『薬屋のひとりごと』の高順(ガオシュン)の息子は、長男の馬良(バリョウ)と次男の馬閃(バセン)です。娘の麻美(マーメイ)を加え、子供は三人います。
馬閃が高順の息子と知るだけでも驚きですが、家族をたどると、今度は文官の兄と二児の母である姉が登場します。あの落ち着いた高順の家、なかなかにぎやかなんですよね。
妻は桃美(タオメイ)。孫は、Web版で三人いると語られる時点では、麻美の子供二人と馬良の子供一人です。誰の子なのかが分かると、雀(チュエ)が家族のどこに入るかもすっきりします。
ここからは、アニメ第1期の範囲に加え、Web版で壬氏(ジンシ)を支える家族の描写にも触れます。書籍版や漫画版と細部が異なる場合があるため、孫の話は媒体を分けて読みましょう。
高順の家族を知ると、いつもの気苦労にも違う顔が見えてくる。仕事先だけでなく、家でもお父さんなんだなあ。
この記事でわかること
| 人物 | 読み | 高順から見た関係 |
|---|---|---|
| 高順 | ガオシュン | 家族の父・祖父 |
| 桃美 | タオメイ | 妻 |
| 麻美 | マーメイ | 長女 |
| 馬良 | バリョウ | 長男 |
| 馬閃 | バセン | 次男 |
| 馬琴 | バキン | 麻美の夫・娘婿 |
| 雀 | チュエ | 馬良の妻・息子の嫁 |
| 壬氏 | ジンシ | 馬の一族が支える皇族 |
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高順の子供は三人!息子・娘・孫を家系図で整理
高順と桃美の子供は、年長から麻美・馬良・馬閃の順です。「長男」は最年長の子供という意味ではなく、三姉弟では麻美が一番上にいます。

息子二人は父親に似ていて、娘の麻美は母親似。この並びを頭に置くだけで、兄弟の会話に出てくる「姉」「兄」「弟」が誰なのか追いやすくなります。
| 高順・桃美の子供 | 子供の配偶者 | 高順の孫 |
|---|---|---|
| 長女:麻美 | 馬琴 | 二人 |
| 長男:馬良 | 雀 | 一人 |
| 次男:馬閃 | 家族紹介の時点では未婚 | ― |
家系図の親の段が高順と桃美、その下が三人の子供、さらに下が孫です。雀は高順の娘ではなく、長男・馬良の妻。麻美から見ると、弟の妻に当たります。
麻美の夫は馬琴です。家族の紹介場面では馬閃から義兄と呼ばれますが、高順から見ると「兄弟」ではなく娘婿になります。
家族の呼び方は、誰から見た関係かで変わるんですよね。高順を起点にそろえると、息子の嫁も娘の夫も、子供たちの配偶者として同じ段に置けます。
高順の「弟」は誰?馬閃の兄との違い
Web版「六、馬姉弟」や「二十一、馬と卯」では、高順自身の実弟の名前や人物像は語られていません。この範囲では、高順の弟が誰かは不明です。
一方、馬閃に兄がいることははっきりしていて、その兄が馬良です。高順の弟を探しているのか、高順の息子同士の兄弟関係を知りたいのかで、答えが変わります。
「義弟」という呼び方も、誰から見た関係かが大切。馬琴にとって馬閃は妻の弟ですが、高順にとって馬閃は息子です。
桃美との結婚や夫婦のやり取りは、高順の妻・桃美と結婚の経緯へ。母親似の麻美を見てから桃美を知ると、娘の押しの強さにも納得がいきます。
三人の名前が分かったら、小説では高順が子供たちの話をする場面にも注目を。誰のことを案じているのかが分かると、あの落ち着いた顔をもう少し見たくなります。
高順の息子・馬良と馬閃は、似た顔でも得意分野が違う
息子二人の大きな違いは、馬良は文の仕事、馬閃は武の仕事に力を発揮すること。父親に似た顔立ちでも、同じ道へ進んだ兄弟ではありません。
馬閃だけを知っていると、高順の息子はみんな武人だと思いそうになります。ところが兄の馬良は、身体が弱く、人付き合いにも苦労する文官。兄弟でずいぶん違うんです。
| 比べる点 | 長男・馬良 | 次男・馬閃 |
|---|---|---|
| 三姉弟での位置 | 麻美の弟・馬閃の兄 | 麻美と馬良の弟 |
