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『ダンダダン』アニメのオカルン声優は花江夏樹|変身後も同じ?本人が語った演じ分けと評価

2024年12月5日

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『ダンダダン』オカルン役・花江夏樹の変身前後の演じ分けを紹介する見出しと、水彩調の録音マイクとヘッドホン。

アニメ『ダンダダン』でオカルン(高倉健)を演じているのは、花江夏樹さんです。ターボババアの力で変身した後の、低くて気だるい声も同じ花江さん。

変身後の声は、オーディションの時点で決めていたそうです。ふだんのオカルンとは「別人になったような感覚」で演じている、と本人が語っています。

しかも、ふだんのオカルンにも仕掛けがあります。声が裏返るか裏返らないか、そのギリギリの高さで喋らせているんです。

裏返る手前の線を自分の中に持っていて、その線の上で喋る。オカルンの声、毎週綱渡りだったんですね。

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オカルン役は花江夏樹|2023年12月の発表から第2期まで

花江さんのオカルン役は、2023年12月16日に発表されました。モモ役の若山詩音さん、ターボババア役の田中真弓さん、セルポ星人役の中井和哉さんと同じ日です。

項目内容
役名オカルン(本名・高倉健)
声優花江夏樹(1991年6月26日生まれ、神奈川県出身。アクロスエンタテインメント所属)
発表2023年12月16日
第1期2024年10月3日から放送。第1話〜第12話
第2期2025年7月3日から放送。第13話〜第24話
第3期2027年放送予定
アニメ『ダンダダン』オカルン役の基本情報

実際、オカルンは一人で何役ぶんも働きます。いじめられて口ごもる高校生、宇宙人の話で止まらなくなるオタク、ターボババアの力で戦う変身後。全部、花江さんの声です。

掛け合う相手も濃い。ジジ役の石川界人さん、星子役の水樹奈々さんまで、オカルンを囲むキャストはアニメ声優一覧にそろっています。

ふだんのオカルンの声|「裏返るか裏返らないか」を狙う

ふだんのオカルンの土台は、人と話し慣れていないおどおどした態度。花江さんはそこへ、好きなもの、ギャグ、モモへのドキドキで振れ幅をつけていきます。

場面花江さんの演じ方本人の言葉
ふだん人とのやり取りに慣れていない態度を土台にする「おどおどした態度がベース」
好きなものを語る自分とも重ねて力説する。監督からの注文は「もっとテンション高く」「言葉が止まらなくなってしまう場面」
ギャグキャラの範囲から出て、急にキレることも。顔が映らない場面ではさらに自由に「けっこうやりたい放題出来る」
モモにドキドキする声が裏返るか裏返らないかの高さで喋る「ギリギリのところを意識」
ふだんのオカルンを、花江さんは場面ごとにこう演じ分けている

裏返ってしまえばギャグに、踏みとどまれば真剣に聞こえる。その境目に声を置いているから、オカルンの緊張は笑えて、少しだけ切ない。

英語圏の取材でも、ふだんのオカルンは少し高めにして、変身したら下げると話しています。高さの差そのものが、変身の合図になっています。

第1話の「ジブン不器用なんで」と、第9話の言い切り

声の高さとは別に、言葉にも仕掛けがあります。オカルンの一人称は「ジブン」。第1話の最後には「ジブン不器用なんで」と口にして、モモをドキッとさせました。

本名が高倉健で、俳優の高倉健さんを思わせるこの台詞。それを、同じ名前のおどおどした高校生が言う。モモの胸が鳴るのも無理はありません。

第9話では、ふだんのオカルンのまま、モモに引かずに言い切る場面があります。公式ショートの題は「綾瀬さんに誤解されるのは嫌だ!!…キュンとくるじゃんよ」。

ふだんのオカルンは、モモを「綾瀬さん」と呼ぶ丁寧な子です。その言葉づかいのまま一歩も引かないから、題のとおりキュンとくる。

掛け合いの細かさも相当で、モモがちょっと小声になったら、オカルンはもっと小声で返す。小声を受ける側の声の作り方はモモ役・若山詩音さんへ。

宇宙人を信じるオカルンを演じる花江さん、本人は幽霊も宇宙人も「正直どちらも信じてはいない」そうです。ただ今は「いたら良いな」まで来ているので、半歩だけオカルン寄り。

「ジブン不器用なんで」は、原作では1巻の1話の終わり。服を着てくださいと頼んだ直後の一言なので、声のない紙の上でもかなりずるい。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

変身後のオカルンも花江夏樹|オーディションで決めていた「別人」の声

変身後のオカルンも、声は花江夏樹さんです。声のトーンを下げ、しゃべり方を気だるげにする作りは、オーディションの時から決めていました。

ABEMA TIMESのインタビューでは、気持ちは同じでも「ほぼ別人のような感覚」とまで言っています。声の高さだけでなく、モモの呼び方まで変わります。

項目ふだんのオカルン変身後のオカルン
声の高さ少し高め。裏返る手前まで上がる低め
しゃべり方おどおど。好きな話では止まらなくなる気だるげで、語尾が荒くなる
モモの呼び方綾瀬さんモモちゃん
一人称ジブン荒れた口調でも、ジブンは残る
ふだんと変身後で、オカルンの声と言葉はここまで変わる

