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『ホタルの嫁入り』17話ネタバレ感想・考察|「鬼だ」の乱戦で刺された進平が、紗都子に「俺の心臓…あげる」

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満月に照らされた海と木の小舟を背景に、『ホタルの嫁入り』17話の見出しと進平の「俺の心臓…あげる」を配した画像。

『ホタルの嫁入り』17話「鬼と心臓」は、追っ手の船へ跳んだ進平が、背後から刺される話。倒れた進平は、泣く紗都子の頬に手を当てて「俺の心臓… あげる」と言います。

乱戦の進平は、追っ手に「鬼だ」と恐れられる強さです。それでいて、紗都子が気づくと誰一人殺していない。最後のページでは、大男の拳が甲板を打ち抜きます。

3話で「その時はこの心臓…」「私に譲ってくださらない?」と頼んだのは、紗都子のほうでした。17話の進平は、血を吐きながらその頼みに応えます。

欲しいと言った本人が、いちばん受け取りたくない渡され方です。

※この記事は原作漫画第17話までのネタバレを含みます。17話はまだアニメ化されていない話で、18話以降の展開には触れません。

人物立場17話での関わり
進平天女島の全遊女屋の用心棒で、殺し屋。三枝たちには「後藤」と呼ばれる追っ手の船で戦い、背後から刺される
紗都子桐ヶ谷家の令嬢。16話で進平と小舟に乗り、島を出た進平が誰も殺していないことに気づき、倒れた進平の言葉を聞く
三枝手下を率いる男。13話では進平に「うちの下っ端 あんだけ殺っといて」と言った追っ手を率い、進平に「戻ってこいよ」と呼びかける
追っ手の男たち三枝の手下。頭に布を巻いた大男、1話の坊主頭の手下など次々と倒される。最後のページで大男が再び拳を振るう
長い髪の刺客と、丸模様の着物の坊主17話では名前の出ない二人進平を背後から刺し、斬りつける
17話の主な人物

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『ホタルの嫁入り』17話のネタバレ|追っ手の船の乱戦から、「俺の心臓… あげる」と最後の「ドン」まで

17話は、16話の最後に追っ手の船へ跳んだ進平の戦いから始まり、大男の拳が甲板を打ち抜くページで終わります。

  • 満月を背に、追っ手の船に立つ進平。三枝が手下に「やっちまえ」と命じる
  • 進平は押し寄せる男たちを次々と倒し、大男には「でかいだけか?」。追っ手の口から「ありゃあ人間じゃねぇ」「鬼だ」
  • 1話で腕を斬られた坊主頭の男が、左腕の恨みで斬りかかる。進平の返事は「誰だっけ?」
  • 進平は三枝に引けと迫る。紗都子は、進平が誰一人殺していないことに気づく
  • 手下が紗都子の船に移り、紗都子の手首をつかむ。跳んできた進平が、その手を斬る
  • 「今のうちに あちらの船で 逃げましょ…」と言う紗都子の前で、進平が背後から刺される
  • 斬りつけられながらも、進平は紗都子に近づいた坊主へ斬りかかり「触るな」
  • 倒れた進平が、泣く紗都子に「俺の心臓… あげる」。直後、大男の拳が甲板を打ち抜く

第17話「鬼と心臓」は、マンガワンで2023年7月31日に先読み公開されました(通常公開は8月14日)。単行本では3巻に入っています。

更新の日、作者の橘オレコさんがカラーの扉を添えて告知しています。

満月の海に、刀を持って立つ進平。扉のアオリは「俺が、守るからね」です。その守り方が、ここまで体を張るものになるとは、この静かな扉からは読めません。

16話の最後は、「絶対に 死なないよ」と笑って船へ跳ぶ進平でした。小舟での求婚と、紗都子の「死んでほしくないです!」までは16話のネタバレ感想・考察で書いています。

