『ダンダダン』の招き猫の正体は、オカルンのタマを奪った妖怪・ターボババアです。中に入っているのは意識だけで、霊力はオカルンの体に残っています。
名前も新しく付いてはいません。公式の呼び名は、招き猫になっても「ターボババア」のまま。グッズでは「ターボババア(招き猫)」と、今の姿を括弧で書き足しています。
声を当てるのは、トンネルにいたババアの姿と同じ田中真弓さん。中身が明かされるのは、アニメなら第1期第5話、原作なら11話です。
店先で福を招くはずの置物に、オカルンを呪った妖怪。招いているのが福なのか呪いなのか、見た目では区別がつきません。
※この記事はアニメ第2期までと、原作漫画の第219話までのネタバレを含みます。
この記事でわかること
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招き猫の正体はターボババア|意識は猫に、霊力はオカルンに分かれた
招き猫の中身は、トンネルでオカルンを追い回したターボババア本人です。ただ、猫の体に移ったのは意識だけ。力のほうはオカルンの中に置いてきました。
| 居場所 | 入っているもの | そのせいで起きること |
|---|---|---|
| 招き猫 | ターボババアの意識 | 本人がしゃべり、毒づき、取引を持ちかける |
| オカルンの体 | ターボババアの霊力 | ババアが外にいても、オカルンは変身できる |
招き猫に入るまでの流れは、ひと言でいえば、倒したはずのババアがまだオカルンの中にいた、という話です。
- トンネルで呪う:心霊スポットのトンネルでオカルンに呪いをかけ、タマ(金の玉)を奪う
- 結界で焼かれる:モモとの鬼ごっこの末、正能市を出たところで星子の結界術に焼かれる
- オカルンへ逃げ込む:焼き尽くされる前に、オカルンの体へ乗り移っていた
- 招き猫へ移される:星子たちの除霊でオカルンの体から追い出され、意識だけが招き猫の置物へ
- 取引が始まる:タマを返せば霊力を返す。ところがタマは手元になく、探し回ることになる
原作7話で星子の結界に決着をつけてもらったはずが、まだ居座っていた。トンネルの鬼ごっこより、こっちのほうがよほどしぶとい。
オカルンがババアの姿に変身できるのも、ババアが猫の体でしゃべれるのも、この「中身と力の別居」があるからです。
アニメ第5話で初めて動き出す招き猫は、MBS公式チャンネルのショート「動く招き猫の正体は…」でも見返せます。
原作では11話「腐ったみかんじゃね」が、この場面にあたります。捕まえた招き猫を前に、モモがタマと霊力を返し合う条件を出すまでは11話のネタバレ感想・考察で追えます。
なぜ招き猫?ババアが自分で選んだ体ではない
招き猫を選んだのは、ババア本人ではありません。オカルンの体から追い出した意識を、星子たちが招き猫の置物へ移しました。
全国で暴れ回っていた近代妖怪の新しい体が、座って手招きするのが仕事の置物。配役として、かなり意地が悪い。
ところがババアは、この体をただの入れ物で終わらせません。
原作14話で、オカルンたちが怪異の腹の中から抜け出すと、招き猫の自分がいたから偶然が必然になったのだと言い張ります。
腹の中で必死だったのは3人のほう。手柄だけは、置物がしっかり持っていく。
14話の応援コメントで最も「いいジャン」を集めたのも、どんどんターボババアに愛着が湧くという書き込みでした。4万9,000件を超えています(2026年11月2日時点)。
その「必然」の手前で何が起きていたのかは、14話のネタバレ感想・考察が詳しい。愛羅が持ち込んだロザリオから始まる偶然の中身まで追えます。
招き猫に意識が移る11話も、ババアが手柄を言い張る14話も、単行本2巻に入っています。負けた妖怪が、数話で福の神の顔になる。その変わり身ごと続けて読めます。
招き猫の名前は?公式の呼び名も「ターボババア」のまま
招き猫になったからといって、新しい名前は付いていません。公式の呼び名は、姿が変わっても「ターボババア」です。
アニメ公式サイトの登場人物を開いても、招き猫が別のキャラクターとして並ぶことはありません。紹介文に招き猫の話まで含めた、ターボババアの1枠だけです。
| どこで | 招き猫姿の呼ばれ方 |
|---|---|
| アニメ公式サイトの登場人物 | ターボババア |
| 公式グッズの品名 | ターボババア(招き猫) |
| アニメ公式Xの季節の投稿 | 「ターボババアの今日は何の日❓」(絵は招き猫の姿) |
招き猫姿のグッズの品名は、多くが「ターボババア(招き猫)」。名前は変えずに、括弧の中へ今の姿を書き足す形でそろっています。ぬいぐるみを探す時も、この表記が目印です。
アニメ公式Xの季節の投稿「ターボババアの今日は何の日❓」も、2026年のハロウィンは招き猫の姿。魔女の帽子でカボチャの器から顔を出し、手招きしています。
名前は「ババア」なのに、描かれるのは白い招き猫。呼び名と見た目が、ここまで噛み合わないキャラクターも珍しい。
