『ダンダダン』13話「ヤベー女がきた」は、オカルンの金の玉を拾った愛羅が、モモを悪魔だと思い込んで除霊を仕掛ける回です。
最終ページでは、友達には見えず愛羅だけが見つめていた赤いワンピースの女が、ついに姿を現します。
間に挟まるのが、屋上で招き猫のターボババアが出した警告。霊が見えるようになった人間は、霊のほうからも見られている。この一言が、愛羅の空回りを笑えない話へ変えていきます。
サブタイトルの「ヤベー女」を、途中まで愛羅のことだと思って読んでいた人は多いはず。最後のページで、その読みがひっくり返ります。
ロザリオに聖典に結束バンド。同級生ひとりを祓うのに、装備が本格的すぎる。
※原作漫画第13話までのネタバレを含みます。第14話以降の展開には触れません。
この記事でわかること
| 人物 | ここまでの経緯 | 13話での関わり |
|---|---|---|
| 白鳥愛羅 | 10話でモモにタライを落とされ、12話でモモの噂を流した | 金の玉を手に、モモを悪魔と信じて除霊を仕掛ける |
| 愛羅の友達2人 | 10話で愛羅と一緒にオカルンを笑っていた | ロザリオと聖典を用意し、モモを押さえる |
| モモ(綾瀬桃) | 12話でオカルンに避けられ、理由が分からないまま | 愛羅に呼び出され、除霊される側に回る |
| オカルン | 12話でモモをかわいいと意識し、顔を見られなくなった | 屋上でもモモを見られず、最後はモモのもとへ駆けつける |
| ターボババア | 11話で意識が招き猫に移り、金の玉を落としたと白状した | 妙な女を見かけたと話し、金の玉を拾った人間の危険を語る |
『ダンダダン』13話のあらすじ|金の玉が降ってきた夜から、最終ページまで
13話は、愛羅が金の玉を手にした夜の回想から始まり、赤いワンピースの女が現れて終わります。主役は、金の玉のせいで見えるようになった愛羅です。
- 夜道で空から降ってきた金の玉を、愛羅が手に入れた時の回想
- 学校で友達からロザリオと聖典を受け取り、世界を救う準備を整える
- 校舎の外に赤いワンピースの女が見えるが、友達には見えない。愛羅はモモの使い魔だと決めつける
- 屋上では、ターボババアが妙な女を見つけたと話し、金の玉を拾った人間の危険を語る
- 廊下で愛羅がモモを呼び出す。モモは面倒を避けようと応じ、オカルンと別れる
- 人のいない建物で、友達がモモを押さえ、愛羅がロザリオと聖典で除霊を始める
- 愛羅が金の玉を取り出してモモの頬へ。駆けつけたオカルンの前に、赤いワンピースの女が現れる
12話のラストは、愛羅がポケットから金の玉を出す場面でした。噂を流した経緯と合わせて、12話のネタバレ感想・考察で振り返れます。
第13話「ヤベー女がきた」は2021年6月29日に少年ジャンプ+で公開され、単行本では2巻に入っています。
龍幸伸先生も公開当日の火曜日に、Xで13話の更新を知らせています。
アニメではサブタイトルもそのまま、第6話「ヤベー女がきた」にあたります。13話の引きの続きにあたる14話も、同じ2巻に収録されています。
愛羅はなぜモモを祓おうとしたのか|タライ、噂、除霊と広がった勘違い
愛羅がモモを祓おうとしたのは、モモの超能力を悪魔の力だと信じたからです。その思い込みは、13話で急に生まれたものではありません。
| 話数 | モモと愛羅の間で起きたこと | 愛羅の動き |
|---|---|---|
| 10話 | オカルンを陰で笑った愛羅に、モモが超能力でタライを落とす | モモの超能力の手を目にし、悪い存在だと考える |
| 12話 | モモの下品な噂が学校に広まる | 噂を流した張本人。拾った金の玉を天からの授かり物だと受け取る |
| 13話 | 友達と一緒に、モモを人のいない建物へ呼び出す | 校舎の外の女をモモの使い魔だと考え、除霊を仕掛ける |
並べると、愛羅の中では話の筋がきれいに通っています。悪魔の手を持つ女がいて、自分は天から金の玉を授かった。すると校舎の外の怪しい女も、悪魔の手下に見えてくる。
ただし、一つだけ合っていることがあります。愛羅には、本当に女が見えている。友達には見えないものが見えているのは、勘違いではありません。
見えているところまでは正解。そこから犯人をモモにするまでが、全部ハズレ。
付き合う友達2人も見逃せません。10話では愛羅と一緒にオカルンを笑っていた2人が、13話ではロザリオと聖典を用意し、モモを押さえる役まで引き受けます。
愛羅の言う女は、2人には見えていません。それでも準備をそろえて、呼び出しにもついてくる。見えない敵のために体を張れる友達が、愛羅には2人もいるわけです。
タライが落ちた日のことは、10話のネタバレ感想・考察で読めます。笑われたオカルンを守ったタライが、ここまで尾を引くとは。
屋上のターボババア|焼きそばパンと「霊もこっちを見てる」
屋上の昼休みで、ターボババアは二人に大事な話をします。妙な女を見かけたこと。そして、金の玉を人間が拾ったら何が起きるか。
