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『ダンダダン』2話ネタバレ感想・考察|「オカルン」の誕生と、壁にめり込んで勝ったモモ

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『ダンダダン』2話のオカルン命名とモモの逆転を伝えるタイトルに、淡い水彩の鳥居と塀を添えたアイキャッチ。

『ダンダダン』2話「それって宇宙人じゃね」は、モモが「オカルン」というあだ名を付ける朝から、モモの家の結界、悪霊用の呼び鈴で現れた巨大な宇宙人、相撲のルールでの逆転までを一気に描く回です。

決着をつけたのは、モモの捨て身でした。殴られて壁にめり込んだ深さを使い、鳥居の外から結界を戻して巨人を焼く。やられていたはずの時間が、まるごと作戦に変わります。

しかもお札に手を伸ばす前に、モモはオカルンを結界の外へ飛ばしています。殴られている間に、勝ち方だけでなく順番まで組んでいたわけです。

1話のラストで名前がオチになった男子が、2話の冒頭で名前を禁止される。高倉健、判明した翌朝に没収です。

※この記事は原作漫画第2話までのネタバレを含みます。

人物立場2話での動き
綾瀬桃(モモ)幽霊を信じ、1話で超能力に目覚めた女子高生オカルンの呪いを能力で抑えながら、巨人を相撲のルールで追い詰める
オカルン本名は高倉健。宇宙人を信じ、ターボババアに呪われている体だけ呪いを解いて変身し、巨人と戦う
フラッドウッズモンスター悪霊用の呼び鈴の後に現れた巨大な宇宙人「約束を破ったでしょ」と迫り、相撲取りのような姿で襲いかかる
2話はほぼこの三者だけで進む

『ダンダダン』2話のネタバレ|あだ名、結界、宇宙人、そして相撲

2話は1話の翌朝から始まります。オバケは夜に出るものだから、それまでうちに来ない?とモモが誘い、二人はモモの家へ向かいます。

  • モモが「あんたの名前禁止!」とルールを決め、「オカルン」と呼び始める
  • モモの家の鳥居をくぐったオカルンが燃え、モモが結界のお札をはがす
  • モモの部屋で、オカルンが「ずっと友達が欲しかった」と打ち明け、言い合いになる
  • 「人間用」とは別の「悪霊用」の呼び鈴が鳴り、黒い霧と壁で敷地に閉じ込められる
  • 巨大な宇宙人が現れ、オカルンが体だけ呪いを解いて変身する
  • モモが「相撲じゃね?」と気づき、二人がかりで巨人の手を地面につかせる
  • 手をついても止まらない巨人に、モモが一人で挑み、壁にめり込んだ位置から結界を戻す
  • 巨人を倒した後にモモが倒れ、オカルンの呪いを抑える人がいなくなる

前半はほぼ家の中のケンカ、後半はほぼ巨人戦。それでも一本の話として読めるのは、どちらもモモの家の結界が軸だからです。

オカルンを家に入れるためにお札をはがしたのはモモ。「少しの間ならいいよね…」の一言が、何を呼び込むかはまだ誰も知りません。

「あんたの名前禁止!」|1話の「高倉健」が、2話で「オカルン」になるまで

「オカルン」は、2話の冒頭でモモが付けたあだ名です。理由は単純で、本名が高倉健だから。

比べる点1話のラスト2話の冒頭
呼び名「オカルト君」オカルト好きだから「オカルン」
「高倉健」本名だと分かり、モモの胸が鳴る「あんたの名前禁止!」「あの名前使ったら殺すから」
オカルンの返事「高・倉・健です」「あの名前って自分の名前なんですけど…」
名前のオチから一晩で、呼び名のルールができる

