吉住未実(よしずみ みみ)がかわいいのは、猫耳パーカーや三つ編みだけが理由ではありません。人気VTuber「鈴音コミミ」として人を楽しませる一方、対面の仕事には尻込みする。その落差と、兄・シュンへの不器用な頼り方がたまらないんです。
【推しの子】第3期で彼女を知った人なら、画面の中では強気なのに、現実のやり取りになると急に兄を呼ぶ姿が気になったはず。あれだけ口が回るのに、電話は兄任せ。ずるい組み合わせですよね。
しかもコスプレ企画では、ただ「かわいい妹」で終わらせてくれません。仕事を頼む兄、踏み出す未実、周囲の都合で変わる現場。その順に見ると、彼女の小さな行動がぐっと大きく見えます。
猫耳を見て「かわいい!」で入ったのに、最後には兄妹の会話をもう一度見たくなる。未実ちゃん、そういう引力があるんですよ。
吉住未実とは?鈴音コミミとして活動する吉住シュンの妹
吉住未実は、ネット番組『深掘れ☆ワンチャン』でADを務める吉住シュンの妹です。個人勢VTuber「鈴音コミミ」としてゲーム実況を続ける一方、コスプレ写真も投稿しています。
原作では第7章「中堅編」で姿を見せます。9巻に収録された第87話以降を、シュンの仕事と一緒に追うのが入口です。
第9巻は、ルビーが復讐心を抱えて仕事の場を広げる時期。単行本の紹介にある「中堅編」の始まりに、未実たち兄妹の仕事が重なるのが面白いところです。
人前でのやり取りを避ける未実が、配信では約30万人の登録者をつかんでいる。声を届ける相手の数なら、むしろシュンよりずっと多いはずです。
| 名前・立場 | 作中での役割 | 未実とのつながり |
|---|---|---|
| 吉住未実 | 個人勢VTuber「鈴音コミミ」、コスプレイヤー | 配信とコスプレの当事者 |
| 吉住シュン | 『深掘れ☆ワンチャン』のAD | 兄。未実の交渉や活動を支える |
| 星野ルビー | B小町のメンバー、番組出演者 | 兄妹を仕事の現場へ結びつける |
ルビーが番組内で動くと、シュンの仕事が増え、その先で未実が呼ばれる。妹だけに注目すると、兄の疲れとルビーの計算が見えなくなるんですよね。
兄妹が家で交わす会話が、芸能界の仕事へ持ち出されるわけです。
「猫耳パーカーの妹」と聞いて油断していると、登録者を抱える配信者としての強さに驚かされます。この二面性、最初からかなり濃い。
猫耳パーカーと配信時の毒舌、その落差がかわいい
未実の見た目でまず目に入るのは、猫耳フードと三つ編みのおさげ。部屋で過ごす姿にこの組み合わせは強いのですが、話し始めると「おとなしいだけの子」では済みません。
鈴音コミミの活動では言葉がよく回り、辛口の反応も持ち味です。ところが番組出演や外部との交渉となると、普段の勢いは続かない。配信画面の向こうへは届く声が、目の前の相手にはうまく出せないんですよ。
「話せない人」ではなく、話せる場所と話せない場所の差が大きい人。
ここがかわいさの芯だと思います。配信で培った技術を知ってから対面の彼女を見ると、弱さを笑う気にはならない。人と接する場所が変わるだけで、あの勢いがこんなにしぼむのか、と目が離せなくなります。
しかも未実は、兄への不満を口にするほど遠慮がありません。素直に礼を言って甘えるタイプだったら、きっとここまで印象に残らないでしょう。口の悪さが先に立つから、頼りきる瞬間が急に効く。
見た目、配信、対面で同じ性格に収まらない。そのずれが未実を「設定の多いキャラ」から、生きた人物へ変えています。
家で撮ったコスプレ写真が、番組へ呼ばれるきっかけになる。画面越しなら見せられた姿を、今度は大勢のいる現場で見せることに。好きな活動が苦手な場所への扉を開くのは、うれしいばかりではないでしょう。
猫耳フードの気楽さと、番組の現場へ出る緊張。その距離を頭に置いて第3期を見ると、未実の表情や返事を追う楽しみが増えます。かわいい、だけで済ませるには惜しいですよ。
原作9巻を開くなら、未実の初登場を猫耳だけで通り過ぎず、シュンとの会話まで続けてみてください。配信者としての強さを知った後だと、兄を呼ぶ短い言葉の響きが変わります。
兄シュンへの「でんわ!でてー!」に見える、甘えと信頼
未実とシュンの関係が一気に見えるのが、外部からの電話を兄に任せようとするやり取りです。配信では大勢を相手にできるのに、仕事の電話となると兄を呼ぶ。この落差は反則級にかわいい。
