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『ダンダダン』56話ネタバレ感想・考察|口に含んだお湯で邪視を止めたモモと、ターボババアに強さを問われたオカルン

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『ダンダダン』56話のお湯による決着とオカルンの強さへの問いを示す見出しに、水筒と夜の庭を添えたアイキャッチ。

『ダンダダン』56話「なんかモヤモヤするじゃんよ」は、呪いの家に閉じ込められたモモが、口に含んでいたお湯を邪視に吹きかけてジジに戻す回です。

危機は前半で片づき、後半はその後始末。戻ったジジを押しのけたオカルン、背を向けて眠る二人、囃子を呼び戻そうと言い出す満次郎。

最後は、一人でパンチの練習をしていたオカルンを、ターボババアが連れ出します。

いちばん効いてくるのは、殴り方を習いに行ったオカルンが、ターボババアにパンチを打つことと強くなることは別と言われるところ。邪視の話が、オカルンの話へ切り替わります。

55話で手をつないで帰った二人が、56話では片方が首をつかまれ、もう片方は殴り方の先生探し。前の話の余韻、どこへ行った。

※原作漫画第56話までのネタバレを含みます。第57話以降の展開には触れません。

人物立場・直前の状況56話での関わり
綾瀬桃(モモ)霊媒師の孫で、超能力を持つ。55話でバイト帰りにオカルンと手をつないで帰宅呪いの家に閉じ込められ、口に含んでいたお湯で邪視を止める
オカルン本名は高倉健。ターボババアの力で変身して戦う邪視を止められず、翌日からパンチの打ち方を習おうとする
ジジ体に邪視を宿す。冷たい水で邪視になり、お湯で元に戻る55話で冷たい飲み物を浴びて邪視に。戻った後、モモに謝る
星子モモの祖母。53話で邪視も家族に迎えたジジにタオルをかけ、満次郎から囃子の話を持ちかけられる
満次郎星子の弟子の神主囃子を呼び戻して、邪視を祓うべきだと話す
白鳥愛羅綾瀬家に泊まり込む同級生55話でジジとぶつかった件をモモに謝り、最後はオカルンの後をつける
ターボババア招き猫に意識が移った怪異。力はオカルンに残っているパンチの練習をするオカルンに、何がしたいのかを問う
56話の主な人物と、今回の関わり

『ダンダダン』56話のあらすじ|呪いの家の中から、愛羅の尾行まで

56話は、55話のラストの続き、邪視が張った呪いの家の中から始まります。その夜と翌日を通って、愛羅の尾行で終わる一話です。

  • 呪いの家に閉じ込められたモモが、超能力で邪視を押し返す
  • 邪視は家の中を狭めて迫り、モモの首をつかむ
  • モモが口に含んでいたお湯を吹きかけ、邪視がジジに戻る
  • 謝るジジをオカルンが押しのけ、星子はジジにタオルをかける
  • その夜、愛羅がモモに謝る。オカルンとジジは背を向けたまま眠れない
  • 翌日、オカルンはシャコ星人にパンチを教わろうとして断られる
  • 満次郎が星子に、囃子を呼び戻す話をする
  • 夜、パンチの練習をするオカルンをターボババアが連れ出し、その後を愛羅がつける

55話のラストは、帰宅した二人の前で、冷たい飲み物を浴びたジジが邪視に変わる場面でした。手をつないだ帰り道からの急転は55話のネタバレ感想・考察で。

アニメでは、第19話(第2期第7話)が同じ題名です。56話はこの放送回の中にまるごと収まっています。

口に含んでいたお湯|両手を封じた邪視が、自分から近づいてきた

56話の危機は、扉のページからもう始まっています。両腕を上げたまま壁に挟まれたモモと、拳を振り上げる邪視。

担当編集の林士平さんが配信当日にXへ添えたのは、この扉を含む3ページでした。添えた言葉は「一触呪殺⁉️」です。

お湯を入れた水筒は、手ごと呪いの家の壁の中。そこから先は、邪視とモモの読み合いです。

場面邪視の手モモの返し
お湯呪いの家で自分を囲い、外からのお湯を防ぐ水筒を持った両手ごと、壁に挟まれる
殴りかかる拳を振り上げて迫る超能力の手で押し返す
距離を詰める家の中を狭めて、首をつかむ口に含んでいたお湯を吹きかける
呪いの家の中で、邪視の手とモモの返し

