『薬屋のひとりごと』で羅門(ルオメン)が後宮へ復帰するのは、アニメ第39話「氷菓」です。第2期だけで数えると15話にあたります。
猫猫(マオマオ)が頼ったのは、薬の師でもある養父でした。玉葉妃(ギョクヨウヒ)の出産に備えて呼ばれたおやじが、ついに後宮へ。猫猫にとっても心強い再会です。
ただ、戻ってきた時点では臨時の医官。翌第40話で始まる医局の仕事や、出産後の勤務まで一緒にすると、「いつ戻ったの?」の答えがずれてしまいます。
この記事はアニメ第2期の復帰場面と、原作小説・漫画の該当巻を扱います。出産後の羅門についてはWeb版の展開にも触れるため、その先を知りたい方向けです。
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羅門の復帰はアニメ第39話「氷菓」|第40話は戻った後の医局
羅門が後宮に戻る場面は第39話の終盤にあります。第40話「巣食う悪意」は、すでに医局に加わった羅門が、後宮の問題へ目を向ける回です。
「羅門が戻ってきたところを見たい」のか、「戻ってから何をしたか知りたい」のか。見返す目的で選ぶ話数が違うので、まずこの二つを押さえると迷いません。
| 通算話数 | 第2期での話数 | 羅門に関する場面 |
|---|---|---|
| 第39話「氷菓」 | 第15話 | 猫猫が推薦し、羅門が臨時医官として後宮へ戻る |
| 第40話「巣食う悪意」 | 第16話 | 医局で働き、女官へ伝える注意事項をまとめる |
第39話は、名前のとおり氷菓を作る話でもあります。小蘭(シャオラン)たちとのにぎやかな時間を見ていると、終盤におやじが現れる展開は、ちょっとうれしい不意打ち。
第39話「氷菓」では、氷菓作りで壬氏(ジンシ)を頼る猫猫の姿も描かれます。その後に待つのは玉葉妃の出産への備え。甘いおやつの話だけでは終わらないんです。
到着した羅門は、玉葉妃へ挨拶します。穏やかで礼儀正しい姿に、侍女たちが気にするのは猫猫との親子関係。頼れる医官の帰還なのに、そこが気になるのも分かる。
TOHO animationの公式ショートは、第39話の羅門の挨拶と、侍女たちの反応を切り取った映像です。後宮へ戻った場面を短く見返せます。
おやじが普通に挨拶しただけで、娘の育ち方が謎になる。猫猫、日ごろの行いがここで効いてる。
侍女たちには意外な親子でも、猫猫は医術を任せられる師として父を知っています。普段の穏やかさと、仕事の確かさ。その両方が、ここで頼る理由になります。
穏やかな羅門を前に、猫猫のいつもの表情がどう見えるか。漫画で親子と侍女たちを見比べると、この再会の楽しさを一コマずつ味わえます。
羅門が後宮に戻る理由|逆子が疑われる玉葉妃の出産に備えるため
復帰のきっかけは、玉葉妃のお腹の子に逆子の疑いがあることです。猫猫は出産に備え、高度な医術を持つ羅門を呼んでほしいと申し出ます。
猫猫が自分で何とかすると言わないところが、この場面の重さでもあります。薬に詳しく、異変に気づける彼女にも、出産を支えるために頼るべき相手がいるんですね。
- 玉葉妃の胎児に逆子の疑いが生じる:猫猫が、出産に備えた医療の助けを求める
- 猫猫が羅門を推薦する:養父であり、薬の師でもある人物の医術を頼る
- 玉葉妃が受け入れる:追放された過去への懸念があっても、今必要な医師として選ぶ
- 壬氏への相談を経て羅門が戻る:臨時の医官として後宮の医局に加わる
羅門は帝王切開に対応できる医術を持ち、宦官として後宮へ入れる人物です。腕のいい医師なら誰でも呼べる場所ではないので、技術と入れる立場の両方が大切になります。
羅門を呼ぶのは、難しい出産に対応できるよう備えるためです。逆子の疑いがあることと、実際にどの処置を行うかは、同じ話ではありません。
