『薬屋のひとりごと』(薬屋)のやり手婆の声優は、斉藤貴美子(さいとう きみこ)さんです。『DEATH NOTE』のレムや『ゴールデンカムイ』のソフィアも演じています。
猫猫(マオマオ)には遠慮なく小言を飛ばし、お金の話にはすぐ食いつく。あの店主の声が気になったら、賑やかな掛け合いと、第1期終盤の重い場面を続けて追いたくなります。
羅漢(ラカン)役の桐本拓哉さんも、斉藤さんとの芝居を公式対談で称賛しています。小言に笑わせる婆さんが、共演者の心にも残っていた。そこ、聞き逃したくないですね。
※アニメ第1期終盤までの内容に触れます。
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やり手婆の声優は斉藤貴美子|名前の読み方とプロフィール
やり手婆役は、青二プロダクション所属の斉藤貴美子さんです。名前は「さいとう きみこ」。役名と一緒に覚えると、ほかの作品のクレジットでも見つけやすくなります。
配役はアニメ第1期の公式キャスト一覧でも発表されています。緑青館(ろくしょうかん)を仕切る、あのやり手婆の担当です。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 斉藤貴美子(さいとう きみこ) |
| 所属 | 青二プロダクション |
| 誕生日 | 2月12日 |
| 出身地 | 長野県 |
| 出身校 | 青二塾東京校21期 |
| 主な仕事 | アニメ、洋画・海外ドラマの吹き替え、ナレーションなど |
出演歴はアニメだけに収まりません。所属事務所のプロフィールには、海外ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のペネロープ・ガルシア役なども並びます。
花街の婆さんを探していたら、海外ドラマのガルシアにもたどり着く。アニメと吹き替えを別々に楽しんできた人ほど、声の記憶が思わぬところでつながりそうです。
事務所のページにはボイスサンプルもあります。キャラクターの絵から少し離れて声を聴きたいときは、作品を探し直す前の入口になります。
その声で演じるやり手婆は、猫猫を叱りながら店も回す人物。気になるのは、お婆さんらしい声かどうかより、客が来た途端に始まる商売のほうです。
演技の見どころは猫猫との掛け合い|叱った次には、もう商売
やり手婆の掛け合いで面白いのは、叱る相手と客を見分ける速さです。猫猫に厳しく当たっていたと思ったら、連れてきた相手の値踏みには抜かりがありません。
第7話「里帰り」で、猫猫は花街へ戻ります。久々に後宮の外へ出る回なのに、古巣ではやり手婆のお説教が待っている。帰ってきたからこその遠慮のなさです。
| 場面 | やり手婆を見る楽しさ | 掛け合いで追いたいこと |
|---|---|---|
| 第7話の里帰り | 久しぶりの猫猫にも手加減しない | 猫猫の気安い挨拶に、どんな返事が返るか |
| 客を迎える緑青館 | 叱っていた店主が、客の話へすぐ移る | 猫猫に向ける言葉と、商売の言葉の違い |
| 第12話の花街 | 後宮を離れた猫猫が古巣で働く | 宮中にいるときとは違う、店と猫猫の距離 |
Web版の「26 里帰り」でも、猫猫を叱ったあと、連れの李白(リハク)を出世株の上客として見ています。久しぶりの再会でも、店の勘定は止まらない。
猫猫は李白へのお礼を考えていましたが、やり手婆は白鈴(パイリン)を呼びます。Web版では、用意した給金だけで足りるのか、今度は猫猫が頭を抱えることに。
婆さん、猫猫は里帰りしてきたんですって。給金まで里帰りさせなくても。
公式Xでは、第7話のピックアップ映像も公開されています。猫猫が花街へ帰る回を短く振り返りたいなら、この告知から戻れます。
ただし、やり手婆を金勘定だけで読むと、同じWeb版の最後が少し意外です。商売の話を終えると、家にいるはずの養父のもとへ猫猫を行かせます。
あれだけお金の話をした最後に、ちゃんと養父の居場所も教える。やり手婆と猫猫の会話は、支払いの催促だけでは終わりません。
第12話では、後宮を解雇された猫猫が緑青館で働きます。花街へ戻った猫猫は、今度は仕事をする側。休暇とは違う立場で、店の人々と顔を合わせます。
第12話の解雇と身請けまでの経緯を追うと、猫猫は宮中を出たあとも仕事の縁から離れられません。古巣に帰れば全部お休み、とはいかないんですね。
小言を言う店主と、平気で言い返す猫猫。漫画では二人の表情を一コマずつ追い、アニメの声を思い出しながら花街のやり取りを読み返せます。
斉藤貴美子の代表作|レム、ソフィア、ミルキも同じ声優
斉藤さんは『DEATH NOTE』のレム、『ゴールデンカムイ』のソフィアなども担当しています。女性役のやり手婆から調べると、男性キャラクターのミルキまで並ぶのが楽しい。