押し返されたら、部屋ごと縮めて近づく。邪視の詰め方は理にかなっていました。ただ、そのぶんモモの口の真ん前まで顔を寄せてしまった。

お湯は、閉じ込められる前に水筒から口へ移してありました。55話の時点で気づいていた読者もいて、56話のコメント欄ではその洞察力に感心する声が上がっています。

水筒は壁に封じた。でも口の中までは封じてない。邪視、持ち物検査が一か所甘い。

アニメ第19話では、この場面にオカルンの「やめろぉお!! 邪視ぃい!!」という叫びが足されています。原作にはない台詞で、外で手を出せない側の焦りを声にした形です。

戻ったジジを押しのけたオカルン|54話の「お互い様」の夜から、背を向けた夜へ

正気に戻ったジジは、目の前のモモに謝ります。そこへオカルンが割って入り、ジジを押しのけてモモのそばへ。

星子は呆然とするジジにタオルをかけ、お前のせいじゃない、と声をかけます。その手は、邪視とやり合った跡で焼けたように傷ついていました。

この押しのけ方には、読者の受け止めがきれいに割れました。

受け止め読者の声の中身
厳しい見方正気に戻った相手を押しのけるのは酷い
かばう見方好きな人が死にかけたのだから、思わず突き飛ばすのも仕方ない
別の読みジジに怒っているのではなく、何もできなかった自分を責めている
ジジを押しのけたオカルンへの、読者の受け止め

その夜、愛羅はモモに謝ります。モモのほうは気にしていない様子で、寝る前に布団で読んでいる漫画は、同じ少年ジャンプ+で当時連載中だった『怪獣8号』。

首をつかまれた夜に、布団で怪獣漫画。56話でいちばん引きずっていないの、襲われた本人です。

一方、男子の寝床では、オカルンとジジが互いに背を向けたまま眠れずにいます。

比べる点54話の夜56話の夜
二人の位置トイレのドアの前で、オカルンがジジを待つ寝床で、互いに背を向ける
ジジの言葉付き添ってくれたオカルンへの礼首をつかんでしまったモモへの謝罪
オカルンの動き「お互い様」と返し、星子に教わった話をする謝るジジを押しのけて、モモのそばへ
54話と56話、オカルンとジジの夜

夜のトイレに付き添い、「お互い様」と話した回は54話のネタバレ感想・考察で。あの夜の二人を知っていると、56話の背中がよけいに遠い。

満次郎が持ち出した囃子|53話で邪視を家族に迎えた星子と、大人の背負い方

翌日、大人たちの側でも話が動きます。満次郎が星子に持ちかけたのは、囃子を呼び戻して邪視を祓う話でした。

53話の星子は、ジジの頼みを聞いてお祓いを止め、邪視も家族に迎えています。その判断の後、モモが首をつかまれる夜を挟んでの提案です。

比べる点星子満次郎
邪視の扱い53話で、ジジの頼みを聞いて家族に迎えた囃子を呼び戻して祓うべきだと話す
大人の役目子どもの迷惑は全部背負って、好きにさせてやりたいこのままでは邪視を抑えきれないと、現実を突きつける
56話の星子と満次郎、同じ大人の別の答え

星子がジジにしてやりたいのは、迷惑ごと抱えて好きにさせること。まとめスレには、それをいちばん実行しているのはジジ本人だと気づく声もありました。

アニメ第19話のこの場面は、MBS animation公式チャンネルのショートで見られます。アニメの満次郎は、現実を見せるのも大人の責任だと返します。

子どもの迷惑は全部背負いたいと言う人の手が、前の晩からもう傷だらけ。星子、背負っている量がとっくに見えてます。

シャコ星人に断られたパンチ|15話で頭突きしか出なかったオカルンが、殴り方を習いに行く

同じ日、オカルンはシャコ星人を訪ねて、パンチの打ち方を教えてほしいと頼みます。人間の姿に化けたシャコ星人の答えは、暴力はよくない、でした。

動物界最強のパンチの名を持つ種族に殴り方を聞きに行って、返ってきたのが暴力反対。断り文句の説得力が強すぎる。

コメント欄では、化けた姿が高倉健さんに似ていると笑う声に支持が集まりました。そこへ頼みに来たオカルンの本名も、高倉健です。

応援コメント欄にも、オカルンが敵をちゃんとグーで殴った場面はこれまでなく、体当たりか変な蹴りだった、と振り返る声があります。

比べる点15話56話
きっかけモモにアクさらをぶっ飛ばしてと頼まれる邪視に捕まったモモに、外から手が出せなかった
オカルンの戦い方喧嘩をしたことがなく、ぶっ飛ばし方が分からないまま頭突きパンチの打ち方を、自分から習いに行く
頭突きで決めた15話と、パンチを習いに行く56話

