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『ダンダダン』61話ネタバレ感想・考察|毎週火曜の遊び相手を引き受けたオカルンと、預けられたブリーフ

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『ダンダダン』61話の感想・考察タイトルと、夕方の校庭のベンチに置かれた白いブリーフを淡い水彩で描いたアイキャッチ。

『ダンダダン』61話「邪視のブリーフ」は、オカルンと邪視の再戦が決着する回です。本気の頭突きで圧倒したオカルンは、倒しきれなかった邪視に、毎週火曜の放課後に自分とだけ戦う約束をのませます。

約束を受け入れた邪視はブリーフを脱いでオカルンに預け、ジジに体を返します。最後は裸で泣くジジと、星子の「ナイスチン!」。

いちばん効いてくるのは、40話で上限のない遊ぶ約束から体を奪った邪視を、61話では回数と曜日を決めた約束で止めるところ。同じ遊ぶ約束が、今度は手綱になります。

因縁の決着回なのに、題は「邪視のブリーフ」。読み終えてから見返すと、サブタイトルが全部言ってました。

※原作漫画第61話までのネタバレを含みます。第62話以降の展開には触れません。

人物立場・直前の状況61話での関わり
オカルン本名は高倉健。ターボババアの力で変身して戦う。60話で、ジジの邪視を守りたい意志を守ると宣言した本気の頭突きで邪視を圧倒し、変身が解けた後に約束をのませる
ジジ(邪視)本名は円城寺仁。冷たい水で邪視、お湯で元に戻る体質。60話で、オカルンに「頼む」と託した邪視はブリーフを預けて体を返し、戻ったジジは泣いてオカルンに礼を言う
ターボババア招き猫に意識が移った怪異。夜の音楽室でオカルンに特訓をつけた戦いの間ずっとオカルンの背中にしがみつき、オカルンの狙いをモモに明かす
綾瀬桃(モモ)霊媒師の孫で、超能力を持つ。55・56話で邪視に襲われたオカルンの勝負を見届け、最後は裸のジジから目をそらす
白鳥愛羅(アイラ)アクさらの力を持つ同級生。音楽室の特訓にも加わったオカルンがもう変身できないと気づき、途中で変身して構える
星子モモの祖母で霊媒師。60話で、止めに入る満次郎を制した家を壊されても、最後は裸のジジに「ナイスチン!」
61話の主な顔ぶれと、今回の関わり

『ダンダダン』61話のあらすじ|効果音のない一騎打ちから、星子の「ナイスチン!」まで

61話は、60話のラストで始まった邪視との勝負の続きから始まり、ジジが体を取り戻したところで終わります。

  • 扉から、オカルンが速さで邪視を押し込む。前半は効果音のない打ち合いが続く
  • オカルンが本気の頭突きを叩き込み、邪視は綾瀬家へ吹き飛ぶ。家は粉々になる
  • 本気を使い切ったオカルンの変身が解ける。邪視は瓦礫から起き上がり、続きを求める
  • オカルンは皆に手を出すなと言い、弱い相手とは戦わないと邪視を突き放す
  • 自分とだけ、週1回・毎週火曜の放課後に戦い、ほかの人には手を出さない条件を示す
  • 見守るモモに、ターボババアがオカルンの狙いを明かす
  • 邪視はブリーフを脱いでオカルンに預け、ジジに体を返す
  • 泣いて礼を言うジジは裸。モモたちは目をそらし、星子は「ナイスチン!」