でも、シュンをただの「世話係」にしてしまうと、二人の仕事ぶりが見えなくなります。未実の活動が続く裏で、兄は交渉や連絡を引き受けてきました。
未実には配信の仕事があり、シュンには人と人をつなぐ仕事がある。二人で一つの現場を回しているんです。
その兄がADとして追い込まれると、妹の存在は急に別の意味を持ちます。テレビの仕事は兄の領分で、配信とコスプレは妹の領分。シュンが未実へ頼む側に回る時、いつもの「兄にお願い!」がひっくり返る。
電話には出られない。でも兄のために、得意なコスプレで現場へ行く。この順番で見ると、あのわがままな言い方まで愛おしくなります。
シュンは未実が電話を苦手とするのを知っています。その妹に今度は番組への協力を頼むのだから、気楽なお願いでは済まない。普段は兄の背中に隠れる未実が出てくると、二人の立場がくるっと入れ替わります。
毒舌で文句も言う未実と、何だかんだで動くシュン。甘えが通るのは、相手が受け止めてくれると知っているからでしょう。
ただ、その関係がずっと楽なものだったとは思えません。妹を支える兄の負担も見えているから、未実の一歩がうれしいんです。
一方で、シュンが無理を抱え込む仕事環境は笑って流せない。第3期の彼を見ていると、「未実のために頑張る優しい兄」で終わらせたくなくなります。妹のかわいさの横に、兄の疲れもちゃんと映っているんですよね。
未実は兄に頼るだけの存在ではありません。兄が窮地に立った時、彼女のコスプレ活動が話を前へ動かします。
コスプレ企画では「かわいい」の先に、現場の厳しさがある
未実が外へ出るコスプレ企画は、兄妹の軽いやり取りだけでは終わりません。『深掘れ☆ワンチャン』の取材回で衣装が直前に変わり、出演者たちは予定していた姿で臨めなくなります。
コスプレをする側にとって、衣装は当日そこにある小道具ではありません。作品を選んで準備し、その姿で人前に立つ。
急な変更を迫られた後では、未実たちのかわいい衣装だけ眺めてはいられなくなるんです。
さらにディレクター・漆原の取材姿勢がメイヤの怒りを招きます。アニメ第27話「コンプライアンス」でも、衣装変更とメイヤの反発が軸。未実の苦手な「外の仕事」には、相手への敬意まで背負う現実が待っています。
この回を知ってから未実の猫耳姿へ戻ると、自宅で好きなものを着る自由が少し違って見えます。画面の中で好きな姿を見せることと、番組の都合で着ることは同じじゃない。
その違いに気づくと、彼女が外へ出た一歩を軽く扱えません。
メイヤの怒りを未実個人の炎上と混ぜてしまうと、話の芯がずれます。ここで問われているのは番組側の姿勢。未実が後に抱える配信上の騒動とは、原因も当事者も違う出来事です。
第27話の感想記事では、漆原の謝罪まで含めた番組側の動きを追えます。未実の登場から興味を持った人にも、同じ回の別の重みが見えてくるはずです。
未実との出会いは9巻ですが、コスプレ特集の炎上は集英社が紹介する10巻の大きな出来事です。兄妹の軽妙な会話から取材トラブルへ、巻をまたいで空気が変わります。
漫画で読み返すなら、未実が部屋から出る前と、現場の都合に巻き込まれた後を続けて見たい。猫耳姿のかわいさまで、少し違って映るはずです。
アニメ第3期は何話に登場?吉住未実の声優は平塚紗依
アニメでは第3期第26話「打算」から未実が登場し、声を担当するのは平塚紗依さんです。放送前の予想を探し続けるより、兄を呼ぶ時と外で話す時の声の差を聴き直したいところ。
ABEMAのキャスト一覧でも、未実役は平塚紗依さん、シュン役は竹中悠斗さん。兄妹の掛け合いを声で追えるようになったのは、漫画からアニメへ移った大きな楽しみです。
片方だけでなく、二人の呼吸を続けて聴くと未実の甘え方まで違って響きます。
シュンを演じる竹中悠斗さんは、アニメ公式のキャストコメントで、新人ADのシュンと自身の共通点を大切にしたと語っています。彼のしんどさが伝わるから、未実との短い応酬も単なるギャグになりません。
第26話「打算」では、ルビーが番組内で立場を築いていきます。その裏には壱護の存在もある。シュンと未実が呼ばれる流れにも、ルビーの計算が見えるんです。
そう考えると、未実を見て頬が緩むのと同時に、兄の顔色も追いたくなる。ルビーにとっては番組を前進させる一手でも、兄妹にとっては生活と仕事が動く一件です。
