『薬屋のひとりごと』の鳳仙(フォンシェン)を漫画で読むなら、過去の中心はねこクラゲ版8巻・小学館版7巻です。
猫猫(マオマオ)が薬を届ける病床の場面は、ねこクラゲ版6巻・第29話、小学館版5巻・第21話。今の姿か、昔の出来事かで開く巻が変わります。
羅漢(ラカン)との過去をアニメで見るなら第23話「鳳仙花と片喰」。病床の第18話「羅漢」と、再会へ続く第24話も押さえたいところです。
「鳳仙花と片喰」で検索すると、漫画の章題もアニメの題名も出てくる。合っているのに、番号が合わない。まず本の作者名から確かめましょう。
※この記事はアニメ第1期と、漫画2種類の鳳仙に関わる場面のネタバレを含みます。
この記事でわかること
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鳳仙は漫画何巻?2種類の漫画と、見たい場面で選ぶ
鳳仙の場面を探す時は、作者名と副題を先に見ます。同じ原作から生まれた漫画でも、ねこクラゲさんの版と倉田三ノ路さんの版では巻数も話数も別です。
| 見分ける所 | ねこクラゲ版 | 小学館版 |
|---|---|---|
| 漫画の正式タイトル | 薬屋のひとりごと | 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ |
| 作画 | ねこクラゲ | 倉田三ノ路 |
| 出版社・掲載誌 | スクウェア・エニックス/ビッグガンガン | 小学館/サンデーGX |
| 鳳仙の過去を読む巻 | 8巻 | 7巻 |
原作の日向夏さんと、キャラクター原案のしのとうこさんは両版に共通します。原作者名だけでは区別できないので、購入画面でも「作画」の欄を見てください。
「サンデー版」「GX版」と呼ばれるのは、長い副題のついた小学館版。「薬屋」という略称でも同じ作品が話題になりますが、巻数を選ぶ時は正式タイトルが頼りです。
もう一つ大切なのは、鳳仙をどの時点で見たいか。猫猫が薬を届ける場面と、羅漢の記憶で若い鳳仙を知る場面は、離れた巻にあります。
| 見たい場面 | ねこクラゲ版 | 小学館版 | アニメの目印 |
|---|---|---|---|
| 緑青館の離れで療養する鳳仙 | 6巻・第29話「梅毒」 | 5巻・第21話「羅漢」 | 第18話「羅漢」 |
| 若い鳳仙と羅漢の過去 | 8巻・第37〜39話「鳳仙花と片喰」 | 7巻・第29話「鳳仙花と片喰」 | 第23話から第24話 |
過去だけなら8巻か7巻、病床の場面からなら6巻か5巻。先に読む目的を決めれば、作品名が似た二冊の間でも迷いにくくなります。
病床の鳳仙だけを見たまま過去へ進むと、最初に印象へ残るのは病の重さです。そこで昔の盤上の勝負に出会う。こんなに手強い人だったのか、と立ち止まりたくなる。
鳳仙の読み方や妓女としての立場から知りたい場合は、鳳仙のプロフィールへ。漫画を読む前に、今の三姫との位置付けもつかめます。
ねこクラゲ版は6巻・第29話と8巻・第37〜39話が目印
ねこクラゲ版では、病床の鳳仙は6巻「梅毒」、過去の中心は8巻「鳳仙花と片喰」です。その間にある7巻の「青薔薇と爪紅」までつなぐと、過去編へ入る流れを追えます。
6巻は壬氏(ジンシ)との街歩きから、猫猫の両親に関わる話へ進む巻。離れにいる鳳仙を目当てにするなら、第29話「梅毒」が入口です。
| 巻 | 話数・章題 | 読み返す時に追いたいもの |
|---|---|---|
| 6巻 | 第29話「梅毒」 | 猫猫が鳳仙に薬を届ける、現在の緑青館 |
| 7巻 | 第36話「青薔薇と爪紅」 | 青い薔薇、爪紅、猫猫と羅漢の対峙 |