「鬼だ」と「減ってねぇだろ?」|誰一人殺さずに戦う進平と、紗都子が思い当たった言葉

追っ手が「鬼だ」と恐れるほどの戦いぶりなのに、進平は誰も殺していませんでした。紗都子はその理由に、自分の言葉を思い当たります。

「でかいだけか?」と「誰だっけ?」

屋根に押し寄せる男たちを、進平は跳んでかわし、次々と倒していきます。船の板ごと叩き割る大男の一撃もかわして、斬り返す。

崩れる大男の肩越しに、「でかいだけか?」。追っ手からは「ありゃあ人間じゃねぇ」の声が上がり、目を見開いて笑う進平の大コマに「鬼だ」。

題の「鬼と心臓」の「鬼」は、追っ手の口から出てきた言葉でした。

続いて坊主頭の男が「後藤」と呼び、「斬られた左腕の恨み 晴らしてやる…!」と斬りかかります。1話で紗都子を襲い、進平に腕を斬り落とされた手下です。

その恨みに、進平は「誰だっけ?」。

1話から根に持ってきた相手に、それ。恨みを晴らす前に、まず顔を覚えてもらうところからでした。

13話の「あんだけ殺っといて」と、17話の「減ってねぇだろ?」

坊主頭の男を刀で押さえた進平は、「引いてよ 三枝さん」。理由は「これ以上 下っ端 減ったら 仕事にならないだろ?」でした。

三枝の返事は「減ってねぇだろ?」。13話で「うちの下っ端 あんだけ殺っといて」と責めた三枝が、今夜は「減ってねぇ」と言い返す側です。

紗都子の心の声は「誰一人 殺していない」。続けて「もしかして… あの時の 私の言葉を?」。

17話は、その言葉の中身を明かしません。思い出のコマには、髪を結い上げて叫ぶ紗都子の姿があるだけです。

話場面殺しをめぐる言葉
7話新渡戸を締め上げる進平紗都子「殺しちゃダメ!」
13話屋根の上に三枝が現れる三枝「うちの下っ端 あんだけ殺っといて」
14話三枝の前で刀を抜きかける進平の頭に響く「殺しちゃダメ!」。刀を収めて「…帰る」
17話追っ手の船での乱戦三枝「減ってねぇだろ?」、紗都子「誰一人 殺していない」
「殺っといて」と言われた殺し屋が、「減ってねぇ」と言われるまで

紗都子が進平に叫んだ止めの言葉といえば、7話の「殺しちゃダメ!」です。14話では、三枝の前で刀を抜きかけた進平の頭に、その声が響いていました。

14話は、抜きかけた刀を一度収めただけの場面でした。17話の進平は、何人に囲まれても、その線を越えずに戦っています。

三枝は「お前らしくねぇな」と言い、「本当に女に 飼いならされちまったか?」。

飼いならされたはずの殺し屋に、追っ手はまだ一人も勝てていません。三枝さん、牙はちゃんと残ってます。

コメント欄には、この戦い方を進平の「不殺の誓い」と呼ぶ読者もいました。

「触るな」|紗都子をつかむ手を斬り、刺されても守った進平と、1話の「手足一本ずつ」

進平の弱みは、別の船にいた紗都子でした。手下に紗都子をつかまれ、助けに跳んだ先で、進平は背後から刺されます。

その直前、三枝は「なぁ 戻ってこいよ後藤 お前が死ぬ必要 ねぇだろ?」と呼びかけていました。進平の返事は「……」だけです。

  • 黙った進平の目の前で、手下が紗都子の船へ移り、紗都子の手首をつかむ
  • 三枝は「手間かけさせやがって」「島の中で 大人しくしてりゃ いいものを」。跳んできた進平が、紗都子をつかんでいた男たちの手を斬る
  • 紗都子が進平の着物をつかみ、「進平さん 今のうちに あちらの船で 逃げましょ…」。その瞬間、進平の腹から刃が突き出る
  • 背後にいたのは長い髪の刺客。刀が抜かれ、丸模様の着物の坊主にも斬りつけられて、進平は膝をつく
  • 手を伸ばしてきた刺客の顔を、進平が草履の足で蹴り飛ばす
  • 紗都子に近づいた坊主へ、血を吐いた進平が斬りかかって「触るな」

大コマの進平は、口から血を流し、目を見開いています。そこに一言、「触るな」。

紗都子に手を出した男を斬るのは、初めてではありません。1話の牢でも、進平は紗都子を襲った手下の腕を斬り落としています。

比べる点1話の牢17話の船
斬った相手紗都子を襲った手下紗都子の手首をつかんだ手下
進平の言葉「俺 女に手ぇ出した奴は斬れって言われてんだけど」「女触るごとに 手足一本ずつ 飛ばしてく」「触るな」
その時の進平紗都子を九時に殺す仕事を引き受けていた背後から刺され、血を吐いている
紗都子に手を出す男を斬るのは同じ。1話は言われた決まり、17話は自分の一言

1話の進平は、紗都子を殺すはずだった男でした。その人が17話では、自分が倒れかけている時に、紗都子へ伸びる手だけは許さない。

1話は「言われてんだけど」から始まる決まりの説明。17話は、たった三文字。誰に言われたわけでもない言葉は、こんなに短い。

コメント欄には「「触るな」がなんか、18歳の1人の少年みたいでぐっときた…」という声もありました。3話で明かされたとおり、進平は十八歳です。

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「俺の心臓… あげる」|3話で「譲って」と頼まれた心臓が、17話で返ってくる

