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【推しの子】28話「盲目」感想!有馬かなが不憫すぎた雨の夜と、あかねが辿り着いたカミキヒカル(CV宮野真守)【ネタバレ】

2026年2月5日

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【推しの子】28話「盲目」感想!有馬かなが不憫すぎた雨の夜と、あかねが辿り着いたカミキヒカル(CV宮野真守)【ネタバレ】

アニメ『【推しの子】』第28話「盲目」は、有馬かなの優しさが雨の中で突き飛ばされ、その裏であかねが真犯人カミキヒカルへ辿り着いてしまう回です。

しかも時間が半年飛ぶ間、ルビーの躍進を語るナレーションが、どう聞いても宮野真守さんの声。本人が姿を見せる前から、もう声だけで空気を持っていかれます。

アクアは「復讐は終わった」と信じたかった。その支えを壱護にへし折られた夜に、よりによって一番心配して駆けつけたかなが、最悪の形で傷つく。

かなちゃん、何も悪いことしてないんですよ。心配して来ただけなのに、なんでこうなるの……。

※この記事はアニメ第28話と、原作コミックス第10巻(第93~96話)の内容を含みます。

有馬かなが不憫すぎる…雨の中で「うるさい!!」と突き飛ばされた夜

28話でいちばん心をえぐるのは、雨の中で錯乱したアクアが、駆け寄ったかなを「うるさい!!」と突き飛ばしてしまう場面です。かなは涙をこらえきれずに去っていきます。

アニメはここへ、かながアクアの様子を気にかけ、迷った末に彼のもとへ向かう流れを加えています。この追加が本当に効く。

だって、かなは勢いで飛び込んだわけじゃないんです。ためらって、それでも放っておけなくて、自分で決めて行った。その決心ごと振り払われるから、痛さが倍になる。

来るまでを見せてから、突き飛ばす。アニメの足し算が、そのまま引き算の残酷さになっています。

そもそもアクアは、あかねと付き合っていた間、かなとの距離を置いていました。アクアが有馬かなを避けていた理由を知っていると、この夜の一歩がどれだけ勇気の要るものだったか分かります。

放送前に公開された公式のWEB予告です。本編を見てから見返すと、この先にあの雨の夜が待っていたのかと、胃のあたりが重くなります。

アクアが振り払ったのは、かなではなく自分の中の声だった

ただ、あの時のアクアは目の前のかなを見ていません。頭の中では、幼い頃の自分と雨宮吾郎の声が、復讐を続けろと迫ってきていました。

「うるさい!!」は、その声へ向けた叫びでもある。だからアクアを一方的に責めきれないし、かといって、かなの痛みが軽くなるわけでもない。

誰にも悪意がないのに、一番優しかった人だけが傷つく。28話の「盲目」は、まずこの夜のアクアそのものです。

子役時代から報われない役回りばかり背負ってきたかなを知っていると、なおさら胸が詰まります。「重曹ちゃん」と呼ばれた頃からの不憫な歩みを思い出すと、この涙が一回分の涙に見えないんです。

あなたはどうでした? アクアに腹が立つのに、アクアも苦しそうで、怒りの置き場がなくなりませんでしたか。

壱護の指摘で復讐が再燃|アクアが見落とした「抜け穴」とは

アクアを壊した原因は、苺プロの元社長・斉藤壱護との再会です。壱護は、アクアが「死んだ」と信じた父親像そのものに穴があると突きつけました。

始まりは、ルビーの仕事が急に増えすぎたこと。裏で妹を押し上げている誰かを追ったら、釣り堀で糸を垂らす壱護に行き着いた――まさか、その先で自分が崩れるなんて。

アクアの中では、話はもう終わっていたんです。父親は姫川大輝の父でもある上原清十郎で、とっくに死んでいる。DNA鑑定を足場に、そう結論づけていました。

  • アクアの結論:姫川とのDNA鑑定から、父親は上原清十郎で、すでに死亡していると考えた
  • 壱護の指摘1:上原が死んだ時期は、アイが新居へ引っ越すより前。死者に新住所は漏らせない
  • 壱護の指摘2:姫川自身が上原の子とは限らず、鑑定で分かるのは「アクアと姫川の父が同じ」ことまで
  • 残る結論:アイの居場所を漏らした本当の父親は、まだ生きている

