ホラー

『ダンダダン』43話ネタバレ感想・考察|呪いの家に閉じ込められたオカルンと、友達のために数えた20回のスクワット

本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

『ダンダダン』43話の呪いの家と20回のスクワットを扱う記事タイトルに、木造の室内を淡い水彩で添えたアイキャッチ。

『ダンダダン』43話「ゆるさねえぜ」は、ジジの体を乗っ取った邪視と、ターボババアの力で変身したオカルンが、地下でぶつかる回です。

邪視はオカルンを「呪いの家」に閉じ込め、自分も入って殴り続けます。流れを変えたのは、モモの名前を出した一言と、オカルンが数え始めた20回のスクワット。

いちばん面白いのは、閉じ込めるために狭くした家が、そのままスクワットの射程になってしまうところです。

檻に入れたのも、中へ入ったのも邪視本人。会場の設営から参加まで、全部ひとりでやってる。

※原作漫画第43話までのネタバレを含みます。第44話以降の展開には触れません。

人物42話までの状況43話での関わり
ジジ(邪視)遊ぶ約束をした直後、邪視に体を奪われた。41話からモモを蹴り、球を蹴り込んでいるオカルンを呪いの家に閉じ込め、自分も入って殴る
オカルン42話でモモを地上へ逃がし、ジジのことは自分がなんとかすると地下に残ったターボババアの力で邪視と戦い、怒りを爆発させる
綾瀬桃(モモ)42話で地上へ逃がされ、一人で動き出した邪視に名前を出され、オカルンが怒る理由の一つになる
43話の主な顔ぶれと、直前までの状況

『ダンダダン』43話のあらすじ|呪いの家に閉じ込められた地下から、20回のスクワットまで

43話は、42話ラストで現れた邪視との戦いの続きから始まります。舞台は地下深く。前半は動きの描写が中心で、戦うほどに周りの家々が壊れていきます。

  • 呪いの家を固めた球を蹴り込む邪視と、かわしながら応戦するオカルン
  • 邪視はオカルンを「呪いの家」に閉じ込め、自分も中へ入る
  • 狭い家の中で、邪視がオカルンを一方的に殴り続ける
  • 邪視が次はモモをいたぶると言い出し、オカルンの闘志に火がつく
  • 邪視のパンチをかわしたオカルンが、数を数えながらスクワットの動きで連打を叩き込む

邪視ジジがオカルンの前に現れるところまでは、42話のネタバレ感想・考察で追えます。

配信日の2022年2月8日には、担当編集の林士平さんが43話を告知しています。邪視が地下深くで縦横無尽に破壊的な攻撃を仕掛け、オカルンも激速で対抗する、という内容です。

アニメでは、2025年7月17日放送の第2期第3話(通算第15話)「ゆるさねえぜ」が、この対決を描いています。

原作43話と同じ題で、42話の脱出から地上のモモの作戦までを、一話に収めた回です。

呪いの家に閉じ込められたオカルン|球だった家が、43話では檻になる

41話の邪視は、呪いの家を球に固めて蹴り込んでいました。43話では、同じ家がオカルンを閉じ込める檻に変わります。

比べる点41話43話
家の使い方球に固めて蹴り込むオカルンを閉じ込める檻にする
邪視の動き球を蹴って攻める自分も家に入り、殴って攻める
同じ呪いの家の、41話と43話での使われ方