15話のオカルンは、ぶっ飛ばし方が分からないまま、体ごとぶつかって勝ちました。56話では、その分からなかった殴り方を、自分から習いに行っています。

頭突きの決着は15話のネタバレ感想・考察で追えます。

モモに頼まれ、戸惑ったまま頭から突っ込んだ15話は、3巻の最初の一話です。56話を読んだ後だと、あの頭突きが殴り方を知らない男の精一杯だったと分かります。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

ターボババアの問い|パンチか強さか、11話から預けている力の持ち主

断られたうえにシャコ星人の仕事まで手伝って、オカルンはくたくたで綾瀬家へ帰ります。家ではジジと目を合わせられず、ジジのほうも同じです。

その夜、オカルンは一人でパンチの練習を始めます。見つけたターボババアが投げかけたのは、パンチを打てるようになりたいのか、強くなりたいのかという問いでした。

パンチを打つことと、強くなることは別。オカルンが強くなりたいと答えると、ターボババアはついてくるよう言い、二人で家を出ていきます。

比べる点11話56話
ターボババアの立場意識が招き猫に移り、力はオカルンに残るその力の使い方を、オカルンに教える側に回る
オカルンへの言葉金の玉と引き換えに、モモと星子を殺せと迫るパンチか強さか、何がしたいのかを問う
11話と56話、ターボババアとオカルン

オカルンが変身に使っている力は、もともとターボババアのもの。11話のネタバレ感想・考察で追ったとおり、意識が招き猫に移った時に、力だけがオカルンの中に残りました。

アニメ第19話のこの場面の公式ショートには、「てめぇはどちら様の力を使わせてもらってんだ」という題が付いています。

自分の力を勝手に使われている側が、夜中に使い方まで教えに来る。ターボババア、貸し主として面倒見がよすぎる。

家を出た二人の後ろには、愛羅の姿。気づかれないように二人を追いかけるところで、56話は終わります。

応援コメント欄の56話|ターボババアの株と、ジジへの心配

56話の応援コメントは3,400件を超えます。最も多くの「いいジャン」を集めたのは、ターボババアがこんな良キャラになるとは、という書き込みでした。

書き込みの中身1件への「いいジャン」
ターボババアがこんな良キャラになるとは誰が思っていたか5万5,000件超
誰も金の玉のことなんか覚えていない、それでいい4万9,000件超
ジジの心境を考えるとつらい3万2,000件超
シャコ星人の変装が高倉健に似ていて笑った2万3,000件超
なんだかんだターボババアは面倒見がいい2万件超
ジジと気まずくなっている姿がつらい1万8,000件超
愛羅の尾行がかわいい、シャコ星人が元気でよかった1万2,000件超
56話の応援コメント欄で、多くの「いいジャン」を集めた書き込み(2026年11月2日時点)

上位には、ターボババアを見直す声とジジを心配する声が交じります。師匠が見つかった喜びと、気まずさを抱えたジジへの心配が、同じ一話から出てきている。

2位は、玉探しの話だったことを誰も覚えていない、それでいい、という一言。取り戻した金の玉はまだ1個だけなのに、読者の目はもうオカルンとジジのほうを向いていました。

56話は単行本7巻に入っています。53話で邪視を家族に迎えたところから続けて読むと、その決断が56話でどれだけ重くなったかが、同じ巻の中で追えます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|56話は、お湯で邪視を止めた後、オカルンが強くなる道を選ぶ回

『ダンダダン』56話「なんかモヤモヤするじゃんよ」は、モモが口に含んだお湯で邪視を止め、その後始末で揺れた家の中から、オカルンがターボババアに連れ出される回でした。

56話で押さえておきたいこと

  • 呪いの家で両手を封じられたモモが、口に含んでいたお湯を吹きかけて邪視をジジに戻す
  • 謝るジジをオカルンが押しのけ、その夜、二人は背を向けたまま眠れない
  • 満次郎は、囃子を呼び戻して邪視を祓う話を星子に持ちかける
  • シャコ星人にパンチを断られたオカルンに、ターボババアがパンチか強さかを問い、連れ出す
  • 56話は単行本7巻に収録。アニメでは第19話に入っている

「お互い様」から背中合わせまで、たった2話。このモヤモヤ、パンチ以外の何かで晴らすことになりそうです。

57話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月2日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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