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『メダリスト』アニメ第5話の感想!ミケの涙と光の97.23点、夜鷹純に挑む司の覚悟

2025年2月7日

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『メダリスト』アニメ第5話の感想!ミケの涙と光の97.23点、夜鷹純に挑む司の覚悟

『メダリスト』アニメ第5話「名港杯 初級女子FS(後)」は、いのりが初級女子で1位、逆転を狙ったミケが3位で名港杯が決着する回です。

ただ、いのりの初優勝で気持ちよく終わってはくれません。ミケは一つのミスから崩れて泣き、後半はノービスBの狼嵜光が97.23点で会場ごと持っていきます。

さらに、階段でいのりが麦茶まみれにした男が、光のコーチ・夜鷹純。いのりが初めて勝った日に、司は憧れの金メダリストから「光には勝てない」と言われます。

初優勝、友達の涙、規格外の天才、ラスボス登場。これを1話に詰めてくるの、名港杯編の締めとして容赦がなさすぎます。

※この記事はアニメ第5話までの内容を含みます。原作の先の展開には触れていません。

名港杯の結果:いのりは初級1位、逆転を狙ったミケは3位

先に結果から言うと、いのりは初めての公式戦で初級女子の1位です。最終滑走で逆転を狙ったミケは、3位に終わりました。

選手種目結果
結束いのり初級女子FS1位(12.64点)
三家田涼佳(ミケ)初級女子FS3位(11.17点)
狼嵜光ノービスB女子FS97.23点で首位
第5話で描かれた名港杯の主な結果

