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『メダリスト』アニメ第7話感想・考察|司の“目”が導いた2回転と新ライバル登場、試合直前の靴紛失まで

2025年2月16日

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『メダリスト』アニメ第7話感想・考察|司の“目”が導いた2回転と新ライバル登場、試合直前の靴紛失まで

『メダリスト』アニメ第7話「1級バッジテスト」は、いのりがついにダブルループを降りる回です。そしてその着氷の裏で、司もコーチとしての自分の武器を初めて言葉にしてもらいます。

その武器が「目」。教えてくれたのは、京都・蓮華茶FSCのアシスタントコーチ、蛇崩遊大です。いのりの2回転と司の自信が、同じ回で一緒に前へ進みます。

しかも新ライバルの鹿本すずと大和絵馬まで登場して、ようやく京都の大会だと思ったら……最後の最後で、いのりのスケート靴がない。この落とし方、ひどくないですか。

第7話は2025年2月15日(土)深夜、テレビ朝日系「NUMAnimation」枠で放送。原作ではscore7から、score8の途中までにあたります。

※この記事はアニメ第7話の結末と、第8話冒頭の展開に触れるネタバレを含みます。

第7話「1級バッジテスト」のあらすじ|12.64点から「20点台」へ

第7話で二人が掲げる次の目標は、西日本小中学生大会での優勝です。そのために必要な点数は20点台で、鍵を握るのが2回転ジャンプでした。

名港杯でいのりが出した得点は12.64点。次の大会では、そこからおよそ8点を上積みしなければいけません。

名港杯で優勝したばかりなのに、次はいきなり点数を1.5倍以上にしろという話です。司が身構えるのも当然でした。

  • 目標設定:西日本小中学生大会で優勝するため、20点台と2回転ジャンプを目指す
  • 2回転の壁:いのりは一度跳べた2回転を、司の前で再現できなくなる
  • 1級バッジテスト:会場で蓮華茶FSCの蛇崩・すず・絵馬と出会い、いのりは1級に合格
  • 司の気づき:蛇崩にジャンプ指導を相談し、自分の強みが「目」だと知る
  • ダブルループ着氷:大会を前に、いのりがついに2回転ループを降りる
  • 京都の会場で:強豪が集まる中、スケート靴を入れたキャリーバッグがないと気づく

並べてみると、つまずきを挟みながらも前へ進み続けて、最後の一つで全部ひっくり返されます。いのりも司も、ここまで本当によく頑張ったのに。

前回の第6話は、司の過去と加護家との関係を一話まるごと使って描いた回でした。第6話で司が抱えていた挫折を覚えたまま見ると、第7話の「自信」の話がぐっと刺さります。