ただし、推薦すればすぐ歓迎されるわけではありません。侍女頭の紅娘(ホンニャン)は、かつて罪人として追放された人を呼ぶことに懸念を示します。守る側なら当然の警戒です。
| 人物 | 何を重く見るか | 復帰につながる役割 |
|---|---|---|
| 猫猫 | 師として知っている羅門の医術 | 必要な医師として推薦する |
| 紅娘 | 追放された過去と、妃を守る責任 | 受け入れる前に懸念を伝える |
| 玉葉妃 | 今の出産を任せられる実力と、猫猫の信頼 | 羅門を迎える決断をする |
玉葉妃は、優秀な人に任せたいと選びます。紅娘の心配が消えたからでも、過去の事情がその場ですべて片づいたからでもない。自分と子を託す相手を、妃本人が選ぶんです。
信頼している猫猫が、その人をどう語るかも判断に関わります。猫猫の家族だから無条件に大丈夫、ではなく、薬師としての師でもあるという推薦に、日々の仕事の信用が乗っています。
羅門の復帰は、猫猫の推薦だけでは成立しません。玉葉妃が受け入れ、壬氏につなぐことで、後宮へ戻る道ができます。
過去への懸念を聞いても、玉葉妃は任せたい相手を選びます。強いな、玉葉妃。普段は猫猫の変わったところを面白がる人が、自分と子の命を託す時にも、その猫猫の言葉を信じる。
玉葉妃役の種﨑敦美さんが選んだお気に入りの出演シーンも、第39話で猫猫が羅門を紹介する場面です。公式Xの紹介から、その決断につながるやり取りを振り返れます。
娘を助けた猫猫が、次に自分の師をつなぐ。玉葉妃との信頼が、羅門を後宮へ迎える場面にまで届くのがいいですね。家族の再会だけでは終わらない、仕事の積み重ねがあります。
復帰時は臨時医官|出産後も宮廷で働く展開とは分けて考える
第39話での羅門は、玉葉妃の出産に備えて呼ばれた臨時医官です。その帰還と、出産が終わった後も宮廷で働くことは、時期も意味も分けて押さえたいところ。
玉葉妃から壬氏への相談を経て、羅門は医局へ加わります。臨時医官として戻る経緯には、妃の出産を支えるという具体的な目的があります。
- アニメ第39話で帰還する:玉葉妃の出産に備えた、臨時医官としての復帰
- 第40話で医局の仕事を進める:出産への備えに加え、後宮の問題点もまとめる
- Web版では出産後も宮廷勤務が続く:帝の希望で羅門が宮廷にとどまり、猫猫は花街へ戻る
戻る人が増えたからといって、元からいたやぶ医者が解雇されるわけでもありません。第39話では猫猫がそこを気にします。おやじを呼べて安心したところで、別の心配が顔を出す。
呼び名は「やぶ」なのに、職を失うのは心配する。そこはちゃんと気にするんだ、猫猫。おやじの到着を喜ぶだけでなく、医局でなじんだ相手の行く末にも目を向けています。
ここでの「復帰」は後宮へ戻って医官の仕事をすることです。最初から以前と同じ地位や勤務条件に戻った、と受け取ると、臨時という言葉の意味が抜けてしまいます。
復帰前の立場や、猫猫が父を頼る関係から知りたい方は、羅門の正体・猫猫との関係を扱う記事もどうぞ。花街での父を知ってから見ると、後宮で迎えられる姿も感慨深い。
Web版では、帝の希望で宮廷に残る
Web版の宮廷編2の終わりでは、出産を終えた玉葉妃のその後とともに、羅門の勤務先も変わります。父と娘が一緒に花街の薬屋へ帰る結末ではないんです。
「終、花街の薬屋」では、羅門は帝たっての希望で宮廷に残ります。猫猫は花街へ戻り、父のいない薬屋で仕事をしていくことになります。
| 人物 | Web版の宮廷編2が終わる時の暮らし |
|---|---|
| 羅門 | 帝の希望で宮廷に残り、働いている |
| 猫猫 | 花街へ戻り、薬屋で薬を作る仕事をする |
父が頼られるのはうれしい。でも、猫猫の帰る薬屋に、今度は父がいない。後宮で再会した時には心強かったのに、花街へ戻ると、留守が少し寂しく響きます。
