『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』でルイジェルド・スペルディアを演じている声優は、浪川大輔さんです。
浪川さん自身が最初から意識していたのは、ルイジェルドが「強い戦士」だけではなく、過去の業と葛藤を抱え、周囲から恐れられている人物だという点です。
石川五ェ門のような寡黙な役だけでなく、及川徹、ヒソカ、ロック、ウェイバー・ベルベットまで演じてきた浪川さん。その幅を知ると、ルイジェルドの配役は「低い声だから」だけでは見えてこなくなります。
第9話では静か、第11話では厳しい、第21話では恐怖までにじむ。同じ声の人なのに、ルイジェルドの立っている場所が変わると聞こえ方まで変わるんですよね。
※この記事はアニメ第1期第21話「ターニングポイント2」までの内容に触れます。
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『無職転生』ルイジェルドの声優は浪川大輔
ルイジェルド・スペルディア役は、浪川大輔さんです。出演は2020年10月10日に発表され、2026年8月現在のアニメ公式キャストにも浪川さんの名前が掲載されています。
2020年10月10日の出演発表から配役は変わっておらず、現在のSTAFF&CASTでも「ルイジェルド・スペルディア/浪川大輔」と記載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 浪川大輔 |
| 生年月日 | 1976年4月2日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長 | 173cm |
| 芸歴 | 1985年~ |
| 所属 | ステイラック |
| 『無職転生』での役 | ルイジェルド・スペルディア |
ステイラックのプロフィールでは、芸歴は1985年の劇団こまどりから始まり、2003年の俳協、2008年のアクロスエンタテインメントを経て、2014年からステイラック所属とされています。
ルイジェルド役の発表時、浪川さんは彼を、過去の業を背負い、自分の中に葛藤を抱えながら周囲から恐れられている人物だと捉えていました。
最初から「強そうな戦士」ではなく、背負っているものまで見ていた。
このコメントを知ってから第1期を見返すと、低く落ち着いた声の奥にある不器用さや、子どもへ向ける厳しさまで拾いやすくなります。
浪川大輔の代表作|石川五ェ門・及川徹・ヒソカなど
浪川大輔さんの出演歴は、寡黙な剣士だけに寄っていません。ルイジェルドとはかなり方向の違う役まで並べると、配役の面白さが見えやすくなります。
| 作品 | 役 |
|---|---|
| 『LUPIN the Third』シリーズ | 石川五ェ門 |
| 『ハイキュー!!』 | 及川徹 |
| 『HUNTER×HUNTER』 | ヒソカ |
| 『BLACK LAGOON』 | ロック |
| 『BLEACH』 | ウルキオラ |
| 『Fate/Zero』 | ウェイバー・ベルベット |
| 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 | ギルベルト・ブーゲンビリア |
石川五ェ門とヒソカと及川徹とウェイバーが同じ人です。 声の高さだけで役を分けるタイプではないことが、これだけでもかなり分かります。
洋画吹き替えでも、ヘイデン・クリステンセンの『スター・ウォーズ』シリーズ、イライジャ・ウッドの『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『E.T.』のエリオットなどを担当しています。
だから「石川五ェ門っぽい渋さがあるからルイジェルド」だけで終えるのは、やっぱりもったいないんですよね。実際のルイジェルドは、もっと感情の置き場所が多いです。
ルイジェルド・スペルディアはどんなキャラクター?