コメント欄には、江戸時代ほどの古い民家から現代の住まいまでが入れ子になった背景に、驚く声が並びました。しかも、それは戦いの背景にすぎません。

閉じ込めた邪視は、自分も中へ入ります。その入り方が「ただいま〜」。オカルンを閉じ込めた家へ、帰宅の挨拶で入ってくるのですから怖い。

「乗っ取られジジの『ただいま〜』が怖すぎた」というコメントは、400件を超える共感を集めました。その家の中で、邪視はオカルンを殴り続けます。

閉じ込めた部屋へ「ただいま〜」。挨拶だけが日常で、中身はいちばん非日常。

状況を変えたのは、邪視自身の口でした。次はモモを、と言いかけたところで、オカルンの闘志に火がつきます。

この台詞はアニメ第15話の公式ショートの題にもなっていて、「モモの柔肌をいたぶって、いたぶって、いたぶっ…」と途中で途切れています。

閉じ込めたなら自分まで入らなくてもよかったのでは、と首をかしげる読者もいました。一方で、広い場所ならターボババアの脚に逃げ回られるだけ、という読みもあります。

邪視が蹴っていた球は、33話でジジがオカルンに教えたサッカーの蹴り方を思い出させます。「サッカーしようぜが悪魔の言葉だって分かった」と嘆く読者までいました。

「ジブンの友達」に怒るオカルン|32話の「友達」から43話の怒りまで

オカルンの怒りは、二つの理由に分かれます。ひとつはモモを傷つけたこと。もうひとつは、友達であるジジの体を汚したことです。

読者が震えたのは二つ目でした。「大切な友達とか泣けるぜ」「はよジジ帰ってこい」と続けた書き込みには、1万5,000件を超える「いいジャン」が付いています。

その「友達」に「トモダチ」とルビが振ってあることに気づいて、胸を打たれた読者もいます。

話数オカルンとジジ
32話電車の道中でUMAの話をして打ち解け、ジジがオカルンを友達だと言う
33話ジジがオカルンにサッカーを教えながら、二人はモモを取り合う
42話モモを地上へ逃がし、ジジのことは自分がなんとかすると引き受けて地下に残る
43話邪視に体を使われたジジのために、友達として怒る
恋敵から友達になった二人の、43話までの道のり

電車でジジが友達と言った回は32話のネタバレ感想・考察、サッカーをしながらモモを取り合った日は33話のネタバレ感想・考察で読み返せます。

33話のサッカーも、内緒の筋トレも、ただの日常パートではなかった。コメント欄には、そう気づいて喜ぶ声が出ていました。

42話で引き受けた、ジジのことは自分がなんとかするという約束を、43話は殴って果たしにいきます。恋敵だった相手のために怒れるなら、もう友達で間違いありません。

変身中のオカルンは、42話で「いくぜぇ」と口調が荒くなっていました。それでも怒りを宣言する時の一人称は、普段どおりの「ジブン」です。

口元のパーツが壊れて素の顔が出たからでは、と読むコメントもありました。

荒い口調で殴っているのに、友達の話になると素の「ジブン」。そこで素に戻るのはずるい。

20回のスクワット|15話の頭突きと19話の特訓から、閉所の勝負へ

邪視のパンチをかわしたオカルンは、数を数えながらスクワットに入ります。数えるのは20まで。しゃがんで跳ね上がる脚のバネが、そのまま下からのアッパーになります。

脚で戦うはずのオカルンが、脚の力を拳に変える。スクワットで倒す発想はどこから来るのか、という書き込みには1万3,000件を超える「いいジャン」。

射程が短くて当てにくいスクワット攻撃が、逃げ場のない家の中だから当たった、という分析もありました。閉じ込める檻が、そのままオカルンの射程の中だったわけです。

ページを順に追ったコメントによると、邪視の攻めは「パンチ→膝」の型で繰り返されます。

オカルンは最初は避け、次は逃げ場がなくてしゃがんだところへ膝を食らい、最後はしゃがんだまま反撃に転じる。

しゃがむ動きが、避けるためから、攻めるためへ変わっていく。スクワットは突然の奇襲ではなく、動きの流れの先にあったと読めます。

アニメの公式ショートは、題に「本気出すぜ」と数字の並びを掲げています。アニメでは1から20までを何度も数えるのに対し、原作で数えるのは一度だけ、と見比べた読者もいました。