猫猫は、そこで薬の仕事へ戻っていきます。おやじが宮廷で役目を持つ一方、娘には花街の薬屋がある。二人とも医療に関わりながら、それぞれの場所へ進む終わり方です。
玉葉妃の母子の経過や、出産をアニメで見られる話数を詳しく知りたい方は、玉葉妃の出産を解説する記事へ。羅門が呼ばれた後、守るべき命の側で何が起きたかを追えます。
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復帰後の羅門は何をする?第40話で始まる後宮の病気を防ぐ仕事
羅門は玉葉妃の出産に備えるだけでなく、後宮で病気や事故を防ぐための注意事項もまとめます。患者が来るのを待つだけではない医官なんです。
第40話「巣食う悪意」では、羅門が手本を作り、猫猫が手習い所へ届けます。女官が字の練習をしながら、暮らしの注意も覚えられる形です。
- 羅門が後宮の問題点をまとめる:日々の暮らしに潜む危険を、注意事項として書き出す
- 女官の手習いに使える手本を作る:書き写す練習と、知識を広めることを両立させる
- 猫猫が手習い所へ届ける:追放前にも羅門が同様のことをしていたと知り、違和感を持つ
治療を受けるまで知らずにいた危険を、日常の練習で覚えていける。仕事を一つ増やすだけでなく、すでにある学びの時間を使うのがいい。後宮を知る医師の工夫が見えます。
注意事項には、鉛入りのおしろいを使わないことや、後宮の植物を勝手に採らないことが含まれます。薬に興味がある人だけが知っていれば済む話ではありません。
羅門の働きは、治すことに加えて、危険を知らずに傷つく人を減らすことにも向かいます。出産を支えるための復帰が、後宮全体の暮らしへ広がっていく。
けれど、役立つ知識を伝えればそれで安心、ともいかないのが後宮です。何が害になるかを知らせる行為は、悪意ある相手にも、その害を教えてしまう可能性があります。
| 注意事項を読む人 | 同じ知識が持つ意味 |
|---|---|
| 危険を避けたい人 | 有害なものを使わず、自分や身近な人を守れる |
| 誰かを害したい人 | 害をなすものの知識として、悪用する可能性がある |
同じ紙を読んでも、人を守るほうへ使うとは限らない。ここは急に背筋が冷える。羅門が頼れる医師であるほど、その知識を違う目的で読む相手がいるかもしれないことが怖い。
第40話の公式ショートには、羅門が以前にも注意書きを作っていたことや、知識の悪用に関わる会話が出てきます。手本を届けた猫猫の気づきにもつながる場面です。
老宦官が覚えている注意書きは、二十年以上前のものです。今、猫猫が運んだ手本と似たものが、そんな昔にもあった。父の帰還をきっかけに、後宮に残る仕事の跡が見えてきます。
昔に注意を広めていたことと、今の女官へ届いていることは別です。人が入れ替わる後宮では、知識も伝え直す必要があります。
一度知らせたからもう大丈夫、では済まない。猫猫が抱く違和感は、過去の仕事と今起きていることを並べた時に生まれます。復帰した羅門の仕事が、次の謎を考える手がかりにもなる。
医局の会話には、羅門の穏やかさも残る
後宮に戻ったからといって、羅門が威圧的な顔になるわけではありません。医局には、やぶ医者との穏やかな会話もある。難しい仕事を任せられる人が、この空気でいてくれるのはうれしい。
猫猫役の悠木碧さんが、第1期・第2期のお気に入りとして選んだのも、第40話の羅門とやぶ医者の会話です。大きな事件の途中で、医局の何げない時間にも目が向きます。
医術の腕を頼りに迎えた人の、普段の話し方も知っていく。羅門が戻ると、猫猫が一人で医局へ出入りしていた時とは、会話の組み合わせも変わります。ここは急がず見ていたい。
