『薬屋のひとりごと』の里樹妃(リーシュヒ)は、左右に輪を重ねたような結い髪と、肩の前へ下ろした長い髪が目を引く妃です。花飾りもよく似合うけれど、かわいさは見た目だけではありません。
里樹妃の魅力は、上級妃として頑張る姿から、素直な表情がこぼれること。「甘いものは好きです」という一言にも、母を思う「返して」にも、その子らしさが残っています。
立派に振る舞いたいのに、驚きも不安も顔に出てしまう。そんな里樹妃が阿多妃(アードゥオヒ)と笑い合う姿には、つい頬がゆるみます。ああ、こんな顔で過ごせる時間があってよかった。
Web版の茶会や授業後には、里樹妃らしい短い言葉が残ります。アニメ第38話には、普段のおびえる姿とは違う強い声も。笑顔だけでなく、その声まで追うと、さらに好きになる子です。
髪型はきちんと決まっているのに、表情は隠しきれない。里樹妃、そっちまで取り繕えないのがいい。
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里樹妃の髪型は、左右の結い髪と下ろした長い髪が特徴
里樹妃の髪型は、顔の両側で丸くまとめた部分と、下へ流れる長い髪を一緒に見るとつかみやすいです。上だけで結い上げて終わらず、縦に伸びる髪も目立ちます。
アニメ第2期の里樹妃の立ち絵では、茶色系の髪に左右の花飾りが添えられています。淡い衣装と合わさると、花を添えた華やかさにも柔らかさが残ります。
丸い結い髪と長い毛束を、別々に見ると分かりやすい
顔の横には、髪で輪を作り、重ねたように見える部分があります。そこから下へ長い髪が続く。丸い結い髪に目を奪われたら、肩の前まで視線を下げてみてください。
| 注目する場所 | 立ち絵での特徴 | 見た目の印象 |
|---|---|---|
| 顔の両側 | 輪を重ねたような、左右の丸い結い髪 | 顔の周りに柔らかな丸みが出る |
| 肩の前 | 結い髪とつながる、下ろした長い毛束 | 丸さに加えて、縦の流れも目に入る |
| 前髪・額 | 短い毛束の間から額がのぞき、中央に飾りが下がる | 目元や眉の表情を追いやすい |
| 左右の髪飾り | 花飾りと桃色のリボン | 衣装と一緒に、明るく可憐な雰囲気を作る |
左右の花飾りは顔の近くに、長い髪は肩の前に。位置が分かると、まとめた部分と下ろした部分を追いやすくなります。丸い結い髪だけでなく、縦へ伸びる髪まで追うと、全体の形がつかめます。
花飾りと前髪が、表情のかわいらしさを引き立てる
長い髪をきちんと結っているのに、顔の周りは軽やか。花やリボンの明るさと、短く分かれた前髪が効いています。上級妃の装いでも、顔まで堅苦しくはならない。
左右の花を見ていたら、あ、額の真ん中にも飾りがある。小さく下がった飾りから丸い目へ、気になるところが続きます。顔の周りだけでも、見る場所が多い。
とくに、整えた髪の下で、顔だけは素直に動くところが里樹妃らしい。額がのぞく前髪も、目元や眉の動きを追いやすい。髪飾りから目元へと、顔の周りを見る楽しさがあります。
里樹妃の装いを絵でじっくり楽しむなら、漫画版を。台詞を追ったあと、髪飾りや長い髪へもう一度目を戻せます。話を先へ進めたいけれど、髪の細部を見るならコマで少し足を止めたい。
里樹妃がかわいいのは、気を張っても表情に出てしまうから
里樹妃は、上級妃として立派に振る舞おうとしている子です。それでも驚いたり怖がったりすると、年相応の顔が出る。頑張りと素直さが一緒に見えるのが、放っておけないところです。
感情がすぐ顔に出てしまい、後宮の風習やしきたりにもまだ不慣れ。高い立場にいるのに、周りから軽く扱われることもあります。肩書が立派でも、周りが優しくなるわけではない。そこは苦しい。
「上級妃らしく」と頑張るから、素の反応が近く感じられる
里樹妃役の木野日菜さんは、役作りを語ったインタビューで、立場を示そうと気を張る姿と、驚いたときに等身大の少女へ戻る姿を演じ分けたと話しています。
ちゃんとしていたいのに、びっくりすると素の反応が出てしまう。里樹妃、いまは顔に出てるよ。けれど、上級妃らしく頑張る姿まで思うと、慌てた顔にも笑い切れません。
