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『ダンダダン』12話ネタバレ感想・考察|モモをかわいいと意識したオカルンと、愛羅が流した噂

2026年10月27日

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『ダンダダン』12話の恋の自覚と愛羅の噂を扱う見出しに、学校のかばんと金色の玉を淡い水彩で添えたアイキャッチ。

『ダンダダン』12話「かわいいって気付いたっぽい」は、オカルンがモモを「かわいい」と意識してしまう回です。同じ朝、モモへの下品な噂に怒って、教室で変身までしてしまいます。

しかもその噂を流したのは、10話でタライを落とされた愛羅でした。ラストでは、オカルンが探している金の玉まで愛羅のポケットから出てきます。

悪口を言う男子には詰め寄れるのに、当のモモが来ると顔も見られずに逃げる。12話のオカルンは、強いのか弱いのか忙しい。

前の晩はタマを探して地面を這っていた人が、翌朝には恋の悩みまで背負ってる。オカルン、探し物が一晩で一つ増えた。

※原作漫画第12話までのネタバレを含みます。第13話以降の展開には触れません。

人物直前の状況12話での関わり
オカルンタマが戻らず、ターボババアの霊力は体に残ったまま夜にタマを探し、翌朝はモモの噂に怒って変身する
モモ(綾瀬桃)10話で、オカルンを陰で笑った愛羅にタライを落としたタマ探しを手伝い、学校ではオカルンに避けられる
ターボババア11話で意識が招き猫に移り、タマを落としたと白状したタマの特徴を語り、翌朝はオカルンのかばんから顔を出す
星子モモの祖母で霊媒師。11話でババアを追い出した知り合いにタマの情報を聞くと約束し、オカルンに釘を刺す
愛羅10話でオカルンをからかい、モモにタライを落とされたモモの噂を流した張本人で、金の玉を持っている
12話の主な人物と、ここまでの経緯

『ダンダダン』12話のあらすじ|夜のタマ探しから、愛羅のポケットまで

12話は、見つからないタマを夜の並木道で探す場面から始まり、そのタマを愛羅が握っていると分かって終わります。間に挟まるのが、オカルンの恋の自覚と教室の騒ぎです。

  • 夜、モモとオカルンが招き猫のターボババアと一緒にタマを探すが、見つからない
  • 綾瀬家に戻ると、星子が知り合いにタマの情報を聞くと約束。オカルンには、力のことを忘れずじっとしているよう言いつける
  • 翌朝、クラスの男子たちにモモの紹介を頼まれ、「かわいい」の一言でオカルンが意識してしまう
  • 男子の目当てがモモの下品な噂だと分かり、怒ったオカルンが変身。我に返って謝り、席に戻る
  • かばんからババアが顔を出し、力を返すよう誘ってくるが、オカルンは断る
  • モモが現れると、オカルンは目を合わせられずに逃げ出す。モモは友達から、オカルンが噂から自分をかばったと聞かされる
  • 噂を流したのは愛羅だった。愛羅は前日に拾った金の玉を取り出し、自分が世界を救う側だと思い込んでいる

配信当日に担当編集の林士平さんが添えた冒頭4ページの扉には、「取り戻せ!ゴールデンボール!!」の文字。扉のアオリまで、タマ探しの回として売り出しています。

ところが中身は、タマが見つからないまま恋の話へ転がっていく。題名のほうが正直です。

直前の11話でババアがタマを落としたと白状した場面は、11話のネタバレ感想・考察で振り返れます。

5センチの金色の玉|「見れば一発でわかる」はずの夜

タマが見つからない理由として、ターボババアは、もう霊や妖怪に取られたのかもしれないと言い出します。5センチの光る玉なら目立ちそうなのに、どこにもない。

ババアが話したこと中身
タマの見た目ババアの霊力の膜に包まれた、5センチほどの金色に輝く玉
見つからない理由これだけ探して無いなら、もう取られたのかもしれない
取られる理由タマには強い生命力が宿り、霊や妖怪はそういうものに引かれる
悪霊が人を襲うわけ生命力の強いものを集めれば、生き返れると信じているから
冒頭でババアが語った、タマの特徴と行方の見立て

