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『ダンダダン』85話ネタバレ感想・考察|星子に教わった言霊と、本当に撃った「モエモエ気功砲」

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渦巻く光と宙に舞うカップを背景に、ダンダダン85話の言霊とモエモエ気功砲を紹介するアイキャッチ。

『ダンダダン』85話「ネッシーの力」は、別の次元の敵に追い詰められたモモが、星子に教わった「言霊」を思い出し、メイド喫茶の「モエモエ気功砲」を本当に撃つ回です。

肩を貫かれ、心の中で「ウチもうダメかも…!!」。そこから幼い日の特訓へさかのぼり、星子のバットに書かれた「ネッシーの力」の由来まで明かされます。

店ではお客さんをのけぞらせる程度だったおまじないが、最後は渦を巻いて異形を砕く。「モエ」「モエ」「気功砲ぉお!!」で、10巻が締めくくられます。

題は「ネッシーの力」。なのに最後に飛び出したのは、メイド喫茶仕込みの気功砲でした。

※この記事は原作漫画第85話までのネタバレを含みます。85話はアニメ化されていない話で、86話以降の展開には触れません。

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『ダンダダン』85話のネタバレ|「気安く言うんじゃねぇえ!!」から「気功砲ぉお!!」まで

85話は、84話の最後の頼みをモモがはねつけるところから始まり、モモの気功砲が天井の異形を砕く見開きで終わります。

  • 顔に傷のあるセルポ星人の「あなたはあのヒトを倒してください!!」に、モモは「気安く言うんじゃねぇえ!!」
  • 超能力で異形を引き寄せようとして、逆にモモが振り回される。捕まえることも、こちらの次元へ引っ張り出すこともできないと言われる
  • 直接攻撃しろと言われても、モモの超能力は「つかむくらいしか」。異形の長いものに肩のあたりを貫かれ、巻きつかれて振り回される
  • セルポ星人側のクローンが次々に渦の目の顔へ変えられ、「味方のクローンがいません!!」。倒せなければ全滅だと叫ばれる
  • 意識が遠のくモモの頭に、メイド喫茶で「もっと腹から声出せ!!」と言われたことと、幼い頃の星子の特訓がよみがえる
  • 星子は「言霊」を教え、モモの答えた「ネッシー」をバットの名前にして、サンドバッグを家の2階のあたりまで打ち上げる
  • 店の「せーの」の記憶もたどったモモは、吊られたままハートの手を作り、渦の衝撃で群がる男たちを吹き飛ばす
  • 「綾瀬モモ!! そのヒトを!!」の声に、モモは「モエ」「モエ」「気功砲ぉお!!」。異形の体が砕ける見開きで、85話が終わる