60話のラストは、愛羅がジジに水をかけ、ブリーフ一丁の邪視が出てきたところでした。オカルンの啖呵から勝負の始まりまでは60話のネタバレ感想・考察で追えます。

アニメでは、2025年8月28日深夜放送の第21話(第2期第9話)の前半にあたります。放送回の題は、62話と同じ「家を建て直したい」です。

効果音のない一騎打ち|「本気出すぜ」だけの前半と、43話の初戦

61話の前半は、効果音も描き文字もない打ち合いです。オカルンの台詞は「本気出すぜ」だけ、と読者が数えるほど。

扉のアオリは「覚悟の正面対決!!」。邪視を下から跳ね上げる一撃から始まります。

担当編集の林士平さんは配信当日、この扉と冒頭のページをXへ載せ、「覚悟のタイマン ガチンコバトル開始」と告知しています。

冒頭の2ページには、文字が一つもありません。残像のように重なるオカルンの連打と、その背中にしがみつく招き猫のターボババアだけ。

「オノマトペなしでここまでうるさいのは天才」という声もありました。音がないのに、うるさい。漫画への褒め言葉としては、ほぼ最上級です。

最後の一撃は本気の頭突き。邪視は綾瀬家へ叩き込まれ、家は粉々になります。飛んでくる破片から星子をかばったのは、満次郎でした。

ジジの邪視を守ると誓って始めた勝負で、真っ先に粉々になったのが綾瀬家。守る範囲から、家だけ漏れてました。

オカルンと邪視の勝負は、これが2度目です。最初の43話と並べてみます。

比べる点43話61話
場所地下深く、呪いの家の中綾瀬家の前
押していた側邪視。オカルンを閉じ込めて殴り続けるオカルン。速さで押し込み、邪視を宙へ跳ね上げる
最後の一撃数えながら、20回のスクワットで連打本気の頭突きで、邪視を家ごと吹き飛ばす
前半の言葉台詞はほとんどない「本気出すぜ」だけ
同じ邪視との勝負、43話と61話の違い

43話は、狭い家に閉じ込められた側の反撃でした。61話は、扉から頭突きまでオカルンが押し続けます。閉じ込められた相手を、今度は追い込む側に回りました。

効いているのは、57話から3話かけて音楽室で鍛えた、1拍のうちに何回動けるか。強くなる過程に無理がない、と修行の描き方を褒める読者もいました。

アニメ第21話の打ち合いは、MBS animation公式チャンネルのショートで見られます。題は「周囲を支配する“色”の変化にも注目」。

閉じ込められた地下の初戦は、43話のネタバレ感想・考察で振り返れます。

43話は単行本6巻に入っています。スクワットで殴り返すしかなかった地下戦の後に61話を開くと、最初の数ページで差が分かります。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

毎週火曜の約束|変身が解けたオカルンと、40話の上限なしの約束

61話の決着は、勝ち負けではなく約束でした。倒しきれなかった邪視に、オカルンは自分とだけ、週1回だけ戦う条件をのませます。

頭突きの後、オカルンの変身は解けます。本気は音楽室ですでに一度使っていて、これが2回目。ところが邪視は瓦礫から起き上がり、楽しそうに続きを求めます。

手を出すなと皆を止めたオカルンの膝は、震えていました。気づいたターボババアに、オカルンは黙っていてと頼みます。

そこでオカルンは、弱い相手とは戦いたくないと邪視を突き放します。変身も解けて膝も震えている側が、相手を弱いと言う。

もう一度戦いたいなら、条件をのめ。オカルンが出したのは三つです。

  • ほかの人には手を出さない
  • 戦う相手は、オカルンだけ
  • 学校があるから週1回、毎週火曜の放課後

邪視は毎日でも戦いたいと駄々をこねます。読者が書き写した「ヤダ!毎日毎秒戦うんじゃあ!!」「ケチじゃ!貴様はケチじゃ!!」は、もう子どもの言い分です。

この勝負の狙いを、ターボババアがモモに明かします。オカルンが邪視の遊び相手になれば、邪視はほかの誰も狙わない。

強くなれば、邪視と友達になれるかもしれない。アニメ第21話では、オカルンのその考えがそのまま公式ショートの題になっています。

遊ぶ約束といえば、40話です。意識の中で幼い邪視と向き合ったジジは、謝って、いくらでも遊びに付き合うと約束しました。返ってきたのが「言ったな」で、そのまま体を奪われています。

比べる点40話(ジジの約束)61話(オカルンの約束)
持ちかけ方幼い邪視に謝り、遊びに付き合うと申し出る変身が解けた後、邪視を弱いと煽って条件を出す
遊ぶ量いくらでも週1回、毎週火曜の放課後
条件なし戦う相手はオカルンだけ。ほかの人には手を出さない
その後「言ったな」で、ジジの体が奪われる邪視はブリーフを預け、ジジに体を返す
同じ遊ぶ約束の、40話と61話の違い

上限のない約束で入ってきた怪異を、上限のある約束で止めた。

しかも、遊ぶ約束そのものは破っていません。53話のジジは、40話の約束を理由にお祓いを止めていました。オカルンは、友達の約束ごと引き取ったようにも見えます。

39話で見た邪視の正体は、牢の窓から村の子の遊びを眺めていた少年でした。一緒に遊ぶ日が来なかったその子に、週1回の遊び相手ができた。

邪視が遊び相手を見つける形で救われてよかった、という応援コメントも残っています。

曜日の選び方にも、すぐ気づいた人がいます。61話が公開されたのは2022年6月14日の火曜日。火曜は、ダンダダンの更新日です。

毎週火曜の約束を交わした、その翌週の火曜。ジャンプ+の本編はお休みでした。邪視より先に、読者が待ちぼうけ。

遊ぶ約束で体を奪われた場面は40話のネタバレ感想・考察、牢の窓の少年は39話のネタバレ感想・考察で読み返せます。

39話と40話は、どちらも単行本5巻に入っています。遊べなかった少年の過去から「言ったな」まで読むと、61話の約束の慎重さが分かります。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