第7話のWEB予告は、公式チャンネルで今も見られます。結末を知ったうえで見返すと、ここからあの引きへ向かうのかと、つい身構えてしまいます。

ちなみに、いのりはこの時点でスケートを始めてまだ4か月ほど。1級に合格する速さそのものが、もう普通ではありません。

「できたのに跳べない」いのりの2回転|撮影で崩れたバランスと司の言葉

いのりは司のいない練習で、2回転ループを「ちょっとできた」と打ち明けます。ところが司の前で跳ぶと転倒し、そこから同じジャンプがなかなか降りられなくなります。

内緒にしていた成果を、得意げに見せようとした瞬間の転倒です。ドヤ顔からの落差がちょっと可笑しくて、でも次の瞬間には胸が痛くなります。

動画で見えた「脚の遅れ」と、見えすぎた自分

司はタブレットで練習を撮り、いのりと一緒にフォームを確かめます。着氷には首・胴体・脚が同じタイミングで回る必要があり、いのりは脚が回転に入るのが遅れていました。

原因は分かったのに、意識すればするほど体のバランスが崩れ、失敗が続きます。

ここ、スポーツをやったことがある人ほど身に覚えがあるはずです。自分のフォームを映像で見た途端、体が急にぎこちなくなる、あれ。見えすぎるのも考えものなんですよね。

いのりは「できない自分」を早く消したくて、練習の手を止めようとしません。気持ちだけが先に走って、体が置いていかれている状態です。

「焦らなくていい」は、司自身が欲しかった言葉

そんないのりに、司は焦らなくていいと伝えます。できない時期と向き合った時間は、いつか壁にぶつかった時に自分を助けてくれる、と。

司の言葉は技術の指示ではなく、「できない今」を否定しなくていいという許可でした。

いのりの顔は少し明るくなります。でも司の方は、その後も自分の教え方で本当にいいのかと迷い続けている。

選手を励ます言葉は出てくるのに、自分のことは信じ切れない。いのりの「焦り」と司の「迷い」が同じ形をしているのが、第7話前半のいちばん面白いところです。

司先生、その「焦らなくていい」、そっくりそのまま自分に言ってあげてほしい……と思いながら見ていた人、多いんじゃないでしょうか。

跳べたはずの2回転が戻ってこない時期のいのりは、原作ではscore7で描かれます。転んだ回数を知ったうえで漫画を追うと、この後の着氷がもっと重く見えてきます。

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蓮華茶FSCのすず&絵馬が登場|全日本ノービスB銀メダリストと、同じ1級の受験者

1級バッジテストの会場で、いのりたちは京都の蓮華茶FSCから来た一行と出会います。コーチの蛇崩遊大と、鹿本すず、大和絵馬の三人です。

人物立場・実績第7話での見どころ
鹿本すず(CV:伊藤彩沙)蓮華茶FSCの小学5年生。全日本ノービスBで狼嵜光に次ぐ銀メダル7級FSのテストに合格。いのりのライバル宣言にノリよく応じる
大和絵馬(CV:小岩井ことり)蓮華茶FSCの小学4年生いのりと同じ1級を受験し、そろって合格する
蛇崩遊大(CV:三宅貴大)蓮華茶FSCのアシスタントコーチ。男子シングルで全日本選手権に何度も出場司からジャンプ指導の相談を受け、快く引き受ける
第7話で登場した蓮華茶FSCの三人

同じクラブでも、すずは全国の表彰台に立った実力者で、絵馬はいのりと同じ1級の受験者。「上にいるライバル」と「同じ場所にいるライバル」が、一度に現れたことになります。

すずは「可愛さ」を武器にする光の次点

すずは京都弁で話し、自分の可愛らしさを堂々とアピールする子です。「かわいらしすぎてごめんやす」と言い切る姿には、放送後「あざとい」という声が相次ぎました。

ただし肩書きは本物です。全日本ノービスBの銀メダルは、あの狼嵜光のすぐ後ろという位置でした。

光を知っている視聴者ほど、この「2位」の重さが分かります。狼嵜光という天才と同じ大会で、表彰台の隣に立った子なんですよ。

それなのに、蛇崩からは可愛さアピールを軽く流されている。強いのに扱いがちょっと雑、というバランスが、すずを一気に好きになるポイントでした。

いのりが真正面からライバル宣言をぶつけた時も、すずは嫌な顔をせずノリよく受けて立ちます。格上なのに、相手を下に見ない。

放送直後には、つるまいかだ先生の描き下ろしで、絵馬とすず、ジャッキーこと蛇崩の新幹線での一コマも公開されました。京都から遠征してきた三人の、本編の外の顔です。

絵馬はいのりと同じ「1級の受験者」

絵馬は小学4年生で、いのりと同じ日に1級を受け、二人そろって合格します。すずのように肩書きで圧をかけるタイプではなく、同じ列に並んでいる相手です。

同じ級、同じ大会。いちばん近くにいるのは、絵馬の方です。

そして絵馬のジャンプには、見ている側がスローモーションのように感じるほどの余裕があります。2回転で転び続けていたいのりの隣に、この子を置くのが本当に意地悪い。

第7話の京都の会場には、ほかにも獅子堂星羅(CV:岡咲美保)、黒澤美豹(CV:湯浅かえで)、小熊梨月(CV:佐藤あずさ)らが次々に顔を出します。放送前から公式も新キャラの多さを予告していました。