ルイジェルドは、魔族「スペルド族」の戦士です。「デッドエンド」の名で恐れられる一方、魔大陸へ転移したルーデウスとエリスを助け、二人を故郷へ送り届ける旅に加わります。
第9話「邂逅」でルーデウスが警戒するのも当然です。ロキシーからは、スペルド族には絶対に近づかないよう教えられていました。
| 外から見たルイジェルド | 旅で見えてくるルイジェルド |
|---|---|
| 「デッドエンド」と恐れられる | 転移したルーデウスとエリスを助ける |
| 寡黙で頑固な戦士 | 子どもを守ることを強く重んじる |
| 圧倒的に戦える大人 | ルーデウスの考え方とは衝突することもある |
「怖い見た目なのに優しい」で終わらないのがルイジェルドです。 優しいからこそ、子どもの命が絡むと譲らない。その頑固さが旅の途中で何度も効いてきます。
エリスとの間にも、ただ護衛するだけではない信頼が積み上がっていきます。二人の距離がどう変わるかは、エリスとルイジェルドの関係を追うと、デッドエンドの三人が家族に近い空気を持つ理由まで見えてきます。
戦闘力だけなら、ルイジェルド一人が突出しています。でも旅が面白いのは、強さで解けない問題ではルーデウスの知恵が必要になるところなんですよ。
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第9話・第11話で分かる浪川大輔のルイジェルド役の魅力
第9話と第11話を並べると、浪川さんのルイジェルドは「低い声」を大きく崩さないまま、相手との距離と感情の圧を変えているように聞こえます。
第9話は「怖い声」なのに話し方が静か
第9話「邂逅」では、ルーデウスにとってルイジェルドは、ロキシーから警告されていたスペルド族そのものです。見ただけで身構える条件がそろっています。
それでも浪川さんは、必要以上に悪役らしく凄む方向へ寄せません。低く重い声はあるのに、話し方そのものは落ち着いているんですよね。
評判は怖い。声も低い。でも、目の前の男は妙に静か。
このズレがあるから、ルーデウスと同じように「本当に近づいてはいけない相手なのか?」と見極めたくなります。初登場で全部を怖くしないのが効いています。
第11話は低音のまま怒りの圧だけが前へ出る
第11話「子供と戦士」では、石化の森での判断をめぐってルーデウスとルイジェルドが衝突します。子どもを守ることへ強い信念を持つルイジェルドには、簡単に流せない場面です。
僕には、別人のような怒鳴り声を作るというより、普段は抑えている人の語気が一気に前へ出たように聞こえます。 だから第9話からの人物の連続性が切れません。
ルーデウス役の内山夕実さんもAnimeJapan 2021のステージで、第11話を、ルイジェルドがルーデウスを守るべき子どもから一人の戦士として認めるようになった印象的な場面として振り返っています。
怒って終わりではなく、相手を認めたら関係の置き方まで変える。頑固な人だからこそ、この変化が軽くならないんです。
第9話の静けさがあるから第11話の怒りが重い。第11話で本気の怒りを見せたから、その後の「認めた」がちゃんと効く。声の派手さより、この積み重ねが好きですね。
アニメで受けた印象を別の角度から追い直したいなら、コミカライズで同じ旅を読むのも面白いです。声がないぶん、表情や立ち位置からルイジェルドの硬さと優しさを拾えます。
第21話では「頼れる声」に恐怖が混ざる
第21話「ターニングポイント2」は、ルイジェルドの強さを積み上げてきたからこそ恐怖が伝わる回です。オルステッドを前に、エリスとルイジェルドは顔色を変えて震え始めます。
ここまで魔大陸の危険を切り抜けてきた側のルイジェルドが、先に平常心を失う。ルーデウスより読者や視聴者の方が、「これは今までの相手と違う」と察しやすい構図です。
しかも相手は、津田健次郎さんが演じるオルステッド。低音同士の対峙なのに、ルイジェルド側だけがいつもの頼もしさを保てないのが強烈です。
第21話へ入る直前の緊張感は、オルステッドとの対峙を前面に出した公式PVでも振り返れます。
浪川さんの声も、僕には普段の低く落ち着いた軸を残しながら、言葉の置き方が切迫して聞こえます。いつも頼れる人まで恐れている。その事実だけでオルステッドの危険度が跳ね上がるんですよ。
ルイジェルドの強さが、そのままオルステッドの怖さを測る物差しになる。
