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『薬屋のひとりごと』猫猫が倒れるのは何話?1期19話の大怪我とWeb版の蕎麦アレルギー

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『薬屋のひとりごと』のアニメで猫猫(マオマオ)が倒れるのは、1期19話「偶然か必然か」です。中祀の祭事場で落ちてくる柱から貴人をかばい、殴られた顔と裂けた足のまま気を失います。

しかも、かばった相手は壬氏(ジンシ)でした。毒見で毒を飲んでも平然としていた猫猫が、ここでは体ごと倒れて運ばれていきます。

そしてもう一つ。猫猫のアレルギーは蕎麦です。毒には体を慣らしてきたのに、蕎麦だけは一口で蕁麻疹や呼吸困難を起こします。

原作のWeb版には、その蕎麦を猫猫が自分から口にして倒れる展開まであります。弱点をわざと使う、というのがまたこの子らしい。

毒を舐めてうっとりする人が、蕎麦には勝てない。しかもその弱点を作戦に使って本当に倒れる――どこまで体を張るの、この薬師は。

※この記事はアニメ1期・2期の内容と、小説家になろう掲載のWeb版「宮廷編」のネタバレを含みます。

猫猫が倒れるのは1期19話|中祀で壬氏をかばい、大怪我のまま気を失う

アニメで猫猫がはっきり倒れるのは、2024年2月17日から放送された1期19話です。事件の繋がりに気づいて祭事場へ飛び込み、柱の落下から貴人を守って意識を失います。

始まりは、ばらばらに見えた事件でした。酒で亡くなった官、祭具の管理者の死、海藻の毒で倒れた官僚、そしてぼや騒ぎの隙に盗まれた祭具。

李白(リハク)から祭具の盗難を聞いた猫猫は、これを偶然で片づけられなくなります。一つずつなら事故でも、並べると一本の線になる。

  • 事件の線がつながる:祭具の盗難や官の死が、祭事で「やんごとなき方」を狙う仕掛けだと気づく
  • 入口で止められる:祭事場へ急ぐが武官に阻まれ、食い下がるうちに顔を殴られる
  • 柱が落ちる:吊られた柱が落ちる直前、下にいた貴人へ飛びつき、自分は足に深い傷を負う
  • 気を失う:守った相手が壬氏だと分かったあと、朦朧としたまま意識を手放す

何が起きるかを分かっているのは、その場で猫猫だけ。止められても引かず、殴られても通してくれと言い続けます。普段の「面倒事はごめん」な顔からは想像できない執念です。

つまり猫猫が倒れた理由は、病気でも毒でもありません。殴られ、足を裂かれてもなお、落ちてくる柱の下から壬氏を引き離したからです。

そして気を失った猫猫を抱き上げたのが壬氏でした。腫れた顔と血の流れる足を見て、さすがに取り乱します。

それでも最後は凛とした顔に戻り、大勢が頭を下げる中を、猫猫を抱えたまま出ていきます。挿入歌まで重なって、19話の締めは完全に持っていかれました。

いつもは壬氏を虫でも見るような目で見ている猫猫が、何も考えずに飛びついている。そこへ壬氏のあの抱え方ですよ。無理です、黙って見るしかない。

公式Xも、第2期を前にした「1日1話復習」で19話を選んでいます。あの抱きかかえの余韻が残っているうちに、予告から見返すのもありです。

目を覚ました20話で、ようやく事件の全体が見える

倒れたところで終わらないのが猫猫です。続く20話「曼荼羅華」では、大怪我を負ったまま、祭具の盗難から管理者の死までをつなげて推理していきます。

原作小説では2巻の「中祀」がこの場面にあたり、猫猫は左脚に深い傷を負います。アニメの足の出血は、原作でもそれだけ重い怪我です。

顔を殴られ、脚を裂き、気を失って運ばれ、それでも起きたら推理を始める。無事でよかったと思う一方で、少しは休んでくれとも言いたくなります。

祭事場に飛び込むまでの猫猫の走りも、壬氏が抱えて出ていく場面も、漫画版で一コマずつ追うとまた刺さり方が違います。殴られても引かなかった顔を、ぜひ止めて見てほしい。

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猫猫のアレルギーは蕎麦|毒には慣らせたのに、蕎麦だけは諦めた

猫猫の天敵は、毒ではなく蕎麦です。アニメでは1期6話「園遊会」の騒ぎが片づいたあと、本人の口からさらっと明かされます。

きっかけは里樹妃(リーシュヒ)でした。毒見の済んだ料理を前に、なぜか顔をこわばらせる幼い妃。猫猫はその様子と腕の発疹から、毒ではない別の危険に気づきます。

里樹妃は魚介のアレルギーで、Web版では鯖とあわびが挙げられます。それを知りながら出したなら毒を盛るのと同じだ、と猫猫は毒見役に言い切ります。

ところが話はそこから猫猫本人へ飛びます。毒見役をあれだけ震え上がらせた直後に、自分の弱点をあっさり白状するんです。

項目猫猫里樹妃
原因の食材蕎麦魚介(Web版では鯖とあわび)
主な症状蕁麻疹、気管支が狭まる呼吸困難腕の発疹。重ければ呼吸困難の恐れ
毒との関係毒には体を慣らしたが、蕎麦は慣らせなかった毒見を通った料理でも体に合わない
明かされる場面アニメ1期6話「園遊会」同じく1期6話の園遊会
アニメ1期6話とWeb版「祭りの後」をもとに整理