邪視のブリーフ|脱いで預けた理由と、裸で泣いたジジ

サブタイトルの「邪視のブリーフ」が回収されるのは、条件が出そろった後です。邪視はブリーフを脱いで、オカルンに預けます。

前半の戦いに効果音は一つもなかったのに、脱ぐ場面にだけ「ぬぎぬぎ」。この回の擬音はそれ一つきり、という書き込みまであります。

頭突きにも家の崩壊にも音を付けなかった漫画が、ブリーフを脱ぐ音だけは描く。効果音の使い道、そこなんですね。

預ける理由は、ブリーフの側が約束に従わないから。中の連中は人間の命を奪いたがっている、と邪視は言います。

では、ブリーフの中にいるのは誰なのか。コメント欄では、鬼頭家に人柱にされた子たちの怨念ではないか、という読みが並びました。

その読みなら、怨念の居場所は本体ではなく下着だったことになります。

52話で囃子のお祓いを受けた時、ジジの体は宙に浮きました。あのコマを、ブリーフの伏線だったのかと読み直した人もいます。

「麦わら帽子みたいにブリーフ預けんなww」というツッコミも出ました。託し方だけは名場面、託す物はブリーフです。

泣いて礼を言うジジに、オカルンはもう大丈夫だと返します。60話で「頼む」と託された相手に、答えを返しに来ました。

ただし、ジジは裸です。モモと愛羅、それに人体模型の花までが目をそらし、星子は笑って「ナイスチン!」。読者によれば、最後のアオリは「無事全裸解決!」でした。

誰も傷つけていない、とオカルンに言ってもらえた場面で、この扱い。この回いちばんの負傷者は、ジジの心かもしれません。

宙に浮いたお祓いの場面は52話のネタバレ感想・考察、ジジが遊ぶ約束を盾にお祓いを止めた日は53話のネタバレ感想・考察で振り返れます。

応援コメント欄の61話|「麦わら帽子みたいに」と「毎週火曜日って、そういうこと!?」

61話の応援コメントは4,500件を超えます。最も多くの「いいジャン」を集めたのは、ブリーフを麦わら帽子のように預けた場面へのツッコミでした。

書き込みの中身1件への「いいジャン」
麦わら帽子みたいにブリーフ預けんな6万5,000件超
神回4万2,000件超
前半の台詞は「本気出すぜ」だけ4万1,000件超
ブリーフに怨念がこもっている3万7,000件超
毎週火曜日って、そういうこと!?1万9,000件超
フードにしがみつくターボババアがかわいい1万3,000件超
ナイスチン!1万件超
邪視は遊びたくて駄々をこねる子どもと同じ6,300件超
61話の応援コメントで、特に支持を集めた書き込み(2026年11月3日時点)

上位はブリーフへのツッコミが目立ちます。その少し下には、人間への殺意は生贄にされた子たちのもので、邪視自身はみんなと遊びたいだけの子どもなんだ、という書き込みも。

笑ってしまうけど、あのブリーフに生贄の少年の怨念がこもっていると思うと切ない。2024年に、そう書いた読者もいます。同じブリーフで、笑った人と切なくなった人がいる。

バトル部門の紹介なのに、後半は交渉の話。公式から見ても、決め手は拳より口だったようです。

61話は単行本8巻に入っていて、59話の5連撃と60話の啖呵から続く決着の回です。音楽室の特訓から続けて読むと、「本気出すぜ」までの溜めが効いてきます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|61話は、上限のある約束で邪視を止めた回

『ダンダダン』61話「邪視のブリーフ」は、本気の頭突きで邪視を圧倒したオカルンが、倒しきれなかった相手と毎週火曜の約束を結び、ブリーフを預かってジジを取り戻す回でした。

61話で押さえておきたいこと

  • 前半は効果音のない打ち合い。オカルンは本気の頭突きで、邪視を綾瀬家ごと吹き飛ばす
  • 本気を2回使って変身が解けても、膝の震えを隠して邪視に条件をのませる
  • 約束は、オカルンとだけ週1回・毎週火曜の放課後に戦い、ほかの人には手を出さないこと
  • 邪視はブリーフを脱いでオカルンに預け、ジジに体を返す
  • 61話は単行本8巻に収録。アニメでは第21話(第2期第9話)の前半にあたる

毎週火曜に遊ぶと約束して、ブリーフはオカルンに預けたまま。邪視、次の火曜は何をはいて来るんでしょう。

62話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月3日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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