『ダンダダン』46話「消火しよう」は、ワームのホースで噴火に立ち向かうモモを、鬼頭家が人柱にしようと襲う回です。そこへ35話のツチノコ神社の神主が駆けつけます。
神主の正体は、星子の弟子。さらにワームの体を突き破って邪視が地上へ現れ、鬼頭家のババアを狙います。
モモはそのババアを助け、神主・ババアと三人で邪視に向き合って46話は終わります。
46話でまず目を疑うのは、36話で自分を壁ごと吹き飛ばした相手を、46話のモモが守っているところ。しかもその少し前まで、ババアの一族はモモを人柱にしようとしていました。
35話で三角倒立の練習をしていた人が、46話では乱戦の助っ人。動画を撮るより先に、本番が来ました。
※原作漫画第46話までのネタバレを含みます。第47話以降の展開には触れません。
この記事でわかること
| 人物 | 45話までの状況 | 46話での関わり |
|---|---|---|
| 綾瀬桃(モモ) | 倒したワームを噴泉につなぎ、マグマへ放水を始めた | 消火の最中に鬼頭家に襲われ、最後は邪視に向き合う |
| 鬼頭家のババア | 鬼頭家最強の老女。36話でモモを壁ごと吹き飛ばした。アニメでは鬼頭ナキ | 一族とモモを襲った後、邪視に狙われる側へ回る |
| ツチノコ神社の神主 | 35話でモモに人柱の伝説を「人間の過ち」と語った。アニメでは満次郎 | 駆けつけて鬼頭家を倒していく。実は星子の弟子 |
| 邪視(ジジの体) | 40話でジジの体を得て、43話の呪いの家でオカルンに倒された | ワームの体を突き破って地上へ現れ、鬼頭家を狙う |
| オカルン・ターボババア | 44話から地下でワームの粘液にはまっている | 地下で動けないまま。46話のモモの隣にはいない |
『ダンダダン』46話のあらすじ|ミミズホースの放水から、三人で邪視に向き合うまで
46話は、45話のラストで始めた放水の続きから始まり、モモ・神主・鬼頭家のババアの三人が邪視に向き合ったところで終わります。
- 溶岩が森へ流れ込む中、モモはワームのホースで放水を続ける
- ワームの体内のネバネバが効いてマグマの勢いは止まるが、今度は山火事が広がっていく
- 追いついた鬼頭家がモモを襲う。モモを人柱にして、噴火を鎮めるつもりだった
- ツチノコ神社の神主が駆けつけ、鬼頭家の人たちを倒していく。神主は星子の弟子だった
- モモが放水に戻ると、ワームの体を突き破って邪視が飛び出す
- 邪視が鬼頭家を吹き飛ばし、鬼頭家のババアは腕を折られる。モモは超能力でババアを引き寄せて助ける
- 言い争う暇もないまま、モモ・神主・ババアの三人で邪視に向き合う
倒したワームを持ち上げて噴泉につなぎ、「元栓オッケー!」で放水を始めるまでは、45話のネタバレ感想・考察で。
第46話「消火しよう」は2022年3月1日に少年ジャンプ+で公開され、単行本では6巻に入っています。
アニメでは第2期第16話「やば過ぎじゃんよ」にあたります。45話の放水から続けて、神主の登場と邪視の地上戦まで、一つの放送回にまとめて入っています。
「消火しよう」で消すのはマグマより山火事|ミミズホースのネバネバが効く
46話の題は「消火しよう」。消さなければいけないのは、マグマそのものより、溶岩が森に付けた火のほうでした。
担当編集の林士平さんは配信直後、扉ページを添えて46話を告知しています。扉のアオリは「溶岩の濁流が町へなだれ込む!?」。
同じページで、森へ流れ込む溶岩のコマの次に、モモが「キタキタキタァ!!」と叫びます。
迎え撃つのは、45話でつないだワームのホースです。噴泉の湯がワームの体を通ると、体内に残っていたネバネバが混ざり、マグマの勢いが止まります。
ただの湯より、粘る液体のほうが効いた。ところが一息つく間もなく、今度は山火事が燃え広がっていきます。
