『ダンダダン』24話「合体! セルポドーバーデーモンネッシー!」は、23話で一つになった怪物を三人で倒す回です。
決め手は二つ。モモが水を抜いて敵の腕を自滅させたことと、愛羅の髪を道にしたオカルンの一撃です。
水の中で強い怪物から、水そのものを取り上げる。泳げなかったオカルンには、走れる道を用意する。23話で崩れたそれぞれの得意技が、24話で一つずつ使える形に組み直されます。
そして最後に、オカルンの腕の中にはモモがいる。19話から続いた言い合いの後で、この着地です。
体まで一つにした三体より、体は別々の三人のほうが息が合っている。合体した側、まず連携から練習してきて。
※原作漫画第24話までのネタバレを含みます。第25話以降の展開には触れません。アニメ第2期の第24話とは別の内容です。
この記事でわかること
| 人物 | 23話までの状況 | 24話での関わり |
|---|---|---|
| 綾瀬桃(モモ) | 念力でオカルンを押し出して水中を進み、服を脱いで身軽になった | 真っ先に狙われるが、念力で水を退けて敵の腕を壊す |
| オカルン | ターボババアの姿では泳げず、モモと愛羅を背に乗せて潜ろうとしていた | 愛羅の髪を道にして走り、怪物を貫いてモモを受け止める |
| 白鳥愛羅 | 20話でアクさらの力に目覚め、23話で溺れかけたところを助けられた | 髪で敵の首をつかみ、最初の攻撃と最後の一撃の両方に関わる |
| セルポドーバーデーモンネッシー | 23話のラストで、セルポ星人がシャコの宇宙人とネッシーをつないで誕生 | ネッシーの水流とシャコのパンチで三人を追い詰める |
『ダンダダン』24話のあらすじ|合体した怪物の水流から、髪の道の一撃まで
24話は、合体した怪物の攻撃から始まり、その怪物が倒れるところで終わります。水に変わった校舎での戦いに、ここで決着がつきます。
- 怪物が口から水流を撃ち、校舎を切り刻む。三人はぎりぎりでかわす
- 水流が途切れ、怪物が首に水を溜め直していることに三人が気づく
- 愛羅が髪を首に巻きつけて飛び込み、蹴りを狙うが、シャコのパンチで弾き飛ばされる
- 怪物は接近戦も得意だった。パンチの衝撃で、三人はばらばらにされる
- 真っ先に狙われたモモが、念力で周りの水を退ける。水のない場所でパンチを打った怪物の腕が、自分の力で砕ける
- 腕を失っても止まらない怪物の首を、愛羅の髪がもう一度つかむ
- オカルンがその髪を道にして走り、怪物を貫いて倒す。そのままモモを受け止める
23話は、三人が組み直した直後に、真下で敵が三体で一つになるところで終わりました。その合体までの流れは23話のネタバレ感想・考察で追えます。
第24話「合体! セルポドーバーデーモンネッシー!」は2021年9月14日に少年ジャンプ+で公開されました。単行本では、4巻の最初の一話です。
配信当日、担当編集の林士平さんもXで24話を告知しています。1巻の大重版のお礼を添えた、「大増ページ」での配信でした。
並んだ煽り文句は「異常合体」「臨戦放射」、そして「高速吸引…」「放…出ーー…ッ」。首に水を吸い込んでから撃つ、24話の怪物の攻撃の手順そのままです。
「吸引」と「放出」のあいだには、「…」の分だけ間がある。その間を三人が狙いにいくのが、24話の前半です。
アニメでは、2024年11月放送の第1期第9話がこの決着まで描いています。
MBS animation公式チャンネルの第9話予告も、題は同じ「合体! セルポドーバーデーモンネッシー!」。一息では言い切れない合体名が、そのままアニメの回の名前です。
水を抜いて腕を壊したモモ|6話はお湯を浴びせ、24話は水を取り上げる
24話の勝ち筋を作ったのはモモです。怪物の腕がシャコの宇宙人のものだと分かったところで、その腕を水の外で使わせる作戦を思いつきます。
三人がばらばらにされた後、怪物は水流を撃ち尽くし、いちばん厄介なモモを殴りに来ます。拳が届く瞬間、モモは念力で周りの水を押しのけました。
水のない場所で放ったシャコのパンチに、腕のほうが耐えられない。怪物は自分の拳の威力で、自分の腕を砕きます。
23話で、水の中のパンチのほうが強いと自慢していたシャコの腕。その自慢の水を、モモに一瞬で取り上げられた。
甲殻類を水で倒すのは、モモにとって二度目です。6話では、追ってくるカニの地縛霊を温泉の男湯へおびき寄せ、念力で熱いお湯を浴びせていました。
| 比べる点 | 6話 | 24話 |
|---|---|---|
| 相手 | 巨大なカニの姿の地縛霊 | シャコの腕を持つ合体怪物 |
| 水の使い方 | 温泉のお湯を浴びせる | 周りの水を退ける |
| 結果 | カニの動きが鈍り、逃げる時間を稼ぐ | 怪物の腕が、自分のパンチで砕ける |
6話のお湯は、時間稼ぎで終わりました。茹でたはずのカニは、6話のラストでまた二人の前に現れます。24話は、相手の拳そのものを使えなくした。
どちらも、念力で殴り勝つ作戦ではありません。甲殻類が相手だと、モモはまず水回りから攻める。
温泉までの逃走劇は、6話のネタバレ感想・考察で振り返れます。あの時オカルンは、モモを背負って走っていました。24話の最後は、そのモモを腕で受け止めます。
ちなみに本物のシャコの拳には、自分のパンチが生む衝撃の波から体を守る、層になった構造があるそうです。ノースウェスタン大学の研究チームが2025年に発表しました。
本家のシャコは、自分のパンチで壊れないように拳まで鍛えている。怪物が借りたのは、威力のほうだけだったのかもしれません。
