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『ダンダダン』34話ネタバレ感想・考察|崩れた露天風呂に浸かるターボババアと、「人間の血」がしみたジジの家

2026年10月31日

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『ダンダダン』34話の感想・考察の見出しと、湯けむりの立つ露天風呂を描いた水彩のアイキャッチ。

『ダンダダン』34話「鬼頭家が来る」は、お札の部屋を見つけたジジの家に鬼頭家の女性たちが訪ねてきて、温泉ではモモが中年の男たちに囲まれる回です。

危ないところで露天風呂は崩れ、湯船にはなぜか招き猫のターボババア。最後はそのババアが、ジジの家について不穏な一言を残します。

33話までの空気を変えたのは、幽霊でも宇宙人でもなく、生きている人間の気味の悪さでした。

呪いの家まで来て、最初に迫ってきたのが混浴に入ってくるおじさんたち。ダンダダン、怖がらせる方向が急に生々しい。

※原作漫画第34話までのネタバレを含みます。第35話以降の展開には触れません。

人物33話までの状況34話での関わり
綾瀬桃(モモ)ジジの家に霊の気配を感じず、夜まで温泉で休むことにした古い露天風呂で、知らない男たちに囲まれる
オカルンジジとモモをめぐって張り合い、家の間取りの違和感に気づいたお札の部屋を前に、モモの帰りを待とうと決める
ジジモモの幼なじみ。家に霊が出て両親が入院した。33話でハンマーで壁を破ったモモが帰ってきたと思い、玄関のドアを開ける
ターボババア11話から意識だけ招き猫に入っている、トンネルの怪異崩れた露天風呂の湯船にいて、帰り道にジジの家を語る
34話の主な人物と、直前までの状況

『ダンダダン』34話のあらすじ|お札の部屋から、崩れた露天風呂まで

34話は、33話で破った壁の奥を確かめるところから始まり、温泉からの帰り道で終わります。家と温泉、二つの場所で話が進みます。

  • 壁の奥は、壁も床も天井もお札で埋まった部屋。オカルンとジジはモモの帰りを待つことにする
  • チャイムが鳴り、モモだと思ってドアを開けると、外にいたのは女性たち
  • 露天風呂でくつろぐモモのもとへ、中年の男たちが入ってくる。壁には「男女共用」の文字
  • 男たちは湯船の出口をふさぎ、混浴の女性を狙う「ワニ」の話を始める
  • 逃げ出したモモを男たちが追うと塀が倒れて行く手をふさぎ、足をつかまれた直後に建物ごと崩れて男たちが下敷きになる
  • 湯船にはターボババア。駆けつけた商工会の人たちは、鬼頭家の仕業と見て男たちを追う
  • 帰り道、礼を言うモモに、ババアは助けたつもりはないと返し、ジジの家には人間の血がしみ込みすぎていると話す

サッカーの張り合いから、ジジがハンマーで壁を破るまでは33話のネタバレ感想・考察で振り返れます。

アニメでは、34話の途中までが第1期最終話の第12話に、続きが第2期最初の第13話「大蛇伝説ってこれじゃんよ」に入っています。一つの話数が、第1期と第2期の境目をまたいでいます。