第85話「ネッシーの力」は、2022年12月6日に少年ジャンプ+で公開されました。本編は19ページで、単行本10巻の最後の話です。

配信開始と同時に、担当編集の林士平さんが画像4枚を添えて告知しています。

告知の言葉は「乾坤一擲」。運を賭けた大勝負の一手が、メイド喫茶のおまじないだとは、さすがに書いてありません。

前の84話は、セルポ星人に「あなたの超能力なら干渉できます」と、倒す役を任されたところで終わっていました。85話も、その続きのメイド喫茶の店内です。

店じゅうの人が夢男の顔に変わった夜の始まりは83話、アイロンで挟む共闘は84話のネタバレ感想・考察で書いています。

「ウチの超能力はつかむくらいしか」|引っ張り出せない敵と、心の中の弱音

倒せと言われた相手は、別の次元から攻撃してくる天井の異形。モモに言わせれば、自分の超能力は「つかむくらい」しかできません。

「こっちに」で、飛ばされたのはモモのほう

モモはまず、いつもの超能力で異形をつかみにかかります。「こっちに」と引き寄せた次の瞬間、宙を飛んだのはモモのほうでした。

シャンデリアに突っ込んだモモへ、セルポ星人は「そのヒトを捕まえることはできません!!」「こちらの次元に引っ張り出すことは不可能です!!」。

さらに「それよりも超能力で直接攻撃してください!!」。床に落ちて「いでぇ!!」のモモの返事は、「そんなこと言ったって ウチの超能力はつかむくらいしか」でした。

つかむのが得意な人に、つかむのは無理だから直接攻撃しろ。注文の出し方が雑すぎます。

肩を貫かれ、味方のクローンもいなくなる

異形から伸びた長いものが、モモの肩のあたりを貫きます。そのまま体に巻きつかれ、モモは部屋じゅうを振り回されました。

その間に、セルポ星人の顔に戻したクローンが、刺されてはまた渦の目の顔に変わっていく。セルポ星人の叫びは「味方のクローンがいません!!」でした。

比べる点84話の最後85話
クローンの取り合いアイロンで挟んで戻しては、刺されて変えられる刺される一方で、味方のクローンが尽きる
モモの役目超能力なら干渉できると、倒す役を任される引き寄せようとして、逆に振り回される
セルポ星人の言葉「急がないと」「我々は全滅します」「あなたがそのヒトを倒せなければ 我々は全滅します!!」
「全滅します」が、予告から実況に変わる

振り回されながら、モモは心の中でこう思います。「今までずっとオカルンに助けられてきたから 自分がこんな弱いなんて思わなかった!!」

「ヤバイ…!!」「ウチもうダメかも…!!」と意識が遠のき、最後に浮かぶのは「オカルン…!!」の名前でした。

そのオカルンは、82話で金の玉を奪われて野原に倒れたまま。助けを呼んだ名前が、いちばん来られない人の名前です。

コメント欄には、モモに戦う力がないなんて思ったことがなかった、と書く声も。いつも体を張ってきたモモの弱音には、心配と驚きが入り混じっています。

「腹から声出せ」|幼いモモが星子に習った言霊と、バットの「ネッシーの力」

遠のく意識の中で、モモは子どもの頃の特訓に戻ります。星子が教えていたのは、気持ちを込めて言葉に出す「言霊」の力でした。

キックの名前を叫んで、「痛い!!」

サンドバッグの前に立つ幼いモモに、星子は「腹から声出せ」。続けて「“言霊”の力を使うんだ」と言います。

「お前ぇの足は今ゴウゴウに燃え盛ってる」「その足の名はなんだ」に、モモは「キック!!」。「たー!!」と駆け出して蹴り込み、出てきた声は「痛い!!」でした。

星子の評価は「ダメダメだ!!」。理由は「そんなんじゃムカツク男子をブッ飛ばせねぇぞ!!」です。

ムカツク男子を倒すために鍛えた孫。前の84話の題は「ムカツクやつら」でした。婆ちゃんの想定より、相手の規模がだいぶ大きい。

「この世で一番強い動物はなんだ!!」に「ネッシー!!」

星子の次の質問は「この世で一番強い動物はなんだ!!」。幼いモモの答えは「ネッシー!!」でした。

星子は笑いません。「よし!! じゃあこのバットは今からネッシーだ!!」と、バットにマーカーで「ネッシーの力」と書き込みます。

「見えない!!」と言うモモに、返したのは「信じろ!!」。ネッシーがいるかどうかより先に、信じ方を教えています。

「よく見とけ!!」に続く星子の言葉が、85話の答えです。「気持ちを込めて言葉に出すことによって 不可能だと思うことだって現実にしちまうんだ」

そして星子は「ネッシー!!」と叫んでフルスイング。サンドバッグは家の2階のあたりまで吹っ飛びました。

サンドバッグの名前は「パンチ君」。なのに孫には蹴られ、婆ちゃんにはバットで打たれる。名前の言霊、本人には全然効いてません。

話「ネッシー」に起きたこと
3話初めて現れた星子のバットに、「ネッシーの力」と書いてある
20話学校で、モモがネッシーのような生き物から身を隠し、光線を撃たれる
85話バットの名前が、幼いモモの「ネッシー!!」から付いたと分かる
3話から担いでいたバットの名付け親は、幼いモモ

