ミステリー

『薬屋のひとりごと』最新相関図・キャラ一覧|小説16巻+Web版の家系と関係

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『薬屋のひとりごと』の相関図記事タイトルと、宮廷の回廊・薬棚・薬研を描いた淡い水彩のアイキャッチ。

『薬屋のひとりごと』の最新の人物関係は、猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)を中心に、皇族・氏族・仕事仲間・花街をつなぐと見通せます。

猫猫は今も「玉葉(ギョクヨウ)妃の毒見役」だけなのか。壬氏は皇帝の弟なのか、息子なのか。同じ屋敷にいる人を家族だと思うと、そこでまた迷うんですよね。

本記事は原作小説16巻とWeb版の公開最新章までの重大なネタバレを含みます。アニメの登場範囲には合わせていません。

小説とWeb版は、加筆や展開が異なります。「Web版」と付く関係は、なろう掲載本文に基づくもの。昔の肩書と現在の立場にも違いがあります。

中心人物読み関係を探す場所
猫猫マオマオ羅の一族/医官の仕事仲間
壬氏ジンシ皇族/側近と離宮
羅漢・羅門ラカン・ルォメン実父と育ての親
玉葉・梨花ギョクヨウ・リファ皇后・後宮と子どもたち
阿多・水蓮アードゥオ・スイレン壬氏を支える人々
高順ガオシュン馬の一族と乳兄弟
里樹リーシュ卯の一族と帰還後の関係
読みを確かめたい人物は、各グループの人物表でも探せます。

育ての親を「おやじ」と呼ぶ猫猫と、実母に別の立場で会う壬氏。二人の呼び方からして、血縁の線だけでは追い切れない。

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『薬屋のひとりごと』最新相関図|猫猫と壬氏から全体を見る

全体の軸は、医官付き官女として働く猫猫と、皇弟として政務を担う壬氏です。二人の周囲に、出自・職場・守る相手が異なる人々が集まっています。

グループ猫猫・壬氏とのつながり詳しい人物一覧
羅の一族猫猫の実家・養育者。軍と家の仕事も動く羅家
皇族・後宮壬氏の出生、皇后・妃と皇子女皇族/後宮
馬の一族・巳の一族護衛・政務・侍女・諜報。それぞれの主人がいる馬家/巳
医官・官女猫猫の現在の仕事と、医療を支える仲間医官たち
緑青館・花街猫猫の育った場所と、留守中の薬屋花街
卯・子・玉の一族元妃の実家、反乱の残した縁、西都の権力卯/子/玉
安氏(アンシ)の実家・砂欧皇太后の親族と、隣国から続く政治の関係安氏の実家/砂欧

「最新」で変わるのは、人数だけでなく立場

玉葉は皇后、猫猫は医官付き官女。序盤の「妃と毒見役」から覚え直すと、今は誰と働き、どこで暮らしているのかも見つけやすくなります。

人物序盤からの変化現在の関係を読むポイント
猫猫玉葉の毒見役を経て、医官付き官女へ後宮の侍女と、現在の医療の同僚を区別
玉葉貴妃から皇后へ息子は東宮。出身家の立場にも関わる
高順壬氏のそばから皇帝の補佐へ壬氏との長い縁が切れたわけではない
阿多後宮を出て離宮へ皇族の秘密と、人を保護する役割が重なる
里樹後宮を出て出家し、のちに卯の屋敷へ帰還Web版「罪人」で帰還が語られる

ただし、Web版の展開が、そのまま小説16巻にも当てはまるとは限りません。同じ人物でも、巻・章と媒体をそろえると、別版の関係を混ぜずに追えます。

羅の一族の家系図とキャラ一覧|実父・養育者・養子の違い

猫猫の実父は羅漢、実母は鳳仙(フォンシェン)。育ての親で薬の師匠が羅門です。羅半(ラハン)は実の従兄であり、羅漢の養子でもあります。

人物読み猫猫・羅家との関係
羅漢ラカン猫猫の実父。羅家の当主で、軍の太尉
鳳仙フォンシェン猫猫の実母。花街で羅漢と出会った元妓女
羅門ルォメン猫猫の大叔父。養育者・薬の師匠
羅紅ラコウ羅漢の異母弟。羅半兄(ラハンアニ)・羅半の父
羅半ラハン猫猫の従兄。羅漢の実の甥で養子
羅半兄ラハンアニ羅半の実兄。猫猫の従兄で、農業に秀でる