そのジト目で「お菓子をくれ、じゃないと……」。続きを聞く前に、こっちはもうお菓子を出しています。
同じ企画では、スポーツの日や中秋の名月、元旦にもババアが顔を出しています。妖怪のくせに、季節の行事への出席率がやけに高い。
招き猫はアニメ何話から?第5話の正体判明と、第2期の助言役
アニメで招き猫の中身が明かされるのは、第1期第5話「タマはどこじゃんよ」。2024年10月31日の放送回です。
そこからのババアは、敵というより口の悪い同行者です。タマ探しに付いて回り、第2期では修行中のオカルンに助言までします。
| アニメの回 | 招き猫のターボババア |
|---|---|
| 第1期第5話「タマはどこじゃんよ」 | 動き出した招き猫の中身が分かる |
| 第1期第6話「ヤベー女がきた」 | モモ、オカルンと一緒に、消えた金の玉を探して学校中を回る |
| 第2期第13話「大蛇伝説ってこれじゃんよ」 | ジジの家を見て「ありゃダメだな…」 |
| 第2期第15話「ゆるさねえぜ」 | 地下で「コケるなよ、コケるなよ」のやり取り |
| 第2期第20話「がんばれオカルン」 | 音符爆弾をよけられないオカルンに、リズム感で体を動かせと助言する |
第1期ではタマと霊力を取引していた相手が、第2期では師匠の顔で口を出している。立場は少しずつ変わっても、口の悪さはそのままです。
本編より先に、エンディングで踊っていた招き猫
第1期を見た人は、第5話より前から招き猫を見ています。エンディング「TAIDADA」の映像が、動く招き猫の日常でした。
この映像は、単行本の巻末に収録された招き猫のターボババアの愛嬌を中心に作られています。中身を知らないまま、毎週その日常だけを先に見せられていたわけです。
毎週かわいいなと眺めていたあの猫、中身はオカルンを追い回したババアです。第5話で答え合わせされても、もう嫌いにはなれない。
2024年12月には、ずっと真夜中でいいのに。がこのエンディングをもとにしたMVも公開しました。サビではターボババアが、ずとまよのキャラクターと並んで走ります。
曲と歌詞の話はエンディング曲「TAIDADA」の記事で。
※ここから先は、アニメ未放送の原作130話以降の内容に触れます。
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原作での招き猫のその後|タマがそろった日と、星子の病室
原作では、タマが全部戻った165話で、ターボババアは約束どおり霊力を取り戻し、綾瀬家を出ていきます。帰ってくるのは219話。入院中の星子のベッドの上でした。
- 130話:タマの手がかりを探るため、落とし物のふりをして交番に預けられる
- 159~163話:崩れていく呪行李の中で小さくなっていくモモのそばに残り、最後はモモを抱えて外へ出る
- 165話:最後のタマが戻り、霊力を返してもらって綾瀬家を出ていく
- 166話:ババアはあれから戻らず、星子も寂しがっているとモモが話す
- 219話「ミイラの弱点」(25巻):入院中の星子のベッドに、いつの間にか寝転がっている
130話の潜入は、置物の体だからこそできる仕事です。トンネルで恐れられた妖怪が、今度は落とし物として交番に預けられている。
165話、最後のタマは野球で戻り、取引は満期を迎える
165話のタマの戻し方は野球です。投げるのはターボババア、打つのは星子。18話でも同じ組み合わせでタマを戻していて、最後の1個もあの形で返ってきます。
タマがそろった途端、ババアは約束の続きを持ち出し、霊力を返せと言います。オカルンは素直に応じ、星子のハリセンで霊力がババアの側へ戻されました。
姿は招き猫のままなのに、あふれる霊力はとんでもない。周りが驚くなか、ババアはすぐに力を抑え、もう用はないとばかりに出ていきます。
11話の取引は、165話でようやく満期を迎えました。
ババアの力を手放したオカルンは、その後は鬼の金棒で戦う道へ進みます。219話でも、モモと組んで敵を倒しています。
219話、招き猫が帰ってきた先は星子の枕元
219話の最後、入院中の星子がベッドの重みに気づくと、そこにターボババアが寝転がっていました。久しぶりの再会で交わすのは、ちゃんとご飯を食べられているかという話です。
219話の応援コメントでは、「ババアコンビきたぁぁぁぁ!!!!!!」という書き込みに4万3,000件を超える「いいジャン」が付いています(2026年11月2日時点)。
次に多いのが、「ターボババア、回復という福を招きに来てくれたんだ。」という書き込みで、こちらも4万件を超えています。招き猫の役目を、読者のほうがきっちり覚えていました。
165話であっさり出ていったくせに、帰る先は綾瀬家の玄関じゃなくて星子の枕元。素直じゃないにもほどがある。
ババアが帰ってくる219話は、25巻の最後の1話。記憶をなくしたモモと、鬼の金棒を手にしたオカルンが組むミイラ戦も、同じ巻で読めます。