| 作品 | 役名 | やり手婆から広がる聴き比べ |
|---|---|---|
| DEATH NOTE | レム | 人間の店主から、死神の役へ |
| ゴールデンカムイ | ソフィア | 花街とは異なる土地と歴史を背負う人物へ |
| ONE PIECE | ボア・マリーゴールド/カタリーナ・デボン | 同じ作品で演じる別々の人物へ |
| HUNTER×HUNTER | ミルキ・ゾルディック | 女性役から、男性キャラクターの役へ |
| スナックバス江 | バス江 | 緑青館の店主から、スナックのママへ |
青二プロダクションの出演歴には、ほかにも『海月姫』の千絵子、『夏目友人帳』のひしがきなどがあります。知っている役は見つかりましたか。
特にミルキまで同じ人だと分かると、やり手婆だけで想像していた幅が一気に広がる。「お婆さんの声の人」で覚え切るには、役が遠すぎます。
聴き比べるなら、声の高さより相手との関係へ
似ている声を探すだけでなく、誰に向かって話しているかを比べると面白い。やり手婆なら、猫猫への小言と、店を仕切る言葉が同じ人物の中にあります。
- 知っている作品の役から選び、まず斉藤さんの名前と結び付ける
- やり手婆と同じような年齢・性別の役だけでなく、ミルキのような別の役も候補にする
- 一言の声質だけでなく、相手の返事まで続けて聴く
『ONE PIECE』ではマリーゴールドとデボンの二役です。作品を替えずに別の人物へ移れるのも、配役を知ってから見返す楽しみの一つ。
一方、『スナックバス江』のバス江は店を切り盛りする人物です。店主同士なら近そうですが、こちらはスナックのママ。店が違えば、客を迎える空気も変わります。
聴きたいのは、相手が変わると会話がどう変わるか。やり手婆なら、猫猫と話すときと、羅漢に向き合うときが、そのまま比べる組み合わせになります。
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共演者が語る演技|桐本拓哉が心に残した、やり手婆との収録
第1期終盤のやり手婆を見返す手がかりになるのが、羅漢役・桐本拓哉さんの言葉です。斉藤さんと一緒に録った芝居を、心からよかったと振り返っています。
2026年3月公開の大塚剛央さんと桐本拓哉さんの公式対談で、桐本さんは第23・24話について質問を受け、雨の描写とともに、やり手婆の芝居に触れました。
そこで出たのが、「貴美子、いい芝居するなぁ」という言葉。役名ではなく、一緒に録った相手の名前が出てくる。桐本さんの率直な一言が好きです。
対談の話題になったのは、第23話「鳳仙花と片喰」と第24話「壬氏と猫猫」。猫猫が仕掛けた勝負から、羅漢の過去と身請けへ続く、第1期の締めくくりです。
- 第23話:猫猫が、緑青館の妓女の身請けを条件に羅漢へ勝負を申し込む
- 羅漢の過去:それまでの怪しい言動の奥にあった事情へ目が向く
- 第24話:勝負の結果を受け、身請けする相手を選ぶ場面へ進む
いつもの商売の調子を知っているから、重い場面のやり手婆も見落としたくない。羅漢を演じた桐本さん自身が、相手の芝居に心を動かされていたのが嬉しい話です。
羅漢の過去を短く振り返るなら、TOHO animationのWeb特別PV「羅漢編」もあります。第1期終盤の対談と合わせて、羅漢が花街で抱えてきたものをたどれます。
猫猫役の悠木碧さんは、J:magazine!のインタビューで、収録現場でも斉藤さんら共演者にかわいがられ、肩の力を抜いて臨めたと語っています。
| 話した人 | 振り返ったこと |
|---|---|
| 桐本拓哉さん | 第1期終盤の芝居と、斉藤さんとの収録 |
| 悠木碧さん | 共演者たちに支えられたアフレコ現場の雰囲気 |
猫猫は作中で叱られているのに、演じる悠木さんは現場でかわいがられていた。あの手厳しい会話を作る場所に、肩の力を抜ける時間があったんですね。
鳳仙(フォンシェン)との血縁が気になる場合は、鳳仙とやり手婆の親子説を扱う記事へ。家族関係の疑問と、斉藤さんの配役・芝居の話は、それぞれの筋から追えます。
小説の『薬屋のひとりごと』2巻は、羅漢と緑青館の過去が交わる巻です。アニメの終盤で気になった言葉を、今度は地の文と一緒にたどれます。
斉藤さんと桐本さんの声を思い浮かべながら、羅漢と花街の過去を原作小説で読む。映像では相手の顔へ目が行った場面も、文章なら一人ずつの言葉で立ち止まれます。
本人コメントから知る芝居への向き合い方|バス江とソフィアの役作り
斉藤さん本人の芝居の話を読むなら、別作品のインタビューにも面白い手がかりがあります。とりわけバス江役では、勢いを足すのではなく、作品の時間に合わせる調整を語っています。