羅門は羅漢の叔父なので、猫猫から見ると祖父の弟に当たる大叔父です。「おやじ」と呼ぶ距離の近さと、血縁上の続柄が重なっています。

羅漢の甥を養子に迎えたことで、羅半は猫猫の義兄という立場も持ちます。実の兄妹ではないのに、家の中では兄妹として扱われるわけです。

誰が誰を生み、誰が育てたのかは、羅の一族の家系と人物関係をたどると、羅門・羅漢・猫猫の距離までつながります。

羅家で働く人々|同じ屋敷にいても血縁とは限らない

人物読み羅家での役割・つながり
三番サンファン羅半の仕事を支える使用人。商才を持つ女性
四番・五番・六番スウファン・ウーファン・リウファン羅漢が拾ってきた子どもたち。家で働く
俊杰ジュンジェ西都から来た少年。羅漢の小姓を務める
梔子ジーズー豪(ハオ)の娘。Web版後始末編では子どもたちと畑にいる
音操オンソウ陸孫(リクソン)の後任として羅漢を支える副官
陸孫リクソン以前の副官。西都で別の役目を担う

Web版「兄保育」では、四番たちも皇太后の姪の梔子も、羅半兄と一緒に畑仕事。ここでは身分より、貝殻の粉をまんべんなく撒けるかなんですね。

陸孫が西都へ移った後、羅漢の副官を引き継ぐのが音操です。交代の経緯は、羅漢の部下・陸孫と音操の仕事へ続きます。

皇族の家系図|壬氏は皇帝の弟か、息子か

壬氏は公には皇帝の弟ですが、血縁上は皇帝と阿多の息子です。赤子の入れ替えによって、公的な続柄と本当の親子関係が食い違っています。

人物・呼称読み公的な関係/実際の血縁
先帝センテイ前の皇帝。壬氏の公的な父/実の祖父
現帝(皇帝)ゲンテイ(コウテイ)壬氏の公的な兄/実父
安氏(皇太后)アンシ壬氏の公的な母/実の祖母
阿多アードゥオ現帝の元妃。壬氏の実母
水蓮スイレン阿多の実母。壬氏の侍女で、血縁上は祖母
女帝ジョテイ先帝の母を指す通称
大宝タイホウ先帝との間に翠苓(スイレイ)の母を生んだ女性のアニメでの呼称
翠苓スイレイ先帝の孫。壬氏とは血縁上の従姉弟

赤子の入れ替えで、続柄がどう変わったのか

  • 安氏が先帝の子を、阿多が現帝の子を、同じ時期に出産する。
  • 阿多が、自分の赤子と安氏の赤子を入れ替える。
  • 阿多が育てる側になった、本来の皇弟である赤子は亡くなる。
  • 阿多の実子は、先帝と安氏の子、つまり現帝の弟として育つ。それが壬氏。

弟としての立場が消えれば済む、という話でもないんですよね。実の息子だと分かること自体が、次の帝位の話につながってしまう。

秘密の血縁と、公に使われる皇弟の立場は別です。血縁図の線が、そのまま宮廷中に共有されているわけではありません。

先帝の母・妃・子どもから出生の事情を追うなら、先帝の相関図・家系図で枝をたどれます。

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後宮のキャラ一覧|皇后・妃・皇子女と侍女たち

玉葉は皇后となり、その息子が東宮です。序盤の四夫人を全員「現在の上級妃」と並べると、後宮を出た阿多や里樹、楼蘭(ロウラン)の立場が混ざります。

人物・立場読み序盤からの変化・皇子女
玉葉ギョクヨウ元貴妃→皇后。娘の鈴麗(リンリー)と、東宮となる息子がいる
鈴麗リンリー皇帝と玉葉の娘。東宮の姉
梨花リファ賢妃。序盤の息子を亡くし、のちに別の息子を出産
阿多アードゥオ元淑妃。後宮を離れ、離宮で暮らす
里樹リーシュ元徳妃。出家後、Web版では卯家へ戻る
楼蘭/子翠ロウラン/シスイ元淑妃・楼蘭が、下女として名乗った名が子翠
愛凛アイリーン砂欧の特使として来た後、後宮へ入る