星子のバットの文字は、3話からずっと読者の目に入っていました。コメント欄では、あれは何だと思っていた、ようやく分かった、という声がまとめて上がっています。

ちなみに幼いモモが最強だと信じたネッシーに、20話のモモは学校で撃たれかけています。夢の対面にしては、だいぶ物騒でした。

星子の説明は、ほぼ辞書どおり。違うのは、その力をバットのフルスイングに乗せたところです。コメント欄にも、それは言霊じゃなくて本人の腕力では、と疑う声がありました。

星子がバットを担いで初めて現れる3話は、単行本1巻に入っています。85話の後に開くと、ターボババアを叩くあのバットに、幼いモモの「ネッシー!!」が書いてあります。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

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「せーの」「モエ モエ」|メイド喫茶の掛け声が、本物の気功砲になるまで

星子の特訓の前後には、メイド喫茶の記憶がはさまっています。婆ちゃんの教えと店の掛け声が重なったところで、モモは縛られたままハートの手を作ります。

「もっと腹から声出せ!!」と言われたメイド喫茶

特訓より先に浮かぶのは、コーヒーをいれるメイド姿のモモ。おいしくなるよう唱える声に、客の友達から「オイ! おいしくなってねぇぞ この野郎!」「もっと腹から声出せ!!」。

特訓の後には、オカルンと友達2人を迎えた54話の記念写真の場面が続きます。

髪に花をつけたメイドが「気持ちを込めて みんなで声出してやりますよー!」と呼びかけ、「せーの」で「モエ モエ」。

比べる点星子の特訓メイド喫茶
声の出し方星子に「腹から声出せ」客の友達に「もっと腹から声出せ!!」
込めるもの気持ちを込めて言葉に出す気持ちを込めて、みんなで声を出す
叫んだ言葉「ネッシー!!」「モエ モエ」
その場の結果サンドバッグが家まで飛ぶオカルンたちと記念写真
霊媒師の婆ちゃんとメイド喫茶が、同じことを教えていた

腹から声を出せと、子どもの頃は婆ちゃんに、高校生になったら友達に。モモ、同じダメ出しを人生で二回もらってます。

54話の店のおまじないはアニメ第2期でも描かれていて、Netflix Japanが「せーの! モエ モエ 気功砲〜!」と呼びかける公式動画を出しています。

54話のモモは、照れてオカルンと目も合わせられないまま写真に収まっていました。あの時の掛け声が、85話では命綱です。

写真に収まるまでの流れは、54話のネタバレ感想・考察で書いています。

モモのバイト先が明かされる54話は、単行本7巻に入っています。85話の後に読むと、赤い顔で決めるあのポーズが、ほとんど必殺技の練習風景に見えてきます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

吊られたままのハートと、「気功砲ぉお!!」

記憶から戻ったモモは、目を見開きます。異形に吊り上げられたまま、両手で半分ずつのハートを作る。

モモを中心に渦のような衝撃が広がり、群がっていた男たちがまとめて吹き飛びます。顔に傷のあるセルポ星人が叫ぶのは「綾瀬モモ!! そのヒトを!!」。

引き寄せられながら、モモは「モエ」「モエ」「気功砲ぉお!!」。渦を巻く一撃が異形の顔と体を砕く見開きで、85話は終わります。

83話では、オセロの順番でもめる客たちを、モモが「モエモエ気功砲!!」でまとめてのけていました。同じ掛け声が85話では、別の次元の敵まで届いています。

気功砲といえば『ドラゴンボール』の天津飯の技。天津飯の名前を出した書き込みは30件を超え、同じ集英社なら撃てるものは撃つ、と笑う声もありました。

子どもの頃の最強はネッシー。高校生のモモが叫んだのは気功砲。最強の基準が、UMAから天津飯へ乗り換わっています。

85話の読者の反応|いいジャン上位は気功砲の前振りへの驚きと、ネッシーを否定しない婆ちゃん

ジャンプ+の85話の応援コメントは4,400件を超えます。いいジャンの上位5件のうち4件が、気功砲についての書き込みでした。

書き込みいいジャン
「モエ♡モエ♡気功砲!!」55,079
「モエモエ気功法がフラグになるなんて誰も思わんて」39,219
「キュンかと思ったら唐突な気功砲で草」37,861
「いや「モエモエ気功砲」が必殺技の前振りとは思わないでしょ笑」30,921
「回想シーンへの繋ぎ方がかっこよすぎたし、ネッシーを否定しないおばあちゃん大好き」14,561
ジャンプ+85話の応援コメント欄より。数字は1件の書き込みへのいいジャン数(2026年11月7日時点)