- 上級妃としての場では、立場にふさわしく振る舞おうと気を張る
- 驚いたり怖くなったりすると、年相応の反応が出る
- 助けてくれる人が増えると、安心した表情も見せるようになる
木野さんも、里樹妃を演じていると肩がこるほど緊張すると話しています。
怖がる顔だけでなく、安心できたときの変化にも注目
木野さんは第2期について、味方になる侍女や、助けてくれる猫猫(マオマオ)によって、里樹妃が安心した顔を見せるようになるとも語っています。
木野さんは第37・38話の里樹妃について、猫猫への反応が少し柔らかくなったとも語っています。助けてくれた猫猫なら、少し気を抜けるのかな。
役作りの話を読むだけのはずが、木野さんの肩まで心配になってきた。
園遊会の困った顔には、膳の出来事も重なっています。表情だけでなく、何が起きたのかも気になるところ。猫猫の毒見と里樹妃の膳の関係は、アニメ第6話「園遊会」の解説でたどれます。
里樹妃の表情を追うなら、漫画版で一つのコマに少し留まるのもよさそうです。立場を意識した顔から、ふと年相応の顔へ。髪飾りを見るときとは別に、その変わり目でも足を止めたくなります。
里樹妃の名言は、素直さと芯の強さが出る言葉に注目
里樹妃の言葉で心に残るのは、甘いものへの素直な好み、授業後の圧倒された反応、そして母を思って強く言う「返して」です。大きな演説よりも、短い言葉に気持ちが出ます。
「甘いものは好きです」と「無理、ぜったい無理」は、Web版の台詞です。「返して」は、アニメ第38話について木野日菜さんが挙げた言葉です。
| 印象的な言葉 | 場面・媒体 | 里樹妃らしいところ |
|---|---|---|
| 「甘いものは好きです」 | Web版「29 蜂蜜その壱」の茶会 | 緊張する中でも、好きなものを素直に答える |
| 「無理、ぜったい無理」 | Web版「七、後宮授業(14.06.20改)」の授業後 | 圧倒された気持ちが、そのまま言葉になる |
| 「返して」 | アニメ第38話「踊る幽霊」の鏡を取り返す場面 | 大事なもののために、強い声を上げる |
「甘いものは好きです」――緊張する茶会で出る、素直な好み
Web版の「29 蜂蜜その壱」では、玉葉妃(ギョクヨウヒ)との茶会で、里樹妃が緊張しています。甘いものが好きだと答えたあと、蜂蜜入りの茶を前に表情が変わります。
甘いものが好きと聞けば、茶会も少し楽しくなりそう。ところが、蜂蜜入りの茶の前で表情が変わる。好みを答えたからといって、目の前の茶まで大丈夫とは限らないんです。
- 里樹妃は緊張しながら、玉葉妃との茶会に臨む
- 甘いものが好きだと答えるが、蜂蜜入りの茶を前に顔色が変わる
- 猫猫が玉葉妃へ耳打ちし、茶は生姜湯へ替えられる
- 里樹妃は生姜湯なら大丈夫だと、元気よく返事をする
言葉だけなら、甘いもの好きのかわいい一面です。でも茶が替わったあとの返事では、無理をせずに答えられたことにもほっとする。生姜湯への元気な返事は、茶会の緊張ごと読むとよけいに明るい。
「無理、ぜったい無理」――授業後にこぼれる、いっぱいいっぱいの反応
Web版の「七、後宮授業(14.06.20改)」では、猫猫の授業を終えた里樹妃が、青い顔でこの言葉をつぶやきます。そばの侍女は心配し、背中をさすっています。
猫猫は頼まれた知識を教えたつもりでも、里樹妃はすっかり圧倒されている。教える側は授業を終えたけれど、教わる側は青い顔。猫猫、その差はもう少し気にしてあげて。
「無理」のあとに、さらに「ぜったい無理」。もう一度言わずにはいられないのか、と、その重なりでいっぱいいっぱいな感じが伝わります。上級妃らしく整えた言葉が出てこないところも、里樹妃らしい。
アニメで上級妃向けの授業を見返すなら、第14話「新しい淑妃」へ。猫猫が講師を務める場には、立場が同じでも反応の違う妃たちが集まります。
言葉の勢いに気を取られますが、そばには心配して背中をさする侍女もいます。青い顔の里樹妃をそのままにしない手がある。ここは、反応のおかしさだけで読み流したくない。
「返して」――母への思いから見える、里樹妃の芯の強さ