強いキャラがさらに強い相手に負ける、だけじゃないんです。戦う前から「この人が怖がるならヤバい」と伝わる。第21話のルイジェルドは、恐怖することで仕事をしています。
魔神語のアフレコから見えるデッドエンド3人の作り方
ルイジェルド役を声の低さだけで語れない理由は、魔大陸編のアフレコにもあります。ルイジェルドとルーデウスは、作中で日本語とは別の「魔神語」を使って会話します。
内山夕実さんと加隈亜衣さんのインタビューでは、魔神語は一つの言語として組み立てられており、内山さんは浪川さんから魔神語の書き写し方を尋ねられたことも明かしています。
面白いのは、三人が同じ場にいても言語の立場が違うことです。ルイジェルドは魔神語を理解し、ルーデウスは学んで使い、エリスは分からない。
声優同士の掛け合いなのに、キャラクターごとに「その言葉が分かるか」まで芝居の条件が違う。 魔大陸編のデッドエンドは、そこまで含めて三人の距離が作られています。
第1クール後には、ルーデウス役の内山夕実さん、エリス役の加隈亜衣さん、ルイジェルド役の浪川さんが、デッドエンド三人のキャストとして初めて揃う生特番も配信されました。
ルイジェルド単独の声だけでなく、三人の並びでキャストを見たい人にはこちらも面白いです。本編で長く旅をした三役が揃うと、「デッドエンド」というまとまりを演じ手側からも感じられます。
ファンタジーの架空言語って、雰囲気だけで済ませることもできるじゃないですか。そこを会話として成立させるところまで作っている。ルイジェルドの声を追うなら、この裏側はかなり面白いです。
デッドエンド三人の旅そのものを追い直したくなったら、漫画版を魔大陸編の流れで読むと、ルイジェルドが二人の間に立つ場面の積み重ねも掴みやすいです。
『無職転生』ルイジェルドの声優についてよくある疑問
最後に、ルイジェルド役の変更有無や初登場、浪川大輔さんの吹き替え歴など、声優情報で迷いやすい点を短く整理します。
ルイジェルドの声優は途中で変更された?
変更されていません。2020年10月10日のキャスト発表からルイジェルド役は浪川大輔さんで、2026年8月現在のアニメ公式キャストにも掲載されています。
2022年3月に行われたTV未放送番外編「エリスのゴブリン討伐」の先行上映イベントでも、浪川さんはルイジェルド役として登壇しています。
ルイジェルドはアニメ何話から登場する?
本格的な初登場は第9話「邂逅」です。フィットア領転移事件で魔大陸へ飛ばされたルーデウスとエリスの前に、スペルド族の戦士として現れます。
浪川大輔は洋画の吹き替えも担当している?
はい。ヘイデン・クリステンセン、イライジャ・ウッドなどの吹き替えを担当し、『スター・ウォーズ』シリーズや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにも参加しています。
さらに『E.T.』のエリオット役も担当しています。アニメだけでなく吹き替えまで追うと、浪川さんの声の使い分けをもっと広い範囲で楽しめます。
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まとめ|ルイジェルドの声優・浪川大輔は実際の演技まで見ると納得できる
『無職転生』のルイジェルド・スペルディアを演じている声優は、浪川大輔さんです。代表作の多さ以上に、第1期の場面ごとに同じ低音の意味が変わって聞こえるところが、この配役の面白さだと思います。
ルイジェルドは強い。でも、強いだけではありません。子どもには優しく、譲れない価値観では頑固で、圧倒的な相手を前にすれば恐怖も見せます。
その人物を一つの「渋い戦士声」に閉じ込めず、場面ごとに硬さと柔らかさを入れ替えている。僕はそこに、浪川大輔さんがルイジェルドを演じる面白さを感じます。
第9話で初めて声を聞いた時は「怖そうな人だな」で十分なんです。でも第21話まで来ると、その声が怖がったこと自体に意味が出る。ルイジェルド、声まで含めて積み上げ型のキャラクターですね。
※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年8月31日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。