東宮は皇太子に当たる立場を指す呼称です。玉葉の息子である東宮と、壬氏は別人。皇帝の実子でも、置かれている立場は大きく違います。

玉葉を支える侍女と、猫猫の後宮時代の友人

人物読み主な関係
紅娘ホンニャン玉葉の侍女頭。侍女たちの仕事をまとめる
桜花・貴園・愛藍インファ・グイエン・アイラン玉葉の古参の侍女たち
白羽・黒羽・赤羽ハクウ・コクウ・セキウ西方から来た三姉妹の侍女。陸孫とも母方の縁がある
小蘭シャオラン猫猫の後宮時代の友人。仕事の所属と友情は別
やぶ医者ヤブイシャ後宮の医官。猫猫と茶を飲み、仕事を共にする

玉鶯(ギョクオウ)の養女は、玉葉の侍女として仕えます。大海の娘と同じ「玉家から来た女性」でも、一人は妃、一人は侍女。宮中で担う役目が違います。

玉葉を支える侍女たちにも、西方の親族の縁があります。猫猫の友人小蘭は、後宮を出た後も便りの中で近況が分かります。

壬氏の側近と阿多の離宮|誰が誰を守っている?

壬氏の周囲には、護衛・政務・身の回りの世話を担う人がいます。阿多の離宮は、それとは別に、表へ出られない人たちを守る場所でもあります。

人物読み壬氏・阿多との関係
馬閃バセン壬氏付きの護衛。壬氏の乳兄弟でもある
馬良バリョウ壬氏の政務を支える文官。馬閃の兄
麻美マーメイ馬良・馬閃の姉。家と壬氏周辺の仕事を取り仕切る
桃美タオメイ高順の妻。壬氏の乳母でもあり、馬家を支える
水蓮スイレン壬氏の侍女・乳母。阿多の実母
虎狼フーラン西都から中央へ移り、壬氏の文官の副官となる
雀チュエ壬氏周辺で働くが、本当の主人は阿多

壬氏を世話する顔、猫猫と出かける顔、阿多のために動く顔。雀さん、登場した場所だけで所属を決めると逃げられる。

阿多は、壬氏にとって実母であると同時に、皇族の事情を相談できる相手です。離宮には翠苓や子の一族の子どもたちも置かれています。

壬氏の出生だけでなく、猫猫や里樹との縁も重なるのが阿多の人物関係です。離宮での保護をたどると、その頼られ方も見えてきます。

馬の一族の家系図|高順の妻・三姉弟と乳兄弟

高順と桃美の子は、長女の麻美、長男の馬良、次男の馬閃です。皇帝や壬氏との「乳兄弟」は、この親子関係とは別のつながりになります。

人物配偶者・子ども家の中での位置
高順と桃美麻美・馬良・馬閃の両親家族と皇族への奉仕を支える
麻美夫は馬琴(バキン)。子どもが二人三姉弟の長女
馬良妻は雀。二人の間に子どもがいる長男。馬閃の兄
馬閃里樹への思いが物語に関わる次男で末っ子
つながる二人関係の種類血縁との違い
高順と皇帝乳兄弟実の兄弟という意味ではない
馬閃と壬氏乳兄弟高順の家系に壬氏の実子線は入らない
桃美と壬氏乳母と、育てられた側実母は阿多

馬閃が体を張り、馬良が書類を受け持つ。その二人の姉が麻美で、母が桃美です。護衛の家と思っていたら、段取りを握る側も強い。

高順の子どもと孫のつながりは高順の家族と家系図、皇帝の補佐へ戻る経緯は高順と壬氏の関係で読めます。

護衛と文官を同じ家で育てた桃美が、壬氏の乳母でもある。小説で馬家の会話を追うと、公務の顔に家族の距離がのぞくのも楽しいところです。

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卯の一族の家系図|里樹の家族と、後宮を出た後

里樹の父は卯柳(ウリュウ)、母は卯家の当主の一人娘です。Web版では、出家後に卯の屋敷へ戻っています。

人物読み里樹との関係
母方の祖父―卯の一族の当主。里樹の母はその一人娘
卯柳ウリュウ里樹の父。母の家へ入った婿
母―里樹を産んだ母。すでに亡くなっている
卯純ウジュン里樹の異母兄。武官として李白(リハク)の下で働く
夜光ヤコウ里樹の異母姉
阿多アードゥオ里樹の母の友人。里樹を気にかけた保護者のような相手