アニメ第38話「踊る幽霊」では、里樹妃が鏡を取り返そうと強く声を上げます。木野さんも第38話を語るインタビューで、「返して」の場面に触れています。
この場面では、里樹妃の母への思いが重なります。木野さんは、これまで感情を抑えていた里樹妃が強く言い放つことや、母の話をしながら泣くことについて、感情の出し方を考えたと語っています。
「返して」が心に残るのは、怖がることの多かった里樹妃が、大事なもののために声を上げるからです。
木野さんは、鏡を取り返す場面で、抑えを外すように叫ぶ演技を求められたとも明かしています。
「返して」、たった三文字なのに。里樹妃、ここは引けないんだな。
甘いものが好きなとき、無理だとこぼすとき、鏡を返してほしいと叫ぶとき。どの気持ちも切実です。かわいさと強さを別々に見ず、同じ子の言葉として聞いていたい。
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阿多妃と一緒にいる里樹妃は、笑顔の柔らかさがうれしい
里樹妃の笑顔を味わうなら、阿多妃と一緒にいる姿は外せません。緊張する場面とは違う、相手へ素直に気持ちを向けられる距離。ふたりの間にある温かさが伝わってきます。
阿多妃の見送りは、転ぶ姿より、そのあとの手に目が留まる
Web版の「33 阿多妃」では、後宮を去る阿多妃を追い、里樹妃が正門へ走ります。会いたい相手のところへ急ぐ姿は、不器用でもまっすぐです。
- 阿多妃が後宮を去る日、里樹妃は正門へ駆けていく
- 付き添う毒見役の侍女も、息を切らしながら追いかける
- 里樹妃は裾を踏んで転び、泣きそうな顔になる
- 阿多妃が手ぬぐいを取り、里樹妃の顔を拭く
顔を拭いてくれる相手が、もうすぐ後宮を去ってしまう。そのことまで重なるから、この手ぬぐいの場面はただ微笑ましいだけでは終わりません。里樹妃、間に合ってよかったね。
猫猫も、その阿多妃の顔を母親のように感じます。転んで泣きそうな里樹妃だけなら、こちらも心配したまま。顔を拭く阿多妃の手まであるから、見送りに温かさが残るんです。
銀杏のビジュアルで、安心して笑う里樹妃に会える
2025年11月22日公開の四季のビジュアル企画・第2章の11月の一枚では、銀杏を拾い、阿多妃と里樹妃が微笑み合っています。阿多妃が淑妃だった頃のふたりを描いた姿です。
黄色く染まった銀杏の下で、里樹妃は目を細め、口を開いて笑っています。手元には銀杏の葉。会話の内容を知らなくても、葉を手にして笑い合う時間そのものがかわいい。
本編の見送りでは、裾を踏んで転ぶほど急いでいた里樹妃です。それを思うと、銀杏の下で笑い合うふたりにほっとします。別れのときだけでなく、こんな穏やかな時間も絵になっているのがいい。
銀杏の一枚は、季節の植物を楽しむ公式ビジュアル企画の描き下ろしです。公式はふたりを、親子のように心を通わせる姿として紹介しています。
髪型を見ると、左右の花飾りや、肩の前へ流れる長い髪も見えてきます。立ち絵で覚えた形が、銀杏の葉を手に笑う里樹妃にもある。髪型と表情を一緒に楽しめる一枚です。
TOHO animationのビジュアル解禁映像でも、ふたりの柔らかな表情が見られます。
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まとめ|里樹妃の髪型と名言から、素直なかわいさが見えてくる
里樹妃は、丸い結い髪や花飾りの似合う姿に加え、緊張も喜びも隠しきれないところが魅力です。短い言葉を場面と一緒に追うと、素直さの奥にある強さにも触れられます。
髪型がかわいいと思って目を留めた先に、少し無理をしている顔も、大事なものを守ろうとする声もある。甘いものの話も「返して」も、場面と一緒に聞くと、里樹妃の素直さが違う形で届きます。
髪型目当てだったのに、顔に負けた。
※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月6日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。
