ホラー

『ダンダダン』アニメ第12話の感想とあらすじ|1期最終回はお札の部屋と温泉で幕、原作との違いと第2期への伏線

2024年12月21日

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『ダンダダン』アニメ第12話の感想・あらすじを紹介する見出しと、湯けむりの温泉と古い家を描いた水彩調のアイキャッチ。

『ダンダダン』アニメ第12話「呪いの家へレッツゴー」は、第1期の最終回です。前半で人体模型の太郎と花の恋に区切りがつき、後半でモモたちはジジの家がある温泉街へ向かいます。

最後は、二か所で同時にピンチが来ます。温泉のモモは見知らぬ男たちに湯へ押さえ込まれ、家ではジジが破った壁の奥からお札で埋め尽くされた部屋が出てくる。

そこで第1期は幕です。原作では31〜33話と34話の一部にあたり、終わり方はアニメのほうが一段きつくなっています。

夕飯前には恋敵とスラムダンクを歌っていた二人が、その週末にはお札の部屋の前で固まっている。最終回の振れ幅、大きすぎませんか。

第12話は2024年12月19日の深夜、MBS/TBS系28局で放送されました。第2期の制作は放送直後に発表され、2025年7月から第13話以降が放送されました。

※この記事は第12話の結末までのネタバレを含みます。第2期で明かされた伏線の答えにも、後半で注意書きのうえ触れます。

人物声優第12話での動き
モモ(綾瀬桃)若山詩音花を預かってもらい、週末はジジの家の霊を祓いに行く。最後は温泉で動けなくなる
オカルン(高倉健)花江夏樹ジジに嫉妬して宣戦布告したのに、道中でジジを嫌いになれなくなる
ジジ(円城寺仁)石川界人モモの幼なじみ。明るく振る舞う裏で、家の霊のせいで眠れずにいる
星子水樹奈々モモの祖母。土下座されて花を預かり、週末の泊まりを言いつける
太郎杉田智和学校の人体模型。夜になると花に会いに走る
花平野文粗大ごみ置き場にいた女性の人体模型。綾瀬家に預けられる
鬼頭ナキ磯辺万沙子第12話から登場する、ジジが越してきた土地の地主・鬼頭家のババア
第12話の主な登場人物と声優

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『ダンダダン』第12話のあらすじ|太郎と花の夜明けから、壁の奥のお札部屋まで

  • 3人が星子に土下座し、花を綾瀬家に置いてもらう。太郎の金色の玉は、クリスマスの飾りだった
  • モモとじゃれるジジを見て、オカルンが割り込む。二人は『SLAM DUNK』の主題歌で張り合う
  • 星子が二人を叱り、週末はジジの家に泊まって霊を祓うと決まる。オカルンも一緒に行く
  • 夜、花に会いに走った太郎がはねられてバラバラに。モモと花は家の前で待ち続ける
  • 朝、体を組み直した太郎が到着。同じ頃、ジジは家の霊が頭から離れず眠れずにいた
  • 電車の中でババ抜きと駄菓子。ツチノコの話から、オカルンとジジが意気投合する
  • 温泉街の長い石段の上に、ジジの家。家へ入る3人を、林の陰から何人もが見ている
  • 霊の気配がないと見たモモは温泉へ。オカルンとジジはサッカーをしながら、どっちがモモを好きかで張り合う
  • 温泉のモモは男たちに湯へ押さえ込まれ、家ではジジが壁を破ってお札だらけの部屋を見つける

原作でいうと、1〜5が31話、6〜7が32話、8が33話。9は33話の最後に、34話の一部が重なっています。

人体模型の泣ける話のすぐ後に、呪いの家。夜明けに恋が実った同じ朝に、ジジだけが眠れていない。

太郎が粗大ごみ置き場で花に思いを告げるまでは、アニメ第11話のあらすじと感想で振り返れます。第12話は、その花を綾瀬家へ連れ帰ったところから始まります。

ホラーの最終回のはずが、最初の議題は人体模型の預かり先。しかもモモの説得材料が、招き猫もいるんだからいいでしょ、で。同列にされたターボババアが怒ってます。

オカルンの「断固として戦う」とスラムダンク歌合戦|恋敵への宣戦布告が主題歌だった

オカルンがジジに宣戦布告した方法は、『SLAM DUNK』の歌でした。オカルンがエンディング曲を歌い出し、ジジがオープニング曲で返します。

きっかけは夕飯の支度です。ジジはモモについたほこりを、慣れた手つきで取ってやる。それを見たオカルンの頭に浮かんだのは、花に思いを告げた太郎の姿でした。

オカルンは二人の間へ割り込み、「断固として戦うって決めたんです」と言い切ります。言われたモモは、何と戦うのか分かっていません。

歌った人曲『SLAM DUNK』での使われ方
オカルン(先に歌い出す)大黒摩季「あなただけ見つめてる」エンディング曲
ジジ(受けて立つ)「君が好きだと叫びたい」オープニング曲
第12話でオカルンとジジが歌った曲

