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『ダンダダン』32話ネタバレ感想・考察|ジジを嫌いになれないオカルンと、呪いの家を見つめる人影

2026年10月30日

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『ダンダダン』32話の感想・考察タイトルと、石段の先にある家を淡い水彩で描いたアイキャッチ。

『ダンダダン』32話「呪いの家へレッツゴー」は、モモたち三人が電車でジジの家へ向かう回です。オカルンはジジに嫉妬しながら、ツチノコの話で打ち解けてしまいます。

そして温泉街の石段を上り、着いた家は拍子抜けするほど普通。ところが最後のページで、その三人をいくつもの目が外から見つめています。

この回の芯は、31話で「断固として戦う」と言った相手を、32話のオカルンはもう嫌いになれないところ。恋のバトルが始まる前に、友達の話になっていきます。

呪いの家へ向かう回なのに、前半の大事件はババ抜きと駄菓子。オカルン、家に着く前から負けがこんでる。

※原作漫画第32話までのネタバレを含みます。第33話以降の展開には触れません。

人物31話までの状況32話での関わり
オカルンジジに「断固として戦う」と宣言し、泊まりへの同行を決めた道中で嫉妬しつつ、ツチノコの話でジジと意気投合する
綾瀬桃(モモ)ジジの家の呪いを祓いに行くと決め、オカルンも誘ったジジと地元の駄菓子屋の話で盛り上がる
ジジモモの幼なじみ。31話の最後は家の霊が頭から離れず眠れなかった駄菓子を配り、変顔で場を盛り上げ、オカルンを友達だと言う
32話の三人と、それぞれの直前の状況

『ダンダダン』32話のあらすじ|電車のババ抜きから、家を見つめる人影まで

32話は、ジジの家へ向かう電車の中で始まり、家に着いた三人を誰かが見つめる最後のページで終わります。

  • 電車の中で三人がババ抜き。オカルンが負けてすねる
  • ジジが山ほどの駄菓子を出し、モモとジジは地元の駄菓子屋の話で盛り上がる
  • 話に入れないオカルンは、嫉妬する自分にうんざりして金玉のことを考えようとする
  • オカルンがツチノコの話を出すと、ジジが地元の大蛇伝説で応じ、二人が意気投合する
  • ジジはオカルンを友達だと言い、オカルンは恋敵なのに嫌いになれない
  • 温泉街の長い石段を上り、見た目は普通の家に到着。その三人を外から何人もが見つめている

31話の最後は、週末の泊まりが決まった夜に、ジジだけが眠れずにいる場面でした。その夜までは31話のネタバレ感想・考察で振り返れます。

龍幸伸先生も、日付が変わってすぐに32話の更新を知らせています。

アニメでは、第1期の最終話・第12話「呪いの家へレッツゴー」の後半にあたります。漫画の話数タイトルが、そのままアニメ最終話のタイトルになりました。

電車のババ抜きと駄菓子|幼なじみの昔話に入れないオカルン

扉絵は、山並みの広がる景色に「いざ!呪われたジジの家へ」。ところが中身は、呪いとは無縁の車内のババ抜きから始まります。

  • 最後までジョーカーを抱えていたのはオカルン。モモに弱すぎると笑われ、「性格が悪いんですよ!!」と言い返す
  • モモとジジがそろって「ウブ」だとからかい、オカルンは「もうやらない!!」
  • すねたオカルンに、ジジが元気出しなと山盛りの駄菓子を差し出す
  • その駄菓子から、モモとジジは地元の駄菓子屋の話へ。あの店がまだある、お婆ちゃんがずっと変わらない、と盛り上がる

トランプ一回で二対一、駄菓子一袋で昔話。車内のオカルンの居場所が、ページをめくるたびに狭くなっていきます。

オカルンを励ますための駄菓子が、二人の思い出話の入口になってる。ジジ、たぶん悪気ゼロ。だから文句も言えない。

黙って見ているオカルンの心の声は、「なんか…嫌だ…」。続けて、こんな事を思う自分の器の小ささにうんざりする、とまで言っています。

担当編集の林士平さんが32話の告知に添えた4枚には、このババ抜きから嫉妬までのページが入っています。

この気持ちはどうしようもない。だから何かで気をまぎらわせる。そこでオカルンが選んだのが、「金玉を取り戻す事に集中するんだ!!」でした。

その金玉は、31話で人体模型の玉が飾りだと分かり、手がかりゼロ。嫉妬から逃げ込んだ先が、いちばん見込みの薄い探し物です。

アニメ第12話の車内の場面は、公式ショートで「オカルンが言った『〇玉』何回」と題されています。

ツチノコで打ち解けたオカルンとジジ|「断固として戦う」から友達へ

思い出話に入れないオカルンが、自分の土俵へ引き戻そうと出した話題がツチノコでした。

ここでジジが乗ってきます。地元には大蛇の伝説があり、ツチノコを祀る神社まであると。恋敵から、オカルト話の一番いい相手が出てきてしまいました。

二人はそのままUMAの話で意気投合。ジジはオカルンを友達だと言い、オカルンもモモ以外とこういう話ができる楽しさを知ります。

アニメ第12話の公式ショートも、この場面を「ジジとのオカルト話で大興奮」と題して切り出しています。

この3話のオカルンを並べると、ジジへの向き合い方が毎回ひっくり返っています。

話数ジジを前にしたオカルン
29話モモとジジの仲を悪いほうへ想像し、もう会わないようにしようと決める
31話モモとジジの間に割り込み、「断固として戦う」と宣言する
32話嫉妬する自分に嫌気がさした後、ツチノコの話で意気投合し、嫌いになれなくなる
引いて、戦うと決めて、友達になりかける