出家したままではない|Web版で屋敷へ戻るまで

  • 幼くして先帝の後宮へ入り、先帝の死後に出家する。
  • 現帝の後宮へ入り直し、徳妃となる。
  • 再び後宮を出て、寺で暮らすようになる。
  • 卯家と馬家の間で縁談が持ち出される。ただし、その会合では祖父の承諾を得られない。
  • Web版「罪人」で、里樹が卯の屋敷へ戻ったと語られる。

里樹が帰った時、父と異母姉は屋敷から追い出されています。祖父のいる家へ戻れた。それでも馬閃との縁談がまとまったわけではなく、そこはまだ待たされる。

祖父が守ろうとした家の事情は、里樹の家族と卯の一族に関わります。縁談とは別に育ってきた二人の思いは、馬閃と里樹の関係・結婚の話から追えます。

子の一族の家系図|子翠・楼蘭・翠苓のつながり

子翠と楼蘭は同一人物で、翠苓は父を同じくする異母姉です。さらに翠苓の母方をたどると、先帝につながります。

人物読み家族・猫猫との関係
子昌シショウ翠苓と楼蘭の父。子の一族の当主
神美シェンメイ楼蘭の母。翠苓の実母とは別人
楼蘭/子翠ロウラン/シスイ子昌と神美の娘。子翠として猫猫と親しくなる
翠苓スイレイ子昌と、先帝の娘との子。楼蘭の異母姉
翠苓の母―先帝と、アニメで大宝と呼ばれる女性の娘
趙迂チョウウ子の一族の生き残り。花街で暮らす少年

姉妹が共有するのは、父・子昌の枝です。楼蘭の母は神美、翠苓の母は先帝と大宝の娘。先帝へ続くのは、翠苓の母方になります。

猫猫にとっては虫好きの友人だった子翠が、家では一族の計画を背負う楼蘭だった。あの気安い距離を、そのまま家の中へ持ち込めたらよかったのに。

出生の枝は子翠の家系図と異母姉妹の関係、その後まで含む経緯は子翠・楼蘭の最後とその後で追えます。

玉の一族と西都の家系図|玉葉・玉鶯・雀・陸孫

玉葉の出身家は、西都の有力者・玉袁(ギョクエン)の家です。この節の血縁・家族関係と図はWeb版準拠。書籍版との加筆・変更がある部分です。

人物読み玉家・西都でのつながり
玉袁ギョクエン玉葉たちの父として家を築いた人物
玉鶯ギョクオウ玉家の長男(故人)。玉葉の家族上の兄
大海ダーハイ玉家の三男。Web版では娘が中級妃となる
鴟梟シキョウ玉鶯の長男。西都の政治に関わる
銀星インシン玉鶯の長女。小紅(シャオホン)の母
飛龍フェイロン玉鶯の次男
虎狼フーラン玉鶯の三男。雀とは母が同じで父が違う
玉隼・小紅ギョクジュン・シャオホン玉隼は鴟梟の息子、小紅は銀星の娘
陸孫リクソン母方に戌の一族の血を引く。玉家の息子ではない

Web版では、玉袁の子どもたちはいずれも実子ではありません。玉袁を父とする家族として暮らしてきても、実の血のつながりはないのです。

家系の線を、政治と仕事の線へつなぐ

つながり関係の種類物語で効くところ
玉葉と東宮母子・皇后と皇太子出身家の力が中央の宮廷へ届く
玉鶯の子どもたちと雀異父きょうだい雀の出自と、虎狼の能力・行動が重なる
陸孫と白羽・黒羽・赤羽母同士が姉妹のいとこ皇后の侍女側からも西都へ線が伸びる
虎狼と壬氏文官としての主従西都の人物が中央の政務へ加わる