同じワームのネバネバが、地上では消火剤、地下ではオカルンとターボババアを捕まえたトリモチ。使い道で評価が真逆。
溶岩を止めても火が残る、というのは漫画だけの話ではありません。2011年、ハワイのキラウエア火山の噴火では、流れ出た溶岩が周りの植物に火を付けました。
ハワイ火山国立公園のナーパウ火災の報告によると、溶岩が原因のこの山火事で、約1,833エーカー(約740ヘクタール)が焼けています。
溶岩流から出る熱で、火が燃え続ける状態でした。マグマを止めても終わらない。止めたモモの前で、まだ森が燃えている。
モモを人柱にしようとする鬼頭家と、35話の神主|話して止めた人が、体を張って止めに来る
消火に追われるモモを、追いついてきた鬼頭家が襲います。狙いは、モモを人柱にして噴火を鎮めることでした。
町が火に包まれかけているのに、やることが人柱。応援コメント欄にも、一族にとって人柱そのものが目的になっているのでは、と書いた読者がいました。
一人で鬼頭家に立ち向かおうとするモモの前に現れたのが、ツチノコ神社の神主です。駆けつけるなり、鬼頭家の人たちを次々に倒していきます。
35話の神主は、境内で三角倒立をしながらブーチューバーを目指していた人でした。そして人柱の伝説を、モモに「人間の過ち」として語っています。
| 比べる点 | 35話の神主 | 46話の神主 |
|---|---|---|
| 見せた姿 | 境内で三角倒立。ブーチューバー志望 | 鬼頭家の人たちを次々に倒していく |
| 人柱への向き合い方 | 恐怖で考える力を失うと人柱さえ信じてしまう、と過ちを語る | 目の前でモモを人柱にしようとする鬼頭家を止める |
| モモとの関係 | 神社を訪ねてきた女子高生 | 星子から見張るよう頼まれていた子どもの一人 |
同じ過ちを繰り返さないために話している、と35話で言った人の前で、その過ちがモモの身に繰り返されかけた。今度の神主は、話す代わりに体ごと割って入りました。
しかも神主は星子の弟子でした。星子からは、若い子が三人そっちへ行くから見張っておけ、と知らされていたそうです。
ところが伝え方がかなり大ざっぱで、神社に来たモモがその一人だとは結びついていなかった。35話で伝説を聞かせた相手こそ、見張るはずの子でした。
星子さん、弟子への頼み方が雑すぎる。見張ってほしいなら、孫の名前くらい添えてあげて。
アニメの公式紹介では、この神主は満次郎の名前で登場します。第16話の公式ショートは、星子の弟子だと明かす場面を切り出しています。
45話のモモは、噴火に怯える町の中で、この神主の言葉を思い出し、ワームを持ち上げて走りました。46話では、その言葉の主が本人ごと駆けつけてくる。
神社で人柱の伝説を聞いた日のことは、35話のネタバレ感想・考察で振り返れます。伝説を聞かせた人と聞いた人が、46話では同じ火の中にいます。
邪視が狙った鬼頭家のババア|壁ごと吹き飛ばされた相手を、モモが守った理由
モモがババアを邪視から助けた理由は、ババアではなく、ジジのほうにありました。
モモが鬼頭家を神主に任せて放水へ戻った直後、ワームの体を突き破って邪視が飛び出します。体はジジのままです。
43話の呪いの家で、オカルンが倒したはずの相手でした。そのオカルンは、まだ地下の粘液の中です。
邪視は鬼頭家の人たちを次々に吹き飛ばし、鬼頭家のババアは蹴り一発で腕を折られます。邪視が狙っていたのは、ババアの命でした。
そこでモモは、超能力でババアを引き寄せ、邪視の攻撃から逃がします。ついさっきまで自分を人柱にしようとしていた、一族最強のババアをです。
| 話数 | 鬼頭家のババアと邪視・モモ |
|---|---|
| 36話 | ジジの家でモモに飛び蹴りを浴びせ、技「穴根打(あなこんだ)」で壁ごと吹き飛ばす。200年、大蛇に供物を捧げてきたと語る |