お札の部屋と玄関のチャイム|壁を破った二人が、待つことを選んだ

壁の奥の部屋は、壁だけでなく床にも天井にもお札。人が使うための部屋ではなく、何かを閉じ込めておく部屋に見えます。

33話ではためらわずハンマーを振るったジジも、ここではそれ以上手を出しません。モモの帰りを待とうと言ったのは、オカルンでした。

担当編集の林士平さんは、34話の配信告知でこの部屋を「見てはいけない小部屋」と呼んでいます。

同じ告知には「秘された部屋に満ちる“怨”」の一文も。霊の気配がなかった33話の家に、編集さんが添えた一字は「怨」でした。

そこへ鳴るチャイム。モモが帰ってきたと思ってドアを開けると、外にいたのはモモではなく、女性たちでした。

32話のネタバレ感想・考察で読んだラストでは、家に入る三人を外の人影が見つめるだけでした。34話では、ついに誰かが玄関まで来ます。

サブタイトルの「鬼頭家が来る」は、まずこの玄関先のこと。アニメ第13話でも、ドアの外に立つのは鬼頭家の者たちです。

お札だらけの部屋を見つけた直後に鳴るチャイム。確かめずに開けるの、ホラー映画なら一番やっちゃいけないやつ。

露天風呂の「男女共用」と「ワニ」|33話で覗かれていた湯船に、男たちが入ってくる

一方のモモは、温泉街の古い露天風呂で一人くつろいでいます。そこへ入ってきたのは、中年の男たちでした。

言われて壁を見ると「男女共用」の文字。ところどころ剥げて読めなくなっていた字に、モモは思わずツッコみます。

33話のコメント欄には、この「男女共用」に気づいていた読者がいました。見つけた人だけが嫌な予感をしていた文字が、34話でそのまま効いてきます。

比べる点33話の露天風呂34話の露天風呂
モモが気にしていたことオカルンが初めての男友達とうまくやれているか湯船から出られない自分の状況
知らない男たち湯につかるモモを覗いている湯船に入ってきて、出口をふさぐ
「男女共用」の文字気づいていたのは一部の読者モモ本人が、言われて初めて気づく
33話は覗かれるだけだった露天風呂に、34話では男たちが入ってくる

男たちはモモに「ワニ」を知っているかと聞きます。モモが思い浮かべたのは、爬虫類のワニでした。

男たちの言うワニは、混浴にいる女性を狙う男のこと。そう説明しながら、本当にワニのように湯から顔だけ出して近づいてきます。

宇宙人もUMAも見てきたモモが、ここで知らなかったのは人間の隠語。そっちは一生知らなくてよかった。

湯船から逃げ出したモモを、男たちが追ってきます。

崩れた露天風呂と湯船のターボババア|「助けたつもりはない」と8話の少女たち

その追いかけっこを止めたのは、崩れていく露天風呂でした。塀が倒れて男たちの行く手をふさぎ、モモが足をつかまれた直後には建物ごと崩れて男たちが下敷きに。

倒れた壁は、モモだけをきれいに避けていました。

騒ぎの後、湯船につかっていたのはターボババア。モモのリュックに潜り込んで、ここまでこっそりついてきていたんです。

建物が崩れる大騒ぎの真ん中で、いちばんのんびり湯につかっているのが招き猫。この温泉旅行、ババアだけ成功してる。

アニメ第13話では、ババアがリュックに潜り込む場面をMBS animation公式チャンネルがショートで公開しています。

騒ぎを聞いて駆けつけた商工会の人たちは、鬼頭家の仕業と判断して男たちを追いかけていきます。町の人には、もう見慣れた名前らしい。

帰り道、礼を言うモモに、ババアは助けたつもりはないと返します。招き猫の器の力が、勝手に出ただけだと。

招き猫の器には、何か良いことを招く力がある。ババア自身がそう説明していた力で、14話のネタバレ感想・考察で追ったアクさらの腹の中からの脱出にも絡んでいました。

話数場面ババアの関わり
8話トンネルで命を奪われた少女たちの話を、星子が語る星子は、ババアが少女たちを慰めていたのかもしれないと推測する
14話アクさらに食べられた3人が、腹の中から抜け出す招き猫の器の幸運も絡んで、3人が外へ出られた
34話男たちに囲まれたモモの周りで、建物だけが崩れる本人は、助けたつもりはない、器の力が勝手に出ただけと話す
8話で星子が推測した理由に、34話で本人が返した言葉

8話のネタバレ感想・考察で読んだ星子の話は、あくまで推測でした。34話で本人の口から出たのは、助けたつもりはない、の一言。それでも助かったのは、今回も女の子のほう。

良いことを招く力だと自分で説明しておいて、今回は勝手に出ただけ。ババア、都合のいい時だけ器のせいにしてない?