| 力を発揮する仕事 | 書類を扱う文官の仕事 | 護衛などの武の仕事 |
| 仕事での難しさ | 人間関係が体調に響く | 父のような補佐を目指す |
| 家族との結びつき | 麻美の補佐を受けて働く | 父を目標に仕事へ向き合う |
馬良は、働ける環境が整うと強い
馬良は科挙を好成績で通った人物です。それでも職場の人間関係で胃を患い、退職することに。能力があっても、働き続けるのが難しかった経緯があります。
頭がいいから大丈夫、と片付けられないのがつらいところです。仕事をこなす力と、知らない相手の中で毎日過ごせるかどうかは、別の話ですから。
- もともとは皇族を守る役目を期待されていたが、病弱な馬良に護衛は難しかった。
- 文官として働くものの、人間関係で体調を崩して仕事を辞める。
- 壬氏の執務室で書類仕事を担い、周囲から姿を隠せる仕切りを使う。
- 姉の麻美が間に入り、馬良の説明や対人面を支える。
仕切りに隠れる姿だけなら、頼りなく見えるかもしれません。でも、馬良が仕事を始めると、積み上がっていた書類が減っていく。まず効いてくるのは、その手の速さです。
仕事は片付く。ところが、馬良が壬氏を「置物」と呼んで、今度は会話が引っ掛かります。それ、褒めているのかと思ったら、本当に褒めていた。
麻美が馬良の言葉を言い直すと、人間と思えないほど美しいから緊張しない、という意味でした。姉が間に入ると、息子の能力も相手へ届くんですね。
褒められているはずの壬氏まで困っている。馬良の仕事は片付いても、会話は麻美が片付けるんだな。
馬閃にとって父・高順は、目指す相手
馬閃は、幼いころから離れて暮らす父の仕事ぶりを目標にしてきました。父の代わりを務める際にも、選ばれた戸惑いとやる気が同時にある。最初から完成した後継ぎではないんです。
猫猫(マオマオ)から見た高順は、気苦労もお茶目さもある人。一方、息子の前では、その内側を見せない優秀な従者です。同じ高順でも、見る相手でずいぶん印象が変わります。
頼れる父なのに、聞きにくい話は猫猫へ。父を目指す息子にも、父には見せづらい顔があるんだなあ。馬閃の強さだけ見ていると、この距離には少し驚きます。
アニメ公式も、追加キャスト発表で馬閃を「高順の息子」と紹介しています。先に息子と知ってから登場場面を見ると、父親に似た顔立ちにも目が向きます。
馬閃本人の年齢・役職や壬氏との関係を詳しく知るなら、馬閃の正体とプロフィールへ。兄との違いを知ったあとだと、父を目指す姿も違って見えてきます。
高順の娘・麻美は二児の母!弟の仕事と家族を支える
麻美は高順の長女で、馬良・馬閃の姉です。二人の子供を育てながら働き、弟の補佐から、一族の仕事まで動かしていく人でもあります。
母親似の気の強さだけ聞くと、怖いお姉さんを想像するかもしれません。けれど、家族の中で麻美が何を引き受けているかを見ると、その押しの強さが必要な場面も見えてきます。
高順は、麻美の仕事復帰を馬良の補佐につなげた
高順は、麻美が仕事へ戻りたがっていることを聞き、馬良の補佐に付けました。赤子が育ってきた娘と、新しい職場に不安のある息子。その両方を見た組み合わせです。
父の仕事を娘がそのまま継いだ、という一言では足りません。高順が抱えていた補佐の役目を、書類の得意な馬良と、人の間に入れる麻美が分けて受け持つようになります。
| 仕事の場面 | 馬良が担うこと | 麻美が担うこと |
|---|---|---|
| 書類を片付ける | 内容を読み、処理する | 担当する人へ割り振る |
| 他の人へ説明する | 要点を独特な言い方で話す | 相手に伝わる形へ言い直す |
| 仕事を戻す | 案件や担当者を把握する | 本来働くべき官へ書類を返す |
誰が何をするのかを、麻美は遠慮なく決めていく。馬良が一人で周囲に働きかけなくて済むのも、壬氏が抱え込んだ仕事を戻せるのも、この姉が動くからなんですよね。
高順は、かつて麻美にひどく嫌がられていた父親でもあります。ところが、麻美の夫を見た猫猫は、高順に似た物腰の丁寧さに気付きます。