招き猫の声優は田中真弓|猫になって声が高くなった理由
招き猫の声も、ターボババアと同じ田中真弓さんです。声優が交代したわけではありません。
声が違って聞こえるのは、田中さんの演じ分けです。招き猫になって体が小さくなり、「声も高くて大丈夫になったから楽といえば楽」と公式インタビューで話しています。
ジャンプフェスタ2025のステージで田中さんがお気に入りに挙げたのも、第5話の「招き猫に入れられてしまったシーン」でした。負けて縮んだ場面が、演じた本人の推し。
体が縮んだら、声の注文まで軽くなった。ババアにとっては罰でも、演じる側には小休止だったらしい。
トンネルのババアの低い声をどう作ったかは、ターボババア役・田中真弓さんの役作りのほうが面白い。収録で「バレないように」と言われた話から始まります。
招き猫のぬいぐるみ・グッズ|公式だけで40件超、1/1サイズは約40cm
公式サイトのグッズ一覧で、品名に「ターボババア(招き猫)」が入るものだけでも40件を超えます(2026年11月2日時点)。グッズの数なら、ほぼ主役です。
田中真弓さんも「招き猫姿のグッズが一番多いんですけど、ババアの姿も実はかわいかったりするんですよ!」と話しています。
演じる本人が、猫の人気に押されるババアの側をかばっている。
ぬいぐるみだけでも、公式サイトのぬいぐるみ欄で品名に招き猫が入るものが14種。大きさも買い方もばらばらなので、代表的なものを並べます。
| 商品(発売元) | 大きさ・特徴 | 入手方法・時期 |
|---|---|---|
| めちゃもふぐっとぬいぐるみ(BANDAI SPIRITS) | 大きめのプライズぬいぐるみ | ゲームセンターの景品。2024年11月1日登場 |
| ぬいぐるみ ターボババア(招き猫)(セガ フェイブ) | 約20×20×35cm | 4,400円。2025年8月発売 |
| おしゃべりターボババア(招き猫)(バンダイ) | 全長約200mm。劇中のセリフを10種以上収録 | 6,160円。2025年6月28日発売 |
| 特大サイズぬいぐるみ(タイトー) | 約42cm。通常と薄目の2種 | ゲームセンターの景品。2025年4月中旬登場 |
| 光るぬいぐるみ(ディー・エヌ・エー) | 光るぬいぐるみ | 3,300円。ジャンプフェスタ2026で販売 |
| 1/1スケールソフビフィギュア(フリュー) | 約400mmのソフビ | 21,780円。2025年9月発売予定で受注 |
目を引くのは、「1/1スケール」をうたうソフビの高さが約400mmなこと。あの招き猫は、両手で抱えるくらいの大きさだったわけです。
おしゃべりの方は、劇中のセリフを話す音声付き。口の悪さまで商品にしてしまうあたり、このキャラクターの売りがよく分かっています。
これから出るグッズ|PLAMAXは金の玉を引くと暴れる
2026年11月発売予定の「PLAMAX ターボババア(招き猫)」は、自分で組み立てるプラモデルです。“金の玉”を引っ張って離すと、手足をジタバタさせて暴れます。
タマと霊力を取引していた妖怪のおもちゃで、よりによって引っ張るのが金の玉。165話まで読んだ後だと、なおさら笑えません。いや、笑います。
11月27日には、GARRACKからモモやオカルンたちと並んで、ターボババア(招き猫)モデルのスマートウォッチも発売されます。予約は11月6日からです。
※ゲームセンターの景品は、登場から時間がたつと店頭での取り扱いが終わっている場合があります。
最新の発売予定は、アニメ公式サイトのぬいぐるみ一覧で確かめられます。景品の登場時期も、商品ごとに載っています。
ぬいぐるみ、時計、ルームライト、スカジャン。オカルンのタマを奪った妖怪が、今では部屋のあちこちに置かれている。呪いより広まる速さのほうがよほど怖い。
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まとめ|招き猫のターボババアは、タマの取引相手から星子の見舞い客へ
『ダンダダン』の招き猫は、意識だけが置物に移ったターボババアです。名前は公式も「ターボババア」のままで、声は田中真弓さんが担当しています。
星子たちに招き猫へ入れられてからのババアは、タマ探しにも修行にも口を出し、最後は約束どおり霊力を取り戻して出ていきました。
それでも帰ってきた先は、第3話で激突した星子のところでした。取引で始まった同居が、いつの間にか家族の距離になっています。
いちばん縁起の悪そうな妖怪を入れた招き猫が、最後は病室まで見舞いに来る。置物として、これ以上ない仕事ぶりです。
※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月2日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。