| 8巻 | 第37〜39話「鳳仙花と片喰」 | 羅漢の記憶にある鳳仙と、その先の再会 |
第29話の章題は人物名ではなく「梅毒」。鳳仙の名前だけで目次を探していると通り過ぎやすいので、病床の姿を見たい時ほど病名が目印になります。
ここで気になるのが、病床でも碁石を並べる姿です。昔の鳳仙がどんな相手と盤を挟んでいたかをまだ知らないうちは、そこに残っている時間の長さまでは見えません。
鳳仙の病気や顔の変化を詳しく知りたい時は、梅毒と鼻・記憶の描写へ。巻を探す目印と、病気そのものの疑問を分けて読めます。
8巻だけでなく、7巻の「青薔薇と爪紅」から読む理由
8巻の過去編は、前の巻にある猫猫と羅漢の勝負から続きます。第36話「青薔薇と爪紅」の終わりまで読むと、羅漢が回想へ入る直前の状況を押さえられます。
- 7巻・第36話:青い薔薇と爪紅を経て、猫猫が羅漢との勝負へ進む。
- 8巻・第37話「鳳仙花と片喰(前編)」:羅漢の側から、昔の鳳仙を知る。
- 第38話(中編)から第39話(後編):過去の経緯と、現在につながる場面まで続ける。
8巻には、原作小説2巻の終盤に当たる過去と身請けの話が収まります。鳳仙を読む一冊として選びやすいのは、この巻です。
鳳仙の物語を目当てに8巻を開いたのに、その直前で盤を挟んでいたのは猫猫と羅漢。親子の勝負を抜かすと、昔の恋がいきなり始まったように見えてしまいます。
第37話は前編、第38話は中編、第39話は後編。こちらは三つの話番号に分かれているので、「前編」だけで区切らないでください。
あの碁石を誰と並べたかったのか。鳳仙の昔を知ってから、6巻の離れへ戻りたい。漫画なら、過去の対局と病床の手元を行き来して読めます。
小学館版は5巻・第21話と7巻・第29話へ
倉田三ノ路さんの『猫猫の後宮謎解き手帳』では、病床の場面は5巻・第21話、過去は7巻・第29話が目印。ねこクラゲ版と同じ番号では探せません。
5巻では猫猫の過去や背景にも話が広がり、第21話の題名は「羅漢」です。鳳仙の場面を読む時にも、相手の名前が道案内になるんですね。
| 読む目的 | 巻・話数 | 目次の目印 |
|---|---|---|
| 離れの鳳仙と猫猫の関わりを読む | 5巻・第21話 | 羅漢 |
| 過去編の前の準備から読む | 7巻・第27〜28話 | 青薔薇/爪紅 |
| 鳳仙と羅漢の過去を読む | 7巻・第29話 | 鳳仙花と片喰 |
7巻は青い薔薇の難題から、猫猫と羅漢の直接対決へ進み、家族の秘密に届く巻。鳳仙の過去だけを探す場合も、同じ一冊の前の章から読めます。
ここがねこクラゲ版の7〜8巻との違いです。小学館版では、青い薔薇から過去へ向かう部分を7巻の中で続けて追える。同じ7巻でも、二つの漫画は違う所まで進んでいます。
「第29話」の前・中・後編は、全部同じ話番号
小学館版の「鳳仙花と片喰」は第29話です。サンデーうぇぶりでは前・中・後編に分けて表示されますが、第27・28・29話という三話ではありません。
| サンデーうぇぶりの表示 | 話番号 | 単行本で探す場所 |
|---|---|---|
| 鳳仙花と片喰 前編 | 第二十九話 | 7巻・第29話 |
| 鳳仙花と片喰 中編 | 第二十九話 | 7巻・第29話 |
| 鳳仙花と片喰 後編 | 第二十九話 | 7巻・第29話 |
「前編を読んだから次は第30話」と進むと、中編と後編が抜けてしまう。題名の横にある「第二十九話」を見て、同じ話の続きを選んでください。
しかも、ねこクラゲ版では第29話が「梅毒」、小学館版では「鳳仙花と片喰」。どちらも鳳仙に関わるので、番号だけ覚えると余計に紛らわしい。