Web版「種まき」では、西の家の娘が後宮へ送り込まれます。結婚の相手を一人選ぶ話の後ろに、皇后側と皇太后側の勢力が並ぶんです。

同じ家に生まれたから同じ方向を見る、とも限らない。玉家の子世代と、戌の一族の記憶を持つ陸孫がいると、西都の一枚岩ではなさが見えてきます。

玉袁が父として築いた家は、玉葉の家系図で各母親の枝をたどれます。陸孫の正体を知ると、西都を守ろうとする理由も変わって見えてきます。

緑青館・花街のキャラ一覧|三姫と、猫猫の留守を支える薬屋

猫猫の育った花街では、緑青館の人々と薬屋の仕事がつながっています。猫猫が宮廷で働く間、薬屋を任されているのは左膳(サゼン)です。

人物読み花街・猫猫との関係
やり手婆ヤリテババア緑青館を取り仕切る。猫猫や趙迂の暮らしにも関わる
梅梅メイメイ三姫の一人。碁・将棋を得意とする猫猫の姉貴分
白鈴パイリン三姫の一人。猫猫をかわいがり、李白と縁が深い
女華ジョカ三姫の一人。詩歌に優れ、天祐(ティンユウ)と血縁がつながる
李白リハク白鈴の身請けを目指す武官。猫猫の知人
左膳サゼン花街の薬屋を担う。猫猫の留守を支える
克用コクヨウ医師。猫猫に頼まれ、左膳の薬の仕事を助ける
趙迂チョウウ花街で暮らす子の一族の少年。絵が得意
右叫ウキョウ緑青館の男衆をまとめ、薬屋の仕事とも関わる

左膳の調合を助ける克用、店の経費を気にするやり手婆、男衆をまとめる右叫。薬屋は猫猫一人の腕だけで続いている店ではありません。

小説16巻の序話でも、薬屋・緑青館・克用の間で仕事と金が動きます。宮廷で事件を解いている裏で、こっちは毎日の商い。薬だけあっても店は回らない。

三姫の進路|梅梅の身請けと女華の仕事の引継ぎ

書籍版では、梅梅は棋聖の弟子として身請けされ、女華はやり手婆の仕事を継ぐ側へ進みます。白鈴と李白の話とは、それぞれ別の進路です。

三人の変化は三姫の身請けとその後の比較、弟子として迎えられる経緯は梅梅の身請け相手と小説13巻での報告で読めます。

商いの場としての緑青館の経営と働く人々にも、猫猫の生活は支えられています。留守中の店を任された左膳と克用の関係は、その続きにある話です。

医官・医官付き官女のキャラ一覧|猫猫の現在の仕事仲間

猫猫の現在の同僚は、医官と、その仕事を手伝う官女たちです。姚(ヤオ)・燕燕(エンエン)に加え、妤(ヨ)・長紗(チャンシャ)という後輩もいます。

人物読み医療の仕事での関係
姚ヤオ猫猫の同僚。医術を学び、医官の仕事を手伝う
燕燕エンエン姚の従者で、同じく医官付き官女として働く
妤ヨ猫猫の後輩。故郷の疱瘡と克用に深く関わる
長紗チャンシャ後輩の官女。祖母のもとで薬の知識に触れていた
天祐ティンユウ若い医官。外科の腕があり、女華とは従姉弟
李医官リーイカン(Web版ではリ医官)猫猫たちと働く医官。仕事仲間で、筋肉にも熱心
劉医官リュウイカン官女たちの勤務にも関わる上司の医官
わんわん先輩ワンワンセンパイ猫猫がそう呼ぶ医官。薬の実験の仕事でも関わる
老医官ロウイカン猫猫の上司に当たる年長の医官。克用の療養先にも関わる
羅門・克用ルォメン・コクヨウ医術の師や外部から協力する医師。官女の同僚とは別枠

姚に仕える燕燕も、職場では猫猫の同僚です。姚と燕燕には、主従と同僚という二つの関係が同時にあります。

猫猫が後輩を教える側になったと思ったら、今度はその仲間たちが後輩を休ませる。薬を渡す以外にも、ここでできることが増えているんだな。

克用は「親切な薬屋の助っ人」だけでは終わらない

克用は左膳の仕事を助け、猫猫の紹介で医療の仕事にも加わります。一方、Web版の疱瘡編では、その人となりを知った猫猫との関係が揺らぎます。

猫猫の同僚姚は、燕燕だけでなく羅半とも縁を深めていきます。職場のもう一人の曲者は、外科に秀でる天祐です。

巳の一族の相関図|血縁・師弟・主人を分ける

巳の一族は、諜報の技を師から弟子へ受け継ぐ複数の系統です。実の親子・異父姉弟もいますが、師弟と仕える主人のつながりが重要になります。

人物・組み合わせ読み関係の種類
魯侍郎と雀ルージロウ/チュエ師匠と、後継者として育てられた弟子
雀の母と虎狼母/フーラン実の母子で、技を継がせる関係もある
雀と虎狼チュエ/フーラン母が同じ異父姉弟
阿多と雀アードゥオ/チュエ主人と、その指示で動く者
雀と卯純チュエ/ウジュンWeb版疱瘡編で、雀が工作に協力させる関係

