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『ホタルの嫁入り』25話ネタバレ感想・考察|「安心してほしい」と拒まなかった紗都子と、「嫌われたくない」と転げた進平

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雨上がりの夜の櫓を背景に、紗都子と進平の25話を紹介するアイキャッチ。

『ホタルの嫁入り』25話「安心してほしい」は、櫓の屋根で触れてくる進平に、紗都子が「私がここにいるって 安心してほしい…」と応える回です。

喜ぶかと思いきや、進平は屋根を転がって「生々しい ことが! したいの!」。それでも最後は「嫌われたくない!」で踏みとどまります。

紗都子が進平の手を取って「あなたの体温」と言ったところへ、跳び乗ってきたのが康太郎。蹴りと転落のあと、進平は頭を下げて「ごめんなさい」と謝ります。

「もうちょっと だけ」で始まった櫓の時間。終わらせたのは、用心棒の蹴りでした。ちょっとだけ、が本当にちょっとです。

※この記事は原作漫画第25話までのネタバレを含みます。25話はアニメ化されていない話で、26話以降の展開には触れません。

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『ホタルの嫁入り』25話のネタバレ|「もうちょっと だけ」から「このまま平和で ありますように」まで

25話は、24話の雨の櫓の続き。抱き合ったままの「帰りましょう」から始まり、いせ吉へ戻る道の紗都子の心の声で終わります。

  • 「…進平さん 帰りましょう」に、進平は「…もうちょっと だけ」。紗都子は断れず、腕の中の安心に戸惑う
  • 進平の口づけに、紗都子は「ダメです」。血を吐いたばかりだと言っても、進平は「そんなの 気にならない」
  • 紗都子の胸元に頭を寄せた進平が「速い」。「紗都子が いるんだって 安心する」と、さらに触れていく
  • 震える紗都子に、進平が「ごめん 怖かった!?」。拒まない紗都子が「私がここにいるって 安心してほしい…」
  • 進平は「生々しい ことが! したいの!」と屋根を転がり、「嫌われたくない!」で踏みとどまる
  • 紗都子が進平の手を取り、「あなたの体温」「生きてるんだなって」
  • 康太郎が屋根へ跳び乗って進平を蹴り、二人もろとも屋根から転げ落ちる
  • 進平は頭を下げて「ごめんなさい」、康太郎は「許さん」。帰り道の進平の「不安になる必要なんて 全くなかった」の後ろで、紗都子は「このまま平和で ありますように」と祈る

本編は22ページで、単行本4巻の142〜163ページ。先読み公開の直後には、当時マンガワン編集部のもりはらさんが、櫓の場面のカラー画像を添えて告知しています。

告知の一言は「肌で確かめる、気持ち。」。本編で「肌」という言葉を口にするのは、進平ではなく紗都子のほうです。

櫓で何があったのかは、24話のネタバレ感想・考察で書いています。「離れたくない」「放さない」と抱き合った二人が、25話の1ページ目でもまだ離れていません。

「何回接吻したと 思ってるの」|血を吐いた紗都子への口づけと、2話の「貞操」

帰ろうと言われても、進平は放さずに口づけで返します。そこで出た紗都子の「ダメ」を、進平は「嫌」とは別に聞き分けました。

「ダメです」と「嫌! 嫌です!」のあいだ

口づけのあと、紗都子は「だ ダメです…!」。進平は引かず、「…嫌ではない?」と聞き返します。

返事は「…っ 嫌! 嫌です!」。言い直すまでに詰まった「…っ」が、もう半分答えになっています。コメント欄にも「ダメと嫌は違うのよ」と書いた読者がいました。

次の言い分は「あ… というか私 血を吐いて…」。24話の終わりに吐いた血が、まだ口元に残っています。

進平は「そんなの 気にならない」とその血を舐めとり、紗都子の悲鳴は「舐めとらないで」。

2話は他人の血を拭いてから、25話は自分の血を拭く前に

血と口づけの組み合わせは、2話の契りにもありました。ただ、血の持ち主と口づけの向きが逆です。

比べる点2話「契り」25話「安心してほしい」
口づけ進平が「口づけしてよ」と契りを求め、紗都子からする進平が自分から口づける
血進平の口元の血を、紗都子がレースのハンカチで拭いてから紗都子が吐いた血を、進平が「そんなの 気にならない」と舐めとる
紗都子の言い分貞操を理由に渋る「手と口では 意味が…」
2話も25話も、血を気にしているのは紗都子だけ