ババアいわく、見れば一発でわかるはず。それでもモモは「ムリムリ!」とさじを投げます。夜道で5センチの玉を探すのは、光っていても無理がある。

悪霊が生命力を狙って人を襲う、と聞けば穏やかではありません。誰かに取られたら探しようがない、とモモが心配しているのに、落とした本人の返事は「んな事ワシが知るかよ」でした。

ここで二人がかりの蹴りがババアに入り、「テメエが無くしたんだろうがよ!!」。招き猫はベンチの上でぺしゃんこです。

なくした張本人が「知るかよ」。蹴られた後には「この仕打ち…絶対に忘れねえぞ…」。ババア、自分のしたことは忘れて、されたことだけはしっかり覚えてる。

綾瀬家に戻っても、星子に「全然無ぇっす」と報告するしかありません。星子は知り合いにタマの情報を聞いてみると引き受け、最後にオカルンへ釘を刺します。

お前の中にはまだターボババアの力が入っている。今回は暴走しないようだが、危険な力に変わりはない。何かわかるまではじっとしていろ。オカルンの返事は「はい!」でした。

「じっとしてな」の翌朝に変身|モモの噂に怒ったオカルン

オカルンが教室で変身したのは、モモについての下品な噂を聞かされたからです。星子に「はい!」と答えた、その翌朝の出来事でした。

始まりは、クラスの男子たちから「モモを紹介してほしい」と頼まれたこと。一人がモモをかわいいと言った瞬間、オカルンの頭にも同じ考えが浮かび、顔が赤くなります。

本人はあわてて打ち消し、モモは友達だと言い聞かせる。ところが男子の目当ては、モモは誰とでも関係を持つ、という根も葉もない噂のほうでした。

時点オカルンに起きたこと
前の晩星子に、力のことを忘れず何かわかるまでじっとしていろと言われ、「はい!」
翌朝の教室噂に怒ってターボババアの姿に変身し、男子を震え上がらせる
我に返って元に戻って謝り、そっと自分の席へ戻る
その直後かばんからババアが顔を出し、人前での変身を喜んで力を返すよう誘う
言いつけから一晩で、教室の騒ぎになるまで

「はい!」から一晩もたずに変身。星子の言いつけ、守れた時間は登校までだった。

怒った理由ははっきりしています。モモのいない場所で、モモを貶める話を聞いたから。本人が見ていないところで怒っているのがいい。

大喜びしたのがババアです。かばんから顔を出し、人前で変身したのをいいことに、力を返してしまえと持ちかけてくる。オカルンは教室を飛び出し、誘いをはねつけます。

前の晩に蹴られて「忘れねえぞ」と言った相手が、翌朝にはもう取引を持ちかけている。招き猫になっても、商売っ気だけは縮んでいません。

かわいいと気付くと、なぜ目を合わせられない?|10話の「話したくてしかたがない」との差

オカルンがモモから逃げたのは、嫌いになったからではありません。男子の一言で意識してしまったかわいさが、本人を前にして一気に戻ってきたからです。

この逃げっぷりは、10話と並べると落差が大きい。10話のオカルンは、冷やかすモモの友達に囲まれた教室で、平気でこう言っていました。

比べる点10話のオカルン12話のオカルン
モモへの言葉「本当は綾瀬さんと話したくてしかたがないんですよ…!」モモが来ると、目を合わせられずに逃げ出す
周りの目モモの友達が「いいぞーオタク君!」と盛り上がる中モモのいない教室で、噂を口にした男子に詰め寄った後
モモの受け取り方「どっか行ってよ!!」と突き放す避けられた理由が分からないまま、友達からかばった話を聞く
言えていた言葉が、意識した途端に言えなくなる