第29話のWeb掲載ページは、2026年10月14日時点で「公開終了しました」と表示されています。単行本7巻の場面が、Webでも常に読めるとは限りません。
単行本なら7巻、アプリで探すなら作品の正式タイトルと第29話を目印に。前・中・後編の公開状況や必要なポイントは、利用時の画面で確かめてください。
二人の出会いから身請けまでの詳しい経緯は、羅漢と鳳仙の関係へ。7巻のどこを読むかが決まったら、次はその場面で二人が何を知っていたのかも気になってきます。
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「鳳仙花と片喰」は何話の題名?植物と小説の掲載箇所
「鳳仙花と片喰」は、アニメ第23話、ねこクラゲ版第37〜39話、小学館版第29話の題名です。原作小説にも同じ章題があり、媒体ごとに番号が変わります。
| 表記 | 読み方 | 指しているもの |
|---|---|---|
| 鳳仙 | フォンシェン | 猫猫の実母である人物 |
| 鳳仙花 | ホウセンカ | 章題にも使われる植物の名前 |
| 片喰 | カタバミ | 鳳仙花と組み合わされる植物の名前 |
人物の鳳仙は「フォンシェン」、植物の鳳仙花は「ホウセンカ」。漢字が重なっていても、人物の呼び名と題名の読みは分けておくと、探す時にすっと通ります。
Web版の「鳳仙花と片喰」では、鳳仙が爪紅を塗るそばに赤い鳳仙花と小さな草が置かれます。その草を尋ねた羅漢へ、鳳仙が返す名前が「ねこあし」です。
花の名前だけなら、きれいな題名で終わる。けれど盆の上に置かれ、指先を染め、二人が向き合う時間の中にある。「鳳仙花と片喰」は、過去の場面を探す小道具の名前でもあります。
鳳仙と猫猫の名を連想したくなる取り合わせです。ただ、題名を解く時に先に見たいのは花言葉より、その花と草がどこに置かれ、誰の記憶に残ったか。
登場人物の気持ちを花言葉一つで決めるより、爪紅のある対局へ戻りたい。名前を調べていたはずなのに、気になるのは指先のほうです。
本編第23話と、ミニアニメ第23話は別の動画
TOHO animationのミニアニメ「猫猫のひとりごと」第23話も、テーマは「鳳仙花と片喰」。猫猫と壬氏が各話のキーアイテムを扱う、本編とは別の短い作品です。
検索結果でこの動画を見つけても、本編第23話の代わりにはなりません。植物の話を楽しみたい時はミニアニメ、鳳仙の過去を追う時は本編、という使い分けです。
番号だけなら、どちらも第23話。「花の話を見たのに、鳳仙の過去にたどり着かない」となったら、動画名に「ミニアニメ」とあるかを見てください。
原作小説は2巻。Web版は「53/」の第17章
書籍で読むなら、ヒーロー文庫の原作小説2巻です。終盤の「二十、鳳仙花と片喰」へ進むと、鳳仙に関わる過去を文章で追えます。
| 小説の種類 | 掲載箇所 | 探す時の目印 |
|---|---|---|
| 書籍版・ヒーロー文庫 | 2巻・二十「鳳仙花と片喰」 | 巻の終盤の目次 |
| Web版・小説家になろう | 宮廷編1・十七「鳳仙花と片喰(14.06.28改)」 | URL末尾は「/53/」 |
Web版の「53」はサイト内の掲載順で、章題の番号は「十七」。書籍の第20章とは別なので、「小説の何話?」には書籍かWeb版かを添えると迷いません。
Web版と書籍版では、鳳仙に関わる展開にも違いがあります。アニメから同じ展開を読みに行くなら、書籍版2巻を選ぶと目的に合います。
原作小説2巻では、外廷の事件と花街の過去が一冊の中で交わります。漫画の巻番号をそのまま小説へ移さず、「小説2巻」と探してください。
若い鳳仙を読むなら原作2巻へ。「鳳仙花と片喰」の章で、羅漢の目にどんな相手が映っていたのかを、言葉で追えます。