髪の道を走ったオカルン|23話で沈んだターボババアの脚が、24話で戻る
腕を失っても、怪物はまだ止まりません。最後の一撃を決めたのはオカルンでした。その足元にあったのは、水ではなく愛羅の髪です。
愛羅の髪がもう一度怪物の首をつかむと、オカルンはその髪の上を一気に駆け抜け、怪物を貫きます。泳げない脚に、走るための一本道が引かれた。
| 比べる点 | 23話 | 24話 |
|---|---|---|
| 足元 | 足のつかない水の中 | 怪物の首までつながる愛羅の髪 |
| ターボババアの脚 | 変身しても泳げず、沈む | 髪の上を駆け抜け、怪物を貫く |
| オカルンの役回り | モモの念力で押し出される乗り物 | 自分の脚で決める側 |
23話のオカルンは、モモの念力で押し出される船でした。速く進めたのはモモの力のおかげで、ババアの脚は水の中で役に立たなかった。
24話で足りなかったのは、脚力ではなく足場だけ。愛羅が道を引いた瞬間、5話から7話で二人を追い回したあの速さが戻ってきます。
水の上では沈むのに、髪一本の上なら全速力。ターボババアの脚、足場の好みがだいぶ細かい。
しかも、怪物を倒したオカルンは、そのままモモを腕で受け止めます。23話で誤解されたくないと言い切った相手を、24話の最後に抱えている。
二人とも、服はほぼ着ていません。かっこいい決着の絵なのに、格好だけが追いついていない。コメント欄が全力でツッコんだのも、まさにそこでした。
愛羅の髪が果たした役目|14話でモモの首を絞めた髪が、敵の首をつかむ
24話の愛羅は、最初と最後の両方で髪を使います。そしてその髪には、10話分前の因縁があります。
14話でアクさらは、長い髪でモモの首をつかみ、振り回して「お母さん」と呼ばせようとしました。20話で愛羅が目覚めたのは、そのアクさらの力です。
| 話数 | 髪の使われ方 | モモとの関係 |
|---|---|---|
| 14話 | アクさらが、モモの首をつかんで振り回す | モモを捕まえる側 |
| 24話・最初 | 愛羅が怪物の首に巻きつけ、蹴りを狙う | 怪物の弱点を突きに行く |
| 24話・最後 | 怪物の首をつかみ、オカルンが走る道になる | モモを助ける一撃を支える |
首をつかむ動きは、14話と同じです。違うのは、つかむ相手と、その先にいる人。モモを苦しめた髪の力で、モモが助かる。
ただ、最初の飛び込みはうまくいきませんでした。首に水を溜める間に攻めれば勝てる、という三人の読みは合っていた。怪物が、パンチも打てる接近戦の使い手だっただけです。
だから最後は、愛羅一人で決めに行きません。髪で首を押さえる役に回り、決める役はオカルンへ渡す。一度失敗した攻め方を、二人がかりで組み直しています。
10話前はモモの首を絞めていた髪が、今はオカルンの通り道。持ち主が替わると、ここまで働き者になる。
愛羅がアクさらの力に目覚めた瞬間は、20話のネタバレ感想・考察で読めます。その4話後には、もう仲間の足場を作っている。
アクさらの髪がモモを捕まえた場面は、14話のネタバレ感想・考察から。同じ髪の、正反対の使い道が比べられます。
コメント欄の24話|全裸の決着と、擬音のない水中戦
24話の応援コメントは3,000件を超えます。公開直後から目立ったのは、格好へのツッコミと、絵の迫力への驚きの二つでした。
| 場面 | 読者の受け止め |
|---|---|
| 三人の格好 | 「全裸で戦ってる」という驚きに4万件超の「いいジャン」。カッコいいのに全裸、という声が続く |
| 水中戦の絵 | 画力への驚きが上位に並び、週刊連載でこの書き込みかと作者を気づかう声も |
| 音の描き方 | 擬音の書き文字がほとんどないのに、音が聞こえるようだという指摘 |
| 三人の連携 | 敵は力の足し算、オカルンたちは掛け算だったという読み |
| 愛羅の髪 | 髪で道を作るとは思いつかなかった、髪に乗るのは痛そうという声 |
| ラスト | モモを抱きとめるオカルンへの反応と、最後のお尻で笑ったという声 |
擬音がないという書き込みには、言われるまで気づかなかったという返事がいくつも続きました。水流もパンチも、音の文字なしで殴り合っている。読み返す時に確かめたくなる指摘です。
「足し算と掛け算」の書き込みは、24話の勝ち方をうまく言い当てています。三体を一つにまとめた怪物に、三人は別々の得意技をつないで勝ちました。
Xでも、24話を読んでシャコのパンチを調べ、シャコに少し詳しくなった、という公開当日の投稿がありました。漫画を読んだ火曜日が、甲殻類の勉強の日になる。
読者いわく、水を吸う服は脱いでも、モモのルーズソックスは脱いでいない。命がけの水中戦でも、そこは譲らないらしい。
24話は単行本4巻の最初の一話です。3巻の最後で合体した怪物を倒すところから、4巻が始まります。23話の続きをすぐ読みたい人は、4巻の頭からどうぞ。
まとめ|24話は、崩れた得意技を三人で組み直して勝つ回
『ダンダダン』24話は、合体した怪物の水流と拳に追い詰められた三人が、モモの作戦、愛羅の髪、オカルンの脚をつないで勝つ回でした。
23話は誤解を解こうとして、シャコのパンチに遮られた。24話はそのシャコを倒して、言葉より先にモモを抱えている。説明は、まだ一言も終わっていないのに。
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