29話のネタバレ感想・考察で身を引こうとした時、オカルンは二人の仲を悪いほうへ想像していました。32話の嫉妬がしんどいのは、相手が嫌な奴ではないと分かってしまったからです。

嫌な奴なら、まだ堂々と嫉妬できた。好きな話題に一番乗りしてくる恋敵、戦いにくいにもほどがある。

コメント欄にも、恋敵と思うのは分かるけど普通に友達になったらいい、という声に9,700件を超える支持が集まりました。

ジジの変顔とハイテンション|31話の眠れない夜を知った後で

32話のジジは、とにかくよくしゃべり、よく変顔をします。ババ抜きで騒ぎ、駄菓子を配り、モモを笑わせる顔まで作る。

ただ、読者は31話の最後のページを見ています。ジジは呪いの家の霊が頭から離れず、一人で眠れずにいました。

場面そのまま見ると31話の夜を知った読者の受け止め
変顔の連発場を盛り上げるお調子者不眠のせいでバリエーションが多いのかと思うと複雑
止まらないハイテンション根っから明るい陽キャ恐怖を抑えるために、テンションを上げているのでは
オカルンのオタク話に乗る話題を合わせてくれるいい奴突然のオタクトークに一番に乗れる男はモテる
同じジジの明るさを、読者は二通りに見ていた

変顔の多さを好きだという書き込みに2万1,000件超。一方で、それが不眠のせいかもと思うと複雑だという書き込みにも2,000件を超える支持がありました。

無理に明るくしているのかどうかは、32話の中でジジ本人の口から語られていません。あくまで、31話を読んだ読者の見え方です。

それでも、ジジが向かっている先は28話のネタバレ感想・考察で読んだ呪いの家です。頼んだ霊媒師5人のうち3人が、自ら命を絶った家でした。

その家に帰る電車で、駄菓子を配って変顔して、すねたオカルンまで励ましてる。ジジ、今日いちばん忙しい人。

呪いの家に着いた三人|普通の家と、最後のページの視線

電車を降りた三人は、温泉街の長い石段を上ってジジの家に着きます。

その家が、見た目はごく普通。霊媒師3人が命を絶った、あの依頼の家なのに、外から見る限り何もおかしくない。

応援コメント欄にも、なんの変哲もない小綺麗な家の絵なのにゾワっとした、という声がありました。普通に見えること自体が、もう落ち着かない。

そして最後のページ。家に入っていく三人を、外からいくつもの人影がじっと見つめています。

比べる点31話のラスト32話のラスト
直前の空気人体模型と花の再会に泣かされるオカルンとジジがツチノコで意気投合する
最後に出てくるものジジの頭から離れない、家の霊の姿家に入る三人を見つめる、外の人影
怖さの向き幽霊の怖さ何者か分からない視線
2話続けて、温かい場面の後に最後の1ページで冷やしてくる

オカルン頑張れとホクホクしていたのに、ラストのページで一気に肝が冷えた。コメント欄で1万3,000件を超える支持を集めた声が、この回の読後感そのものです。

ラブコメの後は怖いのが来ると前回で分かっていたのに慣れない、という書き込みにも1万1,000件超。31話で一度やられた読者が、32話でもう一度やられています。

幽霊の家に来たはずが、最後にこっちを見てるのは家の外の人影。呪いの家、玄関に入る前から気が休まらない。

応援コメント欄の32話|「鼻くそおばさん」と「グンマー帝国」

32話の応援コメントは2,600件以上。いちばん支持を集めたのは、最後のページの一人に向けた声でした。

場面読者の受け止め
最後のページの人影鼻くそおばさんが強烈すぎて、他の人も不気味なのにモブに見える、に3万3,000件超
温泉街と石段魔境グンマー帝国へようこそ、に2万2,000件超。伊香保かと推測する声も
ジジの変顔変顔のバリエーションが多すぎて好き、に2万1,000件超
旅の荷物リュックの癖が強い、に1万5,000件超
ラストまでの温度差ホクホクしていたのにラストで肝が冷えた、に1万3,000件超
2021年11月16日の公開直後から並ぶ、32話への受け止め

不気味な人影の中から一人だけ「鼻くそ」で覚えられている。怖がらせる最後のページで、1位がそこなのがダンダダンの読者らしい。

群馬の伊香保温泉には、温泉街の真ん中を上る365段の石段があります。作中の町が伊香保だと明かされたわけではありませんが、長い石段を見て思い浮かべた読者が多かったようです。

32話は単行本4巻の最後の話です。31話の騒がしい夕飯とジジの眠れない夜から続けて読むと、電車の中のジジの明るさが違う顔で見えてきます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|32話は、恋敵が友達になりかけて、呪いの家に着く回

『ダンダダン』32話「呪いの家へレッツゴー」は、電車の道中でオカルンがジジを嫌いになれなくなり、着いた呪いの家で三人が誰かの視線にさらされる回でした。

32話で押さえておきたいこと

  • 電車のババ抜きでオカルンが負け、モモとジジは駄菓子屋の思い出話で盛り上がる
  • 嫉妬する自分にうんざりしたオカルンは、金玉を取り戻すことに集中しようとする
  • ツチノコと大蛇伝説の話で意気投合し、ジジはオカルンを友達だと言う
  • 温泉街の石段の上にあるジジの家は、見た目は普通。最後のページで三人を外の人影が見つめる
  • 32話は単行本4巻の最後の話。アニメでは第1期最終話・第12話の後半

UMAの話で盛り上がった二人が、着いた先で見つめられる側に回る。珍しいものを見たがる側が、先にじろじろ見られてる。

33話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月30日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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