出産への備えから後宮の注意事項へ話が広がると、猫猫の推理も過去へつながっていきます。原作小説4巻でその流れを追えば、おやじの仕事が謎解きに関わる面白さも味わえます。
羅門の復帰を小説・漫画で読むなら何巻?小説4巻、漫画は14巻と15巻
復帰の経緯を読むなら、原作小説4巻、ねこクラゲさんの漫画14巻、倉田三ノ路さんの漫画15巻が目印です。漫画は二種類あるので、巻数と作者を一緒に見てください。
| 読む作品 | 該当巻 | 見分ける目印 |
|---|---|---|
| 原作小説『薬屋のひとりごと』 | 4巻 | ヒーロー文庫の小説 |
| 漫画『薬屋のひとりごと』 | 14巻 | 作画:ねこクラゲ/スクウェア・エニックス |
| 漫画『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』 | 15巻 | 作画:倉田三ノ路/小学館 |
「14巻と15巻、どっち?」となったら、まず表紙の書名を見てください。副題が付いているか、そのうえで作画は誰か。巻数だけを見比べるより、持っている版がすぐ分かります。
漫画二種類は、同じ巻数・話数で場面を探さないのが大切です。アニメの通算第39話という数字も、漫画の第39話を指すものではありません。
原作小説4巻は、玉葉妃の逆子を疑った猫猫が、出産への助けとして養父を提案する巻です。推薦する側の判断から続けて読みたい方の入口になります。
羅門が到着する一場面だけを探すより、猫猫がなぜ師を呼ぶ必要を感じたかも一緒に読む。その順番なら、後宮に父が来るうれしさと、待っている仕事の重さがつながります。
ねこクラゲさんの漫画14巻では、氷菓作りから玉葉妃への気がかりが生じ、猫猫が養父を呼びます。アニメで見た親子を漫画で追うなら、この巻が目印です。
アニメで先に見ていても、漫画なら気になった表情のところで止まれます。羅門の挨拶と、それを聞く人の反応を交互に眺める。再会を味わうなら、そんな読み方も楽しい。
倉田三ノ路さんの漫画15巻も、猫猫の薬の師である羅門が後宮へ戻る巻です。こちらを集めている方は、副題のある書名を目印に続きを選べます。
二種類の漫画の違いから知りたい方は、『猫猫の後宮謎解き手帳』と通常版の比較もどうぞ。すでに読んでいる版を続けるか、もう一方も読むかを考える時に役立ちます。
Web版は書籍版や漫画と展開・構成が異なります。宮廷編2の出産後を読む時も、Web版の章をアニメや漫画の話数へ、そのまま置き換えないようにしてください。
声と間を楽しむならアニメ、親子や侍女の表情をゆっくり眺めるなら漫画、話の流れを文章で追うなら小説。まず見たい場面を決めると、羅門の復帰へたどり着きやすくなります。
第39話から映像で見返したくなった方は、『薬屋のひとりごと』の配信先をまとめた記事へ。復帰の場面を見たら、次の第40話の医局まで続けてみるのもおすすめです。
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まとめ|羅門の後宮復帰は第39話、その先は第40話の仕事へ続く
羅門が後宮に戻るのはアニメ第39話「氷菓」です。玉葉妃の出産に備えた臨時医官としての帰還から、第40話では、後宮の暮らしを守る仕事へ話が広がります。
戻ってきてくれた、という喜びの次に、この人は後宮で何をするのかが見えてくる。第39話の挨拶から第40話の手本まで追うと、猫猫が師として頼る理由にも、ぐっと納得できます。
羅門の仕事を見返す時は、注意書きを渡す相手にも目を向けてみてください。目の前の妃だけでなく、まだ診ていない人の暮らしまで考える。その静かな働き方が、おやじらしい。
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