2話の紗都子は、口づけのあとに「他人の血液が口に入るのは衛生的によくないので」と言っていました。その衛生の話を、25話では自分の血でする羽目になっています。

「手と口では 意味が…」に「もう手遅れだよ」

進平が次に持ち出したのは、24話の嫉妬でした。「あいつには 手握らせてたくせに 俺のことは 許してくれないの?」。

24話で並べた怒りの理由の一つが「手まで握られて」。紗都子は「そんなこと 言われても…」「手と口では 意味が…」と言葉に詰まります。

すると進平は「口以外なら いい?」と条件を変え、さらに「貞操が どうとか言うなら もう手遅れだよ」「何回接吻したと 思ってるの」。

2話の契りに、18話の終わりの口づけ。19話では、紗都子が意識のない進平に必死で口づけて水を吐かせた、と葵が話していました。

2話で紗都子が盾にした「貞操」を、口づけの回数で崩しにくる。ずるい。でも数えてみると、たしかに手遅れです。

レースのハンカチで進平の血を拭いてから口づけた2話の契りは、単行本1巻に入っています。今度は舐めとられる側に回った紗都子と、並べて読み返せます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

「腕の中」と「速い」|10話で遊女二人が言ったことが、櫓の上で戻ってくる

櫓の上の二人は、10話で遊女たちが口にした言葉を、それぞれの側で確かめています。紗都子は「腕の中」の安心を、進平は胸元の「速い」を。

葵の「腕の中」と、紫の「鼓動」

冒頭、「もうちょっと だけ」と言われた紗都子の語りは「でも」「断れない」。続く大きな文字が「どうして この人の腕の中は こんなにも 安心するの」でした。

一方の進平は、紗都子の胸元に頭を寄せて、ひと言「速い」。何が速いのかは言いません。

10話で聞いた言葉25話の櫓の上
葵「好いた男の 腕の中なら 死んでもいいって 思える」紗都子の語り「どうして この人の腕の中は こんなにも 安心するの」
紫「こうやって 触れ合うと 鼓動が速くなる」、進平「鼓動が…」「速くなる…」紗都子の胸元に頭を寄せた進平の「速い」
10話の題は「愛する人の腕の中」。その答え合わせが、15話あとの櫓で起きる

10話の紫は進平の胸に寄りかかり、「気持ちなんて 体で確かめれば いいんですよ」とも言っていました。

あの時、胸に寄りかかったのは紫のほう。25話では進平が紗都子の胸元に頭を寄せていて、教わった側が、今度は確かめる側に回っています。

コメント欄でも「紫さんから学んだ胸の音ここで確認するのか」と、10話を思い出した読者が何人もいました。

葵は「死んでもいい」と言い、紗都子は同じ腕の中で「安心する」。死ぬ覚悟の話だった「腕の中」が、生き延びる側の話に変わっています。

「紗都子が いるんだって 安心する」と「一度 手放したら」

安心を口にしたのは、紗都子だけではありません。進平も「紗都子が いるんだって 安心する」と言います。

19話の布団で紗都子を抱き寄せた時も、進平の言葉は「安心する」でした。あの時の紗都子は、心の中で「結婚まで純潔を 貫かなきゃいけない」と慌てていました。

ただ25話の進平は、安心のすぐ後に「今すぐ 俺のものだって 実感したい」「一度 手放したら もう戻ってこない 気がする」と続けます。

24話の紗都子は、「急にいなくなったり なんて絶対にしない」と言ったばかりです。

約束をもらったのと同じ櫓の上で、もう「戻ってこない 気がする」。進平の安心、持ちが悪すぎます。

紫に寄りかかられて「鼓動が…」とつぶやいた進平は、単行本2巻の10話にいます。葵の「腕の中」も同じ回なので、25話の前に並べて読み返せます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

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「私がここにいるって 安心してほしい」|拒まなかった紗都子と、「嫌われたくない!」で転げた進平