曲名を並べると、もう答えが出ています。「あなただけ見つめてる」と「君が好きだと叫びたい」。二人とも、歌の題名でモモへの気持ちを白状している。

恋敵への宣戦布告がスラムダンクの主題歌。しかも受けるジジも、ちゃんと同じ作品の曲で返してくる。打ち合わせした?

オカルンが歌い出すところは、MBS animation公式のショートで見返せます。

歌合戦に決着をつけたのは、歌ではなく星子でした。そこから話は、一気に週末の泊まりへ進みます。

  • ほこりが舞うと、星子が二人をまとめて叱る
  • モモには、週末はジジの家に泊まるのだから下着を用意しておけと言いつける
  • 泊まりと聞いて固まったオカルンも、モモが最初から誘うつもりだったと知って一気にやる気を出す
  • 目標は、さっさと祓ってジジに自分の家へ帰ってもらうこと

宣戦布告した相手の家に、週末から泊まり込みです。

太郎と花の夜明けと、眠れないジジ|同じ朝に分かれた明暗

太郎は無事に花のもとへたどり着き、二人は朝に再会します。ところが同じ朝、ジジは家の霊が頭から離れず、一睡もできていませんでした。

その夜の太郎は、学校から綾瀬家まで全力疾走です。肝試しに来ていた生徒たちを蹴散らし、電車にまで乗り、最後は道ではねられてバラバラになりました。

綾瀬家の前では、モモが花と並んで待っています。4時になっても太郎は来ない。それでもモモは、きっと来ると花に声をかけ続けました。

場所夜のあいだ朝
綾瀬家の前モモと花が、4時になっても来ない太郎を待つ組み直した体で太郎が到着し、花に遅れを謝る。これから毎日来るつもりだと聞いて、モモが驚く
ジジの寝床家に出る霊の姿が、頭から離れない一睡もできないまま朝を迎える
第12話前半、同じ夜と朝の二か所

電車に乗って、はねられて、バラバラから組み直して到着。太郎の通い婚、片道からもう命がけです。

太郎は杉田智和さん、花は平野文さんが演じています。3人がそろう朝の場面は、「太郎…大好き」と題した公式ショートになっています。

一方のジジを眠らせないのは、夢の中にまで現れるブリーフ姿の男です。前の晩はモモとじゃれ、歌で張り合い、招き猫のターボババアにちょっかいまで出していたのに。

あの騒がしさの裏で、ジジは眠れない夜を一人で抱えていた。夕飯前にあれだけ歌っていた人が、と思うと笑いきれません。

放送直後、アニメ制作のサイエンスSARUは、この第12話から「ジジの夢に現れる邪視」の原画を公開しました。

第12話の中では、まだ名前も出てこない霊です。制作側はもう「邪視」と呼んで原画まで出している。眠れない理由の正体は、第2期でようやく姿を見せます。

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電車のババ抜きと「自分不器用なんで」|恋敵を嫌いになれないオカルン

ジジの家へ向かう電車で、オカルンは恋敵を嫌いになれなくなります。モモとの思い出話では置いていかれたのに、オカルトの話では一番いい相手がジジだったからです。

車内のオカルンは、まず連敗です。ババ抜きで負けてすね、ジジが山ほどの駄菓子を出すと、モモとジジは地元の話で盛り上がる。

嫉妬する自分が嫌で、オカルンは金玉を取り戻すことに集中しようとします。そして、それを声に出してしまう。モモには笑われ、ジジには下ネタだと思われました。

ジジ、下ネタじゃないんです。オカルンは本気で探してるんです。……それはそれで、説明しづらいな。

  • 話の主導権を取り返そうと、オカルンがツチノコの話を出す
  • ジジが、地元にはツチノコを祀る神社があると乗ってくる
  • 河童、ネッシーと話が広がり、二人のUMA談義が止まらなくなる
  • ジジが、オカルンを友人として尊敬すると言う。戸惑うオカルンに、友達に入れてよと食い下がる