上位5件は、どれも公開から10分以内の書き込み。4位の書き込みは、腕と肩を貫かれたモモの傷にも触れて、痛々しくてつらいと続けています。

5位は、幼いモモの「ネッシー!!」を笑わずにバットの名前にした星子へ。子どもの答えを直すどころか、武器の名前に格上げする婆ちゃんです。

「声出せ」も「ネッシーの力」も「モエモエ気功砲」もきれいに回収されて感動した、という書き込みにも5,000件を超えるいいジャンが付きました。

セルポ星人には「セルポマジック」。この数話のセルポ星人がかっこいい、という書き込みに6,700件を超えるいいジャン。83話でモモを「商品」と呼んだ相手なんですけどね。

スマホを横にして見開きで読んでほしい、という書き込みにも700件を超えるいいジャン。ハートの手から渦が広がる見開きが二つある回なので、この助言はもっともです。

心配の声もあります。83話のモモは、カシマレイコに出会わないよう夜10時までに帰るはずでした。

コメント欄には、もう10時を過ぎていないかと気をもむ書き込みも。85話の中に、時計は出てきません。

10時の約束が生まれた経緯は、77話のネタバレ感想・考察で書いています。

10巻のおまけは、仕事を忘れた星子とターボババア

85話で終わる単行本10巻の巻末には、おまけのページがあります。星子と招き猫のターボババアが、回転ずしで皿を積み、カニの山を眺め、市場を歩く。

市場でターボババアが「なぁ星子や」、道に出て「仕事は?」。星子の返事は「ああ わすれてた」で、おまけは終わります。

74話で「ワシは星子と行く」と仕事について行ったターボババアが、今度は仕事を思い出させる係。孫が言霊で戦っている巻の最後に、婆ちゃんはカニを見ています。

カバーをめくった本体の表紙はカシマレイコ、裏表紙はThis Man。分類は「デカい女」と「夢魔」。体長まで書いてある、図鑑のような作りです。

This Manの説明は、2006年のニューヨークの精神科から始まり、正体はゲリラマーケティングだったという筋書き。ネットで広まった話のままです。

10巻には、メイド喫茶の夜の始まりから85話までが入っています。店じゅうが夢男の顔になる83話から、気功砲が異形を砕くまでを一冊で続けて読めます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

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まとめ|85話は、星子の言霊がメイド喫茶の掛け声と重なり、モモが気功砲を撃つ回

『ダンダダン』85話「ネッシーの力」は、「つかむくらいしか」と言っていたモモが、星子の言霊と店の掛け声を思い出し、「モエモエ気功砲」で別の次元の敵を砕く回でした。

85話で押さえておきたいこと

  • 天井の異形は別の次元にいて、モモの超能力では引き寄せられない。肩のあたりを貫かれ、味方のクローンも尽きる
  • モモは心の中で、オカルンに助けられてきたから自分の弱さに気づかなかったと思う
  • 幼いモモに星子が教えたのは、気持ちを込めて言葉に出す「言霊」。バットの「ネッシーの力」は、モモの答えから付いた名前
  • メイド喫茶の「気持ちを込めて」「せーの」も重なり、モモはハートの手から「モエモエ気功砲」を撃つ
  • 異形が砕ける見開きで、85話と単行本10巻が終わる

「ムカツク男子をブッ飛ばせ」と鍛えられた孫が、別の次元の宇宙人までブッ飛ばした。婆ちゃんの言霊、射程が長すぎます。

86話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月7日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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