鳳仙をアニメで見返すなら18話・23話、続きは24話
鳳仙の病床の場面は第18話、過去は第23話が中心です。「鳳仙花と片喰」の一話だけで再会まで収まるわけではなく、第24話へ続きます。
- 第8話「麦稈」:里帰り中の猫猫が、梅梅(メイメイ)との会話を経て離れを訪れる。鳳仙につながる早い手掛かり。
- 第18話「羅漢」:猫猫が離れへ薬を届け、病床の鳳仙と昔の緑青館に思いを向ける。
- 第22話「青い薔薇」:猫猫が羅漢の難題へ挑み、第23話の勝負へ向かう。
- 第23話「鳳仙花と片喰」:猫猫と羅漢の象棋の勝負から、羅漢の記憶にある鳳仙へ。
- 第24話「壬氏と猫猫」:勝負の後、梅梅が開けた扉から歌声が聞こえ、再会の場面へ続く。
第8話の主な事件は「麦稈」で、第18話の題名も「羅漢」。鳳仙の名前がサブタイトルに入っていない回にも、見返したい場面があります。
最初の手掛かりまで遡りたいなら第8話、猫猫が世話をする場面から見たいなら第18話。短い提示と、人物の背景を読む回を分けて選ぶと、目当ての鳳仙に早く会えます。
第18話で猫猫が運ぶのは、羅門(ルオメン)に頼まれた薬です。宮中の謎を解く少女が、里帰り先では病人のそばで手を動かしている。
鳳仙は病床にいて、猫猫は薬を飲ませる。親子という言葉より先に、二人の間にはこの世話がある。明るい母娘の思い出から始まらないところが、つらい。
その時の猫猫の思いや羅漢との関係をもう少し追いたくなったら、第18話「羅漢」の解説へ。薬を届ける場面と、壬氏が知る父娘の関係をつなげて読めます。
第18話の放送前、アニメ公式Xは鳳仙役が桑島法子さんと発表しています。鳳仙の名前と読み、病に臥せる人物という紹介を押さえてから、その回へ戻れます。
第23話と第24話で、過去と現在をつなげる
第23話は猫猫が羅漢に象棋の勝負を申し込む回。勝った場合の条件に緑青館の妓女の身請けが入り、第24話はその後の人選から始まります。
題名だけ見れば、第23話で鳳仙の話がまとまりそうです。でも次の題名は「壬氏と猫猫」。鳳仙を探していても、そこで見るのを止めないでください。
昔の鳳仙には会えた。じゃあ今はどうしているのか。第24話の歌声まで、続けて聞きたくなります。
羅漢の過去を振り返る公式映像には「Web特別PV‐羅漢編‐」もあります。鳳仙の昔を羅漢の側から追う入口として、二話の本編と合わせて楽しめます。
第24話は歌声から続く場面の後、猫猫が城壁で舞うところまで進みます。舞だけを探していた人も、先に二人の過去へ戻ると、何を見送っているのかがつながる。
猫猫が踊るのは、鳳仙の身請けを見送るためです。第24話の舞の理由から、その夜の母への思いも追えます。
鳳仙の場面を中心に見返すなら、第18話→第23話→第24話が短い道筋。勝負の準備も見たい時だけ第22話を加え、初期の手掛かりを確かめたい時は第8話まで戻るとよいでしょう。
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まとめ|鳳仙の漫画登場巻は、作者名と場面で選ぼう
鳳仙の過去を漫画で読む巻は、ねこクラゲ版8巻・小学館版7巻です。病床の場面から読む場合は、それぞれ6巻・5巻へ戻ります。
手元の本がどちらの漫画か、見たいのは病床か過去か。その二つが決まれば、巻も章題も絞れます。「鳳仙花」と人物の「鳳仙」の読みの違いも、探す時の小さな助けです。
昔の対局を知ったあとで、第18話の碁石へ。その向こうにいた相手まで思い浮かぶと、目的の巻に着いたはずなのに、また前へ戻りたくなります。
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