| 39話 | 邪視の正体は、200年前の噴火で最初の供物にされた少年。鬼頭家への恨みを抱えていた |
| 46話 | 邪視がそのババアを狙う。モモは超能力でババアを引き寄せて守る |
並べると、46話の邪視の行き先はまっすぐです。人柱にされた少年が、人柱を捧げ続けてきた一族へ向かった。
モモが守りたかったのは、ババアよりも、40話で「一生分」遊ぶと約束して体を明け渡してしまったジジの手です。
助けられた後もババアが口にするのは、こんな厄介事を持ち込みやがって、という恨み言です。神主のほうは、自分の手に負える相手ではないと認めます。
人柱にしようとした相手に助けられて、出てくるのが恨み言。ババア、せめて一言お礼を。
モモは、今はぐだぐだ言っている場合じゃない、と言い返します。ジジの体の邪視を前に、モモ・神主・ババアという予想外の三人が並んで46話は終わります。
ババアがモモを壁ごと吹き飛ばした場面は36話のネタバレ感想・考察、邪視の過去は39話のネタバレ感想・考察で追えます。
オカルンが呪いの家で邪視を倒した戦いは、43話のネタバレ感想・考察で。
36話の穴根打と39話の牢の少年は、どちらも5巻です。先に並べて読んでおくと、46話でモモが誰の何を守ったのかが、ぐっとはっきりします。
応援コメント欄の46話|「敵だったバアさんが味方」と、共闘への反発
46話の応援コメントは2,500件を超えます。最上位は「敵だったバアさんが味方みたいになっとる」で、3万6,000件を超える「いいジャン」を集めました。
| 場面 | 読者の受け止め |
|---|---|
| 三人の共闘 | 「敵だったバアさんが味方みたいになっとる」が3万6,000件超で最上位。三人の共闘は予想外という書き込みにも2万9,000件超 |
| 絵の迫力 | 「なんで擬音なしでここまで」という書き込みに1万8,000件超 |
| 鬼頭家のババア | 「こんなアグレッシブなババアなかなか見ねぇよ」に1万6,000件超。腕が折れても動じない姿への声も |
| 神主 | ブーチューバー志望の神主の存在を忘れていた、という告白に8,000件超 |
| 共闘への反発 | 共闘してもババアは嫌い、という書き込みに7,000件超 |
| オカルン | 「オカルンはどうなったんだよ」に1,000件超 |
「共闘」という言葉を使った書き込みだけでも280件を超え、共闘に熱くなる声と、ババアだけは許せないという声が、同じ欄に並んでいます。
ジジを人殺しにはしたくないけれど、ババアには痛い目を見てほしい。そんな書き込みもありました。46話のモモがババアを引き寄せた理由は、その前半のほうでした。
絵そのものに驚く書き込みもあります。「擬音」や「効果音」に触れた書き込みも60件を超え、音の文字を極力描かずに、絵の力だけで迫力を出している、という指摘も見られます。
擬音を削ったのに、この騒がしさ。噴火と山火事と乱戦を一話に詰め込んで、読者の頭の中だけがずっとうるさい。
「オカルン」の名前が出る書き込みは105件。地下の粘液の中で動けないままでは、という声もありました。46話は、モモの隣にオカルンがいないまま終わります。
43話で邪視を倒したオカルンの戦いから、46話で三人が邪視に向き合うまでは、続けて6巻に入っています。倒したはずの相手が地上へ戻ってくるまでを、一冊の中で続けて読めます。
まとめ|46話は、人柱にされかけたモモが、人柱を続けた一族の盾になる回
『ダンダダン』46話「消火しよう」は、鬼頭家に人柱にされかけたモモが星子の弟子の神主に助けられ、邪視からババアを守って三人で立ち向かう回でした。
45話はワーム、46話はババア。モモ、自分の命を狙ってきた相手を、二話続けて使ったり助けたりしてる。
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