名前が出そろっただけで、会場の空気が名港杯とはまるで違います。登場人物と声優の一覧を手元に置いておくと、次回の滑走順でも迷いません。

蛇崩が見抜いた司の武器は「目」|アイスダンス出身コーチが自信を持つまで

第7話の考察でいちばん大きいのは、司が自分の才能を知る場面です。蛇崩は司の長所を「目の良さ」だと言い当て、足りないのは自分を信じる力だと気づかせます。

シングルのジャンプを跳んでこなかった司が、頭を下げた理由

司の競技歴はアイスダンスです。シングルの選手として2回転、3回転を跳び続けてきたわけではありません。

比べる点明浦路司蛇崩遊大
選手時代アイスダンス男子シングルで全日本選手権に何度も出場
第7話での悩み実績のない自分の分析を信じ切れない司の相談を受け、指導法を惜しまず話す側
第7話で見えたものジャンプのズレを見抜く「目の良さ」司の才能と、足りない自信
第7話の司と蛇崩

だから司は、会ったばかりの他クラブのコーチにジャンプの教え方を教えてほしいと頼みます。選手でいられる時間は短いから、やれることは全部やりたい。理由がまっすぐすぎて、見ていて照れます。

ライバルクラブのコーチ相手に、プライドより選手の時間を取る。司のコーチとしての一番の強みは、実はこの迷いのなさかもしれません。

蛇崩はそれを軽いノリで引き受けます。ライバルになる子を指導しているのに、変に出し惜しみしない。飄々としていて、司にとって頼れる相談相手になっていきます。

答えはもう、司の中にあった

面白いのは、蛇崩が一方的に正解を教えないところです。いのりのジャンプを見せたうえで司にどう思うかを聞くと、司はすでに改善点をつかんでいました。

司に足りなかったのは知識ではなく、自分の見立てを信じる自信でした。

ここで司は、昔の自分のコーチにも同じようなことを言われていたと思い出します。本人は何年も前から答えを持っていたのに、実績がないせいで自分の目を疑っていた。

ジャンプを跳んできた経験がない代わりに、跳んでいる選手のズレは誰よりも見える。弱点だと思っていた経歴の裏側に、ちゃんと武器があったわけです。

いのりの「できたのに跳べない」と、司の「分かってるのに信じられない」。第7話、師弟でまったく同じところをぐるぐるしてるんですよね。

公式チャンネルには、「絵馬&すずのコーチ」として蛇崩を紹介する動画もあります。司の相談相手になる前の、蓮華茶FSCのコーチとしての顔も一緒にどうぞ。

司の年齢や経歴、名字の由来まで知っておくと、この「自信がない大人」の描き方がもっと沁みます。明浦路司のプロフィールと声優・大塚剛央さんもあわせてどうぞ。

ダブルループ着氷の考察|いのりが「できない自分」から目を逸らすのをやめた日

京都の大会を前にした練習で、いのりはついにダブルループを着氷します。技術の修正だけでなく、いのりの向き合い方が変わったことが成功につながりました。

それまでのいのりは、失敗する自分を早く消したくて、とにかく跳び続けていました。そこから、できない今の自分を見つめ、できることを一つずつ積み上げる練習へ切り替えます。

司が「自分の目」を信じ直したのと同じころ、いのりも「今の自分」から目を逸らすのをやめています。

コーチは見る力を信じ、選手は見られる自分を受け入れる。この回のタイトルは「1級バッジテスト」ですが、本当に合格したのは二人の「見る」だった気がします。

第7話のジャンプは「成功」より「戻ってきた」が近い

このダブルループは、初めて跳べた2回転ではありません。一度つかんで、手からこぼれて、もう一度取り戻したジャンプです。

だから着氷の瞬間は、嬉しいより先にほっとする。司の前で転び続けたいのりを見てきたぶん、報われた、の一言に尽きます。

  • 一度跳べた技が崩れる時期を、師弟そろって経験した
  • 司は答えを外に探すのをやめ、自分の目を信じ直した
  • いのりは「できない今」を消さず、積み上げる材料に変えた

そして司がいのりに言った「焦らなくていい」は、ここで司自身にも返ってきます。選手を励ました言葉が、回り回ってコーチを支えているのがこの回の美しさです。

放送直後には、公式チャンネルに滑走シーンなどの特別映像が並んでいると案内されました。ダブルループの余韻のまま、いのりの滑りをもう一度見に行きたくなります。

バッジテストの日には、緊張をほぐすためにミミズを探していた子ですよ。その子が大会前には、崩れた2回転を自分で取り戻している。4か月でここまで来るんだから、ライバルも放っておきません。

