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『ダンダダン』35話ネタバレ感想・考察|鬼頭家に囲まれたジジとオカルンと、ツチノコのいない神社の大蛇伝説

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『ダンダダン』35話のネタバレ感想・考察の見出しと、神社の鳥居や古い家を描いた水彩調のアイキャッチ。

『ダンダダン』35話「ツチノコはどこ」は、ジジの家に家主の鬼頭家が上がり込み、オカルンとジジが逃げ場のない取り調べを受ける回です。

家では猟銃が出て、巡査が来て、サッカーチームのひっかけ問題。そのころモモは、ツチノコ神社で人柱の伝説を聞かされていました。

最後は帰ったモモが、床に倒れた二人を見つけます。

サブタイトルはのんきなのに、怖いのはお化けでも宇宙人でもなく家主でした。

「ツチノコはどこ」って聞かれたら、こっちは「ツチノコどころじゃない」と答えるしかない。

※原作漫画第35話までのネタバレを含みます。第36話以降の展開には触れません。

人物34話までの状況35話での関わり
綾瀬桃(モモ)露天風呂で鬼頭家の男たちに囲まれ、崩れた建物に助けられた帰り道にツチノコ神社へ寄り、遅れて家に戻る
オカルンジジとお札の部屋を見つけ、モモの帰りを待っていたジジの親友として、鬼頭家の質問攻めに遭う
ジジ両親が入院中。家のお祓いのため、モモたちを連れて帰ってきた家主の鬼頭家に頭が上がらず、笑顔で応対し続ける
鬼頭家玄関に来た女性たちと、露天風呂の男たちジジの家の家主として上がり込み、男たちも戻ってくる
ツチノコ神社の神主35話が初登場モモに、大蛇の抜け殻と人柱の伝説を見せる
35話の主な人物と、直前までの状況

『ダンダダン』35話のあらすじ|家に上がり込む鬼頭家から、床に倒れた二人まで

35話は、34話で玄関に来た女性たちが居間に座っているところから始まります。家ではオカルンとジジ、外ではモモ。今回も二か所で話が進みます。

  • 居間の女性たちは、この家の家主の鬼頭家。ジジは、壊した壁のことは知らないふりをしてほしいとオカルンに頼む
  • 留守にしていた理由を問われたジジは、オカルンを誘いに行っていたと答える
  • もう霊媒師は呼ばないと答えたジジに、女性は猟銃を見せて狩猟免許の話をする
  • 露天風呂でモモを囲んだ男たちが、巡査に連れられて戻ってくる
  • 男の一人が、親友ならジジの好きなサッカーチームを言えるはずだとオカルンに迫る
  • 女の子を連れてきていないと答えたジジの嘘が、鬼頭家に見抜かれる
  • 一方のモモはツチノコ神社へ。神主から大蛇の抜け殻と、人柱の伝説を聞く
  • 家に戻ったモモが見たのは、殴られて床に倒れたオカルンとジジだった