光だけは一つ上のカテゴリーなので、初級と点数を並べるのは乱暴です。それでも光の数字は、同じノービスBの中ですら飛び抜けていました。

第4話のいのりは、本番直前の練習で氷にブレードを引っ掛けて転び、ジャンプまで失敗していました。スケートを続けられるかどうかが懸かった初滑走です。

娘がスケートをすることに反対だった母も見ている前で、転んだ子が、その日のうちに初級のいちばん上に立った。これだけで一本の話になる結果です。

ミケのミス:崩れたコンビネーションを跳び直し、その分が点にならない

暫定1位のいのりを追うミケが選んだのは、初級では誰も跳んでいない2回転のコンビネーション。曲は「Secrets of the Toy Chest」です。

抜群のリズム感と身体能力を持つミケに、コーチの鞠緒も自信を持っていました。ところが2回転サルコウに続けるはずのジャンプがつかず、単独の2回転になります。

取り返そうとしたミケは、後半に同じジャンプをもう一度跳びます。跳べてはいるのに、同じジャンプの繰り返しとしてルール上は得点になりません。

ここがいちばん痛い。ミスそのものより、焦ってルールの外へ踏み出してしまう流れが、まだ8歳のミケの必死さそのものなんです。

いのりが先に高い点を出していたからこそ、最終滑走のミケの背中には「勝たなきゃ」が乗っていました。予定どおりに跳べていたら、逆転も見えていた演技です。

ミケの滑走は、公式チャンネルに切り出されています。晴れやかな笑顔で滑り出すところから見ると、あのジャンプがよけいに悔しい。

あのリズムで滑れる子が、一本のジャンプで全部ひっくり返る。いのりの1位を喜びたいのに、ミケの顔を見ると素直に喜びきれないんですよ。

ミケが「大人」を嫌う理由と、ナッチンだけは信じられるわけ

第5話はミケの過去にも踏み込みます。大人嫌いの根にあるのは、幼稚園の先生が片方の言い分だけを聞いて、ミケを叱った出来事でした。

話も聞いてもらえないまま悪者にされる。小さい子にはかなりこたえます。そこから誰にも頼らず、自分の力だけでスケートに向き合う子になっていくのは無理もない。

そんなミケが例外にしているのが、コーチの那智鞠緒、通称ナッチン。子ども同士みたいに言い合えるこの人を、ミケは「大人じゃない」側に入れています。

アニメでは、原作では短く触れられていた二人の出会いが回想として膨らみました。ナッチンはミケの負けん気を、直すべき欠点ではなく個性として受け止める大人です。

公式Xが第5話の名シーンとして切り抜いたのも、このミケの個性をめぐる場面でした。添えられた一言が、ナッチンという人をそのまま表しています。

しかもナッチン、口の悪さが原因で生徒がほとんど離れてしまったコーチでもあります。誰にでも優しい大人じゃない。そこがミケには合っていた。

同じ温度でぶつかってくれる大人だから、ミケは信じられた。

「大人を頼らない子」が、いちばん大人らしくない大人にだけは心を開いている。この組み合わせを見てしまうと、ミケの生意気さまで愛おしくなってきます。

泣いたミケが、いのりに抱きつくまで

試合のあと、ミケは結果だけでなく、いのりとの関係までこじらせてしまった自分を悔やみます。負けず嫌いの子が、勝ち負けの外側で落ち込んでいるんです。

そこへ行くのが、勝ったほうのいのり。また一緒に滑ろうと声をかけ、ミケが抱きついて、張りつめていた一日がやっとほどけます。

勝った子が負けた子を迎えに行くの、いのりらしいですよね。自分もずっと「できない子」扱いされてきたから、置いていかれる側の気持ちが分かるんだと思います。

第3話でリンクに現れたミケは、最初からいのりを気に入っていました。その子が2話後、大泣きしながらいのりに抱きつく。距離の縮まり方が子どもそのもので、頬がゆるみます。

アニメで膨らんだナッチンとの出会いは、原作漫画ではもっと短い描写です。どこが足されたのかを見比べると、ミケの「大人嫌い」がどう描き直されたのかがはっきり見えてきます。

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光の「死の舞踏」は97.23点:フル尺の滑走で見せた格の違い

後半の主役は狼嵜光です。ノービスB女子FSでサン=サーンスの「死の舞踏」を滑り、97.23点を叩き出しました。

それまでの暫定トップは78.44点。そこへ20点近くを上乗せしての首位です。同じカテゴリーの小学生同士で、この差。

いのりの初級1位で上がっていた気分が、ここで一気に冷やされます。「上には上がいる」を台詞で言わず、点数と滑りで見せてくる。

その滑りは、公式チャンネルでまるごと見られます。まだ見返していないなら、ミケの滑走と続けて見るのがおすすめです。

アニメは光の演技を途中で切らず、最初から最後まで流しました。いのりやミケの滑走は心の声や客席の反応を挟んで見せていたのに、光だけは演技そのものを見せる。

客席の拍手や歓声も最小限です。実際のフィギュア中継で、すごい演技ほど会場が静まり返るあの空気に近い。歓声で盛り上げず、静けさで格の違いを見せています。

見ている側まで息を止めてしまう滑りでした。解説もツッコミも入らないから、光一人の時間をずっと見せられる。怖いくらいきれいです。

しかも、この振付を手がけたのが夜鷹純。光の滑りの向こうには、このあといのりが階段でぶつかる男の影がもう入っています。

この時点の光は、いのりにとってまだ背中も見えない相手です。狼嵜光の魅力や市ノ瀬加那さんの演技、いのりや理凰との関係を知ってから見返すと、あの無音の滑りがまた違って刺さります。