「里樹の兄」と覚えた卯純が、今度は雀に頼まれた仕事を猫猫へ隠している。親族を一人覚えたと思ったら、別の秘密が増えた。雀さん、そこも巻き込んでいたのか。

魯侍郎の「侍郎」は官職です。軍の魯(ルー)大将軍とは別人で、姚の叔父に当たるのは魯侍郎のほうです。

家族・師匠・主人がそれぞれ違う雀の歩みは、雀の正体と主人・師匠へ。明るい侍女として見せる顔と、裏で担う仕事の両方がある人物です。

安氏の実家と豪の家族|皇太后の親族は誰?

豪は皇太后・安氏の異母兄で、現帝にとって伯父です。豪の娘である梔子と、安氏の姉の孫娘は別の人物になります。

人物・立場安氏との続柄物語上のつながり
安氏の姉姉かつて後宮へ入り、その後実家へ戻る
豪異母兄実家の当主。現帝の外戚という立場を使う
豪の正妻兄の妻安氏と文を交わす。梔子の扱いにも関わる
豪の妾兄の妾梔子の実母
梔子姪豪と妾の娘。のちに羅家で過ごす
安氏の姉の孫娘大姪Web版「種まき」で貴妃となる

「皇太后の実家」と聞くと、兄の顔を思い浮かべてしまう。でも手紙の相手は兄嫁。安氏が実家と保つ縁は、まずそちらなんですね。

また、この実家は皇族の外戚でも、字を与えられた名持ちの家ではありません。皇帝の親族であることと、氏族の制度上の立場も別です。

梔子が羅家の子どもたちと畑にいる後の姿を見ると、皇太后の実家の話が、猫猫の実家の日常へつながります。

砂欧の相関図|王・巫女・愛凛・姶良(アイラ)は同じ側?

砂欧(シャオウ)は、王と巫女という二つの権威を持つ国です。特使として来た愛凛と姶良も、それぞれ異なる側の思惑を背負っています。

人物・勢力読み主な関係・立場
砂欧の王シャオウノオウ巫女と並ぶ政治の権威
白い巫女シロイミコ長く巫女の座にあった人物。のちに表舞台を退く
巫覡フゲキ巫女に仕え、その言葉や占いを取り次ぐ役
愛凛アイリーン元巫女候補。白い巫女をかばう側に立つ
姶良アイラ王側の思惑を持つ特使
白娘々パイニャンニャン姶良側と関わり、茘で暗躍する人物
ジャズグルジャズグル白い巫女のそばにいた少女。次代の巫女となる

愛凛は巫女を害した側として扱われますが、実際の立場はその見かけだけでは読めません。巫女の秘密を守ることと、本人を生かすことまでぶつかります。

  • 王と巫女の対立を背負い、特使や巫女たちが茘へ来る。
  • 事件によって愛凛に罪が向き、猫猫が巫女と向き合う。
  • 白い巫女は公には死亡した扱いとなるが、阿多の離宮で保護される。
  • 巫女の役目はジャズグルへつながる。

国を動かしていた人が、生きるために「死んだ人」になる。阿多の離宮は、帰る場所を失った人の、その先まで抱えているんですよね。

白い巫女の正体は砂欧の巫女と役目、特使の事情は姶良と愛凛の関係、継ぐ側は次代の巫女ジャズグルで追えます。

女華と天祐の家系図|花街と医官が華佗(カダ)でつながる

女華と天祐は、父親同士が兄弟である従姉弟です。二人の先祖には、元皇族で医官だった華佗がいます。

人物・物関係つながりが分かるところ
華佗二人の先祖に当たる元皇族・医官元の翡翠牌の持ち主
女華の父天祐の父の兄牌を二つに分け、片方が女華の母へ渡る
天祐の父女華の父の弟実家に牌のもう片方と、華佗の書が残る
女華と天祐従姉弟二つの牌と、父方の話が重なる