題の「安心してほしい」は、紗都子の台詞です。進平の不安に、紗都子は自分から応えました。ところが受け取った進平のほうが、屋根の上で転げ回ります。

「ごめん 怖かった!?」から「肌に触れることで」へ

着物の肩口に進平の手がかかり、紗都子は着物を押さえて震えます。進平がまず言ったのは「ごめん 怖かった!?」でした。

24話の部屋では、迫られた紗都子が心の中で「怖い」とおびえ、進平は「…なんで…」とつぶやいて飛び出しました。今度は、怖がらせたかもしれないと先に気づいて止まっています。

紗都子は「いえ…すみません どんな顔を したらいいのか わからなくて…」。拒まない様子に、進平は「拒否しないの?」と確かめます。

紗都子の答えは「…肌に触れることで 実感するんでしょう?」。そして「私がここにいるって 安心してほしい…」と続けました。

「嬉しいけど 嬉しくない!」で屋根を転がる

進平の反応は、「ゴロン!!!」と屋根の上を転がることでした。叫んだのは「嬉しいけど 嬉しくない!」「俺はもっと! 生々しい ことが! したいの!」。

「紗都子に 俺のしたいこと 伝わってなさそう!」と嘆いて、出てきた結論が「でも 無理矢理なことして 嫌われたくない!」。

念押しのように、もう一度「俺は! 紗都子に! 嫌われたくない!」。

人を斬るのはためらわない男が、屋根に転がって「わぁっ」。踏みとどまり方が、完全に駄々っ子です。

コメント欄のいいね上位にも「生々しいことしたいのに嫌がることしたくない進平完璧。」。読者の支持は、この踏みとどまりに集まりました。

「あなたの体温」「生きてるんだなって」

転がった進平の手を、紗都子が両手で取ります。「私も安心します」「あなたの体温」。そして、その手を頬に当てて「生きてるんだなって」。

18話の進平は、「体温も かなり低い」と言われるほど冷えていました。目を覚まして「紗都子が温めて くれてたんだね」と喜んだのは、その後のことです。

18話で冷えた体を温めた紗都子が、25話ではその体温に安心しています。

ただ、誰が「生きてる」のかは台詞にありません。進平のことにも、2話で「心臓が悪くて先が長くないんです」と打ち明けた紗都子自身のことにも読めます。

コメント欄でも読み方は分かれ、「いつ死んでもおかしくない自分の生を進平の体温で感じてるんじゃん」という声もあれば、二人で確かめ合っていると読む声もありました。

康太郎の蹴りと「許さん」|「ごめんなさい」から「不安になる必要なんて 全くなかった」まで

二人きりの櫓に、康太郎が割り込みます。進平は蹴られて屋根から落ち、それでも最初に口にしたのは謝罪でした。

ひと跳びで屋根へ、「ポロリ」で屋根から

下から「紗都子様!」。紗都子が「康太郎!」と叫んだと思ったら、康太郎はもう屋根へ跳び乗り、進平の頭に蹴りを入れています。

24話の紗都子は、はしごを登って屋根へ上がっていました。康太郎は「タ」「ン」の一コマで、同じ高さまで来ています。

そのまま二人は「ゴロン ゴロン ゴロン」と転げ落ち、紗都子の「きゃーー」の後に「ポロリ」「落ちた!!」。

背中の傷が開いた殺し屋と、息を切らした用心棒が、屋根から「ポロリ」。音だけ聞くと、柿が一個落ちたくらいの軽さです。

「生かしたままに しておく理由」と「ごめんなさい」

屋根の下では、康太郎が進平を組み伏せていました。そこからの会話は、謝る人が次々に変わっていきます。

  • 紗都子「つまりね私が 進平さんを捜しに 来ただけであって」「攫われてここまで 来たわけじゃないの」
  • 紗都子「ひとまずこの話は いせ吉に戻って からにしましょう」に、康太郎「こいつを生かしたままに しておく理由は なんですか?」
  • 進平が頭を下げて「ごめんなさい」。「…なんのつもりだ」と言う康太郎に「謝るよ 俺は最低なことをした」
  • 紗都子も「今回のことは 私にも責任が あったわ」「ごめんなさい」。この人に嘘をつき、不安にさせたのは自分だと話す
  • 紗都子「これ以上争って 傷つけあわないで ほしいの」に、康太郎「それを言うなら 私にも隙は あったので…」
  • 康太郎「だが貴様のことは 許さん」「おかしな 動きをしたら すぐに殺す」。紗都子は「ありがとう!」