そこでオカルンが返したのが、「すいません、自分不器用なんで」。高倉健の有名な言い回しです。

オカルンの本名は高倉健。本名と同じ俳優の決め台詞で、恋敵からの友達の誘いを保留する。

場面ジジを前にしたオカルン
第11話モモとジジの仲を悪いほうへ想像し、モモから距離を取ろうとする
第12話・夕飯前二人の間に割り込み、「断固として戦う」と宣言する
第12話・電車UMAの話で意気投合し、嫌いになれない自分に戸惑う
第12話・ジジの家サッカーをしながら、どっちがモモを好きかで正面から張り合う
第11〜12話、ジジへの向き合い方の変化

モモの話では勝てず、オカルトの話では仲良くなってしまう。どっちに転んでも、オカルンの敵意だけが育たない。なぜもっと嫌な人じゃないのか、とオカルン自身が戸惑うほどです。

二人のオカルト話は、「オカルン、ジジとのオカルト話で大興奮」と題した公式ショートでも見られます。

原作で同じ電車の場面を追うなら、32話のネタバレ感想・考察が詳しく、太郎の夜明けとジジの不眠は31話のネタバレ感想・考察で読めます。

第12話の前半から電車の意気投合までは、原作4巻の最後の2話、31話と32話。最終回の題名「呪いの家へレッツゴー」は、4巻を締める32話のタイトルそのままです。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

ジジの家に着いてから|霊がいない家と、温泉のモモのピンチ

ジジの家では何も出ず、3人はひと休みします。ところがその間に、家では隠し部屋が、温泉ではモモのピンチが同時に進んでいきます。

ジジの家は温泉街にありました。父親が火山を研究しているのが引っ越しの理由で、その火山は200年ほど噴火していないそうです。

家は長い石段を上り切った先。息も絶え絶えのモモの「あんたどんだけ体力あんだよ」に、道のりの長さが全部詰まっています。そして家へ入る3人を、林の陰から何人もが見ていました。

順ジジの家温泉のモモ
1モモが家じゅうを調べても霊の気配がない。霊は弱くて隠れていると読み、暇だからとテレビをつける夜まで休もうと、一人で温泉へ
2ジジがオカルンにボールの蹴り方を教えながら、モモが好きかと聞くオカルンが初めての男友達とうまくやれているか気にしている
3「尊敬」と答えたオカルンと、どっちが好きかで張り合う。幼なじみを勝ち誇るジジは、最後にオカルンを羽交い締め湯につかるモモを、知らない男たちが覗いている
4オカルンが、家の外と中の形が合わないことに気づくのぼせて出ようとすると男たちが入ってきて、ここは混浴だと告げる。混浴の女性を狙う「ワニ」の話をしながら近づく
5ジジがハンマーで壁を破り、お札だらけの部屋が現れる超能力で振り払おうにも、のぼせて力が出せない。手をつかまれ、湯へ押さえ込まれる
第12話後半、家と温泉で交互に進む場面

呪いの家の調査で、オカルンが最初に驚いた相手がモモのつけたテレビ。怖がる順番、たぶん間違ってます。

二人がモモの好きなところを言い合う場面は、公式ショートでも切り出されています。

どっちがモモを好きかの勝負を、ボールの蹴り方を教わりながらやっている。張り合うほど仲良く見えてくるのがおかしい。

張り合いを止めたのは、オカルンの気づきでした。そこからのジジは早く、ためらわずハンマーを持ち出します。両親が入院した家だと思えば、このためらいのなさにも筋が通る。

ここが一番つらいところです。霊を祓える人は温泉で動けず、壁の奥を開けたのは、霊が見えるだけのジジだった。モモが一番必要な瞬間に、モモは一番遠い場所にいます。

1期最終回はどこで終わった?原作との違いと、続きは何話から

第12話は、原作の31〜33話と、34話「鬼頭家が来る」の一部までです。最後のカットはお札の部屋ですが、その直前に温泉のモモのピンチを置いて、二つを並べて切っています。

原作話数タイトル第12話での扱い
31話人体模型の生活前半。花を預かる、歌合戦、太郎の夜明けとジジの不眠
32話呪いの家へレッツゴー電車の道中から、ジジの家に着くまで
33話どっちが好きか決めようや霊のいない家、サッカー、温泉の覗き、お札の部屋
34話鬼頭家が来る温泉に男たちが入ってくる場面まで。玄関のチャイムからは第2期へ
第12話と原作の対応(31・32話は単行本4巻、33・34話は5巻)