第2話で体だけ呪いを解いたオカルンは、意識ははっきりしているのに気分が落ち込む、とぼやきます。

そして巨大な宇宙人の指を飛ばしながら「萎えるぜ」。強くなった直後の感想が、それ。

  • 第2話「それって宇宙人じゃね」:頭の呪いはモモに抑えてもらい、体だけ解いてフラットウッズモンスターと戦う
  • 第6話「ヤベー女がきた」:モモの下品な噂に怒って、教室で変身してしまう
  • 第15話「ゆるさねえぜ」:邪視に体を乗っ取られたジジと、地下で戦う
  • 第21話「家を建て直したい」:修行を経て邪視と本気でぶつかるが、途中で変身が解ける

第6話は、ふだんと変身後が一つの場面でつながる回です。噂に怒って変身し、我に返ると元のオカルンに戻って謝る。原作の12話にあたる場面で、切り替えの速さがそのまま聞けます。

変わり方が大きすぎて、見ている側の反応も割れました。知恵袋では、変身後の声優を尋ねた人が同じ花江さんだと知り、「全然違う声なのに、すごいですね…!」。

反対に、第2話で声のトーンが変わった瞬間に共感性羞恥がきて、見るのを止めたという相談まであります。

別人に聞こえて驚かれ、見ている側が照れるほど変わる。演じ分けとしては大成功です。

第15話の「1から20」は「11以降がとにかく言いづらくて」

第15話の見せ場は、オカルンが1から20まで高速で数えながら、邪視へパンチを連打する場面です。相手は友達のジジの体なので、怒りの温度が違います。

公式ショートには「本気出すぜ 123454568910…」という題が付いています。題の時点で、もう数字が順番に並んでいません。

続けて「人生ってうまくいかない…って気持ちで演じていました(笑)」。数を数えているだけなのに、人生まで背負っています。

10までですら題がこの調子なのに、本番は20まで。「じゅういち、じゅうに…」から先は音が一つずつ増えるので、確かに舌が足りません。

同じ特番では、オカルン、アイラ、ジジの変身シーンは“ノーカット”の一発録りだとも明かしています。人の声から怪異の乗り移った声へ、録りながらその場で切り替えている。

そもそも変身の力は、ターボババアから借りたもの。貸し主の声はターボババア役の田中真弓さん、変身の仕組みや決め台詞はオカルンの変身と覚醒へ。

第15話の地下の戦いは、原作6巻の43話。閉じ込められた家の中で数える20回のスクワットは、声が付く前から数字がうるさい。

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「炭治郎みたい」「合わない」と言われる理由|本人も受かると思っていなかった

炭治郎っぽく聞こえるのは当然で、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎も花江さんです。第1期の放送中、知恵袋には炭治郎に聞こえるという質問が何度も立ちました。

「炭治郎すぎて納得できません」「炭治郎みたいな感じじゃなくて」。原作を読んで期待していた、という人の声が目立ちます。

作品役アニメの放送開始
東京喰種トーキョーグール金木研2014年
四月は君の嘘有馬公生2014年
鬼滅の刃竈門炭治郎2019年
ダンダダンオカルン(高倉健)2024年
花江夏樹さんの主な主演作とオカルン

花江さんは金木研と有馬公生の2014年にブレイクし、炭治郎の年には声優アワードの主演男優賞も受けています。主人公の声として耳に残っていても、不思議はありません。

ただ、不満の向きをよく見ると、ばらばらです。発表直後には「思ってたより声が高い」。放送中には「もうちょっと可愛げのある低い声」を期待していた人も。

かと思えば、Xには女性声優か、もっと地声の高い男性がよかったという投稿もありました。

高すぎる、低いほうがいい、もっと高く。原作を読んできた人の数だけ、頭の中に別々のオカルンがいました。

理由は「ジャンプ作品の主人公を1つやっていたら受からないよなってイメージが勝手にありました」。炭治郎を演じている自分は外れるだろう、と思っていたんです。

視聴者が炭治郎みたいと言い出すより先に、本人が炭治郎がいるから無理だろうと思っていた。心配の先回りが早すぎます。

見ているうちに考えが変わった人もいます。Xには、発表の時は「また花江さんかよ」と思ったのに、第6話の声の変化を聞いて異議がなくなった、という投稿がありました。

炭治郎と同じ声を、気の弱いオタクの高さまで少し上げ、変身で一気に落とす。炭治郎とオカルンより、オカルン同士のほうが声の距離は遠いかもしれません。

オカルン役のその後|海外の賞、芸術選奨、舞台版の観劇まで

第1期が終わると、オカルン役には賞の話が続きました。海外のアワードで名前が挙がり、2026年3月には芸術選奨の新人賞へ。その夏には、舞台版の客席にも座っています。