「許さん」と言いながら、康太郎の条件は「おかしな 動きをしたら」。23話で「貴様は殺す」と言い切った時から、一歩だけ引いています。

「すぐに殺す」まで聞いて、手を合わせて「ありがとう!」。条件つきの執行猶予に、満面の笑顔でお礼を言う令嬢です。

「反吐が出る」と「不安になる必要なんて 全くなかった」

帰り道、先を歩く紗都子の後ろで、進平は「傷 大丈夫? ごめんね?」と康太郎に声をかけます。康太郎に謝るのは、これで三度目です。

康太郎の返事は「上辺だけの 謝罪はもういい 反吐が出る」。続けて「俺が来るまで 紗都子様に 何をしていた」と詰めます。

進平は「何も してないよ 話してただけ」。「話だと?」と食い下がる康太郎に返ってきたのは、「確認できて よかった」「不安になる必要なんて 全くなかった」でした。

そう話す横顔の進平は、笑っています。屋根の上で何を確かめたのかは、康太郎には言いません。

最後のページ、紗都子は「なんとか落ち着いて よかった」と胸をなでおろし、「このまま平和で ありますように」と祈ります。

その後ろには、目をむいて笑う進平と、横目でにらむ康太郎。

祈りの言葉と、背後の「ゴゴゴゴ」が同じコマ。紗都子、振り返らないほうが幸せです。

25話の読者の反応|いいね上位は「生々しい」と、余裕の出た進平

マンガワンの25話のコメントは2,800件を超えます。いいねの上位は、先読み公開から20分足らずのあいだの書き込みが占めました。

書き込みいいね
「生々しいことしたいのに嫌がることしたくない進平完璧。」16,620
「私も!もっと!生々しいのが!見たいです!!!!!!!!!」13,972
「進平余裕が出来た途端いい子ちゃんになるのかわよ…」12,433
「進平、紗都子の愛を確信したんだな..♡」8,698
「ちゃんと18歳で安心したわ笑」7,079
マンガワン25話のコメント欄より。数字は1件の書き込みへのいいね数(2026年11月7日時点)

1位と2位は、どちらも「生々しい」。我慢した進平をほめる声と、進平の叫びに乗っかる声が並んでいます。

3位と4位は、進平の変わりようへの声でした。24話であれだけ荒れた男が、謝って、我慢して、帰り道では笑っている。

「いい子ちゃん」の一言、24話の荒れ方を見てきた読者でないと出てきません。

康太郎への受け止めは割れました。「ごめん、やっぱり康太郎邪魔ー!」に3,600件を超えるいいね。

一方で、薬を盛ってくる男のそばに大事な人がいたら心配して当然だ、と康太郎の肩を持つ書き込みもあります。

紗都子への疑問では、「なぜ康太郎にちゃんと、"自分の想い人"だということを話さない?!」に3,100件超のいいね。

たしかに紗都子が康太郎に話したのは、「捜しに 来ただけ」まででした。

25話は単行本4巻に入っています。屋根を転がる「ゴロン!!!」も、「平和」を祈る紗都子の後ろの二人の顔も、4巻のコマで確かめられます。

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まとめ|25話は、紗都子の「安心してほしい」に進平が踏みとどまり、康太郎が割り込む回

『ホタルの嫁入り』25話「安心してほしい」は、櫓の屋根で紗都子が進平を拒まずに受け止め、進平が「嫌われたくない」で踏みとどまったところへ、康太郎が割り込む回でした。

25話で押さえておきたいこと

  • 口づけに「ダメです」と言った紗都子は、「嫌ではない?」と聞かれて「嫌! 嫌です!」と言い直す
  • 紗都子の語り「この人の腕の中は こんなにも 安心するの」と進平の「速い」は、10話の葵と紫の言葉に重なる
  • 紗都子は「私がここにいるって 安心してほしい…」と拒まず、進平は「嫌われたくない!」で踏みとどまる
  • 紗都子は進平の手を取り、「あなたの体温」「生きてるんだなって」
  • 康太郎の蹴りで二人は屋根から落ち、進平は頭を下げる。康太郎は「許さん」。25話は単行本4巻

櫓の上では、手を取るだけで安心できた二人。地面に降りたら三人になって、紗都子の祈りは「平和」まで後退しました。

26話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月7日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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