オカルンの戦い方は、ここまでどう変わってきたのか。15話と19話に並べてみます。

話数オカルンの手その時の見え方
15話殴るか蹴るか迷った末の頭突き殴り慣れていない人の喧嘩は体当たりになる、と笑われた
19話校舎裏で、モモに内緒の特訓誤解されても、言い訳せずに特訓を続ける
43話閉じ込められた家の中で、数えながらスクワット隠れてやっていた筋トレが、戦いで使われる
頭突き、内緒の特訓、そしてスクワットへ

15話は、モモに頼まれて出た頭突きでした。19話では、モモに内緒の特訓を始めます。43話のスクワットは、その特訓の続きにも見えます。

19話のコメント欄には、腕立て伏せが20回できる時点で結構な筋力だ、という経験者の声がありました。20という数字が偶然かどうかは分かりませんが、見比べたくなります。

モモに内緒で始めた特訓が、モモの名前を出された日に火を噴く。オカルン、報われる順番がドラマチック。

頭突きに出た15話、内緒の特訓が見つかった19話、特訓を隠した理由が明かされた25話は、それぞれのネタバレ感想・考察で振り返れます。

頭突きの15話も、内緒の特訓が始まる19話も、単行本では3巻に入っています。43話のスクワットを見たあとだと、あの頭突きも特訓も見え方が変わります。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

応援コメント欄の43話|「週刊連載のレベルじゃない」と「承○郎!?」

43話の応援コメントは4,500件を超えます。上位は、作画への驚きと、ジョジョを思い出した声で埋まりました。

場面読者の受け止め
作画「週刊連載のレベルじゃない」が4万2,000件超。アナログでこの作画は頭がおかしい、という書き込みにも3万6,000件超
「萎えるぜぇ」オカルンのこの一言が癖になりそう、という書き込みに3万3,000件超
決め台詞「テメーは俺を、怒らせた」が2万6,000件超。「承○郎!?」も2万件超
台詞のない戦い文字が一切使われていないのに背景の迫力がすごい、という書き込みに1万7,000件超
大切な友達「大切な友達とか泣けるぜ」が1万5,000件超
ジョジョダンダダンを読んでいたのに、いつのまにかジョジョを読んでいた、という書き込みに4,500件超
2022年2月8日の公開直後から並ぶ、43話への受け止め(数字はコメントへの「いいジャン」)

作画への驚きとは別に、前半は台詞がほとんどないのに、絵だけで音が聞こえてくる、という感想もありました。

ジョジョ立ちのオカルンを格好いいと言う声にも、2,400件を超える支持。作者の意図は分かりませんが、決めの一言とポーズに、読者の記憶が一斉に反応したのは確かです。

ラストについては、約束どおりジジをなんとかして、最後に「綾瀬さん助けて」と言うのがオカルンらしい、という受け止めが複数ありました。強いのに、最後はモモを頼る。

音が聞こえるようだと読者が驚いた前半の戦いは、ページで確かめたくなる場面です。43話は41話から続く6巻に入っていて、邪視との対決を巻の流れで追えます。

気になる場面を、原作でじっくり読む。

まとめ|43話は、閉じ込められた家で友達のために怒る回

『ダンダダン』43話「ゆるさねえぜ」は、呪いの家に閉じ込められたオカルンが、モモと友達のジジのために怒り、20回のスクワットで反撃する回でした。

43話で押さえておきたいこと

  • 地下で、ターボババアの力で動くオカルンと、ジジの体を使う邪視が戦う
  • 邪視はオカルンを呪いの家に閉じ込め、自分も入って殴り続ける
  • 邪視が次はモモをいたぶると言いかけ、オカルンの闘志に火がつく
  • 怒りの理由はモモと友達のジジ。オカルンは数を数えながらスクワットの連打で反撃する
  • 43話は単行本6巻に収録。アニメでは第2期第3話(通算第15話)「ゆるさねえぜ」にあたる

モモにも友達にも手を出されて、返事は20回のスクワット。オカルン、怒り方が筋トレで一貫してる。

44話のネタバレ感想はこちら

※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年11月1日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。

  • この記事を書いた人
アニナビプラスの案内キャラ「アキラ」の吹き出しアイコン

アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

-ホラー
-