面白いのは、猫猫が蕎麦からも逃げなかったことです。毒と同じ要領で食べられるように努力し、それでも無理で、慣らすのを諦めています。

理由も薬師らしい。蕎麦は腹から吸収されて発疹が出るので、量の加減が難しく、治りも遅い。毒のように少しずつ試す方法が、蕎麦には通用しなかったわけです。

毒で死にかけても平気な顔をする人の天敵が、麺。この落差だけで一生いじれます。本人にとっては全然笑い事じゃないのが、また困るところ。

6話の予告は、園遊会の華やかさと毒見の緊張が並ぶ回の入口です。猫猫が蕎麦の話をするのは、この事件が片づいた後になります。

アレルギーは慣れで乗り越えるものではない、と猫猫は自分の体で知っています。だから里樹妃の件にも、あれほど厳しかったのでしょう。

Web版では蕎麦焼酎で自ら倒れる|陰謀をあぶり出す捨て身の毒見

「猫猫倒れる」と「アレルギー」が一本につながるのが、Web版の宮廷編です。猫猫は宴の毒見で、蕎麦を使った焼酒を自分から飲み、アレルギー反応で倒れます。

舞台は、冬を越す前の恵みに感謝する女人禁制の祭事と、その後の宴。猫猫は小姓に化けて、帳の奥に座る皇弟の毒見役を務めます。

  • 食前酒を仕込む:焼酒の果汁割を出してもらい、その焼酒に蕎麦を使ったものを選ぶ
  • 汁物で異変:全身の痒み、赤い発疹、息苦しさ、眩暈に襲われて倒れる
  • 羅漢が動く:羅漢(ラカン)が玻璃の杯を握りつぶし、居並ぶ官を指さしていく
  • 皇弟の席が空く:騒ぎの間に、帳の奥の人物はすでにいなくなっている

ここで効いてくるのが羅漢です。胡散臭くて何を考えているか分からないのに、慧眼だけは本物の軍師。そして猫猫は、その実の娘です。

猫猫の狙いは、娘が倒れれば羅漢が黙っていないことを利用し、皇弟暗殺を企む官たちへ牽制をかけることでした。

作戦としては見事です。でも、賭け金が猫猫の命そのものなんですよね。毒なら慣れで耐えられる。蕎麦は耐えられない。だからこそ、誰が見ても本物の発作になる。

唯一勝てない食べ物を、作戦のためにわざわざ選んで飲む。頭がいいのか無茶なのか……いや、両方です。読んでいる側の心臓がもたない。

馬車で目覚めた猫猫と、膝を貸していた壬氏

目を覚ますと、猫猫は馬車の中でした。吐いた跡があり、全身が痒く、まだ息も苦しい。枕にしていたのは壬氏の膝です。

焼酒は一口で止めておけばよかったのに、全部飲んでしまった、と猫猫は後から悔やみます。吐いたもので息が詰まる危険もあり、周りの処置に救われていました。

作戦は少なくとも高順には伝えてありました。それでも倒れる量までは読み切れず、本当に危ない状態まで行っています。

壬氏は毒ではないかと問い、猫猫は首を振るだけ。そのまま養父のところへ連れて行くと告げ、大人しく寝ていろと額に手を置きます。

倒れて、介抱されて、その膝の上で相手の正体に気づく。しかも猫猫は手を伸ばしかけて引っ込め、言われた通り眠ってしまう。ここ、静かなのに情報量がすごい。

わざと起こした発作が、次の事件で猫猫の足を引っ張る。作戦の代償が一話で終わらないところまで含めて、Web版の蕎麦の使い方はかなり容赦がありません。

書籍・アニメとWeb版の違い|同じ祭祀の山場で、猫猫の倒れ方が変わる

書籍版を原作にしたアニメと、Web版を並べると、祭祀の山場で猫猫が倒れる理由がまるで違います。アニメは壬氏を守った大怪我、Web版は自分で仕掛けた蕎麦の発作です。

比較の軸書籍版・アニメWeb版
倒れる場面中祀の祭事場(小説2巻・アニメ1期19話)祭事後の宴の毒見(宮廷編「炙りだし」)
倒れる原因殴打と、柱の落下による脚の深い傷蕎麦を使った焼酒によるアレルギー反応
猫猫の動き危険に気づき、止められても飛び込む倒れることを前提に、自分で仕込む
壬氏の正体2期36話「華瑞月」の洞窟で秘密に気づく倒れた後、馬車で簪を見て皇弟だと悟る
アニメ公式の各話STORYとWeb版宮廷編をもとに整理