金の玉を手にした人間は、霊が見えるようになるかもしれない。霊が見えるということは、霊のほうもこっちを見ている。つまり、襲われる側に回る。
この話を、二人はまだ愛羅と結びつけていません。校舎の外の女を見つめる愛羅を知っているのは、読者だけです。
アニメ第6話の屋上の場面は、ABEMAの公式ショートで見られます。題名はターボババアの「よしコロス てめぇはグッバイ」。物騒な一言が、招き猫の顔で出てきます。
しかも三人で話している間、ババアは焼きそばパンを食べています。途中で落としても、拾ってそのまま食べ続ける。
妙な女の報告に来て、落ちたパンは一切れも無駄にしない。元ターボババア、食べ物への執着だけは100キロ級。
一方のオカルンは、屋上でもモモの顔を見られません。12話でかわいいと意識してから、まだ立ち直れていない。避けられていると感じたモモは怒り出します。
ババアが招き猫に入った経緯は、11話のネタバレ感想・考察から。置物の体のどこに焼きそばパンが入るのかは、まだ誰も教えてくれません。
「ヤベー女」は誰だったのか|除霊の結末と、最終ページの赤いワンピースの女
13話の「ヤベー女」は、読む人と立場によって指す相手が変わります。最後に姿を見せたのは、愛羅がずっと見ていた赤いワンピースの女でした。
除霊の場面は、ほとんど一方的です。人のいない建物で、友達2人がモモの手を結束バンドで縛って押さえる。愛羅はロザリオと聖典を手に、悪魔祓いを始めます。
腹を立てたモモが超能力で友達を押しのけると、愛羅はまた「悪魔の羽」を見ます。そこで取り出したのが金の玉。それをモモの頬へ押し当てます。
悪魔を祓う聖なる道具のつもりで、頬に押し当てているのは同じ学校の男子の金の玉。祓われるべきなの、どっちだ。
ここでモモは、探していた金の玉を愛羅が持っていると知ります。説明しようとしても、愛羅には通じません。そこへオカルンが、モモを心配して駆け込んできます。
モモはオカルンに、愛羅が金の玉を持っていて、ババアの言う妙な女も愛羅だと伝えます。その直後、赤いワンピースの女が愛羅のもとへ現れます。
| 誰の目線か | ヤベー女だと思った相手 | 最終ページで分かること |
|---|---|---|
| 愛羅 | 悪魔の手を持つモモと、その使い魔 | 使い魔だと思った女に、自分が狙われていた |
| モモ | 自分を縛って除霊しようとする愛羅 | ババアの言う妙な女は、愛羅とは別にいた |
| 読者 | サブタイトルから思い浮かべた、愛羅 | 題名の「ヤベー女」にふさわしい相手が、もう一人現れる |
愛羅はモモを、モモは愛羅を危ない女だと思っていた。二人がにらみ合っている間に、本当に危ない相手が近づいていた。
それまでの13話では、赤いワンピースの女の姿はほとんど描かれません。指さす先に何がいるのか分からないまま、最終ページで初めて読者の前に出てきます。
屋上でババアが言った、見える人間は見られている。その「見られている」側が、最後に愛羅だと分かる。
コメント欄の13話|「思ってたのと違う」赤いワンピースの女と、焼きそばパン
13話の応援コメントは3,000件を超えています。いちばん多くの「いいジャン」を集めたのは、赤いワンピースの女が想像していた姿と違った、という掲載当日の声でした。
| 場面 | 読者の受け止め |
|---|---|
| 最終ページの女 | 儚げな幽霊を想像していたら、大柄で怖すぎたという驚き |
| 招き猫のターボババア | かわいい、落とした焼きそばパンを拾って食べるのがえらい |
| 金の玉の扱い | もう下ネタに見えなくなってきた、頬に押し当てるのはやめてあげて |
| 霊もこっちを見ているコマ | 笑っていた途中で、急に背筋が冷えたという声 |
| 愛羅の友達2人 | 付き合いがよすぎる、縛る手際がよすぎて怖い |
サブタイトルの「ヤベー女」を愛羅のことだと思い込んでいた、という書き込みもあります。最終ページで「こいつか!」となる仕掛けに、まんまと乗せられた人の声です。
アニメ放送が始まった2024年秋からは、読み返した人の書き込みも増えています。最初は嫌な子に見えたけれど、除霊にまで付き合う友達がいるならいい子かも、という見直しも。
アニメで愛羅を演じたのは佐倉綾音さん。13話の思い込みの強い台詞を誰が声にしたのかは、アイラ役の佐倉綾音さんを紹介した記事で追えます。
13話も、その続きの14話も単行本2巻に入っています。最終ページで現れた女が何者なのか、ページをめくってすぐ確かめられます。
まとめ|13話は、ヤベー女の指名先が最後に入れ替わる回
『ダンダダン』13話「ヤベー女がきた」は、モモを悪魔と信じた愛羅が除霊を仕掛け、最後に本物の怪異が愛羅の前へ現れる回でした。
ヤベー女は愛羅で決まりだと思ったら、最終ページに二人目。サブタイトル、ずっと単数のふりをしてた。
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