言われてみれば、アクアほど頭の回る人間が見落とす穴じゃない。それでも見えなかったのは、本人が心のどこかで「もう終わりにしたい」と願っていたからです。

あかねと付き合い、役者として前を向き始めた日々。その平穏が、事実を見る目をふさいでいた。タイトルの「盲目」が、ここで一気に刺さってきます。

壱護もまた、アイの仇を許していなかった

壱護がルビーを陰で支えていたのも、ただの親心ではありません。アイをあんな目に遭わせた相手を許さない、という怒りが今も彼を動かしています。

つまりアクアは、復讐をやめかけた瞬間に、同じ炎を抱えた大人と向き合ってしまった。降りようとした舞台へ、足首をつかんで引き戻されたようなものです。

壱護、言ってることは正しいんです。正しいからこそ、あの夜のアクアには一番きつい言葉でした。

この回のあらすじは、ルビーを訝しんだアクアの行動で結ばれていました。見終わってみると、その「疑い」がまるごとアクア自身へ跳ね返ってくる回だったんです。

釣り堀での会話からアクアが崩れていくまでを漫画で追うと、壱護の言葉が一つずつ逃げ道をふさいでいくのがよく分かります。会話だけで人を追い詰めていく第10巻のこのあたり、静かなのに一番怖いところです。

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ルビーは半年で一気に売れた|漆原Dを狙った「仕込み」の告白

兄が崩れていくのと同じ回で、ルビーは恐ろしい速さで売れていきます。しかも、その始まりは自分で仕掛けた炎上でした。

27話でアクアの問いをかわしたルビーは、28話でついに手の内を明かします。27話のコスプレ炎上と漆原Dの謝罪を思い出すと、あれが全部計算の上だったと知って背筋が冷えます。

ルビーの一手狙い
コスプレイヤーのメイヤを番組取材へつなぐ現場の配慮不足が表に出る状況を作る
炎上の収拾で漆原Dを助ける今の権力者であるディレクターに恩を売る
アクアの過去の炎上対応をなぞる騒動を自分の知名度へ変える
第28話でルビーが明かした「仕込み」の中身

ADに気に入られろ、という助言を受けながら、ルビーが実際に落としにいったのは現職のDです。出世を待つより早い、という判断がもう完全に芸能界の論理なんですよ。

そしてルビーは、「無理なんだよ。綺麗にまっすぐこの世界で売れるなんて」と言い切ります。あの純粋だったルビーの口から出るから、重い。

公式が放送当日に出した「今年一番の注目株」という見出しが、劇中のルビーの勢いそのもの。持ち上げる言葉なのに、今回ばかりは素直に祝えません。

半年の空白を埋めたのは、ルビーを持ち上げる「記事の声」

そこから物語は、ネット記事みたいな語りで半年を一気に飛ばします。気づけばルビーは新人賞を取り、B小町のチャンネル登録者は100万人目前。早すぎて笑えません。

  • ルビーは賞を取り、テレビ出演も一気に増える
  • B小町の公式チャンネルは登録者100万人に迫る
  • ADだった吉住は、ルビーのマネージャーへ転身する
  • MEMちょとかなは、ルビーの光の横で自分の立ち位置に揺れる

吉住の転身は、26話で現場に追い詰められていたAD時代を知っていると複雑です。26話の打算と吉住の苦境から、ここまで人生が動くとは。

しかも、ルビーの成功だけが明るいわけじゃない。隣のMEMちょとかなが少しずつ影に入っていく描き方に、B小町の空気の変化がにじみます。

両目に黒い星を宿したルビーが、どこでこうなったのか。星野ルビーの闇堕ちと黒い星の変化を追うと、28話の告白がその途中の一歩だと見えてきます。

名探偵あかねがカミキヒカルに辿り着く|白い薔薇と「15歳」の衝撃

アクアが盲目になっていた間に、真相へ先に着いたのはあかねでした。彼女は、アイの子どもの父親が劇団ララライ出身のカミキヒカルだと突き止めます。

きっかけは、新人俳優賞の授賞式。会場ですれ違った男を、あかねは一瞬アクアと見間違えます。そして楽屋には、ララライのOBから白い薔薇が届いていました。

  • 授賞式で、アクアに似た男とすれ違う
  • ララライのOBから白い薔薇が届く
  • 劇団の古い稽古映像で、アクアに似た少年カミキヒカルを見つける
  • アイの妊娠当時、彼が15歳だったと気づく

アイの子の父親は、当時中学生だった。アイが最後まで父親を明かさなかった理由まで、この一点で見え方が変わります。

ここ、思わず声が出ませんでした? 大人の誰かを探していたはずが、画面の中にいたのはアクアとそっくりな少年。答えの方向がまるごとひっくり返るんです。

白い薔薇が怖い|アイを刺した男も同じ花を持っていた

白い薔薇は、ただのお祝いの花で終わりません。アイを刺したストーカーもまた、白い薔薇を抱えてアイの部屋を訪ねていました。

同じ花が、今度はあかねの手元に届く。あかねはその意味に気づいたうえで、なお一人で先へ進もうとします。アクアを守るために。

あかねは、アクアに相談する前に自分で答えまで行ってしまいます。優秀すぎるぶん、誰よりも深いところへ一人で降りていくのが見ていて怖い。

あかねがアイ化の演技から隠し子の秘密を見抜いた過去を思うと、今回の到達にも筋が通ります。黒川あかねが何に気づいたのかを振り返ると、28話の推理がより一段怖くなります。

名探偵あかね、本当にすごい。すごいんだけど、お願いだからそれ以上一人で近づかないで……!