  • 2025年3月:海外のアニメ情報サイトAniTrendzの「Anime Trending Awards 2025」で、ベスト男性声優にオカルン役の花江さん
  • 2025年4〜5月:「クランチロール・アニメアワード2025」の最優秀声優賞(日本語)に、オカルン役でノミネート。受賞は悠木碧さん
  • 2026年3月:芸術選奨メディア芸術部門の文部科学大臣新人賞。同じ部門で、原作者の龍幸伸さんも新人賞
  • 2026年8月:舞台版『ダンダダン』を観劇し、舞台の二人のオカルンと並ぶ

クランチロールの同じ部門には、モモ役の若山詩音さんの名前もありました。候補6人のうち2人が『ダンダダン』。オカルンとモモが、今度は賞の枠で隣に並んでいます。

芸術選奨は龍幸伸さんと同じ年、同じ部門で

芸術選奨で授賞対象に名前が挙がったのは、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の竈門炭治郎役ほかの成果です。

そして同じメディア芸術部門の新人賞に、『ダンダダン』の成果で龍幸伸さんも選ばれました。オカルンを描いた人と、喋らせている人が、同じ年に同じ賞に並んだことになります。

受賞が発表された週、花江さんはXに、龍先生と並んで受賞できたこと「も」嬉しい、と書いています。

それが2週間ほど後の贈呈式では、「何よりうれしかった」になっていました。『ダンダダン』は自分も「一ファンでもある」作品だから、と。

「も」から「何より」へ。自分の受賞より、原作者と並んだことのほうが大きくなっています。オカルンからすれば、描いた親と声の親が、そろって表彰されたようなものです。

舞台版は、変身前と変身後を2人で演じた

しかも舞台のターボババアは、アニメと同じ田中真弓さんが声で出演しています。オカルンは二人がかりで、ババアだけはアニメのまま。

その舞台を、花江さんが観に行っています。公式Xには「Wオカルンと一緒に」の言葉が添えられました。

舞台で二人に分けた役を、アニメでは一人で、しかも変身シーンは一発録りで演じている。並んだ三人は、全員オカルンです。

次にオカルンの声が聞けるのは|ジャンプフェスタ2027と第3期

近いところでは、2026年12月20日のジャンプフェスタ2027があります。ジャンプスーパーステージの『ダンダダン』は13時10分から13時40分まで。

出演予定は、若山詩音さん(モモ)、花江夏樹さん(オカルン)、水樹奈々さん(星子)、田中真弓さん(ターボババア)。シークレットゲストの登壇も予告されています。

オカルンを終えて1時間後には、炭治郎。本当に炭治郎みたいなのか、同じ日に聞き比べられます。変身ならぬ、役の切り替えつきで。

アニメは2027年放送の第3期へ続きます。ティザービジュアルには、宇宙怪獣の中から顔を出す謎の美少女と、目を見開くオカルンとターボババアが描かれました。

第3期のキャストは、2026年11月1日時点では改めて発表されていません。ジャンプフェスタのステージには、オカルン役として花江さんの名前があります。

謎の美少女を前に目を丸くしたオカルンが、裏返りそうな高い声で慌てるのか、低い声で構えるのか。どっちの声から始まるかで、第3期の最初の空気が決まりそうです。

第3期を待たずに先を読むなら、第2期の続きは原作9巻の72話から。キスの直後の話に付いたサブタイトルが「だれか翻訳してくれ」なのは、さすがにずるいです。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

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まとめ|オカルンの声は、裏返る手前と低い本気を一人で往復している

アニメ『ダンダダン』のオカルン役は花江夏樹さんです。変身後の低く気だるい声も同じ花江さんで、オーディションの時から「別人」として作り分けていました。

オカルンの声優・花江夏樹のポイント

  • オカルン役は花江夏樹さん。2023年12月16日に発表され、第1期・第2期に出演
  • ふだんはおどおどした態度が土台で、声が裏返るか裏返らないかのギリギリを狙う
  • 変身後も花江さん。声を低く、しゃべり方を気だるげにして、モモを「モモちゃん」と呼ぶ
  • 「炭治郎みたい」という声の一方で、本人も「受かるとは思っていなかった」と明かしている
  • 2026年3月に芸術選奨の新人賞。同じ部門で原作者の龍幸伸さんも受賞した

高い声は、モモの前で崩れそうになるオカルンのため。低い声は、ターボババアの力で本気を出すオカルンのため。どちらも同じ人が、その場で切り替えています。

第15話を見返す時は、11から先をオカルンと一緒に数えてみてください。舌がもつれたら、花江さんの「人生ってうまくいかない」が分かります。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月1日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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