2話の冒頭、モモは「ヤダ!! 絶対認めない!!」。オカルンの「認めないも何もジブンは高倉健です」は、どう考えても正論です。

理由は言いませんが、1話の最後にドキッとしたあの名前を、翌朝いちばんに封じる。動揺の片づけ方が力業すぎませんか。

オカルンも最後は「しょうがないからそれでいいです」。「まんざらでもなさそうじゃん」と突かれて「不本意ですよ!!」まで、きっちり返してきます。

アニメ第2話のこのルール決めは、MBS animation公式チャンネルのショート動画にもなっています。あだ名ひとつで、二人の力関係がだいたい分かる場面です。

名前がオチになるまでの流れは、1話のネタバレ感想・考察で追っています。2話は、あのオチのちょうど翌朝から始まる話です。

「無視していい」とは言わせない|友達が欲しかったオカルンへのモモの返事

2話のまんなかで一番効くのは、戦いではなく部屋での会話です。オカルンが、モモにしつこく話しかけた理由を自分から打ち明けます。

「ジブンはずっと友達が欲しかったから」「このチャンスを逃したくないって思ったんですよ」。だから必死に話しかけた、と。

場面オカルンモモ
1話でのやり取り宇宙人なら友達になってくれると思い、UFOを呼び続けたと叫ぶ「別にあんたと仲良くしたいとか無いから」と突き放していた
2話のモモの部屋住む世界が違うから、この件が済んだらまた無視してもらっていい「無視していいなんて言わないでさ」「ふつーにオカルトの話ししよーぜ」
「友達」の話が、宇宙人から目の前の相手へ移る

ただ、打ち明けた後のオカルンが後ろ向きです。危険なことに巻き込んですいません、ジブンみたいのが話しかけていい人じゃない、と自分から距離を取り直します。

モモの返事は容赦がありません。「勝手に他人のこと決め付けて 勝手に自己完結して」「あんたに友達がいないのはあんたが遠ざけてるからだろ」。

刺さる言い方なのに、その直後が「ふつーにオカルトの話ししよーぜ」。少し前に「ウチはあんたのオカルト話なんか興味なかったの!」と言い放った人が、自分から話そうと言っている。

「話しかけていい人じゃない」と言った相手から、話そうと言われる。

ところが、このいい空気はきっちり壊されます。黙り込んだオカルンを「おい~何か言え」とつついたら、返ってきたのが「ブス!!」。

たぶん照れ隠しなんでしょうけど、オカルン、それは友達づくりで一番使っちゃいけない単語です。

モモも「今なんつったオラァア!!」から「デリカシーってなんじゃああ!!」まで全力で応戦。仲直りしたはずの二人が、数コマ後には取っ組み合いです。

1話の電話では、肝心なところをはぐらかしていたオカルン。2話では本音を言い、悪口まで言える距離になった。順番が逆な気もしますが、遠慮が消えたのは確かです。

フラッドウッズモンスターと「相撲じゃね?」|体だけ呪いを解いたオカルンの戦い

巨人の正体を言い当てたのはオカルンでした。「間違いないですよ!! あのエラ!!」と、「フラッドウッズモンスター」だと断言します。

アメリカのフラッドウッズという町で最初に目撃され、日本では「3メートルの宇宙人」として知られている。追われながら、この解説がすらすら出てくるのがオカルンです。

現実の伝承としては「フラットウッズ・モンスター」の表記もよく使われます。作中のオカルンの台詞は「フラッドウッズ」です。

悪霊用の呼び鈴で宇宙人が来た理由にも、オカルンなりの答えを出します。心霊現象をよく見る人はUFOもよく見るという調査結果がある、幽霊と宇宙人には共通点があるのかも、と。

モモの返事は「昨日の宇宙人の仲間かよ!!」。幽霊派と宇宙人派の言い争いから始まった漫画で、悪霊用のチャイムを鳴らして宇宙人が来る。客の来方からして、もう境目がありません。

戦うと言い出したのはオカルンです。「宇宙人なら怖くないっス!」と、体の呪いだけ解いて、頭は抑えたままにできないかとモモに頼みます。

変身後のオカルン2話で起きたこと
速さ「反射的に体が動いた」と、巨人の攻撃をかわして反撃する
戦果与えたダメージは、本人いわく「指5本だけ」
体への負担「人間が動ける速さじゃない」。体がバラバラに弾け飛びそうになる
気分と口調意識ははっきりしているのに気分が沈み、「ジブン不器用だからよお」と言い出す
ターボババアの力は、速さと引き換えに体と気分を削る