花街と医務室、猫猫が行き来しているから近いと思っていたら、女華と天祐は親戚だった。猫猫抜きでもつながっていたのか。

ただ、皇族に由来する血が流れることと、今の皇族として公に扱われることは同じではありません。華佗は処刑され、除籍された人物です。

牌を預けた女華の側の事情は女華の正体と父親、その後に選ぶ仕事は女華の引退とやり手婆の後継へつながります。

小説16巻でも、天祐は外科を得意とする医官として登場します。猫猫の知識と、医官たちの腕がどうかみ合うか。医療の現場のやり取りにも引かれます。

原作小説をチェック

恋愛・婚姻の最新関係|交際、片想い、縁談を混ぜない

猫猫と壬氏は、壬氏からの一方通行だけではない関係へ進んでいます。一方、周囲の好意や縁談まで、すべて両思い・夫婦として結ぶことはできません。

二人・組み合わせ関係を表す言葉現在の段階・補足
猫猫と壬氏交際を受け入れる段階へ進んだ二人交際と、妃になること・婚姻は別
馬良と雀子どものいる夫婦政略結婚から始まるが、仕事だけの関係でもない
麻美と馬琴子どものいる夫婦壬氏の周囲の仕事と、家庭での関係を区別
高順と桃美三姉弟の両親である夫婦皇族との乳縁を実子の線にしない
馬閃と里樹思い合う二人と、家が関わる縁談縁談の打診や里樹の帰還を、婚姻成立と扱わない
李白と白鈴李白が身請けを目指す相手身請けを目指すことと、成立した婚姻は別
三番と羅半三番が羅半へ好意を向ける羅半も同じ思いと決めつけない
姚と羅半姚が羅半を気にしている小説16巻の人物紹介は、恋か好奇心かに含みを残す
羅半兄と燕燕羅半兄が燕燕を意識する燕燕から同じ強さの好意が返るとは限らない

馬閃の強さでどうにかなるなら話は早いんですけどね。縁談を持ちかけるのは家族で、返事をするのは里樹の祖父。護衛の腕とは別のところで、また足止めされている。

壬氏が猫猫を「妃」にしたくない理由

壬氏は、猫猫と一緒にいたいからこそ、後宮で一人を寵愛する形をためらいます。守れば済む話ではなく、向けられる恨みや、猫猫の生き方が変わることも考えているからです。

好きな相手と一緒にいたい。それだけの願いに、次の帝位と後宮の人事までついてくる。壬氏、二人きりの話に戻すのが大仕事だ。

姚の「気になる」を、確定した恋へ急がない

小説16巻の人物紹介は、姚が羅半を気にしていても、それが恋なのか好奇心なのかには含みを残しています。気にしている事実と、気持ちの名前を分けて読む余地があります。

羅半の周りは、三番、姚、その姚を見ている燕燕までいて落ち着かない。それでも、全員の矢印を両向きにしたら別の物語になってしまう。

壬氏と猫猫の結婚・求婚には、二人の返事だけでは越えられない身分の問題があります。周囲の好意も含めてたどるなら、燕燕・姚・天祐・羅半兄の関係もつながる話です。

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まとめ|家系と今の関係を分けると、人物相関が見えてくる

『薬屋のひとりごと』の最新相関は、猫猫と壬氏を中心に、血縁・養育・仕事・恋愛を分けるとつながります。原作小説とWeb版では、媒体と時点をそろえることも大切です。

人物関係で押さえたい四つのこと

  • 猫猫は羅漢と鳳仙の娘。育ての親の羅門、養子となった羅半との続柄は別々に考える。
  • 壬氏は公には皇弟、血縁上は現帝と阿多の息子。皇位の問題にもつながる秘密。
  • 玉葉の皇后への昇格、猫猫の医療の仕事、Web版での里樹の卯家帰還など、現在の立場も変わっている。
  • 同居・保護・師弟・好意を、実親子や婚姻と同じ線で結ばない。

実の親子が遠くにいて、血縁のない人が食事や仕事を支える。相関をたどった先に残るのは、誰がそばにいたかという話でもあります。

宮廷では難しい謎を解く猫猫も、羅半兄から鍬を渡されれば畑の働き手が一人増える。氏族も身分も入り組んだ話の先に、こんな一日があるのが好きです。

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アキラ

アニメ歴20年以上。年間100本以上を視聴し、原作との違いや感情の動きを大切にレビューを執筆。 作品の背景や演出意図にも目を向け、「観た人の心に残る言葉」で作品の魅力を深掘りします。 「作品がもっと好きになる」体験を届けたくて、本ブログを運営しています。

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