カミキヒカルのCVは宮野真守|ナレーションが「ライター」表記だった意味

カミキヒカル役は宮野真守さんです。28話では、半年を語るナレーションが宮野さんの声で、キャスト表記は「ライター」とされていました。

ルビーの成功を、どこかのネット記事のように淡々と、でも妙に甘く読み上げる声。その声の主が誰なのかを思うと、祝福の文章が全部ひっくり返って聞こえます。

姿より先に、声が物語へ入ってくる。

「ライター」という表記が何を示すのかは、28話の時点では語られていません。ただ、ルビーを持ち上げる文章をこの声が読む、という組み合わせだけで十分に不穏です。

ここからはあくまで考察ですが、見えない場所から娘の躍進を「記事」として眺めている男、という図に見えてなりません。直接手を出さないぶん、余計に底が知れない。

宮野真守さんの起用は第2期終了時に発表済み

カミキは第22話の終盤、墓参り帰りのルビーとすれ違う男として初めて姿を見せました。この時点のクレジットは「サングラスの男」で、声優名も伏せられていました。

あの声で祝われるの、全然うれしくない。ルビー、その記事の向こうに誰がいるか気づいて……。

アニメではまだ声と過去の映像だけのカミキですが、漫画の第10巻では、あかねが辿った手がかりを絵で一つずつ確かめられます。すれ違いの一コマ、見返したくなりますよ。

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28話は原作の何巻・何話?続きと29話「営業」

第28話「盲目」は、原作コミックス第10巻の第93話「リーク」から第96話「白薔薇」にあたります。原作4話分が30分に詰まっていたんですから、息つく暇がないのも当然です。

原作主な内容
第93話「リーク」ルビーが炎上の仕込みをアクアに明かす
第94話「躍進」半年が経ち、ルビーが一気に売れる
第95話「盲目」壱護の指摘でアクアが崩れ、かなを突き飛ばす
第96話「白薔薇」あかねがカミキヒカルに辿り着く
第28話と原作第10巻の対応

4話分を一話に収めたぶん、アニメは半年の経過をナレーションで畳み、そのかわり、かながアクアのもとへ向かうまでを足しています。削ったところと足したところ、どちらも「盲目」に向かっているのが面白い。

放送は2026年2月4日。放送後の感想には「かなちゃんがかわいそう」「あかねが危ない」という声がずらりと並びました。

Q. 次の第29話は何が描かれる?

A. 第29話のタイトルは「営業」。原作では第10巻の第97話「一緒に」から先へ進み、あかねのカミキ調査と、かなの仕事の話が動いていきます。

Q. 見逃した28話はどこで見られる?

A. 3期は複数のサービスで配信されています。【推しの子】3期の配信先まとめで、見放題かどうかも含めて確認できます。

まとめ|【推しの子】28話は、みんなが何かに目をふさがれた回

28話「盲目」は、アクアが復讐の終わりを信じたくて目をふさぎ、その代償をかなが受け、あかねだけが真相を見てしまう回でした。

【推しの子】28話「盲目」のポイント

  • 壱護の指摘で、父親はまだ生きているとアクアが知る
  • 錯乱したアクアが、心配して来たかなを突き飛ばしてしまう
  • ルビーは漆原Dを狙った炎上の仕込みを明かし、半年で一気に売れる
  • あかねが、アイの妊娠当時15歳だったカミキヒカルに辿り着く
  • ナレーションは宮野真守さんの声で、表記は「ライター」

アクアは真実から目をそらし、ルビーは売れるために綺麗さを捨て、あかねは危ないと分かっていて進む。みんなが何かを見ないふりをする中で、まっすぐアクアだけを見ていたのは、かなでした。

公式からは28話のエピローグムービーも出ています。あの重い30分のあとに、もう一度だけ「盲目」の世界へ戻りたい時にどうぞ。

重たい回が続いて息が詰まったら、【推しの子】に似た芸能界の闇や復讐を描く作品で、少し別の角度から浸るのもありです。

かなちゃん、どうか報われてほしい。そしてあかね、本当に気をつけて。次の「営業」も、胃薬を横に置いて見届けましょう。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年9月26日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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