『スナックバス江』の公式キャストコメントでは、以前スナックを開きたいと思ったことがあり、バス江を演じて夢が一つ叶ったと明かしています。
スナックを開きたい。その夢の叶い方が、まさかアニメのママ役。声優の仕事、そんな道まであるんですね。
その一方で、好きな場所が舞台だから最初から全部ぴったり、という話でもありません。Febriのインタビューには、当初用意した芝居から方向を変えた経緯があります。
- 最初は、明美役の高橋李依さんとともに、テンションの高い芝居を用意していた
- 監督と音響監督から、舞台がスナックであることを指摘された
- 夜の世界のゆったりした空気を意識するようになった
ギャグ作品なら勢いよく返したくなる。でも舞台は、夜に客が腰を落ち着ける店です。その場所に流れる時間へ合わせる。この話を知ると、会話の速さまで気になります。
これはバス江役についての発言で、やり手婆にも同じ演出指示があったという話ではありません。
やり手婆を聴くときも、台詞が強いか弱いかだけでなく、猫猫が返すまでを一緒に追いたい。返事を待つ時間まで含めると、二人がどれほど気安く話しているかに耳が向きます。
ソフィア役では、言語を越えて気持ちを届ける
『ゴールデンカムイ』のソフィア役発表時のコメントでは、ロシア語の台詞に苦戦しつつ、気持ちに正直に演じたと語っています。
なじみのある店の会話を演じるバス江と、別の言語に挑むソフィア。必要な準備は違っても、その人物の気持ちを届けようとする話が、どちらにもあります。
ソフィアの言葉を聴くときは、外国語の発音だけでなく、斉藤さんが届けようとした強さや優しさにも注目したい。難しい台詞を言えたか、だけで終わらない役作りです。
斉藤貴美子のトークを聴くなら第8話コメンタリー|Blu-ray第2巻に収録
斉藤さんのトークを聴くなら、第1期Blu-ray第2巻の第8話コメンタリーが候補です。悠木碧さん、斉藤さん、羅門(ルオメン)役の家中宏さんが参加しています。
第2巻は第7~12話を収録。第8話コメンタリーは初回版・通常版共通の音声特典です。初回生産限定の封入特典とは、条件が分かれています。
| 探すときの目印 | Blu-ray第2巻の内容 |
|---|---|
| 作品と巻 | 『薬屋のひとりごと』第1期 Blu-ray第2巻 |
| 本編の収録範囲 | 第7話~第12話 |
| 第8話の副音声 | 悠木碧さん/斉藤貴美子さん/家中宏さん |
| 音声特典の対象 | 初回生産限定版・通常版で共通 |
| 品番 | TBR34028D |
発売は2024年3月20日。第7話の里帰りから第12話の宴までを収めた巻です。本編と副音声を楽しみたい人には、この収録範囲も目印になります。
猫猫のそばにいる大人たちの配役が、そのままトークの顔ぶれになるのも気になるところ。家中さんの出演作や羅門の芝居は、羅門役・家中宏さんの記事でもたどれます。
2026年9月には、この第8話コメンタリーがYouTubeでも期間限定公開されました。ただし、公式告知の公開期限は9月27日23時59分で、すでに過ぎています。
第8話コメンタリーを聴くなら、Blu-ray第2巻の音声特典が入口です。過去のYouTube期間限定公開とは分けて選んでください。
これから本編を見るなら、まず第7話の里帰りを楽しんで、第8話へ。やり手婆と猫猫が普段どう話すかを聴いてから副音声へ移ると、役と演者を行き来できます。
婆さんの台詞を聴きに戻るのか、斉藤さんの話を聴きに行くのか。声優名が分かると、次に押したい再生ボタンも二つに増える。
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まとめ|やり手婆の声優は斉藤貴美子。小言の先まで聴きたい芝居
やり手婆役は斉藤貴美子さんです。猫猫との賑やかな掛け合いに加え、第1期終盤の芝居は、共演した桐本拓哉さんの言葉からも振り返れます。
お金にはうるさいし、猫猫にも甘い言葉ばかりはかけない。その婆さんの言葉が、掛け合った役者にも残っている。第1期終盤は、やり手婆の側にも耳を澄ませたいですね。
※当サイトで使用しているイラストは、記事内容を補足するイメージです。特定の著作物・キャラクター・場面の再現を目的としたものではありません。本記事は作品公式および関係各社とは関係のない非公式記事であり、感想・考察には当サイトの見解を含みます。
※本記事の情報は2026年10月19日時点で確認しています。放送・配信状況、料金、特典、キャンペーン、商品情報などは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイト・販売ページをご確認ください。