1話の最後にモモをドキッとさせた「ジブン不器用なんで」が、変身後は語尾つきの愚痴になって戻ってきます。モモの「それ言うなって言ってんだろ!!」が飛ぶのも当然。

力は溢れる、気分は底。呪いの力って、強さと鬱をセットで渡してくるんですね。

それでも巨人には歯が立ちません。オカルンの体の方が先に限界を迎えたところで、モモが巨人の姿を見てひらめきます。「あいつさあ 相撲じゃね?」

モモの作戦は「あいつの手を地面につかせたら こっちの勝ちじゃね?」。オカルンが足を狙い、モモが超能力で転ばせる二段構えです。

オカルンの「綾瀬さん…天才っすか」に、モモは「知ってた」。この返しの速さ、2話のモモで一番機嫌がいい瞬間かもしれません。

右手でオカルンの呪いを抑え、左手で巨人を転ばせる。両手ふさがりの作戦で、狙いどおり巨人の手は地面につきます。

変身したオカルンの姿や台詞は、アニメ版のオカルンの変身と覚醒の記事でも取り上げています。

「ずりいぞ」と「この深さがいいんだ」|鳥居の外から結界を戻したモモ

巨人は手をついても止まりませんでした。2話の決着は、そのズルに怒ったモモが、わざと壁の奥まで押し込まれて結界の外へ出ることで決まります。

  • 手をついた巨人がそのまま反撃し、モモが地面へ叩きつけられる
  • オカルンの変身が解け、「もっかい呪いを解放してください!!」と頼む
  • モモは「こいつはウチがぶっ倒す!! オカルンは見ときな!!」と一人で向かう
  • 殴られ続けて壁にめり込み、「この深さならよお 鳥居の外にいるって事になるよなあ」
  • オカルンを超能力で外へ飛ばしてから、お札に手を伸ばす
  • 結界が戻り、巨人が炎に包まれて崩れ落ちる

叩きつけられたモモの第一声は「テメエ手えついただろうが…」「ずりいぞクソ野郎…」。痛いより先に、ルール違反への抗議が出てくるのがモモです。

続けて「ズルする奴は許さねえのよウチは!!」、そして「てめえはウチを怒らせたぜ」。アニメ放送時には『ジョジョの奇妙な冒険』を思い出したという声も上がりました。

MBS animation公式チャンネルでは、このモモの啖呵もアニメ第2話のショート動画になっています。ただ、2話の本当の見せ場は、啖呵の後の数ページです。

壁にめり込みながら殴られ続けるモモに、オカルンは「それ以上は死んじゃいますよ!!」。返ってきたのが「いいんだよ これで」「この深さがいいんだ」でした。

やられているように見えた時間が、鳥居の外へ出るための穴掘りだった。

鳥居が壁に埋まっていたせいで、二人は敷地から出られませんでした。なら、壁の奥まで押し込まれれば外にいることになる。理屈は乱暴なのに、ちゃんと筋は通っています。

前半でオカルンが頼んだのは「外出るまではお札貼るの待ってくださいよ!」でした。呪われた体は、結界の内側にいたら燃える。最後の一手で、その順番がちゃんと守られます。

自分は壁にめり込んだまま、相方の避難だけは先に済ませる。モモ、ケンカの勝ち方まで面倒見がいい。

結界が戻ると、巨人は炎に包まれて崩れ落ちます。お札をはがして招いた騒ぎを、同じお札で終わらせる。前半のうっかりが、そのまま最後の切り札になりました。

ただ、余韻は数ページだけ。髪型の変わったオカルンに、モモは「ウチはおばちゃんパーマの方が良かったけど」。鳥居で焼かれた時のあの呼び名を、ここで持ち出します。

オカルンの「バカにしてたでしょうが!!」の後、モモは「目が回る…」と倒れます。戦いの直後から顔を出していたオカルンの呪いを、止める人がいなくなりました。

最後のページは、ターボババアの顔になったオカルンが「綾瀬…さ…」とつぶやくところまで。「一難去ってまた一難…!!」で2話は終わり、モモが目を覚ます場面は描かれていません。

2話は単行本1巻に収録されています。1話の「高・倉・健です」と、2話の「あんたの名前禁止!」を続けて読めるのが1巻のうれしいところ。名前のオチの翌朝まで一気にめくれます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|2話は、モモが結界とルールで勝った回

『ダンダダン』2話「それって宇宙人じゃね」は、オカルンのあだ名が生まれ、結界をはがしたモモの家に宇宙人が現れ、二人が相撲のルールと結界で倒すまでの回でした。

第2話で押さえたい場面

  • 本名の高倉健を禁止され、「オカルン」と呼ばれ始める冒頭
  • 「無視していい」と言うオカルンに、「ふつーにオカルトの話ししよーぜ」と返すモモ
  • 体だけ呪いを解いたオカルンの速さと、沈んでいく気分
  • 「相撲じゃね?」の作戦と、手をついても止まらない巨人への「ずりいぞ」
  • 壁にめり込んだ深さで鳥居の外へ出て、結界を戻したモモ

1話では宇宙人に「友達にはなれません」と言われたオカルンが、2話では同級生に「ふつーにオカルトの話ししよーぜ」と言われる。宇宙人より先に、友達の方が来ました。

……その友達が倒れた横で、オカルンの顔がまたババアになっている。一難去るのが早すぎて、余韻にひたる暇もありません。

3話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月27日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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