どちらも、皇弟を狙う陰謀に猫猫が体で割り込む点は同じです。違うのは、その体をどう使うか。

アニメの猫猫は、考えるより先に飛びつきます。一方Web版の猫猫は、倒れる量まで計算して毒見の席に座っている。同じ人物なのに、覚悟の向きが正反対です。

守るために倒れるか、暴くために倒れるか。

壬氏の正体に気づく場面も大きく動いています。Web版では倒れた直後の馬車の中。アニメでは、ずっと後の2期で、狩りの最中に逃げ込んだ洞窟です。

アニメ公式の1期・2期全48話のSTORYには、猫猫が蕎麦で倒れる展開は出てきません。「蕎麦で倒れる猫猫」を探しているなら、読む先はWeb版の宮廷編です。

Web版を先に読んだ人がアニメで「あれ、蕎麦は?」となり、アニメから入った人は倒れ方の違いに驚く。検索で二つの記憶が混ざりやすいのも、たぶんこの入れ替わりのせいです。

個人的には両方好きです。アニメの「考える前に飛びつく猫猫」も、Web版の「自分の弱点まで計算に入れる猫猫」も、どっちも本人らしいから困る。

中祀の祭事場で何が起きていたのか、柱が落ちる前に猫猫がどこで気づいたのかは、小説だと猫猫の頭の中まで追えます。アニメで息を止めた場面を、文字で答え合わせしてみてください。

原作小説をチェック

倒れたと混同しやすい場面|6話の毒見はケロリ、23話で倒れたのは羅漢

「猫猫が倒れたのは何話?」と記憶をたどると、毒の場面が浮かびやすいはずです。ただ、1期6話の毒見でも23話の象棋勝負でも、倒れ込むのは猫猫ではありません。

まず6話「園遊会」。玉葉妃(ギョクヨウヒ)の毒見で羹を口にした猫猫は、うっとりした顔で味わい、そのまま「これ、毒です」と吐き出します。

Web版では、使われたのは河豚毒。猫猫はすぐ吐き出して大事に至らず、解毒薬もいらないと言うほど元気でした。

むしろ医務室へ行けと言う壬氏の方が、よほど険しい顔です。毒を口にした本人がぴんぴんしていて、周りだけ肝を冷やす。この構図、6話の時点でもう完成していました。

23話の象棋勝負で倒れたのは、下戸の羅漢

1期23話「鳳仙花と片喰」は、猫猫が実の父・羅漢に象棋の勝負を挑む回です。負けたら、薬を仕込んだ杯を一つ飲む決まりでした。

猫猫は2敗して2杯を飲み干します。けれど、真っ赤な顔から真っ青になって倒れ込んだのは、杯を口にした羅漢の方でした。

理由は単純で、羅漢が酒にまったく弱い下戸だったから。猫猫は父の弱点を知ったうえで、酒の勝負へ持ち込んでいます。

毒見でも、父との勝負でも倒れなかった猫猫が、崩れ落ちるのは誰かを守る時と、自分で仕掛けた時。並べてみると、どちらも本人が先に腹を決めています。

父の下戸を突いて酒で沈めた娘が、Web版では自分の蕎麦アレルギーを突いて自分を沈める。弱点の使い方が親子相手でも容赦なさすぎます。

アニメ3期は2026年10月2日(金)夜11時から放送予定です。猫猫が花街の緑青館で薬師として働く新章へ進みます。

まとめ|猫猫が倒れるのは、誰かを守る時と、自分の弱点を賭けた時

アニメで猫猫が倒れるのは1期19話。中祀で柱の落下から壬氏をかばい、殴られた顔と裂けた脚のまま気を失いました。猫猫のアレルギーは蕎麦で、Web版ではそれを使って自ら倒れます。

猫猫が倒れる場面とアレルギー

  • アニメで倒れるのは1期19話。中祀で壬氏をかばい、顔と脚に怪我を負って気を失う
  • 原作小説では2巻「中祀」にあたり、猫猫は左脚に深い傷を負う
  • 猫猫のアレルギーは蕎麦。毒には慣らせたが、蕎麦は慣らすのを諦めた
  • Web版では宴の毒見で蕎麦の焼酒を飲み、羅漢を動かすためにわざと倒れる
  • 6話の毒見では平然としており、23話の象棋勝負で倒れたのは羅漢

毒には強く、蕎麦には弱い。その体を、猫猫はアニメでは壬氏を守るために投げ出し、Web版では陰謀を暴くために賭けました。

どちらの場面でも、倒れた猫猫のすぐそばにいるのは壬氏です。抱えて運ぶか、膝を貸すか。倒れ方は違っても、そこは変わりません。

普段は面倒事から逃げ回っているのに、いざとなると誰より先に体を張る。倒れる場面を追うほど、猫猫の「ひとりごと」では済まない本気が見えてきます。

ただ、お願いだから次はもう少し自分の体も大事にしてほしい。……と言っても、この薬師は絶対に聞かないんですよね。そこが好きなんですけど。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年9月26日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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