嫌っていた父と、よく似た物腰の夫。あれ、麻美の父親への気持ちは、それだけで片付く話なのか。仲直りの描写まではなくても、猫猫と一緒に気になってしまいます。
子供に菓子を持ち帰るところで、母の顔が見える
麻美の母親らしさがぐっと近くなるのは、水蓮(スイレン)の作る菓子を試す場面です。官の仕事を動かしていた人が、子供に持ち帰りたくて顔を緩める。ここで急に家の景色が浮かびます。
- 書類の割り振りを終え、働き続ける馬良に声をかけてから壬氏の宮へ向かう。
- 水蓮の焼き菓子を試しながら、子供たちが喜びそうだと思う。
- 子供に持ち帰ってよいか尋ね、別に用意された菓子を包んでもらう。
- 帰り道には、包みを見て子供たちの笑顔を思い浮かべる。
きびきび働く母が、お土産を前にちょっとそわそわする。子供の好物を見つけて、帰ったときの反応まで考えてしまうあの感じ、分かるんですよ。
麻美は家では乳母に子供を任せられる一方、ずっと宮にいる侍女の仕事には、子供がいるからと応じません。働けることと、どんな働き方でも選べることは違うんですね。
仕事が好きで、子供もかわいい。どちらかを薄めずに、任せられることと自分で守る時間を考えている。孫二人を知るなら、この母親の暮らしも一緒に見ておきたいところです。
麻美、子供たちのお土産は確保できたね。働く顔からお母さんの顔へ戻る、この帰り道がいいんだよなあ。
さらに後の麻美は、領地の経営などにも関わり、馬の一族の仕事を大きく受け持ちます。弟たちのお姉さんで終わらず、家そのものを回す側へ進んでいくんです。
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高順の孫は三人!麻美の子二人と馬良・雀の子一人
Web版で桃美が孫の人数を話す時点では、高順と桃美の孫は三人です。麻美が二児の母で、馬良にも子供が一人いるため、二人と一人で数えられます。
ここで混ざりやすいのが、子供の親と、普段世話をする人です。雀の子供を麻美が面倒見ていても、その子は麻美が産んだ子ではありません。
| 高順の孫 | 親 | 家族の中での位置 |
|---|---|---|
| 麻美の子供二人 | 麻美と馬琴 | 高順の娘の子供 |
| 馬良の子供一人 | 馬良と雀 | 高順の息子の子供 |
桃美は船上で孫が三人いると話し、同じ場面で雀を長男の妻と紹介します。家族が一人ずつつながっていくので、雀もここで家系図へ入ります。
雀は馬良の妻。麻美は子供の世話にも関わる
雀は麻美の紹介で馬良と出会い、結婚した相手です。名前をきちんと見ると、麻雀(マーチュエ)という名を持ち、雀と呼ばれています。
人前に出るだけでもつらい馬良には、結婚相手と会うこと自体が大きな壁。仕事で姉が間に入るのと同じように、夫婦にも、対面を急がせない工夫がありました。
- 麻美が、馬良に結婚相手として雀を紹介する。
- 顔を合わせるのが難しい馬良に、文や贈り物で接していく。
- 御簾を隔てて過ごすなど、馬良が落ち着ける距離を取る。
- 二人は結婚し、子供が生まれる。
馬良と雀の出会いには、夫婦になるまでの距離の取り方が描かれます。誰にでも同じように近付くより、その人が受け取れる形を探す。麻美の補佐とは違う支え方ですね。
雀は外で働き、子供の世話には義姉の麻美が大きく関わります。母親の雀だけを見て「子供はどうしているの?」と思ったとき、姉弟の横のつながりが答えになります。
猫猫が雀の子供について考える場面でも、麻美がしっかり世話をする関係が出てきます。この時点の猫猫は、その子の名前も男女もよく知りません。
馬良の子供と、一族の跡継ぎの話
馬良の回想では、将来、子供は養子にされるだろうという見通しも語られます。ただし、その時点の考えと、実際に養子縁組が成立したことは同じではありません。
生まれた親は馬良と雀です。育てるのは姉、家を継ぐのは弟、子供は将来養子にされるだろう。馬良が思い描く一族の将来像と、その時点の親子関係は別なんですね。
アニメ第20話とWeb版では、孫の紹介が異なる