倒れた進平が最後に差し出したのは、心臓でした。3話で紗都子が欲しがり、4話で進平が「もう紗都子のもの」と言った、あの心臓です。

手を伸ばして「紗都子…」と呼ぶ進平に、紗都子は泣きながら「はい…」。

その頬に手を当てて、口元を血で染めたまま「俺の心臓… あげる」。

話心臓をめぐる言葉その時の二人
2話紗都子「心臓が悪くて先が長くないんです」追手から逃げる夜に打ち明け、進平が「結婚しよう」
3話紗都子「その時はこの心臓…」「私に譲ってくださらない?」「俺が死ぬの いや?」と聞く進平に、「死にたければどうぞご勝手に」の後で
4話進平「この心臓はもう紗都子のものだよ」続けて「ずっと俺のそばから離れないで」
17話進平「俺の心臓… あげる」背後から刺され、倒れている
「譲って」と頼まれた心臓が、「あげる」で渡される

3話の頼みは、進平が死んだら、という条件つき。心臓の悪い紗都子が、死にたがる殺し屋へ言い返した一言でした。

4話の「もう紗都子のもの」は、「ずっと俺のそばから離れないで」と続く、生きている者同士の言葉でした。

17話の「あげる」は、3話の条件がそろいかけた場所で出てきます。同じ心臓の話なのに、今度は遺言のように聞こえる。

「死んでほしくない」と答えてもらったのは、つい前の話です。進平、返事をするならそっちの質問にして。

コメント欄で最もいいねを集めたのも、この台詞への一言「心臓をこんな形で譲ってほしくない」でした。物理的な心臓と、心の全部の両方では、と読む声もあります。

3話の宿の夜も、4話のホタルの下の「もう紗都子のもの」も、単行本1巻に入っています。17話を読んだ後だと、3話の「譲ってくださらない?」が、もう軽口には聞こえません。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

17話の読者の反応|いいね最多は「心臓をこんな形で譲ってほしくない」、最後の「ドン」で沈んだのは誰か

マンガワンの17話には、1,700件を超える書き込みがあります。いいね順の上位には、心臓の台詞への返事と、進平の無事を祈る声が並びました。

書き込みいいね
「心臓をこんな形で譲ってほしくない。進平さんどうか生きて!!さとこと幸せになって欲しい」11,520
「私のあげるので2人で生きてください」10,871
「助かるのわかってる!わかってるけどどうたすかるのかわからなくて困ってる!」6,426
「進平不殺の誓いを守って...」2,237
「ここで船頭が助けてくれるんよ。そう、きっとそう。」1,493
マンガワン17話のコメント欄より、いいね上位から場面に触れた書き込み。数字は1件の書き込みへのいいね数(2026年11月6日時点)

上位はどれも、先読み公開の直後に書かれたものです。

2位の「私のあげるので」に至っては、読者のほうから心臓を差し出しています。「このコメント欄にたくさん心臓あります!!!!」という書き込みまでありました。

提供の申し出が、止まりません。

最後の「ドン」と、紗都子を引き寄せた人

最後のページは、頭に布を巻いた大男の一撃です。「でかいだけか?」で倒されたはずの大男が、拳で甲板を板ごと打ち抜きます。

紗都子は涙のまま、後ろへ引き離されていく。打ち抜かれた板の下にいるのが誰なのかは、絵だけでははっきりしません。

最後のページの疑問読者の見方
甲板ごと沈んだのは誰か草履が進平のものと違うから坊主では、という声と、爪が黒くないし指輪もないから進平では、という声
紗都子を引き寄せたのは誰か三枝がかばったと読む声と、髪型は三枝っぽいが服装が違う、と首をかしげる声
最後の1ページを、読者は草履と爪まで見比べた

その大男には、「最後のでかいだけの人!!!ぜっったいに許さん」という書き込みも。

「でかいだけか?」で倒された大男が、最後のページの主役です。でかいだけじゃ、なかった。

三枝の「島の中で 大人しくしてりゃ いいものを」と、その表情が引っかかる、という書き込みもありました。三枝が何を考えているのかは、17話ではまだ見えません。

17話は単行本3巻に入っています。「鬼だ」の大コマも、「触るな」も、草履と爪まで見比べたくなる最後の1ページも、3巻のコマで確かめられます。

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まとめ|17話は、「鬼だ」と恐れられた進平が、刺されて「俺の心臓… あげる」と言う回

『ホタルの嫁入り』17話「鬼と心臓」は、追っ手を相手に誰も殺さずに戦っていた進平が、背後から刺され、紗都子に「俺の心臓… あげる」と告げる回でした。

17話で押さえておきたいこと

  • 追っ手は進平を「鬼だ」と恐れるが、紗都子が気づくと進平は誰一人殺していない
  • 三枝は「本当に女に 飼いならされちまったか?」と言い、「戻ってこいよ後藤」と呼びかける
  • 紗都子をつかんだ手下の手を斬った進平が、背後から刺される
  • 血を吐きながら「触るな」。倒れて紗都子に「俺の心臓… あげる」
  • 最後のページで、大男の拳が甲板を打ち抜く。17話は単行本3巻

扉のアオリは「俺が、守るからね」。守ったのは確かです。でも、心臓まで出さなくてよかった。

18話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月6日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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