露天風呂の騒ぎと、ターボババアの「人間の血」の一言までは34話のネタバレ感想・考察で振り返れます。

アニメでは、第2期の第13話「大蛇伝説ってこれじゃんよ」の中盤にあたります。34話の後半に続けて、同じ放送回で描かれました。

家主の鬼頭家と猟銃|霊媒師を呼ぶなと迫られるジジ

鬼頭家はこのあたりの地主で、ジジの家も鬼頭家のもの。両親が入院している間は家賃を免除してもらっていて、ジジは強く出られません。

だから最初の頼みごとが、壁の穴のこと。33話でハンマーを振るった本人が、家主の前では「知らないふりして」。賃貸の住人として、焦りどころが正しすぎる。

女性が気にしていたのは、ジジがしばらく家を空けていたこと。そして、また霊媒師を呼ぶつもりかどうかでした。

呼ばないと答えたジジの前に出てきたのは猟銃。免許は持っている、という話つきです。ジジは、免許があっても人に向けたら捕まると言い返します。

ジジ、猟銃に向かって法律で返してる。変顔の多い男が、この場面だけ正論の担当。

霊媒師という言葉が出ると、28話のネタバレ感想・考察で読んだ話が引っかかります。ジジがお祓いを頼んだ霊媒師は5人、そのうち3人が亡くなっていました。

35話で分かるのは、家主がジジに霊媒師を呼ばせたくないところまで。3人の死と鬼頭家のつながりは、まだ何も語られていません。

担当編集の林士平さんは、35話の配信告知に「支配が及ぶ恐怖」と添えています。

家賃で頭を押さえ、猟銃で口をふさぎ、警察まで味方にいる。告知の「支配」は、お化けではなく家主の話でした。

話数鬼頭家の近づき方
32話家に入る三人を、外から見ている
33話露天風呂のモモを覗いている
34話女性たちが玄関に来て、男たちは湯船でモモを囲む
35話家主として居間に座り、男たちも巡査と一緒に戻ってくる
外の人影から、居間の家主へ。4話かけて距離が詰まっていく

32話の人影は、遠くから見ているだけでした。32話のネタバレ感想・考察から順に追うと、一話ごとに半歩ずつ近づいて、35話でとうとう家の中。

「親友」の確認はサッカーチーム|33話の壁の穴に貼ったポスターが答えだった

そこへ戻ってきたのが、露天風呂でモモを囲んだ男たちです。商工会の人たちに追われていた男たちを、巡査が連れて帰ってきました。

34話で建物の下敷きになった男たちが、巡査に付き添われて家へ上がってくる。町の警察が、どちらの側についているかが一目で分かります。

男の一人が目をつけたのはオカルン。ジジの親友だというなら、ジジの好きなサッカーチームくらい言えるだろう、と問い詰めます。

オカルンが答えを見つけたのは、壁に貼られたサッカーのポスターでした。33話で破った壁の穴を、ジジが隠しておいたポスターです。

話数オカルンとジジ
32話電車でツチノコの話で意気投合し、ジジがオカルンを友達だと言う
33話ジジがオカルンにサッカーを教え、オカルンが気づいた家の違和感からジジが壁を破る
35話親友かどうかを好きなサッカーチームで試され、穴を隠したポスターで答える
友達になって、サッカーをして、壁を破った。その全部が35話の答えにつながる