伝わる話の猫も、手招きをしただけ。猫のそばにいた人が、思わぬ災難をよけられた。露天風呂で起きたことも、筋だけ見ればよく似ています。

「ありゃダメだな」|33話の「弱いから隠れてる」と、人間の血がしみ込んだ家

帰り道の最後、モモはジジの家をどう思うかババアに聞きます。返ってきたのは、ありゃダメだな。

あの家には、人間の血がしみ込みすぎている。34話はこの言葉で終わります。

アニメ第13話のこの場面も、公式ショートで「ターボババアから見てもジジの家はヤバい」と紹介されています。

比べる点33話のモモ34話のターボババア
家への見立て霊は力が弱くて隠れているだけ。倒すのは楽ありゃダメだな
何を感じ取ったか霊の気配が見つからない人間の血がしみ込みすぎている
楽に倒せるはずだった家が、1話で「ダメ」になる

モモが探したのは霊の気配で、ババアが口にしたのは人間の血。見ているものさしが、そもそも違います。

霊が見つからない家。怪異ではなく人間だった温泉の男たち。そこへ人間の血の一言が来ると、この町で用心すべきなのは霊より人のほうではと思えてきます。

両親が入院し、頼んだ霊媒師たちも無事では済まなかった家の話は、28話のネタバレ感想・考察で振り返れます。

33話でテレビをつけてくつろいだ家に、ババアは一言でダメ出し。モモの楽勝の見立て、たった1話で雲行きが怪しい。

応援コメント欄の34話|「ターボババアは女の子たちの味方だったな」

34話のコメント欄でいちばん支持を集めたのは、ターボババアについての一言でした。「いいジャン」は6万4,000件を超えます。

コメントいいジャン
そういえばターボババアは女の子たちの味方だったな6万4,000件超
ヘタな幽霊よりもこのオッサンどもの方が怖いわ4万2,000件超
いや女性からしたらマジで恐怖すぎるシチュエーションだわ4万1,000件超
ターボババア、女の子のピンチは必ず助けるのいいな〜4万件超
ターボババアはJKの味方だから…モモちゃんも例外ではないのだ…好き3万3,000件超
住民たちが絶妙に気持ち悪くて最高だわ1万9,000件超
2021年11月30日の公開直後から並ぶ、34話への受け止め(2026年10月31日確認)

上位6つのうち3つが、女の子の味方としてのババアの話。8話でトンネルの少女たちを知った読者には、34話の崩れ方が偶然には見えなかったようです。

一方で、男たちが怖いという書き込みにも、4万件台の「いいジャン」が付いたものが二つあります。ババアの株と、男たちへの拒否感が同時に上がった回です。

34話は単行本5巻に入っています。33話の壁の奥から続けて読むと、お札の部屋、玄関のチャイム、崩れる露天風呂と、ジジの家の周りが一気にきな臭くなる流れをまとめて追えます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|34話は、怪異より先に人間が迫り、ババアが家の異常を言い当てる回

『ダンダダン』34話「鬼頭家が来る」は、玄関と露天風呂の両方に鬼頭家の人たちが現れ、崩れた温泉からモモが助かり、ババアがジジの家の異常を口にする回でした。

34話で押さえておきたいこと

  • 壁の奥は壁・床・天井までお札の部屋。二人がモモを待つ間に、鬼頭家の女性たちが玄関に来る
  • 露天風呂のモモは中年の男たちに囲まれ、混浴の女性を狙う「ワニ」の話をされる
  • 塀と建物が崩れて男たちが下敷きになり、商工会の人たちは鬼頭家の仕業と見て追いかける
  • リュックでついてきたターボババアは、助けたつもりはない、器の力が勝手に出たと話す
  • 34話は単行本5巻に収録。アニメでは第1期第12話から第2期第13話にまたがる

「鬼頭家が来る」回で、いちばん働いたのは誰にも呼ばれずについてきたババア。招き猫、招かれてない時のほうが仕事する。

35話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月31日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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