アニメ第1期第20話で語られるのは、長男に生まれた子供です。一方、Web版の後宮編で高順が孫の誕生を話す場面は、長女に子供が生まれたという内容になっています。
| 媒体・場面 | 生まれた孫の親 |
|---|---|
| アニメ第1期第20話 | 長男 |
| Web版・後宮編「十二、高順」 | 長女 |
アニメの孫の紹介は第20話の高順の家族の話で、Web版は長女の出産を語る場面でたどれます。同じ「孫がいる」でも、親まで同じだと思うと混ざってしまいます。
アニメの記憶でWeb版を読むと、あれ、娘の子だったっけとなるところ。孫がいることは同じでも、誰の子なのかは媒体ごとに覚えておきたいですね。
馬良には文や御簾で近付いていく雀。その距離を小説でも追いたいなら、家族の場面をじっくりどうぞ。にぎやかな雀が、夫の前ではどう過ごすのか気になります。
高順の家族と壬氏の関係|乳兄弟と血縁を分けよう
壬氏は高順の息子でも、孫でもありません。馬の一族とは、皇族を支える役目と乳兄弟のつながりで結ばれています。家系図の子供・孫の段へ入れる人物ではないんです。
そばにいる高順があまりに自然に世話をするので、家族のように見える瞬間もありますよね。でも、親しさの理由と、実際の親子関係は別に押さえておくと迷いません。
| 皇族 | 結び付く家族 | つながり |
|---|---|---|
| 皇帝 | 高順 | 乳兄弟 |
| 壬氏 | 馬閃 | 乳兄弟 |
| 壬氏 | 桃美 | 乳母と、育てられた皇族 |
馬の一族は代々、皇族の乳兄弟となることの多い家です。守る人と守られる人の関係が、一人の高順だけで終わらず、世代をまたいで続いているんです。
桃美が壬氏の乳母だったことも、家族と仕事の距離が近い理由です。麻美が一族の仕事を受け持つようになると、桃美も壬氏を支える役目を続けやすくなります。
高順が前へ出て守る一方で、家では別の人が育て、仕事を回す。高順一人の気配りで全部が成り立っているように見えても、その後ろには家族がいます。
「孫を抱かせて」という言葉だけで血縁は決まらない
高順が壬氏に孫の話をする場面を見ても、それだけで壬氏を自分の子供と呼んでいることにはなりません。高順の実際の孫の話と、壬氏へ向けた言葉は分けて受け止めましょう。
Webの番外編「高順」でも、孫が生まれた近況と、壬氏への「はやく孫を抱かせてください」が続きます。血縁の説明というより、主へ遠慮なく返す高順の口調が気になります。
「努力する」って、そこを受けるんだ、壬氏。実の親子でもないのに、身内の会話みたいになっている。きちんと仕える高順の、この少しくだけた距離がいいんですよね。
アニメの高順に目を向ける入口として、TOHO animationの公式「Web特別PV ‐高順編‐」もどうぞ。家族の関係が分かったあとなら、いつもの落ち着いた姿にも父親の顔を重ねたくなります。
家族がいるのに、なぜ後宮では宦官として振る舞うのか。その疑問は高順の正体と宦官・去勢の疑問で詳しく扱っています。家族の話と合わせると、表向きの姿にも納得がいきます。
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まとめ|高順の息子二人と娘・孫を知ると、家族の支えが見えてくる
高順の息子は馬良と馬閃、娘は麻美です。Web版で孫が三人と語られる時点の内訳は、麻美の子供二人と馬良・雀の子供一人。壬氏との乳兄弟のつながりは、親子の血縁と分けましょう。
名前だけを並べると家族は多く見えますが、馬良を支える麻美、子供を任せられる雀、父を目指す馬閃と追っていくと、役割が一つずつつながります。高順の家族も、みんな同じ得意分野ではないんです。
次に高順を見るときは、気苦労の顔の後ろに、この家族のことも思い出してみてください。しっかり者の従者にも、子供を心配するお父さんの時間があるんだな、と少し近く感じられます。
あの高順を支える家族がいる。それが分かると、いつもの落ち着いた顔にも、ちょっとほっとするんですよね。
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