サッカーを教わった相手の好きなチームを、壁のポスターでカンニング。33話のネタバレ感想・考察で追ったサッカーの時間が、こんな形で試験範囲になるとは。

親友の証明に使ったのが、壁の穴の目隠し。二人でやらかした証拠が、そのまま友情の証拠になってる。

ただ、切り抜けられたのはオカルンの番だけでした。女の子を連れてきていないと答えたジジの嘘は、鬼頭家に見抜かれます。

その女の子は、男たちが露天風呂で囲んだモモです。あの男たちの身内に、ジジはモモのことを話さなかった。嘘としては下手でも、かばう相手は間違えていません。

ツチノコのいないツチノコ神社|抜け殻と、「人間の過ち」としての大蛇伝説

家がそんなことになっている間、モモは帰り道にツチノコ神社へ寄っていました。そこにいたのは、境内で三角倒立をしている神主です。

ブーチューバーになりたいらしい神主が見せてくれたのは、ツチノコではなく大蛇の抜け殻。ツチノコは、と聞くモモへの答えがひどい。

ツチノコと言ったほうが観光客が来る、と神主の父親が言い出しただけ。ツチノコ神社に、ツチノコは最初からいませんでした。

小さく描かれたモモの一言は「クソが」。期待していた分の落胆が、三文字に全部詰まっています。

ツチノコの話を最初に出したのは、32話の電車のオカルンでした。モモの気を引こうとした話題に、ジジが地元にはツチノコを祀る神社があると乗ってきたんです。

オカルンとジジを意気投合させたツチノコ、正体は観光用の看板。友情のきっかけが、名前だけのUMA。

本当に祀られていたのは大蛇です。火山に棲む大蛇が腹をすかせると噴火する。だから昔の人は、村の子どもを一人ずつ差し出してきた、という伝説でした。

アニメ第13話でも、この伝説を語る場面がMBS animation公式チャンネルのショートになっています。

神主はこの伝説を「人間の過ち」と言い切ります。恐怖で考える力を奪われた人間は、人柱さえ信じて行ってしまう。だからここで話しているのだと。

32話でジジは、この土地の火山はもう200年ほど噴火していないと話していました。伝説の筋で読むと、その静けさの裏に子どもたちがいることになります。

三角倒立でふざけて見えた神主が、人間の怖さをいちばんまっすぐ語っていた。35話の大人で、話が通じそうなのはこの人くらいです。

帰ったモモが見たもの|床に倒れた二人と、34話の「人間の血」

神社を出たモモが家に戻ると、オカルンとジジは殴られて床に倒れていました。囲んでいるのは上半身裸になった鬼頭家の男たちで、これから祭りを始めようとしています。

34話でモモを囲んだ男たちが、35話では家で待っている。逃げ切ったはずの相手に、帰る場所を先回りされていました。

アニメ第13話で帰宅したモモを待つ場面も、公式ショートで「ジジの家には…鬼頭家が」と紹介されています。

比べる点34話のラスト35話のラスト
ジジの家についてターボババアが、人間の血がしみ込みすぎていると言う神社で、人柱の伝説を聞いたモモが帰ってくる
家の中にいたものお札の部屋と、待っているオカルンとジジ殴られて倒れた二人と、祭りを始めようとする鬼頭家
「人間の血」の一言の後に、人柱の伝説と鬼頭家の祭りが続く

人間の血がしみ込みすぎた家。子どもを差し出してきた伝説。そこへ「祭り」。35話はどれもつなげて説明はしませんが、並べて読むと、嫌な想像しか浮かばない順番です。

温泉、ツチノコ、神社。モモの一日だけ見ると観光なのに、帰った家だけジャンルが違う。

応援コメント欄の35話|「人間が一番怖い」とジジへの同情

35話の応援コメントは3,500件を超えます。いちばん多くの支持を集めたのは、こんな村は嫌だという叫び。「いいジャン」は5万件を超えます。

コメントいいジャン
ゆるい絵と怖い絵のギャップがすごい3万7,000件超
帰ってきて待ち伏せされたらトラウマもの3万1,000件超
人間が一番怖い。モモちゃん、後で「ジジ達と」じゃないんだね2万4,000件超
オカルト系じゃない人の怖さの表現がうまい2万件超
家族と暮らしのために笑顔を振りまくジジが見ていられない1万1,000件超
神主さんも仲間かと思ったら、ただの変な人だった2,200件超
2021年12月7日の公開直後から並ぶ、35話への受け止め(要旨・2026年10月31日確認)

「ジジ達と」のコメントが拾ったのは、出先のモモの「後でもっかいオカルンと来よー!!」。家が修羅場の時に、モモの頭にいるのはオカルン一人でした。

笑顔のジジを心配する声も目立ちます。猟銃を見せられても、家賃を握られていても、ジジは笑って応対していました。

28話で現れた時は騒がしいだけに見えたジジが、35話では読者に「見ていられない」と言わせている。ジジへの見方がはっきり変わった回でもあります。

35話は単行本5巻の3話目です。33話の壁、34話の露天風呂から続けて読むと、ポスターの答えも、神社の伝説も、帰ってきたモモの前の光景も、一つの家の話としてつながります。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|35話は、ツチノコより先に人間の怖さが待っていた回

『ダンダダン』35話「ツチノコはどこ」は、家主の鬼頭家がジジの家に上がり込み、モモが人柱の伝説を聞いて帰ると、オカルンとジジが倒れていた回でした。

35話で押さえておきたいこと

  • 鬼頭家はジジの家の家主。家賃免除を受けるジジに、霊媒師のことを問いただし、猟銃まで見せる
  • 露天風呂の男たちが巡査に連れられて戻り、オカルンは親友かどうかをサッカーチームで試される
  • オカルンは33話の壁の穴を隠したポスターで答えるが、女の子のことでジジの嘘が見抜かれる
  • ツチノコ神社の正体は大蛇を祀る神社で、神主は子どもを差し出した伝説を「人間の過ち」と語る
  • 35話は単行本5巻に収録。アニメでは第2期第13話に入っている

「ツチノコはどこ」の答え、神主のお父さんの営業トークの中でした。

36話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月31日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
アニナビプラスの案内キャラ「アキラ」の吹き出しアイコン

アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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