未実の登場を追うなら、第26話「打算」と第27話「コンプライアンス」が入口です。コスプレ企画の前後を続けて見ると、兄妹の会話と現場の変化がつながります。
公式Xも第26話「打算」の放送を案内しています。放送前の想像だけで語られていた未実に、もう声と動きがある。原作で「でんわ!でてー!」を読んだ人ほど、この変化はうれしいはず。
第3期全体の空気は、作品公式の第1弾PVでも確かめられます。未実の場面だけを切り出した映像ではないものの、ルビーが進む仕事の世界と、兄妹が入ってくる章の温度をつかむにはちょうどいい。
第3期をこれから見る人は、配信先を整理した記事も確認できます。視聴先を決めたら、まず第26話の兄妹の初対面から。第27話へ続けると未実を見る目が少し変わります。
ルビーのB小町加入案はどうなった?未実の未来を断定しない理由
原作では、未実の過去の配信発言が掘り返され、鈴音コミミとしての活動が難しくなります。そこでルビーからB小町への加入案が出るのですが、未実が正式メンバーとして並ぶ展開にはなりません。
10巻収録の第99話でルビーが加入を持ちかける相手は、まずシュンです。未実がその場で「入ります」と答えた話ではありません。兄を通じて誘うところに、この兄妹らしい距離が残っています。
配信で鍛えた話術、顔を出しても映える容姿。ルビーが目を向ける理由は見えます。それでも、未実の魅力は「B小町に入れたはず」という惜しさだけでは測れません。
鈴音コミミとして積み上げた活動も、シュンとの二人三脚もある。加入しなかったことを人生の失敗みたいに読むのは、寂しいですよね。
番組のコスプレ企画をめぐる炎上と、未実の過去の発言が掘り返される騒動は別です。一つの出来事として混ぜずに追うと、未実の置かれた状況が分かりやすくなります。
過去の発言を見られるのは、配信者としてかなり痛い。普段の毒舌を「かわいい」で済ませられない局面も、作品はちゃんと置いています。そういう危うさまで含むから、未実は単純な癒やし役に収まらないんです。
B小町の話題では、有馬かなとの立ち位置も意識されます。ただ、かなの歩みを未実加入の障害物として片づけたくはありません。
かなの子役時代からB小町卒業までをたどると、残るか離れるかは、どちらにも本人の人生が懸かる選択だと分かります。
B小町で歌う未実も見てみたかった。でも、鈴音コミミとしてマイクの前に座る未実にも、ちゃんと続きがあってほしい。惜しさと応援が両方残るんですよ。
吉住未実についてよくある質問
未実を追い始める時に迷いやすい、原作・アニメ・名前の三点を短く押さえます。作品の先まで読みたい人も、まずは登場の入口をそろえると追いやすいです。
吉住未実は原作の何巻から登場する?
第7章「中堅編」が始まる9巻からです。シュンが妹へ頼る流れとコスプレ企画を続けて読むと、未実の人となりが分かります。
鈴音コミミと吉住未実は別人?
同一人物です。未実が活動する際のVTuber名が「鈴音コミミ」。配信時の強気な話し方と、現実の対人場面での不器用さの差が見どころです。
アニメの声優は誰?
未実役は平塚紗依さん、兄のシュン役は竹中悠斗さんです。未実の登場を追うなら、第3期第26話から見ると兄妹の関係がつかみやすくなります。
まとめ|吉住未実のかわいさは、強気な配信と不器用な素顔の間にある
吉住未実のかわいさは、猫耳パーカーを着た姿だけでは語り切れません。鈴音コミミとして人を楽しませる力がありながら、仕事の電話では兄を呼ぶ。その矛盾が、彼女を忘れにくくします。
ルビーの計算で兄妹が番組へ引き寄せられ、コスプレ企画では現場の厳しさにも触れる。かわいい子が出てきた、と笑っていた気持ちが少し変わるんです。
それでも、シュンを呼ぶ未実の声を聞くと頬が緩む。強さも弱さも口の悪さも、全部同じ一人の子にある。次に9巻や第26話を開く時は、猫耳の下にいる未実そのものを見ていたくなります。
「でんわ!でてー!」に笑って、兄が本当に困る時には見守りたくなる。未実ちゃんとシュン、この兄妹の距離感がやっぱり好きです。
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※本記事の情報は2026年9月26日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。