2回転が崩れてからダブルループを降りるまでを、漫画ならいのりと司の表情を一コマずつ止めて見られます。アニメで泣きそうになった人ほど、自分のペースでこの着氷までを追ってみてください。

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ラストでスケート靴がない!|原作score8に踏み込んで切った第7話の引き

第7話のラストで、いのりはスケート靴と衣装を入れたキャリーバッグがないことに気づきます。京都の大会当日、滑る直前の最悪のタイミングです。

緊張してきたいのりを見て、司は陸で体を動かそうと声をかけます。その準備のために荷物を取りに行った時、あるはずのバッグがない。

陸トレ用の荷物はあるのに、いちばん大事なスケート靴だけがない。海外の視聴者からも、この皮肉にツッコミが入っていました。

ダブルループが戻ってきて、さあ本番、の直後にこれです。成長の回だと思って温まっていた気持ちを、最後の最後で冷水に突っ込まれました。

なぜ第7話は「靴がない」で終わったのか

アニメ第7話は、原作score7を描いたうえで、score8の途中まで話を進めています。京都の会場に強豪が集まる場面で区切らず、靴がないと分かる瞬間まで入れました。

ダブルループの喜びだけで終われば、第7話はきれいな成長回で閉じたはずです。そこへあえて靴の紛失を足したことで、次の話を見ずにはいられない引きになりました。

放送当時は、靴が行方不明になる所まで第7話に収めた尺の使い方がうまい、という声も上がっていました。

スケートシーンの3DCGや作画だけでなく、こういう区切り方の判断にも制作の手つきが出ます。制作会社ENGIの映像づくりを知ると、第7話の構成もまた違って見えてきます。

第8話で分かる、バッグの行方

続く第8話では、バッグは会場へ向かう電車に置き忘れていたと分かります。忘れ物として届けられた先は、10駅も離れた場所でした。

そこで司が選ぶのが、全力で走って取りに行くという手段。いのりは司を信じて会場で待ちます。第7話で「信じる」を覚えた二人が、翌週すぐにそれを試されるわけです。

司の全力疾走から始まる大会本番は、第8話の感想と考察で追いかけています。第7話で溜めた不安が、どう転ぶのかを見届けてください。

毎週これを待たされた放送当時の視聴者、本当にお疲れさまでした。一気見できる今なら、第8話まで続けて見るのが正解です。

第7話を見返すなら、配信先は『メダリスト』アニメの配信状況にまとめています。1期と2期で見放題の場所が違うので、見る前に確かめておくと安心です。

まとめ|第7話は、いのりと司がそろって「自分を信じる」ことを覚えた回

『メダリスト』第7話は、いのりのダブルループ着氷と、司が「目」という武器を自覚する流れが重なる回でした。そこへ蓮華茶FSCのライバルが加わり、最後は靴の紛失で次回へつながります。

第7話「1級バッジテスト」のポイント

  • 西日本小中学生大会の優勝へ、12.64点から20点台と2回転ジャンプを目指した
  • いのりは一度跳べた2回転を崩したが、「できない今」と向き合いダブルループを着氷した
  • 蛇崩の問いかけで、司は自分の強みが「目の良さ」だと気づいた
  • 蓮華茶FSCの鹿本すず・大和絵馬ら、新しいライバルが一気に登場した
  • ラストでスケート靴入りのバッグがなくなり、第8話へ続いた

いのりは跳べない自分を消そうとするのをやめ、司は実績のない自分の目を信じ直しました。選手とコーチが同じ壁を、同じ時期に越えているのが第7話の熱さです。

そして、上にはすず、隣には絵馬。いのりが「追いかける側」から「競り合う側」へ入っていく入口にも、ちゃんとなっていました。

あれだけ積み上げて、最後に靴がない。でも第7話で覚えた「信じる」は、そのまま次の試練で使うためのものだったんだと思うと、この意地悪な引きも嫌いになれません。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年9月27日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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