人前で「話したくてしかたがない」と言えた人が、かわいいと気付いた途端、顔すら見られない。まだ友達だと思っていたから、言えたんでしょうね。

オカルン、10話の自分に教えてあげて。あの大胆な台詞、たぶんもう二度と同じ顔では言えない。

しかも逃げた拍子に、かばんのババアは学校に置き去り。モモからは全力で逃げるのに、怪異は野放しです。

一方のモモは、避けられた理由が分からないまま教室へ戻ります。そこで友達から聞かされるのが、オカルンが噂から自分をかばっていたという話。モモはそれに驚きます。

本人の前では逃げた人の気持ちが、本人のいない場所での行動からモモへ届く。この順番が12話の一番いいところです。

ただし届いたのは、かばったという行動だけ。オカルンがかわいいと意識したことまでは、モモは知りません。逃げた理由と、かばった理由は、まだ別々にモモの手元にあります。

連載5周年の「ベスト&ワンダー!エピソード投票」でも、12話はラブコメ部門9位に入りました。紹介文は「恋を自覚するオカルン。そしてモモもオカルンの誠意を知って…?」です。

題名の「っぽい」も効いています。気付いたと言い切らないのは、オカルン本人がまだ友達だと言い張っているからでしょう。

10話の教室でのやり取りは、10話のネタバレ感想・考察で読み返せます。

噂を流したのは愛羅|タライから始まった勘違いと、ポケットの金の玉

モモの噂を流したのは、10話でモモにタライを落とされた愛羅でした。タライの瞬間にモモの超能力の手をはっきり見て、モモは悪い存在だと決めつけたのが始まりです。

  • 10話:愛羅が友達とオカルンをからかい、モモが超能力でタライを落とす
  • 愛羅はそのときモモの超能力の手を見て、モモを悪い存在だと考える
  • モモを貶めるため、愛羅がでたらめな噂を流す
  • 12話:噂を聞かされたオカルンが怒り、男子に詰め寄る
  • オカルンがかばったことが、友達を通してモモに伝わる

並べると、10話はモモがオカルンを守り、12話はオカルンがモモを守る。その真ん中に、どちらも愛羅がいます。

オカルンを笑った報いで落ちたタライが、愛羅の中ではモモを敵とみなす理由に変わった。モモを貶めるはずの噂が、結果的にはオカルンの本気をモモへ届けています。

そしてラスト。愛羅がポケットから取り出したのは、前日に拾った金の玉でした。自分が美しいから天から授かったのだと受け取り、世界を救う使命を与えられたと信じ込んでいます。

前の晩、ババアは霊や妖怪に取られたかもと言っていた。実際に握っていたのは同じ学校の美少女で、本人は天からの授かり物扱い。妖怪より、よっぽど話が通じなさそう。

笑ってばかりもいられません。ババアの話では、タマには強い生命力が宿り、霊や妖怪を引き寄せます。それを、モモを悪と決めつけた人が握っている。

12話の終わりで金の玉の持ち主を知っているのは、読者だけです。オカルンもモモも、まだ愛羅が持っているとは知りません。拾ったいきさつも、12話ではまだ語られません。

12話は単行本2巻に入っています。10話のタライ、11話の招き猫、12話の噂と金の玉まで同じ巻で続けて読めるので、愛羅の勘違いがどこで生まれたのかを一気にたどれます。

タライを落とす手、噂に怒る顔、そしてポケットから出てくる金の玉。どれも一コマで空気が変わる場面なので、2巻で絵ごと確かめてほしいところです。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|12話は、オカルンの本気がモモに遠回りで届く回

『ダンダダン』12話は、タマ探しの回として始まり、オカルンがモモをかわいいと意識して逃げ出し、それでも噂からかばった本気だけはモモへ届く回でした。

12話で押さえておきたいこと

  • タマは5センチほどの金色の玉。夜に探し回っても見つからず、ババアは霊や妖怪に取られたのではと考える
  • 星子に「じっとしてな」と言われた翌朝、オカルンはモモの下品な噂に怒って教室で変身する
  • モモをかわいいと意識したオカルンは、本人の前で目を合わせられずに逃げ出す
  • モモは友達から、オカルンが噂からかばってくれたと聞いて驚く
  • 噂を流したのは愛羅。前日に拾った金の玉を、世界を救う使命の証しだと思い込んでいる

タマは愛羅のポケット、ババアは校内をうろうろ、モモとは目も合わせられない。12話のオカルン、大事なものが一つも手元に戻ってこない。

13話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月27日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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