違いがはっきり出るのは終わり方です。原作は33話がお札の部屋で終わり、34話で温泉のモモへ移ります。

アニメは家と温泉を交互に見せ、モモが男たちに捕まった直後に、お札の部屋で幕を下ろしました。

比べる点原作アニメ第12話
最後の場面33話の終わりがお札の部屋。34話で温泉の場面へ移る温泉のピンチの直後に、お札の部屋で終わる
温泉のモモ手をつかまれた後、露天風呂が崩れて助かる(34話)湯の中へ沈められたところで終わり、助かる場面は第2期へ
第12話の終わり方と原作との違い

原作なら同じ話のうちにモモを助けた露天風呂の崩落を、アニメは半年以上先に置いていった。待たされる側としては、なかなか意地が悪い。

続きはアニメなら第2期の第13話「大蛇伝説ってこれじゃんよ」。原作なら、5巻の34話「鬼頭家が来る」の途中からです。

原作34話で露天風呂がどう崩れたのか、湯船に誰がいたのかは、34話のネタバレ感想・考察で読めます。お札の部屋が見つかるまでの33話は33話のネタバレ感想・考察へ。

第1期の続きを原作で追うなら、33話から始まる5巻です。お札の部屋の次に誰が玄関へ来るのか、第2期を待たずにここで確かめられます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

第12話の伏線は第2期でどうなった?人影・お札の部屋・ジジの不眠

※ここから第2期(第13〜18話)の内容に触れます。

第12話に置かれた引っかかりは、ほとんどが鬼頭家と邪視の二つへつながっていました。家を見ていた人影も、温泉の男たちも、ジジを眠らせない霊も、根は同じ土地にあります。

第12話の引っかかり第12話での見え方第2期で分かったこと
家を見つめる人影林の陰から、家へ入る3人を見ている土地を仕切る鬼頭家の者たち。第13話で、鬼頭ナキたちが玄関に現れる
温泉の男たち混浴でモモを囲み、湯へ押さえ込む第13話で、鬼頭家の男たちだと分かる
お札の部屋壁も床も天井も、お札で埋まっているジジの家は、鬼頭家が200年もの間供物を捧げてきた祭壇の上に建っていた(第14話)
ツチノコの神社オカルンとジジの雑談の種第13話の題は「大蛇伝説ってこれじゃんよ」。大蛇様の正体はモンゴリアンデスワーム
ジジを眠らせない霊夢にまで出るブリーフ姿の男第14話の題名でもある邪視。第18話ではジジの邪視化が深刻になる
第12話の伏線と、第2期で明かされたこと

邪視がジジにとりついた理由は原作39話のネタバレ感想・考察、乗っ取られた後の声はジジ役・石川界人さんの役作りで追えます。

第2期の制作は、第12話の放送直後に発表されました。決定ビジュアルでは、紫に染まった画面の中央で、邪視の目がジジを見据えています。

オカルン役の花江夏樹さんも、発表があった日の朝に「続きも楽しみだー!!」と投稿しています。

第2期は予告どおり2025年7月に始まり、第13話から第24話までが放送されました。

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まとめ|第12話は、恋の張り合いの週末旅行が呪いの家の入口になった最終回

『ダンダダン』アニメ第12話は、太郎と花の恋を夜明けで締め、オカルンとジジの張り合いを旅先まで連れていき、温泉のピンチとお札の部屋を並べて第1期を終えた回でした。

第12話で押さえておきたいこと

  • 前半は太郎と花の再会とスラムダンク歌合戦、後半はジジの家への旅
  • オカルンは「断固として戦う」と宣言したのに、電車でジジを嫌いになれなくなる
  • 最後は温泉のモモが男たちに捕まり、ジジが破った壁の奥からお札の部屋が出てくる
  • 原作31〜33話と34話の一部。続きは第2期第13話、原作なら5巻34話の途中から
  • 人影・お札の部屋・ジジの不眠は、第2期で鬼頭家と邪視につながる

恋敵と戦うつもりで決めた週末の泊まりが、行ってみれば呪いの家の入口でした。どっちがモモを好きかの勝負は、決着がつかないまま第2期へ持ち越しです。

オカルン、戦う相手を一人に決めて出かけたはずが、着いた先で戦う相手が増えていく一方です。

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月2日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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