雛の期待を延ばし続けたくなかった。優しさを重ねるほど彼女が傷つくと気づいた大喜の選択です。

第14話の告白は、公園のブランコ。返事が届くのは第24話の体育館

雛が告白した第14話「どういう文脈?」では、新体操の大会で3位になったあと、公園のブランコで大喜と靴飛ばしをします。いつもの遊びから、あの告白が飛び出すんです。

靴を飛ばして笑い合える距離だからこそ、「好き」を言えた雛。秋合宿の体育館では、その同じ相手の返事を聞くのが怖くなる。公園の明るさを覚えているほど、胸が痛みます。

雛はその場で返事を急がせず、翌日も大喜の友達でいられました。ところが第20〜21話の文化祭で二人が王子と白雪姫を演じると、周囲には付き合っているという噂まで広がります。

第22話では菖蒲も雛の恋を後押しします。雛が大切にした「返事を聞かずにそばにいられる日々」が、周りにはもう恋人になる途中に見えている。

雛と大喜の転機雛が望んでいたこと大喜側に起きたこと
第14話:公園の告白好きな気持ちを伝え、今すぐの返事は求めない友達の雛に恋心を告げられ、向き合い方が変わる
第20〜22話:文化祭の代役・噂・菖蒲の応援友達のまま近くにいて、恋の可能性も諦めたくない王子役を引き受けた後、雛との噂が広がり、曖昧な関係が周囲にも見えるようになる
第24話:秋合宿の夜自分を好きになるまで、返事を待ってほしい曖昧さが雛を傷つけると考え、付き合えないと伝える
公園で「まだ聞かなくていい」と始まった恋が、体育館で「今、答える」へ変わる。

公園では二人だけの話だった雛の「好き」が、文化祭では周囲の噂になり、体育館では大喜の答えへ変わります。周りが気軽に騒げることほど、当人たちには笑えない話になってしまった。

噂の軽さと、返事の重さ。文化祭と秋合宿を並べると、その差が痛いほど分かります。

公園で雛が大喜へ告白したときは、あんなに明るく「返事はあとで」と言えた。その日から待ってきた雛を思うと、体育館で返事を止めようとした手がますます切実です。

原作9巻の「それでも」が、アニメ24話と25話へまたがる

漫画では第76話「言うつもり」から第77話「それでも」へまたがる体育館の返事。アニメでは第24話の終盤に一気に押し寄せます。雛に考える間を与えないように、答えまで時間が進んでしまうんです。

アニメ第25話の題名も「それでも」。でも返事を聞く場面は第24話です。第25話は、もう答えを聞いてしまった雛が、そのあとをどう生きるかへ進みます。

原作第78話では菖蒲と匡の言葉がぶつかり、第79話で大喜は千夏との時間へ進みます。

第80話で菖蒲の側へ戻ると、雛が泣いた夜とゲームセンターがつながります。アニメ第25話は、ティッシュの夜から翌朝のバドミントン、合宿後の外出へ。菖蒲が隣にいる時間を続けて追えるんです。

鬼頭明里さんが演じる雛は、第24話の前半ではいつもの明るい声。それが返事を拒む声から、必死に食い下がる声、菖蒲の前で泣く声へと変わる。同じ雛の声なのに、聞こえ方が変わるんです。

話している相手はずっと同じ大喜なのに、雛の声だけが変わっていく。その落差が頭から離れません。

エルスウェア紀行はSeason2のED「blue in」も担当します。けれど、この夜を思い返すときに僕の頭に残るのは「恋色」です。

漫画ならページをめくる手を止められる。でもアニメの声と歌は、雛がまだ聞きたくない答えの先まで運んでしまう。

雛は返事を止めたかったのに、声も時間も先へ進んでしまう。あの夜だけは、少し待ってあげてほしかった。

原作では、あの夜のあとも雛と大喜の関係が動きます。雛の失恋後の恋の行方を知ってから振り返っても、体育館で「まだ待ちたい」と言った雛の気持ちは、あの夜のものとして胸に残ります。

先の展開は先の展開。雛があの日に失った希望まで、後から軽くなるわけじゃないんですよね。

まとめ:雛が泣くのは第24話終盤、第25話の菖蒲の慰めまで見届けたい

雛が失恋して泣き始めるのはアニメ第24話の終盤。第25話では菖蒲がその涙を受け止めます。原作は第9巻・第76〜77話から第80話へ。答えを聞く夜から、友達と過ごす時間まで続けて見てほしいんです。

この記事のポイント

  • 雛が大喜から返事を受けて泣き出すのはアニメ第24話「ジェットコースター」の終盤。
  • 菖蒲がティッシュを出して寄り添い、ゲームセンターで過ごすのは第25話「それでも」。
  • 原作は第9巻・第76〜77話で失恋、第80話で菖蒲の慰めとその後を読める。
  • 雛は「大喜が好きになるまで待ちたい」と願い、大喜は曖昧さを終わらせるため返事をした。

第24話で雛は「いつか大喜が振り向くかもしれない」と待つ時間を失います。けれど第25話には、何も言えないままでも一緒に泣いてくれる菖蒲がいる。

ゲームセンターでまた涙ぐんでも、友達を傷つける言葉には黙っていられない。その雛らしさを見られるのが、僕にはうれしいんです。

好きだった時間は戻らなくても、雛の明日は続く。あの二話は失恋の結末と、その先にいてくれる友達の話でもあるんです。

ティッシュを並べて、隣で泣いてくれる菖蒲がいてよかった。第24話で画面を閉じずに、第25話の雛にも会いに行ってください。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年9月22日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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