麦茶まみれの男は夜鷹純:「光には勝てない」に司は「勝ちます」

光の演技に打ちのめされたいのりは、光に会いに走ります。その途中の階段で男性とぶつかって転びかけ、受け止めてくれた相手を麦茶まみれにしてしまいました。

駆けつけた司まで麦茶の被害に遭う始末です。そして髪をほどいたその男こそ、光のコーチで元オリンピック金メダリストの夜鷹純でした。

いのり役の春瀬なつみさんも、放送直後にこの麦茶と夜鷹純の姿に触れています。「大容量麦茶」という言い方に、現場の空気まで出ていて笑ってしまう。

膝を抱えて司を覗き込む金メダリスト。ラスボスの初登場にしては、だいぶ間が抜けています。ところが空気は、ここから一気に冷えます。

いのりが光への伝言を頼むと、夜鷹は一生をかけても光には勝てないと切り捨てます。小学5年生の子を相手に、手加減がまったくありません。

夜鷹は司の現役時代を覚えていました。そのうえで、いのりが光に勝つことは、司が自分に勝つことだと突きつけます。

司の答えは「勝ちます」。自分の一生を使ってこの子を勝たせる、未来をあなたに決めさせないと、憧れの人に言い返しました。

自己評価の低い司が、夜鷹純を相手に一歩も引かない。これ、自分のためだったらたぶん言えていないんですよね。いのりのためだから、口から出た言葉です。

「人生ふたつぶんの勇気の力」は、司一人では出せなかった一歩

言い切ったあと、司は「人生ふたつぶんの勇気の力」という言葉を噛みしめます。この回でいちばん胸に刺さる一言です。

司一人の人生なら、夜鷹の前で黙っていたかもしれない。そこにいのりの人生が重なったから踏み出せた。二人ぶんの勇気で、やっと憧れに言い返せたという実感として読めます。

第1話では、いのりの本気に動かされて司がコーチを引き受けました。第5話ではその司が、いのりのために憧れの人へ言い返しています。

麦茶まみれで膝を抱えていた人が、次の瞬間には「一生かけても勝てない」ですからね。温度差で風邪をひきそう。でも司の「勝ちます」で、全部持っていかれました。

初登場で謎だらけの夜鷹は、夜鷹純の年齢・身長や声優・内田雄馬さんの代表作から追えます。言い返した司のほうが気になったら、明浦路司の人物像と大塚剛央さんもどうぞ。

夜鷹の「勝てない」と司の「勝ちます」は、原作漫画だと二人が向き合うコマの間まで止めて見られます。あの沈黙の重さを、自分のペースで確かめたくなる場面です。

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第5話の制作陣と次回:第6話でいのりが焦り出す理由

名港杯編の締めを作ったのは、脚本・花田十輝さん、絵コンテ・上原秀明さん、演出・福元しんいちさん。放送は2025年2月1日(土)深夜でした。

ミケの回想を膨らませ、光の滑走を切らずに見せ、最後は麦茶から夜鷹純との対峙へ。笑いから張りつめた空気への落差まで含めて、構成がとにかく濃い回です。

スケートシーンの滑らかさがどう作られているのかは、制作会社ENGIの3DCGと作画の工夫を知ると見え方が変わります。光の滑走を見返す時の楽しみが一つ増えるはず。

97.23点を目の前で見て、「一生勝てない」とまで言われたあとです。いのりが焦るのは当然で、第5話の出来事がそのまま次の話を動かしています。

年齢的な遅れを気にするいのりに、司が自分の歩いてきた道を語る回でもあります。続きは第6話の感想とあらすじで、司の過去と加護家との絆を追えます。

放送当夜、公式Xは第5話の視聴御礼とともに、公式YouTubeのコンテンツ動画を案内していました。ミケや光の滑走を見返す入口として、そのまま使えます。

本編をまるごと見返したい時は、『メダリスト』アニメの配信先から探せます。名港杯の前後編、第4話と第5話を続けて見ると、いのりの1位がより重く感じられます。

まとめ:「メダリスト」アニメ第5話は、初優勝の日にラスボスが現れた回

第5話は、いのりが初級1位で初めて勝ち、ミケが3位で泣き、光が97.23点で格の違いを見せ、夜鷹純に司が「勝ちます」と返す回でした。

アニメ第5話のポイント

  • 名港杯初級女子は、いのりが1位、ミケが3位
  • ミケは崩れたコンビネーションを跳び直し、その分がルール上得点にならなかった
  • ナッチンはミケの負けん気を個性として受け止め、試合後にミケといのりは仲直りした
  • 光はノービスBで「死の舞踏」を滑り、97.23点を出し、20点近い差で首位
  • 夜鷹純の「光には勝てない」に、司は「勝ちます」と答えた

喜び、涙、沈黙、そして宣戦布告。いのりの初優勝はゴールじゃなくて、「ここからが本番」の号砲でした。

司が夜鷹に言い返せたのは、隣にいのりがいたから。「人生ふたつぶん」の言葉どおり、この二人は一人では届かない場所を、二人で目指し始めます。

麦茶まみれで始まった夜鷹との出会いが、ここまで重い約束になるとは。あの「勝ちます」を聞いたら、もう最後まで二人を見届けるしかありません。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年9月27日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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